![新幹線大爆破 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51e4ChFRsiL._SL160_.jpg)
NHKプレミアムで定期的にやってる
プレミアムシネマ枠。
洋の東西、新旧問わず
セレクションが面白いので
時々録画してみている。
これもその放映されたひとつ。
小学生のころ、物凄くコーフンして
観たのを思い出す。
高倉健、って名前も存在もこの映画で
知ったんだよなあ。当時。
<あらすぢ>
「俺たちは、誰も殺さない
誰も傷つけない、そんな完全犯罪を
めざしてきた、だけどッ」
健さんが・・社会に向けて
たまりにたまった怒りを
バクハツさせる!
(当時の)国鉄全面非協力!
そらそーだ。
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東京駅の地上ホームから
横須賀線色の113系、しかもグリーン車の
側面にはグリーン帯。

当時の国鉄全面非協力ってんで
東京駅出発を待つ新幹線109号の姿とか
おそらくホームで直撮りのゲリラ撮影と思われ。
(その場面だけ画質が悪い)
CTCの説明が素敵。
”新幹線は各車両ともコンピューター頭脳を装備し
強制的にブレーキがかかるようになっている”
すごい説明だなおい。
コンピューター頭脳ですぜ。頭脳。頭脳パン。
まだ日常の範囲内で新幹線は新横浜駅を通過。
”西松建設”なんて看板が輝く。
(PONは昔、新横浜を拠点に営業してたんで
あのカンバンには少々なじみがあるのです)
ひかり109号をめぐる陣容としては
運転士:世界の千葉真一
副運転士:小林稔侍
新幹線運転室指令:宇津井健
国鉄総裁:志村僑
警視庁公安一課:丹波哲郎
たまたま現場に乗り合わせた
鉄道公安官なんか港署のゴリさんである。
なんて素晴らしい危機管理体制なんでしょう。
これなら昭和の日本は安泰だ。
乗客は社内でタバコ吸ってる!!
事態を乗客が飲み込んで社内は東映パニック。
社内に数台しかない公衆電話に長蛇の列。
某大手商社の営業マンは通話する順番を
聖徳太子をちらつかせて買収しようとしたり
(こんな時にも買い占めか!なんてヤジが飛ぶ)
臨月なのに無理して移動しようとするから
”お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?”
の事態になったり。
そんななか、日蓮宗の一行は集団で席について
団扇太鼓たたきまくり、状況改善に
全く関わろうとしない、が
あの状況で素人い何かできるわけでなく
パニックになったり煽ったりしないだけマシか。
別の意味でウルサイけど。
あの太鼓の集団は東宝のパニック映画
”首都消失”にも
あったけれど興行成績に影響でもあるのかな。
いかにも東映風のパニック描写には
少々ウンザリ。
新幹線じゃなくって山手線大爆破だったら
とりあえず終点はなくってよさそうな感じだと思った。
でも常時時速80キロ以上ってのは難しそう。

そもそも犯人は・・
田舎から出てきたが使い捨てされた若者、
そのものずばり、学生運動家くずれ、
そして零細企業の悲哀を存分に味わった
元経営者の健さん。
以上の三名は、体制に押し潰されるかのように
犬死してゆく。
特に健さん。
映画の作り手が学生運動に共感する世代だからか
悲愴感いっぱいのなか
警察に背中から銃撃され
ストップモーションとともに倒れる。
あと少しで乗れるはずだった
飛行機を目の前にして。
昔は感動しながら観たもんだけど
警察が、あそこで鉄砲を使うのは
いかがなものかと思った。
健さん、別に武装しているわけじゃなし
人質がいるわけでもないのにな。
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