問答無用篇
北斗氏から借りた「ラノベ」第二弾。
ラノベと言っても一応角川文庫所蔵なのだな。
作者の「鷹見一幸」氏は北斗氏の
お気に入りの作家と聞いていた。
この「でたまか」シリーズは、既刊分が
まとめて手元に届いたものでw、
PONが最初着手した作業はシリーズを
ナンバー順に並べることからだった。しかもこの
シリーズの存在をPONはまったく
知らなかったので、アラビア数字順に並べることは
できても、どこから読めばいいのか皆目判らん。
この「でたまか」シリーズ、
「王国奮戦記」やら「王国再興録」とかあり、
信長の野望といっしょ。初めての人には
「戦国群雄伝」がシリーズ何作目に当たるのやら・・
とりあえず、パラパラとめくってみたらこの
「王国奮戦記」が最初であったようなので
(主人公が士官学校を卒業するところから
スタートしているので多分そうだろう)
読み始めた次第である。
<あらすぢ>
カネなしコネなし色気なしの帝国ビンボー貴族
「マイド・ガーナッシュ」。士官学校を
優秀な成績で進学、未来はバラ色と思いきや
卒業実技試験で大貴族のお坊ちゃんを
叩きのめしてしまったがために・・・・。
配属されたのは宇宙の果ての果ての果て
である惑星国家「アウトニア」の駐在武官
だった。
文庫うしろのあらすじには
「ポップビートスペースオペラ」とある。
スペースオペラといえばPONの場合、昔
永井豪さんの「スペオペ宙学」という
今思えばほんとにスケベでトホホな漫画を
読んでいたので
(スペオペとはスペースオペラの略称)
多少、エッチなイメージがぬぐえないのだが
こういう奇特な存在もレアケースだと
思われるので、次に行ってみよう。次。
スぺオペが
「宇宙をまたにかけた英雄譚With宇宙艦隊」
とするならば、やはりPON的には
「銀河英雄伝説」にとどめをさすが、
ラノベ系のスペオペなら猛烈に
読みたくなった時期があった。
その内に突き当たったのが、知っている人は
知っているジャスティ・ウエキ・タイラーが
活躍する、宇宙一の無責任男シリーズ
「無責任艦長タイラー」である。
植木等のすちゃらか「会社員」シリーズをベースに
した話で、本人の能力というよりも廻りの勘違い
に助けられてとんとん拍子で、最後には宇宙の覇者
になる男の話だが、それはまたの機会に。
その後、和製スペオペが読みたいなあと
「星界の紋章」シリーズに手を出したり
海外のSFならばあるいは・・と
「アンタレスの夜明け」シリーズ、
「銀河の荒鷲シーフォート」シリーズ
なんてのも読んでみた。
もっと、壮大な宇宙歴史モノという意味合いで
アシモフ先生の「ファウンデーション」シリーズ
だったが、PONには文体が固くって途中で断念。
方向転換して、マンガで突き当たった奴が
「銀河戦国群雄伝ライ」。
結構楽しめたけど、あくまで「マンガ」だったし。
んで、「アウトニア王国奮戦記」である。
これもまあ「タイラー」シリーズと似たようなものかなあ、
とまた悪いクセである勝手な思い込みから読み始めた。
あるいは要するに性格の良い「ラインハルト」が
ガンガン出世する話じゃないの?とも。
この記事を書いているときはまだ3巻目を
読んでいる最中なんだけど、その辺はまだ外れていない。
ちょっと表紙がね。いまいちかなと。
イラストもあんまり好きになれない。
ローマンスというかちょっと甘アマスウィートな、
主人公と第三王女とのほほ染め合いは
何とかしてくれという感じが。
面白くなりそうな雰囲気は、充分漂うが
なにぶん栄えある一巻目なもので様子見とします。
(相変わらず、スマンですね北斗氏)
いつもならば、お気に入りのフレーズ、セリフを
ネタバレ覚悟で書き連ねるところでありますが
今回も、ツカミだけで長々と書いてしまったので
お気に入りを一か所だけ。
敵の「神聖ローデス連合国」と自陣営の帝国では
コンピュータ(この時代は電子人格とやらが仕切る)が
操る言語体系が違っているとの設定で
神聖ローデス連合国側の言語を「建物」系
マガザン帝国側の言語「果物」系
と呼ぶならわしがあり、両者は数千年前からの
対立なのだそうだ。グゥ。
<つぶやき>
こういう、ラノベ(ライトノベル)には
知る人だけがわかればいい、といった裏設定や
有名作品へのオマージュ、パロディなんかが
お遊びとしてつきもののだけれど、自分も
年をとった。元ネタがよく解らない「お遊び」が
多くなってしまったよ・・・。
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遅まきながら、賄い有難うございます。
大変おいしゅうございました。
>王国奮戦記編は、とりわけ内輪ネタと
>オマージュ、パロディが多いので、
オマージュやパロディはよいのですが・・
内輪ネタはともすれば「学園祭的」ノリ
になりかねないのが少々・・ね。
>これを読んだ後に元ネタを見かけて、
>こういう事かとニヤリ
月刊アウトとマガザン帝国のマガザンって
なにか関係があるのでしょうかね?
多いので、これを読んだ後に元ネタを見かけて、こういう事かとニヤリ
というのが多かったです。