2009年05月29日

F22生産中止

「F22生産中止」

だーかーら、独自にVF−1J作ればいいじゃんよ。
景気高揚につながるでしょう?

VF-1J.jpg
これがVF−1J。

VF−1Jの「J」は文字通りJapanの「J」
だそうですよ。設定では。新日本重工社の改修だったか。
アーマードバルキリーといったオプションも
劇中ではVF−1Jしか装着していなかったので
アレはVF−1J専用装備なんだ→新日本重工社開発だ
と裏設定が増殖した模様。

統合軍と統合政府が成立する生みの苦しみだった
世界戦争において、日本は結果的に大きく貢献、
「自衛隊」も「軍」として遅まきながら世界デビュー
したって経緯があるらしい。

そういえば昔やったマクロスのゲームでは、主人公
「一条輝」とその仲間達ばっかりが輝かしく活躍する
「スカル大隊」の横っちょで、ゲームオリジナル設定
だったと思うけれど、「パープル大隊」ってのがあって
そこの隊長は、航空自衛隊出身だったような・・。
ま、それくらい、マクロスってのは日本人が重きを
成している世界だということですよ?って、
そんな話はともかく・・。

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<F22生産中止>日本の防空、見直し必至
4月8日1時14分配信 毎日新聞

 米国が6日に空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22ラプター
の生産中止を発表した。F22は航空自衛隊の次期主力
戦闘機(FX)の本命だったが、米国が禁輸措置を取って
いた。その措置が解けないまま調達は不可能となる公算が
大きく、日本は防空戦略の大幅な見直しを迫られる。極東の
軍事力拡大を進めるロシア、中国への対応をにらみ、年末に
改定される防衛大綱・中期防衛力整備計画(中期防)の
大きな焦点となりそうだ。

 防衛省がFX候補に挙げるのは、F22に加えて米英
などが共同開発しているF35、欧州の共同開発による
ユーロファイター・タイフーンなど6機種。中でもF22の
防空能力は群を抜くとされる。このため「1飛行隊(約20機)
でもいいから欲しい」(自衛隊幹部)と本命視され、
防衛省は先端技術の流出を恐れて輸出を禁じた米国と
交渉していた。

 だが今回の決定で、禁輸措置が解けないまま米国の発注が
終わればF22は自動的に生産中止となり、日本が調達できる
可能性はほぼなくなる。対抗馬であるF35は調達時期の
見通しが立ちにくいなど、
「他の候補は帯に短したすきに長し」(同省幹部)という。

 空自は現在の主力戦闘機F4の退役を遅らせ、現中期防で
予定された後継機の調達を先送りして選定に備えてきた。

近年の原油高騰でロシアは極東配備を増強している。中国の
国防費も増え続けている。省内では
「中露が日本の安全保障に大きな脅威になってからでは遅い」
と選定がさらに遅れることを懸念する声は多い。【松尾良】

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PONの知り合いの中に、軍事マニアでいることに
飽き足りなくなり、関係者になりたい!と、本気で
パイロットを目指している「ナイス野郎」がいる。

その彼と軍事ネタで盛り上がっていたときに聞いた話。

上の記事にあるように「F22ラプター」とは、
アメリカの誇る最新鋭スティルス戦闘機なのだが
この戦闘機、主に機密保持の関係から、

なんとマニュアルが無い

すべては専任教官からの口伝
英語いえばマウストゥーマウス。ちょっと違うが。
とにかく、「体で覚えろ!」な戦闘機なんだって。

すげーー、北斗神拳かよ。

しかも一機当たりのコストは約1億4200万ドル
2006年時点での米国生産予定数は183機。
現在、嘉手納に12機、グアムに6機。
キルレシオ(こちらが一機撃墜される間に敵の
ヒコーキを何機落とせるか?の割合)は
F−16だかを相手に1:144くらい
だったとか(この辺、しっかり調べてませんが)
つまり、かなり単純にいってみれば6機で
144*6機分の戦力に該当するわけだな。
まさに一騎当千。

自衛隊の関係者が
「他の候補は帯に短したすきに長し」という
気持ちも解からんでもない。

けど、無論訓練用ではあるが、未来に向けてホントに
ヒコーキに乗ってる彼に言わせますと、
それだけ非常にデリケートな機体であり、ガンダムで
いえばアレックスみたいなモンなんだとか。
端的に言って、あんなビミョウな操作が可能なやつは
バケモン
(要はアムロ級)。
自衛隊のF−15イーグルドライバーといえど
飛ばすのがやっとといったところだろうとのこと。

彼は更に言う。あんなのを次期主力戦闘機に!
なんて考える官僚や政治家は、何でも欲しがる子供と
いっしょで、警察のパトカー選定に、カタログスペック
だけでテスタロッサを選んでしまうようなもんだ、と。
なるほどいい得て妙だ。

実際のところでは、F−15改をアメリカで開発中
なんで、それをめぐんでもらうか、自分で改修、
もしくはスーパーホーネットがよいところだろう。



以上、謹んで元防衛大臣(現農林水産大臣)に
報告するものです。

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だから、こんなことになってます・・
ラベル:F22 ラプター
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2008年11月10日

P3Cオライオン 大活躍

「P3Cオライオン 大活躍」

話に出てくる「P3C哨戒機」って奴は
米国製対潜水艦ヒコーキのことで
P3Cオライオンっていいます。
厚木基地近辺で上空をターボプロップの爆音に
思わず見上げると、下が灰色で上半分が白、
サイドに小さい日の丸のついた中型プロペラ機
が飛んでいたら、ほぼまちがいなくそれです。

おらいおん.jpg

さらに言うなら、機尾が長く
お腹に穴が・・↓

●●●●
●●●●
●●●●
●●●●

こんな風に空いています。
なんだ、今どきプロペラ機かよ?と
思うなかれ。平気で日本の領海を侵犯する
他国のクジラ潜水艦には天敵なのです。

ちなみにこの穴は、海にもぐる潜水艦を
あぶりだすため、各種センサーを搭載した
筒型のソノブイなるものを
(使い捨て対潜水艦用音響捜索機器)
空中から投下するためのもので、
一本数百万円だとか。軽自動車くらいなら
平気で買えます。

本気で敵潜水艦を探すときには、怪しい海域へ
軽自動車を空中からバラ撒くわけです。
回収?もちろんしません。そんなの。
不可能だし。

軍隊がいかにお金がかかるものであるかってのが
よくわかりますね。
P3Cは便利な空中タクシーではないのです。
で、以下の記事。

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海自1曹飲酒ケガ、P3C哨戒機往復治療

海上自衛隊硫黄島航空基地隊(東京都小笠原村)
で1等海曹(46)が部内規則に違反して飲酒
した上にけがを負い、約1200キロ離れた
本土の海自厚木基地(神奈川県綾瀬市)から
出動したP3C哨戒機が往復して同基地まで
搬送していたことが30日、分かった。

 海自は基地内での飲酒を禁じているが、硫黄島
は島全体が基地のため「日本酒2合程度」など
とする基準を規定。しかし1曹はコップ10杯以上の
焼酎を飲んでいたという。海上幕僚監部広報室は
「事実関係を調査し、厳正に対処する」としている。

 海幕によると、1曹は今月16日夜、基地内で
行われた新任隊員の歓迎会に出席。歓迎会終了後も
同僚と隊舎内で酒を飲み、室内で誤って顔を打つなどして
左目付近を骨折したという。

 硫黄島基地にはヘリコプターはあるが、本土まで
運ぶ能力がないため厚木基地にP3Cの派遣を要請。
1曹を厚木基地に搬送し、東京都内の自衛隊病院に
入院させたという。

 海自ではイージス艦あたごの衝突事故や特殊部隊の
訓練中の死亡事件など不祥事が相次ぎ、組織立て直しを
図っている。(共同)

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>左目付近を骨折したという。
がどれくらい緊急性を持つものなのか
調べてみないとわからんけれども。

それくらいいいじゃん。
そのまま、隊員の自然治癒力に
期待せよとでも言いたいのか?マスコミは。
そもそもこの話の出所はどこ?

厳正に対処して、それで隊員が亡くなったら
それはそれでマスコミも騒ぐのだろうし。
軍隊は非合理で非経済的なのですよ。
怪我した経緯はまずかったけど、遠く離れた
島で、ロクに楽しみもなく任務についている
隊員さんがいるわけですよ。
自分に何かあったとき、すぐにフォロー
してくれる組織でないと安心して任務に就けない。

助けてくれる仲間が居ると思えるから戦えるのです。
ガンダムでバロム大佐もそう申してます。

ちなみに往復の燃料代は約100万円だそうですが

隊員さんの処分は「厳重注意」くらいに
留めてあげてください。

ちなみに「厚木」基地って「綾瀬市」にあるんだ・・。
記事のそんなところに反応したり。

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一方で陸上自衛隊は・・
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2008年09月19日

F−14 トムキャット

「Highway to the DangerZone ♪」

大ヒットした映画
トムクルーズ主演「トップガン」

ケニー・ロギンス」の主題歌も勇ましく
アメリカ海軍制式艦上戦闘機
F−14 トムキャット」が大空を
ぶっ飛ばしているシーンが目に浮かびます。
なにげに「メグ・ライアン」も出ていたり。

トムキャット.jpg

ケニーロギンスは「ミスターサントラ」と
あだ名されるくらい、映画の主題歌でしか
ヒットしないアーチストとか
言われていましたが、まあいいでしょう。

このトムキャット、2006年の3月に
アメリカ海軍の全空母から引退してました。
理由はいろいろありますが

・冷戦が終了。一芸に秀でた機体よりも
 何でも出来る機体(F-18)が好まれた
・重い・デカイ
・もともとエンジンが非力

そして何より
・古くなった(ベトナム戦争に出撃経験あり)

正に機体全体が「翼」と言ってもいいくらいの
本機は映画内で縦横無尽に飛び回っておりまして
全翼機」とまではいかないまでも
なるほど、機体全体が羽根の様なモンなんだな!と
当時の自分は理屈ではなく
ビジュアルで納得しました。

PONの世代と言えば
「マクロス」&「VF−1Jバルキリー」なんで
もちろんデザインのモチーフになった
「トムキャット」に想いはひとしおです。
あと
「ふられ気分ならロックンロール」

F14.jpg

有難う!トムキャット

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2008年08月26日

米海軍グアンタナモ基地(キューバ)

<グアンタナモ>
過酷な尋問、米兵捕虜体験もとに立案
6月19日13時56分配信 毎日新聞

【ワシントン小松健一】
尋問手法は朝鮮戦争、ベトナム戦争で捕虜に
なった米兵の体験をもとに立案−−。
14日の米上院軍事委員会で、
米海軍グアンタナモ基地(キューバ)に
収容されている対テロ戦争の「敵の戦闘員」に
対する過酷な尋問が編み出された背景が
明らかになった。国防総省関係者らが証言した。
 同基地では睡眠を妨げたり、裸にするなど
肉体的、精神的苦痛を与えてきた人権侵害が
問題になっていた。
 今年2月に辞職したハイネス元国防総省法務
顧問や同委の調査によると、同省法務部は、
情報収集のため、02年7月ごろ、捕虜になった
場合に過酷な尋問に対処する訓練プログラムが
あるかどうかを関係部署に尋ねた。
 その結果、国防総省は、ベトナム戦争などで
捕虜になった米兵の体験をもとにした訓練プロ
グラムを入手した。そこで示されている過酷な
尋問手法の多くがグアンタナモ基地で採用された
という。
 また同委が調査し入手した資料も公表された。
ある会合で「拷問ではないか」と懸念する声に
対して、米中央情報局(CIA)の法務担当者が
「認識の問題で、収容者が死亡したら、
 間違った手法(拷問)だ」

と語ったことも記されていた。

 同委のレビン委員長は「政府の法律の専門家
たちは、過酷な尋問手法を追求し、法をゆがめた」
と批判した。

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この記事に反応したのはココ↓
>軍事委員会で、米海軍グアンタナモ基地(キューバ)
おかしいと思いませんか?
キューバはアメリカの不倶戴天の敵だったハズ。

共産主義のボスを自認していた旧ソ連が、石油に
浮かれていまやあの体たらく。
共産主義とはつまるところ、貧乏人の痩せ我慢を
理論武装したものだったのではないか?
なんて揶揄したくもなります。今となっては
懐かしい話になりつつありますが・・

ケネディ大統領をはじめ、歴代アメリカ大統領は
自分の裏庭で「共産主義」をうたうキューバおよび
カストロ大統領を病的なまでに嫌っていた。
上陸作戦まで敢行させたくらい。

>軍事委員会で、米海軍グアンタナモ基地(キューバ)
日本や、フィリピン、韓国なんかなら解るけれども
あのキューバに「米軍基地」??

調べてみた↓
アメリカ大陸地理情報館

はあ、なるほどね。
そんな経緯があったんですねえ。
勉強になりました。

こういう、自国の汚点な部分を
>今年2月に辞職したハイネス元国防総省法務顧問や同委
が調査するんだもんな。
それをしっかりと公表できるんだもんな。

このハイネスさんとやらが、引退してもよほどしっかりと
裏で手綱を握っているか、それほどの権力者だったのか。
日本(アジア)だったら、おそらく彼に相当する人物は
不幸な事故に見舞われていることだろう。
あるいはハイネスさんが敢えて「小悪」を暴露することで
その背後のもっと「とんでもないこと」を隠そうと
しているのかもしれない。

その調査に対する回答がまた怖い。コワすぎ。
>「拷問ではないか」と懸念する声に対して、
>米中央情報局(CIA)の法務担当者が
>「認識の問題で、収容者が死亡したら、
>間違った手法(拷問)だ」

いいのか?役人にこんなことを平気で言わせる
国で。対象が死ななければ何したってイイって
ことでしょ?

「グアンタナモ基地」はキューバにある
 ↓
アメリカは「キューバ」の存在を認めていない
 ↓
認めていないところで何を行っていようと
それはアメリカの国内法はおろか国際法も規定外
 ↓
だったら何したってイイ!
 ↓
それじゃさすがにまずかろうから
少しは手加減したって・・

ってことなのかもしれない。

俺はジャイアーーン、たーだのデブー

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2008年08月18日

アメリカのエグさ

アメリカという国はよく言えば
「ロマンチスト」
しかしそれは勝者の論理で、
やることがいちいちエグイ。

先の戦争に負けたとき、取り急ぎ終戦協定を
結んだのは、東京湾奥深くに侵入させ、全砲門を
皇居に向けた、アメリカ海軍戦艦ミズーリ号の
上だったのだが、それだけでなく、わざわざ本国の
博物館から、亜米利加東洋艦隊ペルリ提督
(日本を開国させたペリーのことね)の
乗っていた黒船の旗(ホンモノ)を
取り寄せてミズーリ号に飾ったんだそうだ。
・・それにどういう意味があるのか
よく分からないけれどもね。
もう一度、開国させたゼ、ヘイ!ジャップ
ってことかしら。

他にも、旧帝国海軍の象徴で、国民的戦艦として
親しまれ、戦争を生き残った戦艦「長門」
および、軽巡「酒匂」を、南の島の地表!で
原爆実験の標的として持って行き、わざわざ
原爆で吹きとばしたり。

戦後〜冷戦時代にかけて、共産圏、主にソ連に
プレッシャーをかける為、長く日本の港、横須賀を
母港にしていた歴代アメリカ空母の名前は

「日本海軍が徹底的に負ける契機になった島の名前」
・ミッドウェー

「日本は真の意味で独立国家ではない、という謎かけ?」
・インディペンデンス

ときて、インディペンデンスまでは
通常動力空母だったのだが、これが引退することになり
遂に「原子力空母」が横須賀に着任する。

エンタープライズが入港するだけで
大騒ぎしていたあの時代はいったい何だったのかな。
なんでもありだね。もう。

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2008年07月03日

ソボクな疑問

本日7/3は「インパール作戦」終了記念日。

めちゃめちゃ素朴な疑問を書きたいと思います。

軍隊の話。
不要な人は、すみません。ココから退出してください。

「大本営」「牟田口」「参謀本部」という、バカの
3乗が華麗に歴史デビューをした「インパール作戦」。
第二次世界大戦中、日本軍が東南アジアで行った作戦で
ボロ負けした作戦のことです。

「おいおい、俺ら強いジャンよ〜。
 マジ、ビルマ占領してインド(当時は英国領)まで
 行っちまったら、ごめん、マジごめん!」と

牟田口(むたぐち)中将、率いる第15軍が、ビルマ奥地を
西へ西へと攻め入ることにした作戦。
軍は地図の上では順調に攻め入ることができると
判断したけど、実際は、山あり谷あり、深い河もあり。
しかも携帯食糧も数えるほど。んで「牛」が同行だって。
牟田口しれーかんは得意げに「ジンギスカン作戦」と
名付けたんだとか。
荷物は牛の背中に乗せて、兵の負担は軽く。
お腹がすいたら牛一頭屠って、牛肉鍋パーティー!と
ホンキで考えたそうです。コイツわ。

雨期だったんで、ロクに調べもせず渡った河は
増水中。んで作戦開始早々、8割方の牛は溺死。
牛歩戦術って国会で言われるくらい、実際に
牛の歩みは遅く、移動の速さが最も問われる
軍事行動に合うわけがない。

満州事変以降の旧日本軍の行動はこんなのばっか。

そうそう、それでギモン。
補給が無くて負けたっていうけれども、輸送機に「米」
とか「弾薬」とかを、困っている地域へ空中投下するって
ことは出来なかったのだろうか?

・日本の制空権が確保できていなかった?
・日本軍の輸送機の足が短くって作戦地域まで
 届かなかった?
・輸送機の数が圧倒的に少なかった?
・当時の輸送機が運べる物資の量なんか高が知れていた?
・そもそも用意できる食糧や弾丸そのものが
 手元に無かった?

所詮、何やっても焼け石に水だったのか?

一方、ビルマを防衛する側のイギリス軍はグライダー
で防衛師団のゆく先々にに物資をばらまき
、ビルマ
防衛隊の行動はスムースに行われたそうだ。

→ここまで書いて調べてみたところ、やっぱ
 英軍に制空権を完全に奪われていたらしい。
 加藤隼戦闘隊の加藤隊長も戦死しているような状況。
 戦闘機などによる物資落下程度(高が知れている)
 は行われることもあったらしいけど。

ジンギスカン=牟田口なんかが中将やれるんだから。
何やっても負けるわな。
心情的には純粋に悔しいけれども、負けて
よかったんだと思う。もし、あんな調子でも
世界に勝っていたら、その後の日本は、
世界というかこの世を嘗めきって、今以上に
ロクでもない社会が待っていたように思う。
という自己完結。



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2008年04月20日

自衛隊が次世代戦闘機の選定に着手

F−4ファントム。名前はいろんな意味で
人々の記憶に残る戦闘機。こいつがそろそろ
引退の時期に来ているので
(とっくに引退時期は来ていたのだが
 自衛隊は非常に物持ちがよいのが身上で
 改良に改良を重ね現在に至る)
防衛庁は予算を計上して選定作業に入るらしい。

その候補は
1)F−22ラプター
2)F/A−18ホーネット
3)ユーロファイター

あたりだそうだ。
最初から国産というものは論外らしい。うん。
当たり前だが、航空機を設計するのは技術者=人間
で、仕事を通して経験することで自信を持ち、
自信はスキルを更に研ぎ澄ます。

しかし彼らも歳を取って引退するから
常に次世代を育て、知識を送り伝えていかねばならない。
その為には「なんでもいいいから」とにかく
作りつづけなければならないのだ。
開発生産ラインを凍結しておいて
都合に応じて突然復活させるというのは
どだい、虫のイイ考えなのである。

そうか。国内開発はまたも見送りか。
ま、買ったほうが幾分安く済むのは確かだが。
(工業製品は大量量産してはじめて
 安価で確実なモノになるため)

航空自衛隊に限らず、日本の3自衛隊は
基本的に旧ソ連(ロシア)の脅威を恐れて
軍備を拡大してきた歴史がある。
そのため、新鋭機が導入されるとまず
首都圏にちかい茨城の「百里基地」は当然として
北海道「千歳空港」、金沢の「小松空港」などから
順次古い機体から「更新」していった。

アメリカ軍が駐留しているからという
意味もあるんだろうが、なぜか沖縄には
最後までロートル機「ファントム」が
頑張って空を守っている。
戦闘機の場合はどこにあろうと
全速力で飛んでくればいいので
陸上ほど致命的にはならないこともある、
が、多くは予算の都合であろう。
更には政治的配慮っつー奴も関係していそうだ。
だが今の時勢を考えるともうそろそろ・・
という軍人達の考えも分からなくはない。

ついこの間のニュースでは、そんな沖縄にも
F−15J、イーグルを導入するらしい。
それでいながら、F−15も長年の御奉仕で
機体にガタ(金属疲労)が来ているらしい。

そだ、選定機について。
いきなりだが3)は当て馬だろう。
「美味しい収入源」をわざわざヨーロッパに譲るほど
アメリカは出来た国では無い。
するってーともう1)か2)しかなくなるわけだが
もう少し日本がいい子で(アメリカにとことん従順)かつ
かの国半島があんまりにも言うことを聞かなそうならば
オドシの意味合いで1)の導入もありそうか?
そうすると現在の主力F−15が
今度は二線級機として現在のF−4や
先日生産を中止したF−2に変わり
お下がり品として廻って来る考え方。
日本はもうお金が無いくせに、更に高額なマネーを
無理矢理払わされることになるだろうが
実現すれば航空自衛隊全般の底上げと
今後、まあ30年くらいにわたって
政治家は飛行機の心配をしなくて済むのでは?

しかし、先日の「イージス艦」機密文書の
漏えい事件がかなり響いているようで、
日本の悪いところ、形式上「機密」を守る
高レベルシステムを導入しても
アフター5の居酒屋でダダ漏れ状態・・のような
が思いっきり出てしまいましたからね。
かなり厳しいかな。それに最近の日本は
お金も無くなってしまったし。

2)は現在のアメリカ海軍・海兵隊の
主力戦闘/攻撃機である。イラク方面での騒がしさから
生産ラインもまだまだ稼働中であろうから
いざ日本も導入となれば即応しやすいといえる。
また1)よりは若干(本当に若干)安上がり。
・・それくらい。

個人的には「のび太パパ」にお願いして
「VF−1J」を極秘開発を推し進めるって
方向で・・は?誰だ貴様達は!
うああwyuhao;jg/dz.lnhnb¥;j‘OJi

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2008年03月21日

ブルドーザーとスコップ

太平洋戦争とは、結局太平洋にある島々の陣取り
合戦であり、占領された島々は主に「飛行場」に
された。

敵に占領された飛行場はなんとかして
ボコボコにしないといけない。(敵の飛行機が
飛べるようになったら爆弾持って来ちゃうからね)
味方が島を占領したら、「飛行場」を整備
(スグに使えるように)しなければならない。
穴だらけの飛行場では、命にかかわるから
突貫工事で平らにしなければならないのだ。

日本陸・海軍の兵隊さんたちは、おそらく
当時の軍隊の中でも世界一、穴掘りなど
土木作業の技量を持つ方々だったんだと思う。
おのれの肉体とスコップとツルハシで
最盛期には3日もあれば数百メートルの滑走路を
整備できたと思われる。

一方、グータラで、働くことが嫌いなはずの
毛唐アメリカ軍の「飛行場」整備スピードは
輪をかけて尋常でなかった。せっかく、日本軍が
危険を冒して軍艦を敵の島近くまで持ちこみ
海岸線から敵飛行場にむけ、ドッカンドッカン
大砲を打ち込んで穴だらけにしても、一日もすれば
飛行場が復活しているのである。
おかしい、なんでだ??

なんてことはない。
アメリカ軍は「ブルドーザー」を持っていたからである。

ある時、日本軍が捕虜にしたアメリカの工兵に、
飛行場整備をさせようと見積もりさせたことが
あったらしい(以下はかなり適当な意訳)

日「どのくらいの期間でできそうか?」
米「ハーハン。まあ1日もあれば」
日「嘘をつくな。日本軍精鋭工兵でも
  3日はかかりそうなもんだぞ」
米「うそじゃないデース。ブルがあれば」

と捕獲したブルドーザーでホントに仕上げて
しまったこともあるらしく。

太平洋戦争中、日本陸軍には一応、戦車はあったが
「ブルドーザー」がなかったのだ。
じつは戦場からは何回も
「アメ公はあんなスゲー機械使ってるよ?」という
報告があり、捕獲した実物も本国に持ち込まれたようだが
ついぞ国産化されることはなかった。
戦艦「大和」を作るのに忙しかったんだな。

その悔しい思いをした技術者だか兵隊さんだかが
戦後、立ち上げた会社がブルドーザーの老舗「コマツ」
だと聞く。コマツがんばれって何が?w



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2008年02月21日

ほとんどコントだがシャレにならない

<F2>青森沖で操縦かん折れる 
    同型機75機飛行停止に
1月21日19時44分配信 毎日新聞

 21日午前9時20分ごろ、青森県三沢市沖の
太平洋上空で、戦闘訓練飛行中の航空自衛隊
三沢基地所属のF2支援戦闘機の操縦かんのグリップが
根本部分で折れる
トラブルが起きた。機能は
正常で操作可能だったため、操縦士は折れたグリップを
根元部分に押し込んで固定して操縦し、約30分後に
三沢基地に着陸した。操縦士にけがはなかった。
防衛省航空幕僚監部は、松島、築城など5基地の同型機
75機の飛行を停止し、検査をしている。

 同監部によると、破断したのは操縦かんの
プラスチックの握り部分を固定させる金属部分。
トラブルがあったF2機は01年に空自に納入され、
飛行前などの点検・整備で、不具合は見つかって
いなかったという。

 F2は日米共同開発された戦闘機。操縦かんは
センサー式で、わずかな操作で操縦が可能だ。
昨年、愛知県の名古屋空港で整備中のメーカーによる
配線ミスで起きた墜落事故後、17日間、全機が
飛行を停止している。【本多健】

************************

なんだろね。逮捕された某防衛次官とやらが、
自分の時間をけづってまでゴルフの時間に費やし、
兵器会社へ「接待」につとめながら、少しでもよい兵器を
選定、購入するのが私の任務だとかなんとか、
近い昔に、とくとくと演説していた気もするけれど。

パイロットは不運でした。それにしても
ご苦労さまでした。彼はたぶん、起きたこと
(操縦かんがとれてしまう!)にあっけに取られ
一瞬笑っちゃったんじゃないかな。
限界までバカバカしいことが突発的に
起きてしまうと、結構笑ってしまうものです。

それにしても急に落ち着いたりして。
市街地や、漁船を巻き込まず何よりでした。

それと戦闘時じゃなくってホントよかった。
同じ名誉ある戦死だとしても
そんなんで撃墜されたら死ぬに死ねない。

いや、現場の整備員に責任を押し付けて終り
とかにしないで、もっと大きな話が問題。
日本の工業技術(整備も含め)の技術・経験の
伝承が現場でまったく作用していないという証。

けど大丈夫なんか?F2。本当に恥ずかしい話だ。
こういう時にこそ、公官庁や政治屋は自らの
「メンツがつぶされた」と気にしていただきたい。
これこそ国の恥。政治屋も顔を真っ赤にしながら
防衛省に抗議しに行くぐらいの
パフォーマンスでいいから気概を見せろっての
ジャンジャン。(この辺ビートたけし調)

人死にが出なかったから書くけれど
なんか、ドリフのコント
(パイロット役=志村ケンで)を
想像してしまったよ。

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2007年10月16日

最強のフラッシュメモリ

割と古い記事で申し訳ないです。
けれども「無駄にすげー」wと思ったもので。

「米軍御用達の核爆発レベルの
 衝撃にも耐えうる
USBメモリ「IronDrive」」

a_idquarter.jpg
「手榴弾みたいだが・・・」

 米国陸軍と米国海兵隊のために開発された
 USBメモリで、高温・腐食性薬剤・浸水・
 電波障害・核爆発級の衝撃に耐えることが
 できるらしい。

 その驚異のスペックと価格は以下の通り。

 Introducing Iron Drive Ruggedized USB Memory Drive
 http://www.irondriveusb.com/

 全長4インチ(約10センチ)、重さは164グラム。
 標準容量は1GBですが、32MBから4GBまで
 取りそろえているとのこと。USB2.0で転送し、
 読み込みは20MB/秒、書き込みは10MB/秒。
 MTBF(平均故障間隔)は466万時間。書き換え
 可能回数は500万回、エラー検出・訂正
 (EDC/ECC)アルゴリズムも採用。DES/3DES、
 SHA-1、RSA、AESで暗号化可能。動作可能温度は
 操作中の場合はマイナス40度から85度、
 操作していない場合はマイナス55度から95度。
 米国国防総省の軍事品に採用する性能試験
 MIL-STD-810Eに合格しており、軍用のUSB接続に
 対応。

 で、気になる値段ですが、実際に問い合わせた
 結果、1GBあたり700ドル(約8万3000円)で、
 納期は60日から75日後。これは軍からの需要を
 優先しているためだそうです。そのため、
 数ヶ月後には保証できないが500ドル
 程度まで下がるかも知れない

 とのことです。

 日本の自衛隊とかはどういうUSBメモリを
 採用しているのでしょうかね?
→フロッピーDじゃない?(苦笑)
 <2007年02月22日>

ね?無駄に凄すぎませんか?
気をつけなければならないのは
核爆発の直撃(熱&放射能とか)に
耐えられるのではなくて、
核爆発級の「衝撃」に耐えられるのだ
ということ。

爆心地に置いてあったらやっぱり「蒸発」して
しまうんでしょうね。でもほんと、無駄に凄い。
メリケンはお馬鹿で無邪気だなぁ。

mil_conn_003.jpg
「ここが接続口らしく。我々の知るUSBコネクタ
 じゃなくって軍用規格っぽい」

IronDrive Military Connector
A detail of the IronDrive™ Military to USB Connector

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こんな記事もあったよ
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2007年06月05日

ヘルシンボルイ

ぐお!?
羽田健太郎」氏が亡くなられた!!

サブカルが解るメインカルチャーの人って
いうことで勝手に親しみを覚えていたのだが。
この方が若い頃、
名作アニメ「超時空要塞マクロス」の
音楽全般を仕切ったことがある・・とまあ
そういうことなんですけど。

最近では「題名のない音楽会」では司会として
大柄な体でピアノを窮屈そうに弾いていましたが・・
まだまだお若かったのに。
ご冥福をお祈りいたします。

で、

マクロス = 船

ってことで、今日は「艦船」のお話だよ。

************************

「ヘルシンボルイ」

スウェーデン海軍の
最新鋭コルベット艦らしい。

※「コルベット艦」:ちっちゃい軍艦だと思いねえ

結構前の「世界の艦船」を立ち読みしていて
その艦容に驚いたものだから。

アメリカ海軍や武器メーカーなんかが
売り込みを兼ねてたまに発表する、
未来の軍艦の完成予想イラスト」が
こういう雑誌に
たまに掲載されることがある。
たいていは、あくまで完成予想図(イメージ)でして
後に、現実的な武装やらレーダーやらがついて
結局、現実との折衷案になったりするんだけど。

このフネはもう、その完成予想イラスト
そのまんま。
スティルスを考慮しまくって
浮かぶピラミッド」そのもの。
窓も、大砲も外からは見えないしね。

フルスクラッチも結構、簡単かも。

東京モーターショウで、ワンメイクの
未来コンセプトカーを見かけたが
これがそのまま実用、商品化されるには
あと20年はかかるな・・と思っていたら
半年もしないうちに、そのまま街中に
あふれ出した!みたいな、そんな雰囲気でした。

ちなみに
「ヘルシンボルイ(Hensingborg)」とは
スウェーデン、第四の都市だそう。
どこにあるかは秘密。

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ステルス艦の写真
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2007年04月11日

軍人は・・

軍人はガキだ。
戦いを終わらせる方法を知らない。

バカな猟犬と一緒。
一度、狩猟に連れて行ってもらったら
次はいつ何時、お外に出してもらえるか
知れたものではない。
だから明日の分まで狩をする。
しなくてもいい殺人までついでに犯す。
国(もしくは自分で勝手に信じる大義名分)
のため、とお為ごかしに。

猟犬から
「飼い主なぞ、なにするものぞ!!」
と嘗められてはいけないのだ。
この場合の「飼い主」は国家
回りまわって国民のことだけど。

あるプロジェクトの中盤以降
現場の猟犬から
「上や社会は俺ら現場のことを
 なんも判っていない!」
とかいう不満が聞こえはじめたら、
その猟犬は取り扱い要注意。

もちろん猟犬のせいばかりに
するのではなく
飼い主(=政治家、国民)も
ホコの収め方(戦争終結法)を
常に考えながら動くべきだ。

古来より
「戦争とははじめるのは簡単だが
 終わらせることが勝つ以上に難しい」

「敗北主義者」「利敵行為」「非国民」

まあ、この辺が「講和派」をののしる、
戦争継続派のだいたいのキメ台詞。
それでも戦争継続が怪しくなると
暴力で口、もしくは命を封じようとする。

更には歴史のうねりに逆らえず
遂に敗戦となると
「責任をとる!」とか言って「自殺」だ。
そんなモンに、名誉なんかどこにも無い。
単なる「逃げ」だ。
真に「責任をとる」とはその後に待っている
再建プロセスに関与することにあるのに。

残された次世代、次々世代の苦労を考えろよ。
足りない脳みそで少しは。

ムカツクなあ。嗚呼。

************************
どうしたんだ?
何をそんなに怒っているんだPONよ?
と問われれば
ここの所「第二次世界大戦」の戦記を
読む機会が多かったから・・と答えます。
書き連ねたことに
あんまり深い意味は無いです。

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2007年03月17日

特殊部隊サミット

雑誌でチラッと見ただけなんだが
昨年夏、アメリカはフロリダのある基地にて
世界数十カ国の特殊作戦部隊の指揮官が
勢ぞろいしたそうな。
名づけて
国際特殊作戦部隊指揮官サミット

すげーな。たぶん「こち亀」の爆竜大佐とか
ランボーの上司とか
シュワちゃんのそっくりさん、
ドルフ・ラングレンのそっくりさん、
ジャンクロード・ヴァンダムのそっくりさん、
エド・ハリスのそっくりさん

・・まあいい加減しつこいですが
そんな連中が話し合いしたんでしょう。

きな臭い(主にテロ系)世界情勢なんで
本来は各国とも存在すら「秘密」で
「スタンドアローン」であるはずの
各特殊部隊も国家間を越えた
顔つなぎをしておこう・・と
そんな趣旨だったのかもしれません。
(サミットの内容まではさすがに判りませんって)

決してエキシビジョンとかいって
模擬戦闘とか大サバイバル大会とか
マッチョな運動会でもやっているわけでは
ないと思いますが・・。

各国とも色々な制約(政治とか世論とか国際世論とか)
があって、
「あの国、気にいらねー!軍隊出動!」
なんーて昔のように「正式な軍隊」が
気軽に動かしにくくなってきている現代、
(アメリカは除く(笑))
となると、何かあったときは自由に動かせる
裏働きの部隊が出動することが多くなるわけで。

「正規軍」はますます「張子の虎」と化し
「特殊部隊」は乱立、拡大する一方になるでしょう。

同じ国に
「人殺しの団体」という意味では
まったく一緒なのに
めったに戦うことができない団体と
気軽に戦える団体が両立するわけです。

特殊部隊に法律で使用上の制約を与えたら
たぶん、その筋の人は第三のビールならぬ
「第三の軍隊」、つまりさらに存在が巧妙で
自由に動かせる「軍隊」を創設するだけ
でしょうね。
ホントいたちごっこ。

古来より同じ国なのに
「陸軍」「海軍」は仲が悪い例は後を絶ちません。
「軍隊」も広義でいえば「役所」ですから
お役人は目的よりも
手段とメンツにこだわる生き物。
国家の行く末なんかなんのその。
自分の所属している組織の存亡が第一
なんてことになりかねない。
本来、軍人とはそんなヘンな生き物なのに
自国内でこれ以上、いがみ合いの勢力を
増やしてどうするんだろ?

また「特殊部隊」のほうが制約がない分
他国からしてみれも脅威度は大きいはず。

武器としては「核」が最強ながら
強過ぎちゃって使えず
昔同様、拳銃やライフルなどの小火器で
人は戦っている。
これを低強度戦争ともいいます。
いくら「低強度」とはいっても
民間人に「ナイフ」ですら充分脅威ですがね。

・・えーと、結局何が言いたかったのか
忘れてしまいました。まあいいや。

世界の特殊部隊

↑アメリカ、特殊部隊多すぎ。

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2006年10月28日

イージス艦「あしがら」

日本国が誇る「海上自衛隊」に
イージス艦」が導入されて結構経ちますが
このほど、
イージス艦「あしがら」が
仲間入りしました。

 7700トン級のイージスシステム搭載型
 DDG(駆逐艦クラス)「あたご」級の2番艦
 2008年(平成20年)春に就役予定

「あしがら」(DDG178)

 イージスシステム搭載型DDG(駆逐艦クラス)
 排水量:7700トン:「あたご」級2番艦


 発注:2003年(平成15年)[15DDG]
 起工:2005年(平成17年)4月6日
 命名・進水:2006年(平成18年)8月30日
 就役:2008年(平成20年)春予定

※「DDG」とは?
  米海軍方式の艦種記号で駆逐艦を表す略字
  DD。そのミサイル(Guided Missile)
  搭載型なのでDDG
 
※「起工」:作り始める
 「進水」:海の上に浮かべる
 (武器や装備品は未装着が多い)
 「艤装」:フネに武器を取り付ける
 「就役」:兵役につく

*********************

・・なんでコレを取り上げるのかといえば
PONの郷里から結構近い「地名」が
遂に艦名で復活したからです。

観光名所や話題つくりに苦慮しているようだから
この際、自衛隊とタイアップでもして
盛り上げたら?とちょっと思いましたが
田舎ほどまだまだ「軍国主義」に
アレルギーがあるので
拒絶反応も厳しそうだな。
(それはそれでちょうどいいかもしれません。
 これがまったく無いと、戦前の日本のように
 それこそ無邪気に、無批判に
 「ちょうちん行列」でもやっちゃいそうですから。)

海上自衛隊は護衛艦の命名時
旧軍の艦船名に敬意とノスタルジーを込めて
同じ名前を命名しているのではなく、
あくまで新しい船にたまたま名前を付けたら、
それが旧軍とかぶった・・
そういうスタンスのように見えます。
(そう思っていたら、どうやら違うみたい
 どんどん、旧軍艦名をつけたいらしく)

どっちでもいいんですが。
ただ、あんまり騒ぐと、軍国主義復活!とか
特定アジアの国々が騒ぎ出しかねないので
止めておきますか。
ちなみにかの国は自軍の「強襲揚陸艦」に
竹島独島」とつけたようですよ。

アメリカも自分のとこの船に
かつて「イオージマ」「オキナワ」とか
つけてたし。
なんですか?諸外国は
大事な自国の艦船に
他国の地名をつけるのが流行ですか?

旧帝国海軍に在籍してました
重巡洋艦「足柄」

イギリスを表敬訪問した際に
「飢えた狼」と評されたそうな。

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2006年06月09日

イスラエル

「イスラエル」という国があります。

簡単に言えば
国家を持たない民族であるばかりに
ヒトラーのナチをはじめ、
世界各地で迫害を受け続けてきた
「ユダヤ」人

「もう我慢できない」と
約束?の地「パレスチナ」に勝手に移住。
すでにアラブ人の国家が存在していたにも
かかわらずゴリゴリ無理矢理
(まさに武力と政治力で)
建国して今に至る
そんな国です。

ごくごく大雑把に言えば
最初は「ユダヤ人」と呼ばれる人たちが
それこそ世界中から「船」「飛行機」を使って
パレスチナへ集まってきたことから始まります。
いつの間にか自国領土に
住み着くようになった他民族を
面白く思う国民があろうはずもなく、
昔から住んでいた「パレスチナ」の国民との
小競り合いはその内、
周囲のアラブ人国家を巻き込み
戦争に発展しました。

ともかく「イスラエル」
建国の経緯が経緯だけに周囲は敵だらけ。
なんたって正規の戦争だけで
第4次までカウントしてしまうのですから。
第4次中東戦争(1973年)ですよ。

イスラエルは都合4回の
周辺のアラブ国家との戦争にことごとく勝利を収め、
気がつけば現在の領土でひとまず
落ち着いております。
当然アラブ人は納得していませんし
「イスラエル」という存在を認めなくても
主権国家としてそこに存在して今に至ります。

「英国なんて何が紳士の国だ!」とか
「他人(国)を頼って事を興そうとしても
 結局ろくなことは無い」
とか
「国家に真の友人は存在しない」とか
色々言えてしまいますが。
ここではコトの是非は問いません。

PONが一口で語れるほど、簡単だったら
とっくに人類の英知とやらで解決している
でしょうし。先方から求めてこない限り
おいそれと極東の他人が口出しできる
問題ではないと個人的には思っています。

「戦車が欲しい」

今でこそ「イスラエル」軍といえば
悲しいことに世界で一番の実戦経験と
最高級の武装を持つ精強な軍隊ですが、

さすがのイスラエルも
第一次中東戦争では
せいぜい、ライフルや機関銃程度の武装
しかありませんでした。
辛うじて第一次中東戦争には勝利したものの
「やっぱ陸では戦車だわ」と
「戦車」の必要性を痛感したのだそうです。

かといって、まだ世界に対する
政治力、影響力もそんなに無く
何より、さすがにイスラエル建国の経緯を考えても
正面から「武器」を売ってくれる
国はありません。

でも次の戦争は確実に迫っているし
なりふり構っていられない。
イスラエルはどうしたと思います?

当時、イギリス軍が治安統治のために
戦車(M4シャーマン)を派遣していたのですが、
その乗組員達を自国の工作員
(当然、素敵な女性であろう)が誘惑
飲み屋で酔い潰している内に
戦車を強奪したんだそうな。
(あんぐり・・)

盗まれたその数台は、第二次中東戦争で活躍!
現在のイスラエルが誇る
精強「機甲師団」の祖になったそうです。

やれやれ。

更には、当時、第二次世界大戦が終了して
一応平和が到来、
世界中で「武器」が余っていた時期。
「アメリカ」軍が自国で使用していた戦車を
「スクラップ」として他国に売った「鉄クズ」を
第三国を通して買収、戦車として再生したりという
涙ぐましい努力も。

あの国は周囲全部が「敵国」ってことで
国民一人一人が「一騎当千」であることを
求められたのでしょう。
泣く子も黙る?情報組織「モサド」の存在は
有名ですし、
ITのセキュリティ(暗号化や指紋照合など)
技術は世界一。
まったく、どこかの日本とは対極にある国です。

人を鍛えるのは厳しい環境なのかな。
悲しいけどどこか面白い。人間。

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2006年05月31日

ゼロ戦のお話

「礼式感情戦闘機」
一発で出るかなと思って
トライしてみたのですが
僕が悪かったです。
相変わらずすごい変換なIME。

改めて
「零式艦上戦闘機」
通称
「ゼロ戦」
ですね。
ただ、軍事が大好きな方の中には
「「ゼロ=ZERO」は外国語である。
 日本人なら「零(れい)戦」と呼べ!」と
訴える方もいらっしゃいます。たまに。

今でも自衛隊の主力戦車を「90式戦車」
呼びますが、これは正式採用されたのが
西暦1990年だったから。
零戦が正式採用されたのは
1940年(昭和15年)だから
じゃあ、40年だから零戦?
惜しい。

1940年は皇紀2600年でした。
当時の軍用機は採用年次の
皇紀下2桁を名称に冠する規定に
なっていたのです。

今更ながら、皇紀とは最初の天皇とされる
神武(じんむ)天皇が即位した年を
明治政府が古事記と日本書紀の記載から逆算、
西暦紀元前660年と決め、
その年を皇紀元年とした日本独自の年代表記法。
今、日本の社会で使っているのは
ごく一部の方々。

ああ、そうだ。そういう話ではなくて、
ゼロ戦が実戦デビューって
一般人にはなんか漠然と
「真珠湾攻撃」のとき?
なんて思っていたりもしますが
真珠湾攻撃のはるか以前に
日本は既に中国と戦争してましたので
ゼロ戦の実戦デビューは中国大陸
中国奥地(重慶)に逃げた「中国政府」を
降伏させるべく爆撃しまくっていた
爆撃機隊の援護です。

それはもう大暴れだったそうで。
中国空軍で使用していた戦闘機の性能や
パイロットの力量と比べ
ゼロ戦と日本のパイロットはまさに
「ケタ違い」
でしたから。

例えば、昭和15年9月のある戦闘など

日本海軍 零戦 13機
VS
中国空軍 ソ連製戦闘機 27機


中国戦闘機27機撃墜、日本側損害4機被弾
圧勝だ。

ここのブログでは零戦が
強かったことを別に
自慢したかったわけではなくて・・

あんまりにも強くて調子に乗っちゃった
「零戦隊」は中国でのある戦闘で

「零戦4機が敵基地に強行着陸。
 零戦から降りた4人のパイロットは
 敵機に火を付けようとするが
 敵からの攻撃が激しいため
 諦らめて離陸」

というエピソードがあるんです。
これは戦後の少年向け雑誌なんかでも
「嗚呼、雄々しき零戦隊の勇姿」なんて
もてはやされた話ですが・・

古今東西そういうのは勇壮とは言わない。

蛮勇と言います。

妙なところ「機密管理」が甘い日本。
これは現在も変わらないね。
ウィニーの件にしても。

だからさ、Zのカミーユも
逆襲のシャアのアムロも
いかな理由があろうと
駄目だって。
戦場に「最新鋭機」を乗り捨てちゃ。


特に戦場で知り合った女の子に
声をかけるだけのために
Zガンダムを一時乗り捨てする奴・・
ティターンズの皆さん
さっさと破壊してやってください。
もしくは無傷で回収
お手柄にしましょう。

結局、オチは「ガンダム」かよ?

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2006年05月18日

海洋堂 A GOGO! 

今月(6月)号のアーマーモデリング誌を
立ち読みしていたところ、すごい記事が!

「ガイナックス」とならび
オタク心をくすぐって止まない
海洋堂」が
やってくれました!

旧ドイツ第三帝國が誇った兵器
「88ミリ対空砲」
(「88」と書いて「アハトアハト」と読む)
実物を購入
日本に輸入してしまったのです。
ハセガワ88ミリ対空砲.jpg
これは模型。

2005年10月頃より
海洋堂の名物専務が保有者と交渉
このたび、正式に輸入されたのだとか。
無論、88ミリの砲身内には
溶かした「鉛」を注ぎ、
火を噴く勇姿こそ
2度と見ることはできませんが。
(当たり前だ!)

なんでも、ドイツ敗戦後、
他国に鹵獲された本機は
北海沿岸で沿岸警備!に使用。
その後個人経営!の戦争博物館
収められていたが、
このたび経営が立ち行かなくなり、
スクラップの危機だったところを
日本のマニアネットワークが聞きつけ
専務が交渉に入ったという次第。

無粋な話だがいくらで買ったんかな?

考えてみれば、戦争中あれだけ
生産(10000機を越える)
あれだけ活躍した零戦にしたって
日本で実稼動する機体は文字通り
ゼロだもんな。

アメリカには博物館主導で
レストアされた零戦が数機あるが
日本人がプロジェクトに加わっていないためか
尾翼の機体ナンバーとかが
実にいい加減な日本語だったり・・。

戦争賛美が悪いことは重々承知の上だけど
後世に伝える努力を
もう少ししてもいいんじゃない?

詳細は、雑誌を見てもらうとして
(「モリナガヨウ」氏の細かい説明がウレシイ)
マニアがやることは、夢に見た
実物を前にして、何度も作ったプラモの記憶を元に、
「あーここのところはこうなっていたんだ!」
と、関係者が大勢居るのに皆黙々と
間違い探し検証作業。

すごいね。敬服します。
購入する決断もすごいが
実行しちゃうもんな。
お役人も良く許可したもの。

模型で大きくなった会社だけど
突き詰めればやはり「ホンモノ」にはかなわない
といったところか。

コレばっかりは
「ガンダム」では真似できない。
少し寂しい気も。



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2006年03月08日

三菱支援戦闘機F−1 勇退

ごくごくミクロな範囲で
当ブログ、マスライの
マーケティングリサーチを行ったんですが
なんかマスライで
「軍事」系を取り扱うと結構、不評
らしく。

・・悲しい。悲しいぞ。
あんちゃんは。

まあそれはそれとして(スミマセン)
・・3/9の九州は築城基地での
ラストフライトを最後に
航空自衛隊、支援戦闘機、
三菱F―1
が引退します。

国産初のジェット戦闘機、F―1が引退

> 国産初のジェット戦闘機「F―1」が
>現役を引退する。航空自衛隊築城基地
>(福岡県築上町)の第6飛行隊に
>残る7機のうち、6機が9日に
>ラストフライトを行い、
>30年近い歴史に幕を下ろす。

>引退後は自衛隊基地や博物館に
>展示されて余生を送る予定。

> F―1は、米ソ冷戦のさなかの
>77年に空自三沢基地(青森県三沢市)、
>80年には築城基地へ配備された。
>最高速度はマッハ1・6、
>最大航続距離は約2600キロ。
>ロケット弾76発や爆弾12発を積み込める。

> 80年代には、築城基地と三沢基地で
>最大計77機が活躍。三沢基地の配備機が
>2001年に引退し、築城基地の7機も、
>飛行時間が基準の4000時間を
>間もなく超える。
>(読売新聞) - 3月8日

f-1.jpg
@三菱重工 防衛庁

こいつ、上から見ると「エンピツ」みたいで。
(主翼が小さい・・宇宙戦艦ヤマトみたいな羽根が
 申し訳程度に生えているのみ)
でも横から見ると流線型と直線の融合が結構かっこいい。
いかにも日本人的デザイン。
(デザインはヨーロッパ製「ジャギュア」攻撃機を
 パクッた参考にしたらしいけれど)

そもそもF−1は「T−2ジェット練習機」という名目で
開発され、教官が乗れるよう、前後に2乗りだったんですが
後部座席をそのままコンピュータ室にして
壁でフタしてしまったものですから
戦闘機のクセして後方視界最悪。
パイロットは多分、バックミラーが欲しいと思う。

全機とも戦没することなく退役・・
要するに兵器としてはムダだったわけですが、
それが一番なのだ。
F−104にしても61式戦車にしても
「真に役に立たないまま退役する兵器」
これほど素晴らしい存在がありましょうや??

そうだ、映画平成版「ガメラ2 レギオン襲来」でも
レギオン相手に奮闘していたなぁ。
整備兵は今は亡き「おやっさん」!

三菱F−1、お疲れ様でした!

************************
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ゲームの世界では・・
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2006年02月25日

九七式中戦車

かの司馬遼太郎氏も
旧帝国陸軍時代に戦車兵として
乗り込んでいた(らしい)戦車。
知らない人は「昔の日本の主力戦車」という
認識でオッケーです。

さてこの九七式中戦車。
戦車といえばドイツですが
第二次世界大戦中のヨーロッパは
子供のケンカそのものでして

独逸「おれの戦車、大砲が37ミリなんだぜ!」
ソ連「だっせー!俺の戦車なんか装甲が45ミリだ。」
独逸「ふん。俺のほうの戦車のほうがすごいもんね
   大砲が88ミリ乗っけちまったから。
   やっつけちゃうもんねムフー(鼻息)」

ソ連「なんだそんなの。俺のなんか
   砲塔が3つもついているんだぜぇ?」

(以下延々と続く・・なお数字は超適当)

なんてやっているうちに、ヨーロッパの戦車は
「恐竜的進化」を遂げてしまいました。

一方、日本軍は、対米戦を考えると
やはり「海」と「空」が主戦場ですから
「軍艦」と「飛行機」に
力を注ぐことになり、
日本の戦車の開発、改良は自ずと「スーパー後回し」
なってしまいました。
「まあ、こんなもんでいいだろ」
そんな感じ。なんせ陸軍の想定敵国は
弱い(と侮りまくっていた)中華民国ですし。

それでも戦車は今も昔も
ぢべたを這い回る歩兵にとっては
「頼もしい味方」

まったく使わないわけにもいきません。
仕方がないので、帝国陸軍は輸送船で
細々と数台ずつ各島へ九七式中戦車を運んだらしいです。

太平洋で「海」と「空」を重視していたことは
アメリカ軍も当然一緒でしたが
一方で、アメリカ軍はヨーロッパに於いても
ドイツ軍を相手に「戦車戦」を戦い抜いてきていました。
ヨーロッパで型遅れになった戦車も
太平洋の島々で日本の戦車を相手にするならば
充分活躍
できてしまったのです。

よほど近くで撃たない限り
こっちの撃つ弾は、敵の装甲に
「カン!」と跳ね返され、
敵の砲撃があたれば味方戦車は一発で破壊です。

司馬先生は、敵戦車の直撃を受けた
九七式中戦車内はそれは見れたものではなかったと、
要するに「ミンチ状態」だったと
なにかで後述していた気もします。
(味方戦車の装甲も薄く、
 飛び込んできた敵の弾が
 戦車内で「暴れまわる」から)

そこで、嫌でも現場は戦車を
パワーアップさせなければなりません。
死にたくないですから。

まったく戦車を知らない方でも
なんか荷物をたくさん載せている
戦車の写真を見たことのある方も
いらっしゃるのではありませんか?
戦車の大砲はともかくとして
装甲はたとえば「増加装甲」として
「土のう」「コンクリート」「予備のキャタピラ」
あるいは「兵員」!なんかでも
戦車に乗せれば少しはマシですし。

ところがところが
そんなちょっとした現場の工夫、
パワーアップのための意見具申を
認めない上層部も存在しました。
理由はこうです。

「我が軍の戦車はすべて陸軍の兵器開発所で
 すべて厳しい審査をしておる」

 ↓
「陸軍の厳しい審査を通過したということは
 天皇陛下もお認めになった「完全」なる兵器だ」

 ↓
「その兵器の威力向上を!ということは
 貴様が我が軍の兵器を「不良品」と見ていること」

 ↓
「貴様は畏くも天皇陛下から戴いた兵器(戦車)を
 「不良品」だというのか!」

 ↓
「それは不敬であり、まして現場での改良など
 もってのほかである!」


この何でもかんでも
「天皇のご意向」とか
得体の知れない(出所を確かめようがない)
威光
で無理な理屈を通そうとする輩が
いつの時代でも存在するのです。

長々と書き連ねましたが
例の「皇室典範改正問題」
さる政治家が「陛下のご意思だ」とか
ほざいていた場面があったんで。
いまどき懐かしい奴だなこいつは!と思うと同時に
そういう不思議な威光で議論を
さえぎろうとするその姿勢に腹が立ちました。
こういう論法を使う奴は嫌いです。
九七式中戦車はあんまり関係なかったですね。



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posted by PON at 23:09| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

ネット右翼というかネコ右翼

守りたい人がいる

陸上自衛隊の皆さんは
今日も人々を守るべく
任務についております!

ホントかにゃ?

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