2014年08月30日

おおかみこどもの雨と雪

「おおかみこどもの雨と雪」

BS日本映画専門チャンネルの
日曜邦画劇場で放映。初観劇。

監督は「時をかける少女」
「サマー・ウォーズ」とくる細田守氏。
ウソか誠か知らないが
富山からジブリに就職するため上京した彼は
自信満々だったのに落選。
納得いかずに抗議すると、”君がジブリに入れば
使い倒されてモノになる前に潰れてしまう。
外で経験を積んだ方が、世界のミヤザキを
越えることができる”とかなんとか
ミヤザキ監督本人から手紙を
もらったとかいう伝説の逸材。

あらすぢ
大学生の花(宮崎あおい)は、彼(大沢たかお)と
出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の
姿で暮らす"おおかみおとこ"だと知ることに
なったが、花の気持ちが変わることはなかった。
そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな
命が生まれる。雪の日に生まれた姉は≪雪≫、
雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。
雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。
 一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供
たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、
≪おおかみこども≫だった。そのことを隠し
ながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと
暮らし始める。つつましくも幸せな毎日。
しかし永遠に続くと思われた日々は、
父である"おおかみおとこ"の死によって突然
奪われてしまった―――
取り残された花は、打ちひしがれながらも
「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。そして
子供たちが将来「人間か、おおかみか」
どちらでも選べるように、都会の人の目を
離れて、 厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町
に移り住むことを決意した。

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非常に面白かった。
絵もきれいで宮崎あおいの声の演技も上々。

細田監督もなんかのインタビューで答えてたが
この映画は
”子育てに奮戦する若い母親への応援歌”だ。
別に若くなくても女性でなくても
育児に奮闘する人は他にもいる(例:PON)けど
とにかく”おおかみおとこ”って要素は
お客を引き寄せるための”看板”、
つまりはマクガフィンに過ぎない。

”おおかみおとこ”は
子作りをするだけしておきながら、
動物の哀しき習性から失踪、死亡確定。
ここにまた母子家庭が生まれてしまう。
物語はまさにここから。

世の男の勝手な行動
(たいていは良かれと思っての行動だと思いたいけど)
の尻拭いをするハメになる女性。

ガキの生活音がうるさくって
アパートに怒鳴り込んでくる男。
「シツケもロクにできねーのかよ(怒)」

こういう発言を平気で出来る奴ほど
実はロクなシツケを受けていないもの。

シリカゲルを食べてしまい泡を吹く雪(長女)
病院へ連れてゆくが、迷う母親。
「小児科」か「動物病院」か。

雨と雪の母親も結構ドライだな〜と思った。
心のどこかで自分の子もよその子と一緒
ニンゲンです!と思っていれば、
ここは迷わず「小児科」一択だと思うけどな。

子供が生まれて以来、一度も検診を
受診しない”おおかみこども”家。
この映画での児童相談所は、現世界と異なり
ヤル気のある役所のようで、
ネグレクト容疑で家宅捜査に乗り出そうとする。
ドアをこじ開けようとする調査員に
「大丈夫です」
「無事です」
「帰ってください」

で乗り切ってしまう母。これは映画で
我々は事情を知っているから笑い話だけれど
調査員からしてみれば、この母親の反応の
どこにも納得できる要素がない。

おなじおおかみこどもなのに
長女「雪」の方が早々に人間世界になじみ
宝物のヘビの抜け殻を捨て去るのに比べ
長男「雨」の方は、学校を棄て
正直、人間世界で生きるには
ジャマでしかない自然界の生き方に
のめり込む。

この辺の対比もうまい。
確かに男の子って奴はいつまで経っても
実生活にはなんの役にも立たないことに
妙にコダワリまくるところがあるから。

世を隠れるように生きてきた
おおかみおとこ、唯一の身分証明であり
遺品でもある運転免許証。

昔読んだ”完全失踪マニュアル”
(完全自殺マニュアルの後追い本)だと
当然、失踪先でも生活が待っるので
何かと身分証明が必要になってくるが
国がバックアップしてくれて
しかも比較的あっさりと入手可能な
身分証明といえば原付免許証だと書いてあった。
(自動車免許証が発行されるまでは
 いろいろ証明書も期間も必要だが
 原付は極論いえば半日で取れてしまう)

あ・・おおかみおとこは引っ越しトラックに
乗ってはいたけど運転していなかったような
じゃ、アレは原付免許証か?

夢の中で逢う父母
「これでも頑張ったんだよ・・」
「うん・・ずっと見てた」




しかし・・田舎生活ってのも大変だな。
生きてゆくだけなら近所と畑作の
物々交換で何とかなるかもしれないが
お役所とか学校ってところは
ダメだからなあ「物納」。
何かしらの現金収入の道が必要だ。

出演:
宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、
大野百花、加部亜門、細田守

監督・脚本・原作:細田守
スタジオ地図作品

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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