2014年05月22日

ゴジラの息子

「ゴジラの息子」

BS日本映画専門チャンネル
「総力特集ゴジラ」より。

これを機会に我が息子にもゴジラ映画を
観させ、私がコドモ時代に感じた
あの怪獣映画へのワクワク感を彼にも・・との
親心をよそに、いまいち食いつきが悪い。
彼自身、子供時代の私ほど
怪獣そのものにキョーミがないのかも知れないが
それにしてもドラマ部への評判が特に悪い。

熱烈なゴジラファンがいらしたら
申し訳ないのだが、かくいう自分も
ゴジラ映画はシリーズこの辺から
「メカゴジラの逆襲」まで
ほぼゴミだと思っております。

怪獣映画とアダ○ト作品に
余計な場面はいらない、というのが
世の常だとは思うけれど。

あらすぢ
太平洋上。嵐の中を飛ぶ観測機が、海上を進む
ゴジラを発見する。進行方向にはゾルゲル島
という孤島があるのみだった。
そのゾルゲル島では将来の食糧難対策として、
楠見恒蔵博士(演:高島忠夫)を中心とした
チームにより、合成放射能ゾンデを利用した
国際連合主体の気象コントロール実験
「シャーベット計画」が進められていた。
トップ屋の真城伍郎はこれを嗅ぎつけ、
実験チームの押しかけスタッフとなる。

いよいよ開始される気象コントロール実験。
しかし謎の妨害電波により、放射能ゾンデ
打ち上げは失敗、島は異常高温に見舞われ、
生息していた大カマキリが怪獣カマキラスへと
変貌した。そんななか、真城は海岸で不思議な
美少女と出会う。

カマキラスは巨大な卵を発見し、その卵の中
からミニラが孵化する。カマキラスがミニラを
攻撃しはじめたとき、そこへミニラの親である
ゴジラが現れる・・。

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この映画最大のキモは
題名にもある通り「ゴジラの息子」
ミニラの初登場である。
ミニラといえばSWのヨーダと並び
故宮澤元首相のご尊顔にそっくりと
されている奴だ。



高島忠夫の今回の役は
国連より依託された気象学者。
頭にメッシュ(白髪交じり)まで入って
国連の重鎮科学者を演じている。
彼に罪はないのだが・・どうにも安っぽい。

安っぽいついでに・・。
年甲斐もなくゴジラ映画を観ている
自分が言うのもなんだけど
ゴジラ映画をここまで
安っぽくしてしまったのは
この”福田純”カントクの仕業だと、強く思う。

低予算の中で
がんばって子供向けに作った作品に向かって
ムキになっても仕方ないじゃん、と
”福田純”カントクを擁護する意見も
たまに見かけるけど
子供だった当時の自分が観ても
充分、子供だまし(ツマラナイ)だと
ため息つきながら観ていたキオクがある。
息子がパスするのも当然かもしれない。

息子がそうした通り、ゴジラ映画予告編だけ
ひととおり観ておけば充分だ。

怪獣島の決戦 ゴジラの息子
Son of Godzilla

監督:福田純(本編)
   有川貞昌(特撮)
脚本:関沢新一
   斯波一絵
製作:田中友幸

出演者
高島忠夫
久保明
前田美波里
平田昭彦
土屋嘉男
佐原健二
黒部進
丸山謙一郎
久野征四郎
西條康彦
鈴木和夫
大前亘
当銀長太郎
オスマン・ユセフ

音楽:佐藤勝
撮影:山田一夫(本編)
   富岡素敬(特撮)
   真野田陽一(特撮)
編集:藤井良平
配給:東宝
公開:1967年12月16日
上映時間:86分

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posted by PON at 21:30| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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