BS・NHKで放送開始。
監督は、あの”宮崎吾朗”氏
(関係ないけど彼、眼がコワイ。というか
なんか病んでる気がして少々シンパイ)
思うに宮崎吾朗さんって、たぶん凄い器用人。
なんでもソコソコにはできる人なんだろな。
初回はスペシャルってことで1話・2話同時放映。
観た結論から言えば・・面白いか?これ。
(あらゆる意味で魅力的に見えない)
誰もが信じていないけれど
ジブリの屋台骨、天才カントクが引退表明。
監督本人はそれでよいかも知れないが
それでも人が集まっている以上、
飯の種(仕事)は必要、というわけで
ジブリ配下の中から、米林宏昌氏を起用。
「借りぐらしのアリエッティ」
「思い出のマーニー」を監督させ
次世代代表とした。
実際、ジブリ≒宮崎王国なわけで
そんなところに実の息子を据え置いたら
ロクなことがない、と宮崎カントクは
考えたんだろうか。
息子=吾朗氏は外で鍛えることにした。
それが今回。
ジブリが手作業のアナログアニメ制作中心
なのに対し、「ローニャ」はフルCGアニメ、
しかも外部スタジオ製作。
宮崎カントクはアニメ監督だけでなく
政治力も相当なものだ。
これなら例え息子が失敗したとしても
ジブリも息子本人も傷つかない。
しかも息子本人も経験値が積めるし
たとえばジブリでやりたくってもやれない
新技法のテストだって可能だ。
NHKが放映直前SPってことで
米林監督と宮崎吾朗監督を比較対比した
舞台裏ドキュメントを放映しており、自分も見た。
(特に本人にとって初CGアニメということで)
苦労しているのは解かるんだけど
目下のところCGの悪い面しか出ていない。
(ローニャが森を疾走するシーンで
まったく”風”が感じられないのは致命的)
かといって、米林=ジブリのほうがスゴイかといえば
あちらもジブリという組織に助けられており
今のとこは前任者が残した遺産でなんとか
見られる作品になっている・・といった感。
何にせよ偉大な前任者の次世代は辛いよね。
これからに期待したい。
声優で知っている人、ひとりだけだよ。
オッサンになったなあ。我ながら。
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昔の”美味しんぼ”にあった話。
老舗”うなぎ屋”のオヤジさんが死に
息子が跡を継いだものの
オヤジさんの名声がすごすぎて
息子がどんなに頑張っても評価されない。
オヤジさんの下にいた部下も健在
厨房もレシピもそのまま、忠実に再現しても
世間は評価してくれなかった。
ウンザリした息子は美味しんぼ士郎を頼った所
確かにうなぎの味は既にオヤジさんと
同レベル、もしかしたらそれ以上なんだろう。
でも同じ土俵で勝負しても
永遠にオヤジさんには勝てない。
士郎が出した答えは、うなぎの味はそのままに
漬物の味を変える事だった。
そんな意味で、宮崎吾朗監督が
アナログアニメじゃなくCGアニメの世界に
飛び込むことになったのも
ミヤザキ監督の親心なのかもしれないな。
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子どもたちに見てもらいたい。
あの名作ファンタジーを完全映像化!
宮崎吾朗監督TVシリーズアニメデビュー作
NHKBSプレミアム
本放送・土曜19時00分
再放送・水曜18時30分(15日は18時00分から1時間SP)
スタッフ
【絵コンテ・監督】宮崎吾朗
【原作】アストリッド・リンドグレーン「山賊のむすめローニャ」(大塚勇三 訳)
【シリーズ構成・脚本】川崎ヒロユキ
【演出】鹿住朗生 清水和真 高尾 圭
【CGスーパーバイザー】岩田健志 溝口結城
【アニメーションディレクター】島田寛志 稲石祐喜子 タン・セ・リ
【キャラクターデザイン】近藤勝也
【モデル造形ディレクター】片塰満則
【美術】福留嘉一 本間禎章
【色彩設計】福田由布子
【題字】鈴木敏夫
【音楽】武部聡志
【音響監督・音響効果】笠松広司
【アフレコ演出】木村絵理子
【アニメーションプロデューサー】小林 毅 高久美知子
【制作統括】有吉伸人 柏木敦子 土橋圭介 太田豊紀
【プロデューサー】川上量生
【アニメーション制作】ポリゴン・ピクチュアズ
【制作協力】スタジオジブリ
【制作】NHKエンタープライズ
【制作・著作】NHK ドワンゴ
キャスト
ローニャ 白石晴香
ビルク 宇山玲加
マッティス 関 貴昭
ロヴィス 野沢由香里
スカッレ・ペール 佐々木梅治
フョーソク 赤星昇一郎
チェッゲ 西 凜太朗
チョルム 小川剛生
ストゥルカス 杉村憲司
クノータス 島田岳洋
ペリェ 手塚祐介
リル・クリッペン 姫野惠二
ボルカ 谷 昌樹
ウンディス 土井美加
鳥女 加藤沙織
ナレーション 遠藤ふき子
オープニングテーマ 「春のさけび」
作詞:宮崎吾朗
作曲:谷山浩子
編曲:武部聡志
歌:手嶌 葵
エンディングテーマ 「Player」
作詞・作曲:斉藤和義
歌:夏木マリ