2016年10月05日

信長協奏曲(コンチェルト)映画版

「信長協奏曲(コンチェルト)映画版」

TSUTAYAレンタル。
TVドラマ放映時にちょくちょく観てたんで。

信長協奏曲 DVD-BOX

あらすぢ
戦国時代にタイムスリップした
歴史が苦手な高校生サブロー(小栗旬)は、
自分と顔が酷似した織田信長(小栗旬)と
遭遇する。武将の座を投げ出したいと
考えていた彼と入れ替わったサブローは、
知らず知らずのうちに史実の信長と同じ道を
突き進んでいく。安土城を築き上げ、
妻・帰蝶(柴咲コウ)から慕われ、
恒興(向井理)をはじめとする家臣からの
信頼が厚いサブロー。明智光秀を名乗って
生きる信長は、そんな彼に嫉妬し、憎しみを
抱くように。やがて信長は、本能寺で
帰蝶との結婚式を挙げるサブローを亡き者に
しようとするが……。

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主題歌はミスチルにお願いしたどー!
どーだーぁ!と言わんばかりなフヂクオリティ。
そして無理くり盛り上げるときには
桜井ヴォイスでサビを流せばOKとくる。

キャラとしては
さほど重要ではない武将に
ジャ二ーズのかおりを感じさせたり
そんなところもフヂクオリティ。

もっと練り込めば
いい素材だと思うんだけど。

原作付き物語のさだめ。
原作連載中なのに見切り発車で
ドラマを始めてしまった以上、
いつかは原作とは異なる”最終回”
迎えなければならない。
ドラマ化にあたり、脚本家も
相当苦労したに違いない。

原作はまだ連載が続いているようだから
もしかしたら原作の方が
納得のいくエンドを迎える
用意があるのかもしれないから
その辺は原作者に期待だ。




以下、盛大にネタバレ

俺の頭が悪いのか
理解、というか納得できないところが。

同じくタイムスリッパ―だった
ウィリアムアダムズ(=河童=三浦按針)の
協力で、帰蝶は、未来にメッセージを託す。
この世界のタイムスリップルールは
ターミネーターなんかと違い
身に着けていたものも一緒に転移できる。

ウィリアムアダムズは自身の死期を悟るや
未来に持ってゆきたいものを
改めて身に着けながら
現代に戻ってきたわけだ。
ご苦労様なことです。

帰蝶の話では、メッセージを
吹き込んだのは、史実通り
家康が全国を統一し、彼の庇護下で
静かに暮らている江戸時代らしい。
つまり、本能寺の変から
軽く30年は経過しているわけで・・

”その間スマホの電池はどうしたの?”

あの時代、結構タイムスリッパ―は
いるようだから、描写していないだけで、
もしかしたら徳川幕府は
1615年以降に、スマホを持った
別の時間旅行者をうまいこと
確保できたのかもしれない。

それと信長役の小栗旬が、高校生なのは
かなり無理があるものの、その辺は映画愛で
もしくは小栗旬好きで乗り切る。
でも彼、桶狭間前夜にホンモノと
入れ替わってから22年もの間
戦国時代で生きてきたんだぜ?
どんだけ若いんだよ。サブロー。

タイムスリッパ―は跳んだ先で
どんだけ月日を重ねても、
死してジブンの時代に戻ってくる時には
肉体の損傷はリセットされるのかもしれん。
そういうことにしよう。
そう考えないと松永にしても信長にしても
戦国で死期を迎え、現代に戻った際に
コナゴナだったり全身やけど状態だろうからなあ。

西田敏行演じる斉藤道三も
結局は、未来(といっても1972年ころ?)
に戻ってきて、その後の人生を
全うしたんだろうな。そう信じたい。

前にも記事にしたけれど
本物の信長は本能寺で改心、
サブローの代わりに死ぬ、ところまでは
予想通りだった。問題はそのあと。

明智光秀はその後、身分を坊さん
(南光坊天海)にクラスチェンジ。
以後、家康くんの知恵袋として
100歳近くまで生きた、という伝説に
そった展開になるのでは?と思ってたのに・・。
まさかのタイムスリップリセット発動。

でもさー帰蝶、あんただけはマジ化け物
桶狭間から江戸時代初期まで
軽く半世紀は経過しているというのに。

こういう残念なところ目が行ってしまうと
泣くに泣けなくなってしまうものだ。

反逆軍である明智軍。
戦国モノではほぼ間違いなく
悪役扱いの明智軍の軍旗”水色桔梗”が
あれほど清冽に、なんと清々しく見えるとは!
腹の中マックロな秀吉軍に
敵わぬまでも一太刀浴びせてやる、と
サブローと共に”真”信長軍として
山崎の合戦場に水色桔梗現れたシーンには
ある意味シビレましたよ。

映画「信長協奏曲」 スタンダード・エディションDVD

キャスト
小栗旬 サブロー/織田信長
柴咲コウ 帰蝶
向井理 池田恒興
藤ヶ谷太輔 前田利家
水原希子 市
古田新太 松永弾正久秀
濱田岳 徳川家康
高嶋政宏 柴田勝家
でんでん 沢彦
勝矢 蜂須賀小六
阪田マサノブ 丹羽長秀
阿部進之介 佐々成政
北村匠海 森長可

山田孝之 羽柴秀吉

スタッフ
原作:石井あゆみ
『信長協奏曲のぶながコンツェルト』
(小学館『ゲッサン』連載中)
脚本:西田征史 岡田道尚 宇山佳佑
監督:松山博昭
音楽:☆Taku Takahashi(m-flo)
主題歌:Mr.Children『足音 〜Be Strong』
(TOY’S FACTORY)
製作:フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
制作プロダクション:FILM
配給:東宝

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posted by PON at 21:50| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ナ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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