先日、早くも金曜ロードショーで
やってたんで録画観賞。
世界の”ミヤザキ”監督を継ぐのは
この人なのか?の細田監督作品。
監督の前作はPON的にいいますと・・
「時をかける少女」
・絵:キレイ、話:イマイチ、演技:極悪
「サマー・ウォーズ」
・絵:キレイ、話:普通、演技:イマイチ
「おおかみこどもの雨と雪」
・絵:キレイ、話:好かった、演技:普通
で、今作は?
<あらすぢ>
多々良と百秋坊が「人間界(渋谷)に生きる
少年(蓮またの名を九太)とバケモノ界(渋天街)
に生きるバケモノ(熊獣人の熊徹)を物語る」話。
9歳の少年・蓮は、両親の離婚で父親と別れ、
親権を取った母親も交通事故で急死してしまう。
両親がいなくなった蓮は親戚に養子として
貰われることになったが、引越しの最中に逃げ出し、
渋谷の街を独り彷徨っていた。行くあてもなく
裏通りでうずくまっていた夜、蓮は「熊徹」と
名乗る熊のような容姿をしたバケモノ(獣人)に
出逢うが・・
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この話、アレかな。
ミヤザキ監督=バケモノ、細田監督=子
といった構図に見えた。
声高には言わないだろうけれど、
細田監督のそんな思いが
込められているんだろうな、
というか、込められているんだったら!
「そのスジでは一流だけど、
人を育てるのは下手な人」
という人は確実に存在する。
凡人と違いポーンと高みに行ってしまった
天才肌に多いタイプで
バケモノの師匠(熊徹)もその類。
Wikiにも書いてあるけど
主人公に剣術を教えるのに
「剣をグーっと持って、ビュッといってバーンだ」
なんでワカンネーかな〜!
みたいな、非常にわかりにくい指導をかます。
(思わず、同じ監督でも野球のナガシマを思い出した)
ミヤザキ監督も目下のところ後継者を
なかなか育てきれていないあたり
同じようなタイプなんじゃなかろーか。
そら会ったこたないけどさ。
比較的有名な話のようだけど
細田監督は富山から上京して
ジブリに入ろうとしたけど落選。
失意の彼にミヤザキ監督から手紙が来たんだとか。
手紙には・・
「君は能力がありすぎるから
俺のもとに居たら、モノにならないまま
使い倒されて終わってしまう。
外を見てきなさい(意訳)」
結局、細田監督はジブリ外で
頑張って着々と作品を作り続けている。
細田監督は、ミヤザキ監督から
何にも教わっていないけれど
監督の生き方(背中あるいは作品)
を常に感じながら、
神剣(ミヤザキイズム)を心に
持ちつづけながら今も頑張っていますよ。
細田監督→ミヤザキ監督への
そんなメッセージなのかも。
うんそうだ。
確かにバケモノだしな。ジブリ作品群と
それらを生み出したあの監督は。
映画でも主人公はバケモノの父(熊徹)
に反発しながらも、大きなものを得ていたし。
でも、映画後半に出てきた女子高生・・
”少しは女っ気も入れとかないと”と
いかにもとってつけたようでなんだかなあ。
つまるところPONとしてはですね・・
「バケモノの子」
・絵:キレイ、話:イマイチ、演技:普通
ってトコロ。
面白かったかといわれると・・ね。
それから、後に記事にする予定ですが
先日観た「君の名は。」のスタッフロールに
「川村元気」なる人物がいました。
気になってWikiを見ていたら。
「川村元気」
1979年生- 日本の映画プロデューサー
『電車男』『デトロイト・メタル・シティ』
『告白』『悪人』『モテキ』
若くして頑張っているなあ。
のし上がるために売れそうな作品を
嗅ぎ分ける能力に優れた人物であるらしい。
はじめ、格闘家かと思ったが、あっちは須藤。
バケモノの子
The Boy and The Beast
監督:細田守
脚本:細田守
原作:細田守
製作:齋藤優一郎/伊藤卓哉
千葉淳/川村元気
出演者:
役所広司
宮崎あおい
染谷将太
広瀬すず
山路和弘
宮野真守
山口勝平
長塚圭史
麻生久美子
黒木華
諸星すみれ
大野百花
津川雅彦
リリー・フランキー
大泉洋
音楽:高木正勝
主題歌:Mr.Children
『Starting Over』
編集:西山茂
制作会社:スタジオ地図
製作会社:
THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
配給:東宝
公開:日本 2015年7月11日
上映時間:119分
製作国:日本
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