噂には聞いていた作品の二作目。
前作は、主人公男女が、突如湧いて出た
モンスターが跋扈するメキシコのどこかを
よくわからないままに逃げ回る話で
制作予算がないことを逆手に
モンスターは極力出さず(出せず)
それが上手く恐怖感をあおる、
映画初代ターミネーターの怪獣映画版と
解釈していました。
残念ながら前作の方を見つけることが
できずに二作目の方から
観賞した・・のですが・・。
<あらすぢ>
ハリウッド版「GODZILLA」の
ギャレス・エドワーズ監督が、
注目を集めるきっかけとなった長編デビュー作
「モンスターズ 地球外生命体」の続編。
地球外生命体を乗せた宇宙探査機が
地球に到達して16年。いまやモンスターが
うごめく危険地帯は地球全土に広がっていた。
中東では、モンスターに対する米軍の空爆で
被害を受けた武装勢力と米軍との間に起こった
軍事衝突が激化。モンスターをよそに人間同士
の戦争が続いていた。そんな中、新たに派兵
された若き米兵たちは、危険地帯の深部で
連絡を絶った部隊の救出に向かうが、そこで
かつてない巨大モンスターに遭遇する。
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つ・・つまんね〜。
今回は、前作が好評だったから
それなりに予算がついたらしく
やっと怪獣映画らしく怪獣が出てくる。
でもこの世界の”怪獣”は
その存在が”当たり前”になっている上
彼らも生物として生きていたいというだけ。
人類社会を滅ぼそうとか
そこまでアグレッシブでもないので
中東の砂漠でズシンズシン歩いてる分には
人類社会にさほど迷惑ではない。
迷惑でないといっても
足元に住んでいる地元の方々には
トンデモナイ話である。
ヤンキー米軍なんかお気楽ごくらく。
戦闘機でヤッホゥ!!と怪獣を攻撃するが
連中、根っからテキトーなんで
”誤爆”で地元民の生活空間を破壊する始末。
なもんだから、米兵たちは
怪獣退治のヒーローのつもりで
中東に乗り込んでみれば、
地元の人々の敵意あふれる視線でイッパイ。
怪獣なんかとの戦いより、鬼畜米兵の
ゲリラ兵と、陰惨で陰鬱な戦いが続くのでした。
つまり、怪獣そっちのけの
戦争映画だったのです。
現実世界では宗教が原因の
殺した殺されたの負のスパイラルで
戦争が無くなりませんが、
この世界で(少なくとも中東で)
人殺し活動が止まないのは
怪獣が一因だったという・・。
怪獣という人類共通の脅威がいるというのに
それでもなお人類はお互いを殺しあうことを
止められないなんて、
なんて愚かなイキモノなんだ人類は!!
監督はそんなメッセージを映画に
込めたかったのかも知れません。
・・知れませんが、そんなこと知りません。
怪獣映画だったら
怪獣と人類の壮絶な”戦い”を
見せろや。
戦争映画はそのジャンルで別に観るっての!
ジャンジャン。
以上。
原題
Monsters: Dark Continent
スタッフ
監督:トム・グリーン
製作:アラン・ニブロ
ジェームズ・リチャードソン
ロリー・エイトキン
ベン・ピュー
キャスト
ジョニー・ハリス/ノア・フレイター二等軍曹
サム・キーリー/マイケル・パークス二等兵
カイル・ソラー/カール・インケラール特技兵
パーカー・ソーヤ/ショーン・ウィリアムズ二等兵
ソフィア・ブテラ/アラ
製作年:2014年
製作国:イギリス
配給:クロックワークス
上映時間:119分
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