出渕裕監督がヤマトを完全リメイクした
宇宙戦艦ヤマト2199が世に出回る前だったから
この作品もそんなに嫌いじゃなかったですよ。
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
なんせそれまでの
ヤマトリメイク暗黒史が酷すぎました。
まずは・・
なんでもシドミードに頼めばいいって
モンじゃないよ
「YAMATO2520」
先生!いくらなんでもコピペしすぎ!
それになんだよ古代進32世って。
「新宇宙戦艦ヤマト」
ユキは艦長にまでなったのに
おそらく永遠に行方不明。
「宇宙戦艦ヤマト復活編」
ヤマトとアルカディア号と
エンタープライズ足したらこうなった。
もうナニが何だか。
「大YAMATO零号」
(順不同w)
これだけの駄作の死屍累々を
目の当たりにしてきただけに
古代がキムタクだろうと、
艦橋がビンボったらしく狭かろうと、
主砲塔の回転が
いかにもCGっぽく軽々しくとも、
デスラーが思念体の宇宙人だろうと、
森雪が”なんと”エースパイロットに
ジョブチェンジしていようと、
そんなことは気にならないくらい
キムタク版ヤマトは
当時、実にまっとーなリメイク作品に
仕上がっていたと感じられたものです。
その小説版が某古本屋で108円だったこと
映画じゃ読み取れない、細かい裏設定が
小説なら書かれているかもしれない・・
そう思ったもので。
買ってみた。読んでみた。んで・・。
<あらすぢ>
西暦二一九九年、正体不明の敵・ガミラスが
投下した無数の遊星爆弾によって地球は放射能で
汚染されていた。人類の大半は死滅し、地球は
まさに滅亡の危機を迎えている。そんな時、
謎の未確認物体が地球に落下。現場で発見されたのは
十四万八千光年離れたイスカンダルから届いた
通信カプセルで、人類に宛てた重大なメッセージと
ともにイスカンダルへの道筋とそれを可能にする
波動エンジンの設計図が示されていた。人類はすべての
希望を託して、最後の宇宙戦艦ヤマトを建造。
ガミラスとの戦闘で兄を喪った古代進も、
遙かイスカンダルへと旅立つヤマトに乗り込む。
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・・で、読んでみましたが。
特に新しい発見もなく。
映画とも違うオリジナル展開に
はしる事もない、映画どおり。
この手の小説はほとんどの場合、
駆け出しの小説家か
ファンが高じて製作側に回ったか
ときどきは映画の監督自らが
筆を執ったりするパターンだったりする。
この小説版の著者のことを
よく知らないのだけれど
文体も可もなく不可もなく。
仕方ないから、映画の方でも
なにか言及しようかと思いましたが
あれも以前に記事化してますし
再観もしていないので
ツッコミどころも変わらないでしょう。
一応、映画版の記事もココに↓
http://ponett.seesaa.net/article/174298199.html
てなわけで、PONにとって
キムタク版「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は
この小説版も含め、
思ったよりは全然よかったけども
「宇宙戦艦ヤマト2199」がある
今となっては改めて観返す程のものでもない、
そのようなポジションの作品なのであります。
そんな三丁目の夕日。
SPACE BATTLESHIP ヤマト (小学館文庫)
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