20歳の青年ブリュノ(ジェレミー・レニエ)と
18歳の恋人ソニア(デボラ・フランソワ)の間に
子供が産まれる。ブリュノは手下のように
使っている少年スティーヴ(ジェレミー・スガール)
たちと共に盗みを働き、盗品を売った金でその日
暮らしをしている身。真面目に働いて欲しいと
彼にソニアは頼むが、ブリュノにその気はなく、
職業斡旋所に並ぶ列から離れ、
なんと子供を金で売ってしまう・・
<GOO 映画より>
うむむ。言っていいのかしら?
つまんね〜。
めちゃめちゃ剛速球な映画でした。
別にすべての映画で
ゾンビやエイリアンが攻めてこなくても
劇的な逆転劇が無くっても良いんだけどさ。
主人公にまったく救いが無く
なんの解決もされず
コレといった感動も無ければ
コメディって訳でもない。
と申しますか、こんな映画を見せられて
観客はそこに何を感じろというのでしょう?
唯一、PONが思ったのは
例え、映画の中であれ、こういう破天荒というか
おバカな主人公が非現実的だと無視されない
社会がしっかりとあるってこと。
(つまり、フランス人が
おいおい、いくらなんでもこんなヤツ、
今のフランスにいないよ!と言い出さない)
映画ほど酷くないにしても
(20歳のクセに橋の下に住んでいたり
子どもを売り飛ばせる神経があったり)
フランス社会の最下層、闇の部分も
相当なものがあるんだなあってことくらい。
にしても、この映画のプロデューサーは立派だ。
彼にいったい何があったのでしょうか?
こういう脚本があって、何にひらめきを感じたのか
定かではありませんが、是非映画化したい!
そう思ったからこそ、人や金を寄せ集め、
映画制作にこぎつけたのでしょうが。
少なくとも「ひと儲けしよう」と
考えたわけではなさそうです。
映画化実現は大変だったでしょうね。
(その過程の方がよほど「ドラマ」というか
面白かったかもしれません)
本当に何がしたかったの?
言うまでも無く、題名の「ある子供」ってのは
売られた子供を指すのみならず
売ったバカな「父親」のことを指すんだと思います。
子供が子供を生んだとき、果たしてどうなるか?
その辺りをシミュレートする実験映画だったんかな?
にしてももう少し題材を選んでいこー。
スパッとした終わり方には
唖然としました。
アゴに戦車がぶら下がったくらいに。
製作年 2005
製作国 フランス/ベルギー
監督 ジャン=ピエール ダルデンヌ
リュック ダルデンヌ
出演 ジェレミー・ルニエ
デボラ・フランソワ
95分/カラー DVDレンタル観賞
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓

ラベル:ある子供