TSUTAYAレンタル。うちの相方が。
横で観賞してみた。
漫画原作のドラマ化らしい。
誰もが持つ脳内での葛藤。
それをマンガらしく擬人化して
面白おかしく再現している。
主人公がそんな脳内会議を通して
社会や恋愛と接しているわけだけど
彼女が対処する話そのものは
特にひねりもない三十路女性の恋愛ドラマで。
<あらすぢ>
テレビドラマ「失恋ショコラティエ」で
知られる水城せとなの人気コミックを
実写映画化。
携帯小説家の櫻井いちこ(真木よう子)は、
飲み会で同席して以降興味を惹かれる
年下の早乙女(古川雄輝)と偶然再会。
声を掛けるか否か、彼女の脳内では
いろいろな役割を持つメンバーが会議を
繰り広げ、議長の吉田(西島秀俊)が
取りまとめた結果、早乙女を食事に
誘うという結論に。その後交際に至るも、
双方の誤解や彼の元恋人の登場などで
疲れ果てたいちこは、編集者の
越智(成河)からもアプローチされ……。
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これがありがちなコントならば
”落とし物の財布を拾ったけどどうしようか?”
という命題に対して
ジブンの脳内で天使キャラと悪魔キャラが
葛藤したり、しなかったり、
といった程度だけども
この主人公の女性(演:真木よう子)の
脳内会議室には少なくとも以下の4名が常駐。
吉田(議長・理性担当)演:西島秀俊
石橋(ポジティブ担当)演:神木隆之介
池田(ネガティブ担当)演:吉田羊
ハトコ(コドモ担当)演:桜田ひより
この他に未確認なれど非常勤で1名いる様子。
こう列記してみるとお解りになる通り
脳内議員の名称は某国の総理経験者。
ハトコがただただウルサくて
状況を混乱させるだけなのが
何とも言えず、トラストミー。
この他にもヒステリー担当として
イラカンとかも必要なんじゃないのかとも
思ったが、ヒステリーは池田(吉田羊)の
ご担当でありました。
でもなんでポジティブ担当が石橋なんだろ。
戦後史のこの辺、あんまり
詳しくないのだけれども、
石橋つったら湛山でしょ?
彼、かなり左側の首相。
それに在任期間もかなり短期だったと思う。
戦後の混乱期”軍国主義”という
重しが取れたから、思いっきり
ポジティブ総理だった・・とか?
まあいいです。この話は
女性の”脳内あるある話”視点からの
恋愛話なんで。
政治や歴史はほぼ関係ありません。
映画としては、まあ面白かったのでは
ないでしょうか。
彼女(真木よう子演じるいちこさん)が
普遍的な考え方を持つ女性だとは
思わないし、思いたくないけれども
こういう情報がインプットされると
脳内でいろいろ加工され
これまたこんな結論を出す・・女性も
いるのだなぁという事で、
お気軽に楽しみました。
しかし、この年下の男の無神経な言動と
それを女性が見てどのように
怒りを発生させるのか、そのプロセスおよび
なんで男にはその怒りを理解できないのか
それはちょっと勉強になったかな。
彼(演:古川雄輝)が無神経なのは
”男だから”というよりも
まだ経験値が少ないヤツだから、とか
男性陣営としては思いたいところ。
そーだ。
我が家は子供たちがうるさいので
映画鑑賞時には”字幕”で
観ることが多いのだけども
”新丸子”駅が
ずっと”真丸子”の誤変換だったことに
やや拍子抜けの衝撃でありました。
脳内ポイズンベリー
監督:佐藤祐市
脚本:相沢友子
原作:水城せとな
製作:鈴木吉弘/坂上真倫/古郡真也
出演者
櫻井いちこ - 真木よう子
吉田 - 西島秀俊
石橋 - 神木隆之介
池田 - 吉田羊
ハトコ - 桜田ひより
岸 - 浅野和之
早乙女亮一 - 古川雄輝
越智 - 成河
早乙女の元カノ - 岡本玲
川上礼子 - 野波麻帆
カンニング竹山
ともさかりえ
いちこの元婚約者 - 竹財輝之助
音楽:井筒昭雄
主題歌:クリープハイプ「愛の点滅」
撮影:清久素延
編集:田口拓也
制作会社:FILM
製作会社:
フジテレビジョン/集英社/東宝
配給:東宝
公開:2015年5月9日
上映時間:120分
製作国:日本
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