2008年09月14日

PC8801−MkU FH

「PC8801−MkU FH」

そうそう、前回はPC−8801の話を書こうと
思っていたのにいつの間にやら、PCー9801
の話になっておりました。悔しいので改めまして
PC−8801の話をば。

何度か、記事に書きましたがPONが初めて接した
パソコンは、「PC8801−MkU FH」
両親が高校入学祝いとして購入してくれたモノです。
有難い話だなあ。しみじみ。

ま、それはさておき、当時のPC8801には
その性能を見せつけるため、ということで
「デモンストレーションディスク」と言う奴が
添付されておりました。
当時のパソコン性能での精一杯のビジュアルと
FM音源を自慢するための音楽によるオープニング。

demo2.gif

ビジュアルにしたって、今だったら単に低性能だから
画像描写に時間がかかっているだけだろう・・こんな
絵ぐらいサッと描写しろよ!なんて、小憎らしい
セリフのひとつでも吐くところでありますが、
あの頃は、例え画像を一瞬で描写できなくても
(まずソト枠が描写され、ぬり絵のように内側から
 塗りたくられてゆくカンジ・・)
パソコンが処理しているんだなあと、そのプロセスを
眺めているだけでもなんか「未来」を感じてました。

当時のパソコンには必須だったFM音源。その
FM音源にしたって、何が「FM」なんだか未だに
よく分かっていなんですけど、とにかくいい音だなあとは
思ってました。ひとまずステレオではあったし。

パソコンがFM音源やらビープ音
(「ぴーがらがらぴー」とかいかにもコンピュータ的な音)
から離れ、普通に「歌」だの「肉声」だのを出せるように
なったのは、富士通FM−TOWNSでCD−ROMを
標準装備してから。凄い進歩だ、映画に近づいた!
と思った反面、妙になんかつまらなくなった
気がしたのは覚えてます。

ちなみに家庭用ゲーム機でその「音」の革命が起きた
のは、PC−エンジンがやっぱり「CD−ROM」を装備
してから。こちらも代わりに、いわゆるファミコンの
「ピコピコ」音が無くなり、これまた物足りなく感じた
ものでした。

PC8801MkUはSRを皮切りに、
MH、FHなどなど
何が違うのか全然分かんないけど、記号だけは
変わって新発売
され続けました。
当時のマニアと開発者に言わせればここが違う、
ここが新しいという点があったのかもしれませんが、
基本的にSR以降の機種であればなんであっても
「PC8801用ゲーム」をプレイすることが
できましたし、ユーザーもゲーム専用機以外の用途は
考えようもなく、またそれ以上のことは望んでいません
でした。

当時、パソコンがどんなにパワーアップしたところで
今のようにネットやメールが気軽にできるわけでもないし
まあ、そんなもんだったのですよ。

それぞれのPC8801にはそれぞれの「デモディスク」が
ついていまして、PONが入手したのはFHでしたから
当然FH用。電気店!から届いた箱から取り出し
セッティングして、初めてデモディスクを立ち上げた時の
感動は忘れられません。
ビジュアルははっきり言って大したことなかったのですが
(それでもパソコン専用モニタなんで、さすがくっきり
 鮮やかではありました)
やっぱりFM音源。「スケーターズワルツ」の流れる中
「PC−8801 FH」と大書きされ、
続いてマドンナの「ライク・ア・バージン」が。
今でも「スケーターズワルツ」を聞くと、88全盛
時代を思い出します。

んで、結局PONがPC88で一番やりたかった
ゲームがマイクロキャビンから発売された
「めぞん一刻 〜思い出のフォトグラフ」でした。
前にも書きましたが、PC88が我が家にやってくる!
と決まった時から、早速本屋で仕入れてきたのが
以前記事にしました、ゲーム雑誌「ログイン」。
ログインではさんざっぱら「めぞん一刻」の
特集をしており、期待は否が応にも盛り上がります。

88めぞん.png

オープニングの名曲「悲しみよこんにちは」
当時、ショートカット、つまりHIT ANY KEY
という概念を知りませんで、どんなに急いでゲームを
やりたくても一曲終わるまではジッとしてました。
つまり、曲が終わらないと
ゲームって出来ないものなんだと
勝手に思ってたんで。ああ初心な時代。



PCゲーム「めぞん一刻」につきましてはまた、後日。

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e8c67347.gif

いつの時代もパソコンとは型落ちとともに
値下がりするものだが、あの頃のPCモニター
(もちろんブラウン管)の値段だけは下がらない、
という安心感が我らパソコンユーザーにはあった。

下取りで最低でも5000円位で
買い取ってくれてたと思う。

というのも、先日、オフィスのPCがほぼ全部
「液晶モニター」に更新され、重くてデカイだけの
ブラウン管タイプPCモニターが、お役御免、
産業廃棄物扱いで大量処分されたことがありまして。

もったいないなあ・・と。なんとかならんかなと。
思ったんですけど、なんともならんかったのです。
重いだけだし。

昔なら宝の山だったのにな。
あのモニター群。
posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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