NHKBSで放映してたので録画鑑賞。
誰もが連想する通り
やっぱ西武ドームの女王のあの曲を
もじってのことなのでしょうね。
もともとは舞台劇らしい。
映画事体はもう10年以上前なのだった。
<あらすぢ>
「SF研究会」のだらしない部員達に起こる
ドミノ倒しコメディ。前日にクーラーのリモコンが
壊れてしまい猛暑の中ぐったりしてる
部員達の前に突然タイムマシンが出現する。
昨日に戻り、クーラーのリモコンを取ってこようと
思ったメンバー。しかし、タイムトラベルが
面白くなった面々は、過去の世界でフザけたこと
ばかりする。そんな中、過去を変えると
"今が消えてしまう可能性"がある事を知った。
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よくあるタイムマシンもの。
イントロは登場人物の紹介も兼ね
文化系サークルにありがちな
だらけた、無目的な夏休み生活を
ただ淡々と描く。
よーく見てみると、突然シーンが飛んだり
不思議なカット、モノの動きなんかもあるけれども
初見の一回はスルーするしかない。
しかし、映画を観終えた後に
もう一度見直してみると、非常に細かいところまで
タイムマシーンがもたらした過去の
改竄の影響が見て取れる。
この確認作業は非常に面白かった。
じっくりと、論理的にこの映画を観れば
タイムスリップ物にありがちな
矛盾や論理破たんが、物語で
巧妙に回避しているらしい。
自分はそこまでじっくりと観るような
元気も能力もないけれど。
「タイムマシンには年と日付の目盛りしかない」
監督の本広克行さん、どこかでこの作品に
ついて語っていたけれど
この人「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」
リスペクトな人なんだとかで
「セミが鳴き響く夏休み
永遠に続く仲間とのバカ騒ぎ」を
描きたかったんだとか。
あー解るわー。
(現存すればの話だけど)
ここからは100%、うる星マニアに
向けて発信しますけど
アニメ版うる星の後期(120話代〜)は
真っ青な夏、鳴き狂うセミといった舞台装置の中
あたるたちがなんか騒いでいるハナシが多かった。
そしてそんな空気感が、ジブン好きだったのだけれども
空気感といえば”究極超人あ〜る”もそうかな。
主人公の瑛太はまあいいや。
最近はあんまりお見かけしないけれど
大ブレイクしていた頃の上野樹里。
たしかに可愛い。
そしてもう一方のヒロイン真木よう子。
こちらも若いし、なにより綺麗だ。
二人ともなぜか写真部の最後の部員で
あまりに勢力が小さいので
暑苦しい、瑛太達のSF研究会と
ほぼ一緒くたにされてしまっているという設定。
そしてSF研究会の三馬鹿。
”与座嘉秋””川岡大次郎””ムロツヨシ”
与座嘉秋なんか久々に顔を見た。
といっても10年前の映画だけどね。
たしか昔お笑いコンビやってたと思うけど。
なかなか面白かったけどな。解散したのかも。
そして、大学の万年助手で
スキでもないSF研究会の顧問をやらされている男に
佐々木蔵之介。
この人が思った以上にツカエナイ男
呼ばわりされていて笑えた。
しかし本人も気が付いていないが
おそらくこの騒動の真の黒幕ナンだと思う。
本広克行カントクはこのほかにも
「UDON」「曲がれ!スプーン」を手掛けているが
(UDONは観た。スプーンは途中で寝ちゃったw)
あれらと世界観がつながっているので
この映画のキャラたちが、あっちでも
チョイ役で出演しているらしい。
サマータイムマシン・ブルース
監督:本広克行
脚本:上田誠
製作:堀部徹/泉英次/藤巻直哉/高野力
製作総指揮:阿部秀司
出演者:
瑛太
上野樹里
与座嘉秋
川岡大次郎
ムロツヨシ
永野宗典
本多力
真木よう子
佐々木蔵之介
音楽:HALFBY
主題歌:Tommy heavenly6「LCDD」
撮影:川越一成
編集:田口拓也
配給:東芝エンタテインメント
公開:2005年9月3日
上映時間:107分
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