題名からしてフツーはパスなんだけど
”熱海、油壷、箱根”が舞台ってんで
1970年初期の風景を見てみるかと
つい、録画設定してしまったのが運のつき。
<あらすぢ>
朝日に向って海岸で素振りをしていた
ムラマサ、今人気絶頂の歌手・月待
かがりの入水自殺を引き止めた。
彼女は喉の病気で、手術をしても
歌を歌えないことを苦にしての自殺
だと言う。そこでムラマサ、三流主義の
人生訓辞を一席、二人は波打ち際で
一心同体……。ところが、かがりは、
政治家や財界人の集まる熱海の料亭
“なぎさ”の秘蔵っ子で・・
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ツマラナすぎる映画。
ゴミといってもいい。
こんな映画ばっかり制作しているんだから
70年代に邦画から客が離れ
急激に衰退していったのも納得できる。
ムラマサなる主人公がのたまう「三流主義」とは
”汗を流し、血を流し、涙を流す”だとか。
その前に妙なところも流している妙な奴ですけど。
”読めるモ辞書検索”によれば
「週刊漫画アクション」に掲載されていた
漫画が原作のようだ。
映画の内容には見るべきところが全然ないが
出演者には一部、おお?と思う方も。
まずは何かってーとムラマサに
ウザい絡み方をする三馬鹿の三男役に
カレー・キレンジャーの畠山麦氏。
(その後ゴレンジャー出演を経て
1978年、34歳の若さで自殺)
アンヌ以降、お色気路線一直線。
その後は調布で台湾料理店のママを
やられている、ひし美ゆり子さん。
この映画でもお色気で攻めます。
そして地獄大使で有名な、潮健児氏。
どこに出てたかあんまり定かでない
(集中力が途切れ途切れで・・)
名古屋章氏、この方は
やっぱZATの隊長でしょう。
なんかシリーズ第三作目らしいが
前作・前々作を追っかけたいと思えず。
主人公がこだわるように
映画の出来もめでたく”三流主義”に
終わったようだ。
ほんと、ヒドイ映画でした。
いかにも日活系(でも東宝映画なんだよな)
スタッフ
監督:江崎実生
脚本:山崎巌/江崎実生
原作:小池一夫/芳谷圭児
キャスト
大門正明/村木正人
右京千晶/大久保こずえ
松原麻理/谷川あゆみ
恵美/月待かがり
桑原幸子/藤本千秋
名古屋章
潮健児
ひし美ゆり子
畠山麦
作品データ
製作年:1973年
配給:東宝
上映時間:85分
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