いっぱいある。
現代サラリーマンの処世上には
まったく参考にならんけど
おもわずニヤけてしまう話も。
特に日本史上最強の成り上がりぶりを
見せた秀吉が権力を謳歌していたころは際立つ。
ひとつには、どこまで偉くなっても
結局は彼をバカにしたい元部下や元同僚などの
やっかみが、「今でこそ太閤だけど奴は
むかし、あーだったんだよ?」
「そういえばあんなことがあったよ」と
書き残した結果なのかもしれないし。
秀吉の方も、少々のことでイチイチ
周囲の首をはねていたら、
「やっぱり成り上がり者は・・」
と言われてしまうからか、
度量の大きさを見せつける必要があったから
なのかも知れない。
基本的に人臣位を極めた彼に
歯向かう命知らずはいなかったはずだが
秀吉も、相手がスジさえ通せば
それほどムチャクチャはしなかったようだ。
(無論、甥っ子一族の大虐殺のように
基本はやっぱ権力狂でありましたが)
そんな自分に、少しでも抵抗してくるやつ
一本取ろうとしてくるやつ等がタマに居ると
わざわざつき合っていたフシがある。
もし秀吉が信長みたいな絶対君主志望だったら、
国民全員イエスマンしかあり得ないからね。
誰一人、自分に逆らうものがいないというのも
やはり寂しいもんなんだろう。
(時には命まで賭ける)周囲との
やり取りを結構面白がっていたのかもしれない。
今回の話は、それほど大したことないんだけど
秀吉のためいきが伝わるようで
PONが好きなエピソードです。
秀吉のある部下が「松茸」を献上してきた。
「我が家の裏山で採れた「松茸」です。
さすが、太閤様が下された土地、
毎年、毎年、食べきれぬほど「松茸」が
生えてまいります。これも太閤様の御威光」
「そうかそうか、その気持ちが嬉しい」
と秀吉は機嫌よく受け取った。
自分が太閤である以上、部下から
ただ貰って終わりにするわけにもいかない。
貰った松茸の、価値で言うなら十倍以上の
「財宝」やら「反物」やら「武具」やらを
その都度くれてやったらしい。
嬉しくなちゃったその部下は
毎年、毎年、「まつたけ」を送ってくる。
周囲の官僚のひとりが言ったことがある。
「はて?かの者に与えた山には
アカマツなんて一本も無い
梅山だったような・・」
秀吉はそんなこと知っているうえで
気持ちが嬉しいからと、毎年、
彼の松茸を受け取っていたようだが
ある年、秀吉はさすがに彼に言ったらしい。
「もうよい。その方の気持は解った。
裏山に松茸生えすぎなりw」
「さんまは目黒に限る」じゃないけど。
なんかスキ。
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