仕事関連のセミナー参加は憂鬱だが
昼飯が非常に楽しみだった。
その日はいつも持参する昼飯を
家に忘れてきてしまったこともあるのだが・・
神保町と言えば、団塊の世代オヤジが
青春を過ごした町。
60〜70年代の香りを残す、学生向け名店が
まだ残っているからだ。
せっかくのチャンスである。
吉野家ごときで済ますつもりはない。
前回(とはいっても10年前)
立ち寄ったのがここ「スヰートポーヅ」
「ヰ」に「ヅ」だ。
イマドキ「ヰ」なんて
ニッカウヰスキーくらいなもの。
それだけでも歴史を感じる。
靖国通りに並走する
一本、奥の路地の「すずらん通り」に
記憶を頼りに行くと、あった、ありました。
紅虎に棒ギョーザがブレイクするはるか前から
棒ギョーザといえばここだと聞く。
自身、この店を誇るほど通ったわけでも
何でもないのですが。
ギョーザ6本+スープ+ごはんで680円。
大食漢のあなたには+6本、+8本、+12本
(+380円?)と追加も可能。
水ギョーザもある。
その横は「ロシア料理・ろしあ亭」
あの時は独りだったので餃子にしたが
今度は嫁さんと行ってみよう。
そしてその反対にあった「キッチン南海」
店内を眺めながら写真を撮っていたら
なんかいつの間にかPONも並ぶことに。
780円で
各種定食(味噌汁つき)が楽しめる。
・ヒラメ(白魚かつ)かつ+生姜焼きライス
・海老フライ+生姜焼きライス
・チキンかつ+生姜焼きライス
・ロースかつ+生姜焼きライス
など、
・カツカレー 650円
・(大盛り100円増)
・カレー 500円
やっぱりカツカレーを調子に乗って
大盛りにしてしまったけれど
普通盛で充分。ライスの上に
きざみキャベツ山盛りってのが
いかにも洋食屋である。
ここのカレーは、黒々デミグラスソースを
つゆだくで食べていたら、
後味がピリッと辛いそんなカレー。
カツは客の回転が速いから常に揚げたて。
しかし・・昼のキッチンは戦場だ。
まさにエサ配給所である。
そこまでしなくても他に店はあるだろ?
と問いただしたくなるくらい
リーマンが押し掛けてくる。
今日は自分もその一人だったわけで。
デシャップのねーさんは客さばきが
凄腕だったが、今どきの丁寧なサービスは
期待しない方がいい(必要無いし)
客をさばくので精一杯のようでした。
はい、ごちそうさま。
午後のセミナー爆睡決定。
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学生時代、お年頃の私はやっぱりその手の
お色気本に飢えていてw神保町を徘徊した。
その時はJRお茶の水駅で下車した。
俗に「神田の古本屋街」で有名だが
神田駅で降りると割と歩くことになる。
駅から、古本屋街の面する
「靖国通り」に向かう途中には
まだ明治大学の気合いの入った校舎が
残っていて、見た目も実際も学生だった自分は
勝手に校内を探索した。時には学生運動で
アジトになっていたのかもしれない、
地下の学生サークル部屋長屋にも迷い込み
その妙な空気にびっくりしたこともある。
昔、明治、中央、日本大学はこの辺りに
近接していたことがあって、比較的
仲が良かったらしい。
岩波で選んだ文庫を品定めしつつ
店内のカレーショップでカレーを食ったり
政治を語ったり・・
神田神保町は青春をここで過ごした
かつての若者、現オヤジ達の残滓って感じる。
オヤジたちは日本各地に散って
それぞれの場所でオヤジになっている。
その独特の雰囲気が残る町。
マックやファミレスは似合わない。
ドトールはあるけれども。