2017年09月24日

「生存者ゼロ」「夏の災厄」

「生存者ゼロ」「夏の災厄」

どちらもパンデミック
(伝染病が爆発的に広がること)
パニック小説・・のような風体をしている。

PONは過去に「感染列島」とか
ちょっと毛色は違うけど
(角川ホラー文庫だし)「感染
なんて本も読んだ。

映画だと、ダスティンホフマンが
頑張りすぎな「アウトブレイク」とか
ペッパーボッツがビッチだったため
世界が危機に陥った
コンディイジョン」とか

結構、好きなんだな、パンデミックモノ。
日常が足元から崩壊する話。
もちろん、日常では絶対に
起きて欲しくないけど。

そういえば小学生のころ
復活の日」を観ちゃったからかも
しれない。
アレの英題は「Virus」だった。
まんまだ。

とにかくウイルスとか細菌とかが怖い。
怖すぎである。

自分もうんざりするくらい共感が持てる
日本の地方都市での日常生活。

その日常が、徐々に崩れ始める。

もう少ししっかりお願いしたい。
頼むよ、人類の砦。
WHOとか厚生省とか
地域保険医療センターとか
保健所とか。大学病院とか。

・・あと産廃業者もしっかりして下さい。

生存者ゼロ」安生 正 著

生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

ネタバレあり。
秋田にある海底油田みたいなところで
ある日、連絡が途絶えた。
駆けつけた自衛隊レンジャー隊員が
そこで目にしたものは・・
って話。

目にしたものは・・血だらけになって
死んでいる職員達。
原因不明のまま手をこまねくうち
今度は北海道のある町でも
油田と同じ惨劇が起こってしまった。
町はまるごと全滅。
「生存者ゼロ」の題は伊達じゃない。

さまざまなミスリードの要因が
出てきてですねぇ、原因究明に向かって
引っ張ること引っ張ること。
主人公も政府も、そして読者も、
致死率100%という
とんでもない伝染病が相手
・・だと思っていたら、

書いちゃっていいですかね?

結局、自分が読んでいた小説は
怪獣ものジャンルだったという。
へ?という感じのラストでした。

夏の災厄」 篠田節子 著
この人の作品では
「ハルモニア」とか「斎藤家の核弾頭」とか
読んだことがある記憶が。

個人的に思うのは、この作者の文って
描写がくどくて読みにくい。
特に作者の門外漢な部分
(この小説でいえば医学的な描写やセリフ)
などは執筆協力者の話した内容を
まったく咀嚼せずにそのまま自分の
小説としているような。それでいて
切り貼りが雑なんで、なめらかに
一体化していない。

読者を驚かせようと
一生懸命ぶっ飛ぼうとしているのに
なんか尻すぼみに終わる。
前に読んだ「ハルモニア」とか
「斉藤一家の核弾頭」とかも
そんな感じだった

特にネタバレになっちゃうけど
ある種の陸上巻貝(カタツムリ)が
今回のウィルス感染に関係があるんだけど
自分、ネットのフシギサイトで
このウイルスに操られたカタツムリの話
知っていたから、話を散々引っ張って
どうだ〜知らなかったろ?
ウイルスって怖いだろ?とか
ドヤ顔で種明かしをされてもね。

夏の災厄 (角川文庫)

主人公格の「小西」が
若い小心者の役所の職員で
普通、少しは見所があったり
物語を通して成長したりするもんだが
最後まで全然ダメ野郎だったのが
ウソがなくってよかった。

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posted by PON at 20:56| 神奈川 ☔| Comment(0) | 読書(ホラー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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