気がつくと東海道線から211系も
いなくなってしまった(2012年4月で運用離脱)
いまやE231系が全盛である。
毎日乗ってますけど、乗りやすくて
個人的には文句ないのですが。
普通に電車を利用しているヒトには
まったくもってどうでもよい話だと
思いますが、こらえてつかあさいな。
自分が自発的に東海道線を利用するように
なったのは中学生のころ。
国鉄最晩年ではっきりいって停滞時代でした。
昭和30〜40年代の日本イケイケ時代に
整えられた車両とインフラと惰性で喰っていた時代。
東海道といえば長らく113系だったわけです。
そこへ颯爽と登場したのが211系でした。
これに乗ったとき、自分は初めて
時代の移ろいというものを体感しました。
子供なんてのは、親や家、さんざん買い物に
行った町の本屋など、自分が育った環境が
いずれはなくなるものなんだなんて、なかなか
実感わかないものではないですか。
それまで鉄道車両といえば
「鉄」が当たり前で、ペンキの続く限り
色分けがなされていたものでしたが、
211系は、国鉄にしては珍しく車体に
ステンレスを採用、塗装もシール方式になってました。
ううむ、これが東海道の次世代車両か・・
当時の学校の友人が言いました。
「いや、ボクが読んだ雑誌によれば
計画だと211系はツナギであって、本命は
まだ計画中らしいよ」
「はは、まさか・・」
友人の言うとおりでした。
今思えばその本命がE231系だったと思われます。
国鉄・JRにとって必ずしも本命ではなかったの
かもしれませんが、その後211系は改造手術
(正確には違うけど)により、ダブルデッカー車も連結。
先輩の113系は、従来の鉄の車両に
ステンレスのダブルデッカー車が
妙に浮いてましたが、211系は自身も
ステンレスなんで、違和感のない編成美を誇りました。
世はスピード時代。普通電車もスピードアップを
はかりたい、といっても止まる駅数も駅間距離も
そうそう変更はできない。
であれば、直ぐに加速ができ、直ぐに止まれて
スピードを稼げる直線距離ではなるべく早い車両を
となりまして。211系は113系と同様、遅いんです。
多分本気出しても110キロ。
加速と減速機能も113系とあんまり変わらない。
軍艦と一緒で、一口に東海道線といっても
もっとも性能の劣る車両に全体のスピードを
合わせねばならない。
こりゃ無くなって当然です。
次は踊り子号185系あたりかな。
そういや最近、乗り合わせないなあと
感じてはいたのですが。
211系、長いことお疲れ様でした。
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posted by PON at 09:31| 神奈川 ☀|
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