2016年02月27日

信長協奏曲 映画前

「信長協奏曲 映画前」

信長協奏曲 オリジナル・サウンドトラック Produced by ☆Taku Takahashi(m-flo)

ちょうど一年前にテレビドラマ化してた
信長協奏曲(コンツェルト)が映画公開された。
(2016年2月現在、上映中)

映画、観に行きたいんだけれども・・
最近のペースだと、やっぱTSUTAYAかなあ。
(バットマンVSスーパーマンを観たいのです)

映画公開に合わせ、フジテレビがここの所
夜中とかに”信長協奏曲TVドラマ版”の
ダイジェスト版や再放送をやっているので
録画鑑賞してみた。

民放のTVドラマ枠なんで
いくさシーンは極力省略
信長の居城にしたって
城というよりは砦といった感の
城門ばっかり出てくる。
要は安っぽい、ってことなんだけども
映画化するからにはそれなりの魅せ場を
期待したい。

信長協奏曲 DVD-BOX

自分が見たのは1話〜9話までの再放送と
再編集ダイジェスト版。

以下、気になった(気に入った)ところだけを
箇条書きで。

・サブロー(信長:演:小栗旬)と同じく
 未来から来た、斉藤道三(演:西田敏行)の
 演技が面白い。だからこそ息子との内戦に
 なったとき、斉藤道三の顔にホロリ。

・同じく未来からやってきた松永久秀
 (演:古田新太)にも笑い。
 史実でも松永久秀は、主君一族を消し
 大仏殿を焼き払い、将軍を殺す、という・・
 それぞれに理由はあったにせよ
 戦国でやりたい放題だった男。しかも
 あの信長に二回も反抗しておきながら
 二回とも許された不思議ちゃんである。
 よほど信長と気が合ったとか
 信長がそれほど松永久秀を買っていたとか
 歴史学者は分析しているけれども
 そんな話も彼がサブローと同様未来から
 来た男だったとしたら、急にしっくりと
 してしまうのが、このドラマの設定の妙。

・戦国の三大梟雄(きゅうゆう:残忍で荒々しい輩)
 のうち、道三と久秀が未来の世界から来てて
 しかも前の職業が警察官とヤクザだというから
 面白い。 

・ドラマでは、基本的には平成の倫理観をもつ
 サブローの言動が、戦国の中世社会を打ち破り
 歴史上の信長という”革命児”になってゆく
 わけだけども、信長には負の面、
 長島の皆殺しとか比叡山焼き討ちとか、
 そういった史実のほうが有名。
 まさかサブローが戦国に染まってゆく
 とは思えなかったのだが、その辺ドラマでは
 時折入れ替わるホンモノの信長が
 サブローに秘密で実行したり
 後の後継者となる”木下藤吉郎”が
 暗躍したりして結果として信長の
 裏の功績となってゆく。この辺も上手い。

・やっぱり、正直なところ戦国のお話に
 女性のからむ色恋は不要に思う。
 濃姫(演:柴咲コウ)はまだいいけれど
 お市(演:あのひと)にはもう
 演ずることすら辞めてほしいと切に思った。

そして映画。
副題に”さらば、信長!”とあるので
さらばなのでしょう。うん。

でも映画版の予告編も踏まえて
史実をそのまま考えるならば・・

信長(サブロー版)は
光秀(本物の信長)に本能寺で殺され
その本物の信長も
裏を全部知ってる木下藤吉郎に
山崎の合戦で敗れて死す、となるわけだが
それじゃなんかいまいち面白くない。
俺ごときに想像がついてしまうような
オチでいいのか?という気も。

ホントに伝わる戦国のエピソードとして
実は光秀、土民に殺されることなく生きており
南光坊天海という坊さんになって
その後、家康の知恵袋として余命を全うした
なんつーのがある。
この話の信憑性は”義経が死なずに
大陸に渡ってジンギスカンになった”
というくらいに怪しいのだが

ドラマではエロ本の縁で
サブローと家康(演:濱田 岳)は仲がいい。
だからそんな展開も有り得るかも。
ホンモノの信長はぎりぎりで改心し
本能寺でサブローの代わりに死亡。
サブローには生きていてほしいから
光秀は土民に殺されたことにして
坊さんとして復活、家康の庇護下にとか。
ああ、それなら小栗旬を殺さなくていいな。

なお、光秀が土民に殺されたと伝わる地の名が
小栗栖(おぐるす)というのですが
やっぱ・・これはサブローを演じた小栗旬とは
まったく関係ないのでしょう。

以上。

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ラベル:信長協奏曲
posted by PON at 20:58| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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