けっこう前の話。
子供のリクエストで
ドラえもん宝島を映画館へ観に行った。
近年稀に見る ヒット作らしい
娘が喜んでいたので自分としては
もうそれだけで終了、なんだけれど
<あらすぢ>
キャッチコピーは
「見つけたのは、宝物以上の、宝物。」
「勇気と友情は、海賊にも奪えない宝物だ。」
「その島を作ったのは、愛でした。」
夏休みのある日。のび太は出木杉から『宝島』の本を
教えられ、ジャイアンたちに自分も宝島を発見すると
宣言してしまう。のび太はドラえもんのひみつ道具
「宝探し地図」で宝島を探す。その地図に指し示された
場所は、最近太平洋上に現れた新しい島だった。
のび太たちは組み立て帆船「ノビタオーラ号」に乗って、
島を目指すが、島に上陸する手前で海賊に襲われる。
しずかが海賊にさらわれ、島も消え失せてしまう・・。
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つ・・つまんね。
ほんとつまらなかった。脚本担当の
川村元気とやら。
ドラえもんのこと
心底舐めているでしょ?
この程度なら子供が喜ぶだろう
話のあちこちになんかそんな
気配を感じる。
映画としてみると 優しく言えば及第点
もしかしてもう少しで落第。
脚本の川村元気氏には
もう少し頑張って欲しい
なぜ宝島である必要があるのか
海賊である必要があるのか
今回の黒幕。
「男親がよかれとやることはたいてい余計」
なのだが、ネルフのどこかの指令の
ようなもんだ
大体”時空海賊”意味からしてわからない
滅亡した地球に絶望して
子供たちの未来のためにと
過去から地球のエネルギーをゲットすることが
目的らしいのだが、ちょっとまて。お前。
海賊のコスプレもひどい。
やる気あんのか、おやじどの。
そんなことするから、貴殿の時間軸の地球の未来が
ひどいことになってるじゃないのか?
娘に付き合って最近の一連のドラえもんを
よく見るようになったが、
ドラえもんの微妙に力関係が変わってきている。
まずドラえもんが保護者から、一緒にバカをやる
存在になった。
のび太はジャイアンに相変わらずいじめられるが、
あまり暴力が押し付けられたりはしない。
そしてのび太も嫌な時はしっかりと言い返す。
昨今の風潮、いじめ対策なんだろう。
過去の子供(含む俺)はどこかで、映画版特有の
ドラえもんが、道具を使って大軍勢を
蹴散らすシーンに、喜びを感じてるところがある。
ショックガン、ひらりマント、空気砲、
スモールライトあたりは武器の常連、お約束だ。
だが今回は、敵がドラえもんの時代よりも
更に未来から来た、ということもあって、
ドラえもんの道具のスーパーパワーが
通用しない点が、どうにも爽快感に欠け、そのまま
この映画のなんだかな〜に繋がっていた。
ま、映画ドラえもんのフォーマットは
もう完全に確立いまして・・
ドラえもん+4名が
映画版オリジナルの副主人公格+ペット格
(たいていの場合、彼は故郷を追放された
悲劇の貴種)とお友達に。
いろんな理由で異世界
(宇宙、地底、海底、ジャングル、魔界、過去)
に潜入、冒険開始。
翻訳コンニャクと桃太郎印のキビ団子も活躍。
長距離移動中には武田鉄矢作詞の歌も披露。
副主人公格の地位と名誉回復に尽力する。
ドラえもんは結構武闘派。
ここでいう”尽力”とはたいてい”バトル”
なわけだが
(ショックガン、空気砲、ヒラリマント、
パワー手袋、スモールライトそして
タケコプターあたりは必須)
一度は大ピンチになるも、いろいろあって
悪の勢力は滅び、平和が戻ってくる。
「さよーなら、僕らいつまでも友達!」
ドアを開けると
「のび太そこに座りなさい!
このテストはなんなの!!」の
日常が戻ってくる。
たぶんそんな定番をぶち壊し
新しい映画版を確立したかったんだろうが
壊すだけならまだしもツマラナイってのは
どうにもね〜。
あ、あとさすがの源さんも・・今回の歌はいかがかと。
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ドラえもん のび太の宝島
監督:今井一暁
脚本:川村元気
原作:藤子・F・不二雄
出演者:
レギュラー
水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ
木村昴、関智一
ゲスト
悠木碧、山下大輝、折笠富美子、大泉洋
高橋茂雄、長澤まさみ
音楽:服部隆之
主題歌:星野源「ドラえもん」
配給:東宝
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ラベル:映画ドラえもん のび太の宝島