「学年ビリのギャルが1年で偏差値を
40上げて慶應大学に現役合格した話」
とかいう、2ちゃんかなんかで
掲載された話が書籍化され、んで映画化と。
「電車男」と同じようなサクセスストーリー。
(サクセスって”話”の出世の仕方ことね)
ちなみに、この映画の原作本の表紙では
ギャルJKがつまらなそーに
こちらにガンたれているのだが
この人はモデルであって本人じゃない、
もちろん架純ギャルも違います、という
要らない情報も併記しつつ。
<あらすぢ>
名古屋の女子高に通うさやか(有村架純)は、
偏差値30の学年ビリという成績。見かねた母に
塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と
運命的な出会いを果たす。
金髪パーマに厚化粧、耳にはピアス、極端に短い
ミニスカートというギャル全開なさやかに
面食らう坪田だったが、さやかの素直な性格に
気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を約束する
ことに。偏差値30のギャルが、偏差値70の慶應大学
現役合格を果たすまでを、笑いと涙で描いていく。
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「意志あるところに道は拓ける!」
意外によかった。
柔らかい感じの「ドラゴン桜」。
まずは有村架純ちゃん。
ギャルメイクもさることながら
マジメになってからの黒髪架純ちゃんも良。
つうか彼女はデフォルトが
黒髪なんでそれはそれで。
私、先日45歳になってのですが
いい加減、若い女優さんに”ちゃん”付けって
どうなの?とも思いますね、ええ。
素直だけどちょっとボタンを掛け違え
ギャル化した主人公ギャル。
「この子はいい子なんですぅ」と
常に娘を信じ続ける「吉田羊」母。
長男を第二のイチローとすべく
判りやすいぐらいに兄弟間でえこひいきする
「田中哲司」父。
そしてその犠牲になってる長男。
幼いながら冷徹に家族を見つめる妹。
そんな家族環境が出揃った所に
物わかりの良い塾先生「伊藤淳史」
=元ちびノリダーが加わっての
化学変化を楽しむと、そういった内容。
架純ギャルのギャル要素が
抜け出してくる潮目に、父・長男陣営の
親子鷹路線がぷっつりと破綻。
急に長男がグレ始める、といった
お約束の展開もご用意。
映画そのものもそんな感じで主人公と一緒。
とっても素直。余計な小細工がなく
丁寧なつくりで安心して観ていられる。
(ギャル架純の高校の担任役「安田顕」の
ラストの扱いもこれまた丁寧でしたw)
「伊藤淳史」先生にしたって
人間的に全然万能じゃない存在。
架純指導で壁にぶつかって酒場で愚痴をこぼすなど
(その相手が、双方とも認識がないけれど、
架純ギャルの父親だったりという映画的展開)
とっても人間的でよかった。
最近、売れまくっている吉田羊さんだが
油断すると、もうちょっと疲れた
原田知世に見えてしまう罠がありますので注意。
で、まあこういう映画のエンディング曲といえば
やっぱり「サンボマスター」ですかね。
そだ。冒頭で
”柔らかい感じの「ドラゴン桜」”なんて
書いたけれども、ドラマ版「ドラゴン桜」は
先生役の「阿部」ちゃんがよかったので
未見の方はあちらもぜひどうぞ。
受験道ウンチクとカタルシスでは
あっちの方がより見応えがあると思います。
それと「ドラゴン桜」にもギャルが出てくるんだけども
演じているのが、あの頃売れ線上り調子だった
新垣結衣こと「ガッキー」です。
ギャルガッキーも一見の価値ありか?
スタッフ
監督:土井裕泰
原作:坪田信貴
脚本:橋本裕志
主題歌:サンボマスター
劇中歌:Saku
キャスト
有村架純
伊藤淳史
野村周平
あがた森魚
安田顕
吉田羊
田中哲司
他
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