2008年05月12日

道路広報費 コンサートなど3割が無駄

国土交通省は4日、平成18年度に道路特定財源を
原資とする道路整備特別会計から支出された広報広聴費
約96億円のうち約3割にあたる約29億円が
効果がないか、道路事業との関係が疑わしいもの
だったと発表した。同省は
「誤解を受けるかもしれない支出は取りやめる」とし
20年度以降の広報広聴費を半減する。

「効果が見込めない」とされたのは、道路に関する
啓発ミュージカル事業やコンサート、道路事業を
写真パネルなどで展示している「道の資料館」など。
18年度の関連費用は計4億円で、今年度から事業は
取りやめる。

「道路事業との関連が疑わしい」とされたのは、
シンポジウムや座談会、フォトコンテストなどで、
約25億円。今後は必要性を厳しく検討する。
「直接、道路事業に関連する」とされたホームページや
パンフレット作製など約67億円分については、上限額や
削減率を設けるなどして減額を目指すという。

 同省は、これらの支出に関して国道事務所長らが
決裁できる金額を1700万円未満とする方針も発表。
現場が大きな決定権限を持っていた支出に関し、
本省のチェック機能を強化する考えだ。
【04/04 19:02更新】

>啓発ミュージカル事業やコンサート、道路事業を
>写真パネルなどで展示している「道の資料館」など。
啓発ミュージカル事業ってのは
劇団「ふるさときゃらばん」が行っている
みち普請」とかいうミュージカルのことらしい。
このミュージカルは全国巡回で、観たい人は
「国交省」のオゴリってことでタダ。
劇団「ふるさときゃらばん」が別に悪いことした
わけではない。スポンサーがおバカだっただけで。

劇団「ふるさときゃらばん」のミュージカルは
学生時代に一回見たことがある。
労働者(一家の父ちゃん)を応援する話だったか。
観た限りでは、充分楽しめたし、そんなに過激な
「政治信条」を人民に啓蒙する使命を持った劇団・・
という風には感じられなかった。
でも、それは無駄遣いだ。

>「道路事業との関連が疑わしい」とされたのは、
>シンポジウムや座談会、フォトコンテストなどで、

はっはっは。前にも記事にしたけれど、やっぱり
「シンポジウム」や「座談会」は役人が仕事「らしい」
ことを、でっちあげるために開催していただけで、
主催者にも聴講者側にも、自己満足で終わり
まったく生産性がなかったんだね。そうだろうな。
金と時間の無駄だもの。

民間企業が元気だった頃には「メセナ活動」なるもの
が騒がれたけれど「フォトコンテスト」もNGと
なると、写真家のようなフリーランス活動家の
最後の砦であるお役所開催行事も一斉に縮小されるな。
若い?才能が開花する場が縮小されるのは
多少、痛いところではある。
昔から芸術家の育成、保護ができたのは、金と地位を
保障されたパトロンのみであったのは事実だし。

なんか、例のガソリン税暫定法律失効に伴い
国交省(というか国道事務所)は、ほとんど嫌がらせの
ように、各地で道路工事を止めてしまっている。
「だって、あんたらが払ってくれないからでしょ?
 道路出来なくったってしりませんよ!」という
役人のあからさまなサボタージュに近い。
まあ、作ってしまったものは仕方ないので
「おバカ」の墓標として野ざらしにしておけば?
困るのは、道路誘導をした政治家と土建業者
だけだし。

とりあえずは既存の道路の
保守管理をサボらなければ結構。

「予算は無理にでも使い切らねばならない」
「さもないと来年度に削減されてしまうから」
この発想とシステムを変えないと駄目だね。
まず、余った予算は次年度へ繰り越しができるように
お願いします。それと究極には特定財源は
廃止すべきですね。

あ、何やっているのかてんで不明な天下り天国
「なんとか法人」ってのは全部無くしちゃえば?
要らんし。

そういう意味では、大阪の知事(個人的には嫌いだけど)
の政治の成り行き。歴代の知事がとりあえず作ってしまった
ハコモノをどんどん壊してゆく姿勢。
当然、怨嗟の声は湧き起るでしょうが、ああいった
お役人施設を壊してみた先に、我々に何が待っているか?
非常に興味があります。



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