この間、三沢選手が亡くなったかと思いきや
今度は「マイコー」ですよ。
なんか80年代が消えてゆくなあ。
・・完全にマイコーの陰に隠れてしまいましたが
70年代のブロンド女王
「チャーリーズ・エンジェル」「キャノンボール」
そして「サンバーン」の
「ファラ・フォーセット」さんの
訃報も本日ありました。
はあ・・。
ご冥福をお祈りいたします。
スター人生、本当にお疲れ様でした。
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「川の光」
NHKが唐突にはじめた
「SAVE THE FUTURE」という
「自然保護キャンペーン」の一環として
子供達を啓蒙しようという意図の下に作ったと
思われるアニメ。
「となりのトトロ」にいい加減飽きてきたらしい
ちびすけの為に、と録画したPONだったが
はからずも自分の方が堪能してしまいました。
原作は読売新聞の連載だったようですね。<
あらすぢ>
平和な川辺の暮らしは失われた。晩夏、安住の地を
求めてネズミ一家の冒険が始まる。足元で脈動する
世界に優しいまなざしを向け、柔らかい魂の手触り
を伝える物語。
内容(「BOOK」データベースより)
上だけじゃちょっと物足りないので・・
自然の河川岸で平和に暮らしていたクマネズミの
親子3匹(父親、兄、弟)が、護岸工事によって棲家を
追われ、新しい生活の場を求めて旅をするって話。
昔、サンリオのアニメで「
親子ねずみの不思議な旅」
ってのがありまして、ご幼少のPONはなぜか
劇場で見る機会があり、ファンタジーに感動した
記憶があります。それを思い出しました。
あっちは、両手のつながった親子ネズミの格好をした
「くるみ割り人形」(当然、無機物)が、なんかの
はずみで家を飛び出し、人間以外のいろんなちっこい
存在に助けてもらいつつ、どっか(たぶん新天地)を
目指す、という・・コレと同じくいわゆる
「ロードムービー」でした。
「
川の光を求めて」
彼らの冒険は、いろんな小動物に助けられます。
・
犬(ゴールデンレトリバー):ピンチになると
颯爽と現れ、おぼれる小動物たちを救う。
けと正義からではなく、遊びの延長で結果的に
助けているあたりがやっぱ「犬」だわ。
・
どぶねずみのみなさん(敵):独立愚連隊。
要は街のチンピラども。排他的でよそ者を
許さず、ナワバリの限り標的を執拗に
追いかける。
「おめえらドコ中?山田サン知ってっか?
おめーらなんか2秒でボッコだ」
(↑こんなことは言ってませんが)
・
はぐれどぶねずみ(グレイ)
声が大塚明夫さん。某潜水艦ネモ船長とか、
ゲームで言えば某スーパー工作員とか。
かっこええ。彼が演じる役ならばたとえ
「ドブネズミ」であっても、なんかこちらの方が
頭を下げて拝聴しないといけないよーな
オーラを感じてしまう。非常にポエッティ。
名言はほとんどこの人が吐いている。
「ここは安全な場所だ。しかしここには季節を
感じる風が無い!・・月もガラスが無ければ
もっときれいだろうになあ」
「もう会えないだろうけれど、この言葉があれば
僕はいつも君のそばにいるよ
川の光を求めて!」
このネズミが活躍している時、肝心のクマネズミ
の父親(演:EVAの加地さん)に立つ瀬が無いのが残念。
・
猫(ブルー):有閑マダムのような猫。
ほんの気まぐれから一行を助ける。
ツンデレかと思いきや、面倒見も良く
最後に川への道まで教えてくれるが、
教えてくれる「内容」はやっぱ「猫」だわ。
「こんどオバチャンと言ったら叩き殺す!」
声が「攻殻機動隊」のモトコさん。こわひ。
(ちょっと前ならハマーンか)
・KYだが行動力はある「
スズメの親」と
ネズミの子供以上にコドモな「スズメの子」
スズメの母親役は「藤原紀香」。
NHKの今回の環境保護キャンペーンの
イメージキャラクターだからみたいだ。
ネズミ親子の小さな視点を通して、人間どもの
むやみな自然破壊と、やっぱ自然はええなあ・・と
思い至るのが今回の筋。
そういった意味で、本来のネズミのホームグラウンド
「下水道」での冒険が描かれるのはイイとしても・・
下水道の隅にたまったゴミの山、下水口に投げ捨てられた
タバコの吸殻、小動物の死骸、そしてゴキブリ・・
自然のスバラしさを解かってもらうためにも
負の遺産を描写するのは不可欠であるが
きれいな美術さんが大活躍するアニメにおいて
非常に「キタナイ」ものを描写する難しさは感じた。
まさか、ゴキブリとも会話かよ?と一瞬期待したけど
さすがに「昆虫」類とは話せないようである。彼らも。
クマネズミっていうから、熊のようにデカクって
要は彼らが「ドブ」に住んでいれば
「ドブネズミ」、川なら「カワネズミ」なんじゃねーの?
と思っていたんですが、どうも両者は違う種族のようです。
もっとも、どこまでいっても「ネズミ」はネズミなんで
黒死病(ペスト菌)をばら撒くような怖ろしい存在。
このアニメとネズミーランドの主人公から
「ネズミ」一族に過剰な愛着を抱き、
「ネズミ」を救え!などと短絡的に考える子供達が
出て来ないことを切に祈ります。
救うべきは、地球環境であり、ネズミではありませんので。
「虫が棲めない世界に人が住めるわけがない」と
養老先生に語らせた「公共広告機構」(でしたっけ?)
のCMもありましたが、このアニメに言わせれば
「
ネズミも棲めない世界に人が住めるわけがない」
といったところ。
もっとも「
人が住めない世界でも
なんかネズミだったら生きていける」気もします。
少なくとも「ゴキブリ」は大丈夫でしょう。
そういう話か?(苦笑)
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posted by PON at 21:42| ☔|
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