ちょうど一年前にテレビドラマ化してた
信長協奏曲(コンツェルト)が映画公開された。
(2016年2月現在、上映中)
映画、観に行きたいんだけれども・・
最近のペースだと、やっぱTSUTAYAかなあ。
(バットマンVSスーパーマンを観たいのです)
映画公開に合わせ、フジテレビがここの所
夜中とかに”信長協奏曲TVドラマ版”の
ダイジェスト版や再放送をやっているので
録画鑑賞してみた。
民放のTVドラマ枠なんで
いくさシーンは極力省略
信長の居城にしたって
城というよりは砦といった感の
城門ばっかり出てくる。
要は安っぽい、ってことなんだけども
映画化するからにはそれなりの魅せ場を
期待したい。
自分が見たのは1話〜9話までの再放送と
再編集ダイジェスト版。
以下、気になった(気に入った)ところだけを
箇条書きで。
・サブロー(信長:演:小栗旬)と同じく
未来から来た、斉藤道三(演:西田敏行)の
演技が面白い。だからこそ息子との内戦に
なったとき、斉藤道三の顔にホロリ。
・同じく未来からやってきた松永久秀
(演:古田新太)にも笑い。
史実でも松永久秀は、主君一族を消し
大仏殿を焼き払い、将軍を殺す、という・・
それぞれに理由はあったにせよ
戦国でやりたい放題だった男。しかも
あの信長に二回も反抗しておきながら
二回とも許された不思議ちゃんである。
よほど信長と気が合ったとか
信長がそれほど松永久秀を買っていたとか
歴史学者は分析しているけれども
そんな話も彼がサブローと同様未来から
来た男だったとしたら、急にしっくりと
してしまうのが、このドラマの設定の妙。
・戦国の三大梟雄(きゅうゆう:残忍で荒々しい輩)
のうち、道三と久秀が未来の世界から来てて
しかも前の職業が警察官とヤクザだというから
面白い。
・ドラマでは、基本的には平成の倫理観をもつ
サブローの言動が、戦国の中世社会を打ち破り
歴史上の信長という”革命児”になってゆく
わけだけども、信長には負の面、
長島の皆殺しとか比叡山焼き討ちとか、
そういった史実のほうが有名。
まさかサブローが戦国に染まってゆく
とは思えなかったのだが、その辺ドラマでは
時折入れ替わるホンモノの信長が
サブローに秘密で実行したり
後の後継者となる”木下藤吉郎”が
暗躍したりして結果として信長の
裏の功績となってゆく。この辺も上手い。
・やっぱり、正直なところ戦国のお話に
女性のからむ色恋は不要に思う。
濃姫(演:柴咲コウ)はまだいいけれど
お市(演:あのひと)にはもう
演ずることすら辞めてほしいと切に思った。
そして映画。
副題に”さらば、信長!”とあるので
さらばなのでしょう。うん。
でも映画版の予告編も踏まえて
史実をそのまま考えるならば・・
信長(サブロー版)は
光秀(本物の信長)に本能寺で殺され
その本物の信長も
裏を全部知ってる木下藤吉郎に
山崎の合戦で敗れて死す、となるわけだが
それじゃなんかいまいち面白くない。
俺ごときに想像がついてしまうような
オチでいいのか?という気も。
ホントに伝わる戦国のエピソードとして
実は光秀、土民に殺されることなく生きており
南光坊天海という坊さんになって
その後、家康の知恵袋として余命を全うした
なんつーのがある。
この話の信憑性は”義経が死なずに
大陸に渡ってジンギスカンになった”
というくらいに怪しいのだが
ドラマではエロ本の縁で
サブローと家康(演:濱田 岳)は仲がいい。
だからそんな展開も有り得るかも。
ホンモノの信長はぎりぎりで改心し
本能寺でサブローの代わりに死亡。
サブローには生きていてほしいから
光秀は土民に殺されたことにして
坊さんとして復活、家康の庇護下にとか。
ああ、それなら小栗旬を殺さなくていいな。
なお、光秀が土民に殺されたと伝わる地の名が
小栗栖(おぐるす)というのですが
やっぱ・・これはサブローを演じた小栗旬とは
まったく関係ないのでしょう。
以上。
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓
ラベル:信長協奏曲