2005年09月03日

ニューネッシー

NEWネッシ.jpg
あまりにも有名な
ニューネッシー引き上げのシーン

 1977年4月、ニュージーランド沖で
日本の大洋漁業所属のトロール漁船が吊り上げた
謎の動物の死骸の名称。最近では知らない人も
ひょっとしたら居るかもしれない。
 首長竜そっくりだったため、ネス湖のネッシーにちなんで
ついた名前が「ニューネッシー」(笑)
命名者出て来い!

発見時から既に腐乱がひどく、
漁船が腐ったものを甲板に置いておくと、ニオイが移り
他の商品(魚)の商品価値が下がってしまう。
非常にもったいない話だが、また当たり前の結論ではあるが
写真とスケッチ、そして死骸から採取した数本のヒゲを残して
海中に投棄されてしまった。

当時のPONは小学校1年生。
ゴジラ・ガメラ→恐竜へ
興味が移ってきた頃。非常に興奮するニュースであった。
当時は知識階級もそれなりに騒ぎ
PONなぞは親父が買ってきた
文春増刊の「ニューネッシー」特集号を
それこそ食い入るように読み漁ったものである。
漢字だってロクに読めない年齢だったのに。

子供心にPONが思ったことを
いま28年ぶりに声を大にして言います。
聞いてください。
魂の叫びっス。

「漁船のオジサンたちの

 おバカー!

 なんで日本まで持ってきて

 くれなかったんだ!!

 大発見だったんだぞ」



結局、唯一持ち帰ったヒレのひげ(角質繊維)の分析結果は
たんぱく質成分はサメのそれに似ていると出た。
現在では
「ウバザメの死体から下あごのパーツが外れたもの」
が定説になっている。

What's ウバザメ?

おそらく、残念ながら、腸が切れそうな思いで言うが
それが真実なのだろう。
現場の漁師さんも、現場の経験によるカンとして
ゴミの山(ニューネッシーの死体)よりも
魚を選んだんでしょう。今ならば思う。
それが当然だ。

でもこの事件がPONの視線を深海に
向けるようにしたのは確かである。
海は広いんだ。
人間が知らない生物がいたっておかしくないさ!
てなわけで、地球上で最も巨大な哺乳類
「シロナガスクジラ」は30M。
(ちなみに最も巨大な魚類といえば
 「ジンベイザメ」で17M位。
 この辺はひっかけ問題でよくクイズに出るので注意(笑))
こんなのが実在するんだから、
それこそゴジラがいたって不思議じゃない。

海洋の平均深度は3800m、水深1000mを越える海域は
全海洋面積の88%、体積で75%に相当。
仮にここで光の届かない
水深200mより深い部分を「深海」と呼ぶなら、
面積で92%、体積はなんと99%となる。
海洋の大部分は「深海」なのだそう
絶対にいるよ。まだまだ知らない生物が。

巨大生物図鑑(おねいちゃんがグウ)

いろいろありますな。UMA(未確認生物)とか。

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最近では
「メガマウス」の発見とか(1976年)
要はでっかい古代サメ
「メガトロン」が本気で居るんじゃないかとか
まだまだワクワクです。

全部死んでますが
(深海魚は飼育出来るほど生態が知られていない)
西伊豆の戸田(へだ)にある
駿河湾深海生物館
は一度お越しください。

なお、戸田には「深海魚」寿司を食べさせる
店がありますが、味は・・・・・・・デス。
そもそも地球上の魚の9割
まったく食えないか不味いのです。
貴重なたったの1割を人類は
食い漁っているのですね。
大事にしよう水産資源。
posted by PON at 22:13| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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