2012年08月19日

アポロ13

「アポロ13」

昔、ビデオレンタルで鑑賞。
結構、感動した覚えがある。
NASAを代表とする米国の公的機関では
必ずナンバー3あたりを演じている
皆様ご存知「ハメル准将」こと
エド・ハリスが出演されています。

エド・ハリスか高倉健さんあたりが
直属のボスならば、最悪死んでも悔いはないね。
それくらいの男気である。

あらすぢ
アポロ11号、12号が無事月に着陸した。ベテラン
宇宙飛行士のジム(トム・ハンクス)は14号に乗る
予定だったが、計画自体が政治家や国民から
飽きられて来ていた。13号のクルーが病気になり、
急遽ジムのチームが13号を任される。だが着陸船
操縦士ケン(ゲイリー・シニーズ)は風疹の疑いで
降板させられ、ジムとフレッド(ビル・パクストン)は
断腸の思いで代替要員のジャック(ケヴィン・ベーコン)
を受入れる。そして70年 4月11日米中部時間
13時13分、アポロ13号は出発した。

************************

いろいろあって、今回月に行く3名は
優等生「トム・ハンクス
鼻の穴「ケヴィン・ベーコン
いつも気弱な「ビル・パクストン

つまり、フォレストガンパーと透明人間と
エイリアン2(ハドソン)なのであります。
スゴイ組み合わせだ。
(ビル・パクストンは仕事選ばないな・・というか、
 ビル・パクストン主演映画ってあるのでしょうか?
 あったらゴメン)


大きなお子さんにぜひ!

アポロ13号チームが気の毒に思えるシーン。
けっこうイロイロあるけども、

大気圏突入時、若干角度が浅いことが判明。
最悪、燃え尽きるかも・・という懸念が残るが
「彼らに通知するな」とエド・ハリスは即決する。
もう今更、姿勢修正もできないからだ。

他にも「あらすぢ」にもある
>計画自体が政治家や国民から
>飽きられて来ていた。
とこもある。アポロも「13号」ともなると、
月に行って当たり前。
全世界だけでなく、全米中継すらなくなってしまい
テレビ局は月着陸放映よりもスポーツ放映を選ぶ。

それなのにああそれなのに、13号乗組員には
一切知らされず、放映予定のない機内紹介番組を撮影
テレビカメラの前ではしゃぐ彼ら。
なんて恵まれない子供たちなんでしょうか。

(紹介番組によれば司令船壁の「最も薄いところ」は
 アルミ箔数枚分のところもあるらしい。
 踏み抜いたら終わりじゃん!それも怖い)

でありながら、彼らのおかれた状況が
とんでもなくヤバイと知れるや、全米からカメラが殺到する。

古今東西、少なくともテレビ局の連中なんて
どこもゴミどもばかりであることがよーく判る。

そもそもナンバーが13号だったり、
13時13分発射だったり
後の歴史を知っている神の視点からいえば
そういえば、そういえば、なんていう
心当たりだらけの中のプロジェクト遂行。

そして運命の、姿勢制御スイッチON

Bowwoooooom!!

爆発。

「!?お、俺は何も悪いことやってないゼ!!」
ここまでオミソ扱いのベーコン君が絶叫する。
そう、君のせいじゃないよ。

原因は、二年前から組み入れたままの
ハンダ不良チップ。
これが発火して酸素タンクが爆発。
司令船の外壁を吹き飛ばし、
生命維持や航法装置類を損傷してしまったのだ。

結局、自分たちの身に何がおきたのか、
3人がはっきりと認識したのは、かなり後。
地球帰還へのめどがたって
ようやく切り離された司令船が
窓から見えたときでありました。
さぞかしゾッとしたでしょう。
むしろ後の方でよかった。

田中要次みたいなNASA管制官Aが
状況を更にアオリます。
「不安材料はパラシュート
 遮熱版、突入角度、台風・・
「NASAが迎えた最大の危機だよ・・」

そこで我らがエド・ハリスが言。
言葉を返すようだが、栄光の時だよ



そして大気圏突入。
過去3分以上交信途絶して
助かった例はないとかいわれて早4分経過。
最後まで引っ張ること引っ張ること。

アポロ帰還船の回収任務を引き受けた船は、
USS イオージマ(硫黄島)ね。
字幕には空母ってあるけど実際は強襲揚陸艦。
確かに見た目は空母みたいです。
日本人からすれば「いおーとう」が正しいんだけど
ムコウの人は「イオージマ」と船名を名づけてしまいました。
あちらの強襲揚陸艦はアメリカ海兵隊が活躍
(苦戦ともいう)した地名をつける、という悪趣味さ。



アポロ13号ミッションは後に
輝かしい失敗」といわれる。

あと、ちょっと気になったのは、
複数いるNASA管制官で
黄土色のシャツの役者。
NED VAUGHN(ネッド ヴォーン)というのだが
なんかの映画で見たことあるぞ?
(権威を振りかざす超イヤな奴だったというイメージがある)
どなたかご存知ないですかね。

それにしても、かっけーぜオヤジども。
トム・ハンクス 、 ケヴィン・ベーコン、
ゲイリー・シニーズ、ビル・パクストン
そしてエド・ハリス。

あれから30年以上、人類(アメリカ)は全然、
月に行かなくなったけれど、よっぽど割に合わない
(何にもない)場所なんだろうな。月って。

キャスト(役名) - アポロ13
出演
トム・ハンクス (Jim Lovell)
ケヴィン・ベーコン (Jack Swigert)
ビル・パクストン (Fred Haise)
ゲイリー・シニーズ (Ken Mattingly)
エド・ハリス (Gene Kranz)
キャスリーン・クインラン (Marilyn Lovell)
ローレン・ディーン (John Arthur)
トレイシー・ライナー (Mary Haise)

スタッフ - アポロ13
監督 ロン・ハワード
脚本 ウィリアム・ブロイルス・ジュニア
   アル・レイナート/ジョン・セイルズ
原作 ジム・ラヴェル
    ジェフリー・クルーガー
撮影 ディーン・カンディ
美術 マイケル・コレンブリス
音楽 ジェームズ・ホーナー

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2012年08月15日

宇宙大戦争

「宇宙大戦争」

スターウォーズならこっちが元祖。
日本映画専門チャンネルでの
東宝特撮王国と題してシリーズ放映。

好きだなあ。このシリーズ。
昔から特撮大百科とかで東宝特撮映画の
スチールとあらすじは眺めてきたけども
TSUTAYAんで、さすがに金払ってまでして
観ようとは思わないから・・この辺の作品。

あらすぢ
東海道線上り特急が鉄橋もろとも空中につり上げられ、
破壊されるという怪事件が起った。これをはじめとして、
世界各国ではこの種の事件が次々と発生した。東京の
宇宙科学センターに集った世界の科学者たちによって、
地球外の生物が発射する「冷却線」による物体の冷却
と無重力化がその原因と判明した。これに対抗できる
のは、まだ発明間もない「熱線砲」だけである。

************************

んで、当時の人類はアポロ並みの技術しか
持たないのに、そのアポロ技術だけで
月の裏側にあるナタール星人の基地を急襲する。

当時の科学者はアクティブですから、いいお年で
あっても、その道の権威であれば現場に行きます。

クリーム色のツナギに真っ白なスイミング帽。
さぞかし千田是也さんら役者さんも
苦笑したことだろう。ええーこれ着るの?って。
千田是也さんをあとで調べたら、すげい経歴。
 この人役者と言うよりは共産系の活動家で
 特撮映画への出演は本人が好きだったからみたい
 ・・なんと


池辺良さんが変わらず池辺良さん。
かわらず武闘派で頼もしい限り。
(後の映画、こんどは「惑星大戦争」で
 彼は宇宙防衛艦 轟天号の艦長になり
 ドリルごと敵に突っ込みます!)

宇宙戦闘機内の計器にはHITACHIの
ロゴマーク入り。1グラムでも軽くしたい
宇宙船だろうに、何やってんだかという気もしますが
この映画が作られた1959年。
「もはや戦後ではない」といわれたのは1956年
であるから、とにかくこれら企業群は軍国主義に代わる
新しい日本の象徴って事で、当時はさぞかし
誇らしかったんでしょうな。
でもロゴ要らないよ。HITACHIロゴ。

更に・・
「僕たち結構うまくやっているでしょ?
 協調性あるでしょ?国際的でしょ?
 ねー、外国人の皆さん」
何かにつけてでてくる「国連」とかいう言葉に
欧米人にイチイチ媚びている感は否めず。

で、月に行ったけど大変だあ!ということが判明。

「ナタール星人とは交渉できない」
「かかる事態に、地球を防衛することは
 これまで地球を守り通してきた祖先に対する礼儀であり
 これから地球に生きんとする子孫たち
 に対する義務である!」


世界中の指導者、アジテーションしまくり。
でも、おいちょっと待て、と。

「これから地球に住む子孫たち」に対しては
義務があるかもしれないが・・
「これまで地球を守り通してきた先祖」
この辺、ご冗談でしょ?と軽く吹き出す。

「我々が技術で劣っているとは思いません。
 足りないのは時間です」
主役勢の科学者(演:千田是也)がモノスゴイ言い切り。
あわてて人類は、世界中で超突貫工事
よる宇宙戦闘機
(小型偵察宇宙ロケットを武装化したもの)
を大量製造する。

「ナタール星人の円盤が接近!」
「よし、出撃!」
と共に世界中の発射場から
小型ロケットが一斉に打上げられる。
しかもこのロケット、大気圏突入も可能な模様。

大気圏内くらい、当時の新鋭戦闘機である
F86セイバーやMig19の共闘が見たかったけど。
たぶんナタール人の円盤を壊せるのは
その頃人類側が「たまたま」発明した
「熱線砲」だけで、既成の戦闘機には
搭載できなかったんだろうね。そう解釈しておく。



それにしても・・すげい。すげいよ。
いったいこの時代の技術力ったら
レトロなのかクールなのか皆目ワカラン。

キャスト(役名) - 宇宙大戦争
出演 池部良 (勝宮一郎)
安西郷子 (白石江津子)
千田是也 (安達博士)
土屋嘉男 (岩村幸一)
村上冬樹 (有明警部)
レオナルド・スタンフォード (リチャードソン博士)
ハロルド・コンウェイ (インメルマン博士)
ジョージ・ワイマン (アーメッド教授)
伊藤久哉 (小暮技師)
エリス・リクター (シルビア)
桐野洋雄 (岡田隊員)
野村浩三 (戦闘ロケット隊々長)
エド・キーン (米国代表)
堤康久 (急行列車運転手)
加藤茂雄 (急行列車助手)
沢村いき雄 (保線工夫)
旗持貴佐夫 (人工衛星通信員)
上村幸之 (人工衛星乗員)
高田稔 (防衛司令官)
熊谷二良 (防衛陸将)
手塚勝巳 (防衛海将)
津田光男 (防衛空将)
岡部正 (防衛副官)
レオナルド・ウェルチ (スピップ号乗員一号機)
緒方燐作 (スピップ号乗員一号機)
マルコン・ビアース (スピップ号乗員一号機)
オスマン・ユセフ (スピップ号乗員二号機)
佐藤功一 (スピップ号乗員二号機)
ハインズ・ボットメル (スピップ号乗員二号機)
岡豊 (スピップ号乗員二号機)
荒木保男 (スピップ号乗員二号機)

スタッフ - 宇宙大戦争
監督 本多猪四郎
特撮監督/特技監督 円谷英二
脚色 関沢新一
原作 丘見丈二郎
製作 田中友幸
撮影 小泉一
美術 安倍輝明
音楽 伊福部昭
SFX/VFX/特撮 荒木秀三郎
有川貞昌
渡辺明
向山宏
岸田九一郎

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2012年06月19日

インディージョーンズ 魔宮の伝説

「インディージョーンズ 魔宮の伝説」

PONが育った田舎の映画館では
インディがメインで同時上映は「トレマーズ
むむむ、シブイ選択だ。



実は映画館ではじめて観たインディが
こっちだったこともあって、自分にとって
長いことインディジョーンズといえばこっちであり、
魔宮の伝説のほうが面白いや!とか思ってた。



1935年、上海。
交渉相手の名前はラオ・チュー。
上海のレストランでの死闘は、実は「魔宮の伝説」とは
関係なかったんだね。今回のインディは
まさに通りがかりでの人助けだったに過ぎない。

インディ映画お約束長距離移動シーンは
地図の上を進む。上海を西に西に進む彼ら。
途中に出てくる風景写真に写っているものは
どうも万里の長城に見えて仕方ないのですけど。

あらすぢ
1935年、上海。ナイトクラブ「オビ・ワン」では
歌姫ウィリースコットが「エニシング・ゴーズ」を
歌っていた。あるテーブルでは、考古学者で
冒険家のインディが上海の犯罪王ラオ・チェーと
取引をしていた。インディがラオの先祖である
ヌルハチ皇帝の位牌を入手し、ダイヤと交換
したのだがラオは毒を飲ませ、ダイヤを取り返そう
とする。解毒剤とダイヤをめぐっての乱闘の末、
インディはウィリーと一緒に逃げ出し、中国人
少年ショーティを連れて上海空港へ急いだ。
3人を乗せた飛行機は、実はラオのもので・・

************************

今回は久々に観なおしてみたんですが・・
まず思ったのは存外ちゃちいSFX。

小学生の頃は、この映画に、世界って広いなあとか
未開の地には、まだまだそういうこともあるのかも
しれないとか、さすがインディ、彼の選択ならば
間違いないなど、全てを頭っから信じていたわけだが
大人になって、昔よりもはるかに余計な知識を持つ
身となっては、おいおい、そんなバカなとか思ったり、
インディの行動にツッコミを入れられるまでにはなった。

「1857年の反乱では」・・セポイの乱
「親は子を大事にする」(英→印)
インド奥地のマハラジャの執事が
なんでオックスフォード出身なのか?

少なくとも、ライフル兵団を率いる司令官が
イギリス人で、なんでインドの奥地にいるのか
くらいは理解できる。あのころは、彼はたまたま
魔宮を訪れたヘンな白人という解釈で終了だった。

しかし1930年代の帝国主義の時代は
白人にとってホント何でもアリだなあ。
インド人や中国人は無学で未開で
キリスト以外の妙な宗教ばっか信仰していて
白人科学文明に到底及ばないハズなのに
オリエンタルなエキゾチックな
白人文化が及ばない何かを持っている・・。

映画であることを差っ引いたとしても
それが白人にとってのアジアだったとしたら
文明開化後数十年でロシア艦隊をゲキメツする
アジアの日本の世界史デビューって
さぞかしインパクトあったんでしょうな。
(この映画は1935年のお話ですけどね)

さて、飛行機で西に進むインディグループであったが
ラオの魔の手から逃れられず、空中脱出をする。
空から降りてきた彼らを村人は
シバ神の使いと勘違い。
無理やり魔宮へ宝を取り返しに行くことになった。
ジャングルキャンプでは中国人の子供
(そうそう、いたいたこの子役。
 グーニーズとかやたらと出てたな当時)
と賭けトランプ。
本気でイカサマをするインディ先生。
その後ろで、ジャングルに潜むすべての
どーぶつ達と遭遇し、つど悲鳴を上げる歌姫。
行きがかり上、付いてきちゃった可愛そうな彼女。
まったく気にせず、助けようともしない二人。
好きだなこういうコテコテシーン。

インディとしてはあんまり乗り気でない
人助けの遠征。さぞかしヤバイ魔宮かと思えば
ずいぶんと立派なお出迎えに加えて文明の香り。
肩透かしを食ったこともあってか、
若干の軽口を叩きながら尋ねる。
「なんかこの城の主が村の財宝を盗んだって
 村人が怒ってるよ?」
マハラジャの執事が静かに怒りながら言う。
「この国では客は主人を侮辱しない」

まあいいや。
でまあ、結局、皆さんのご期待通り、
お城は表の顔と裏の顔でえらい違いでした。

あとは・・そう、生贄の現地男性は
祭祀(モラーラム)に心臓を盗られたのに
なんで歌姫の心臓は盗られなかったのか?とか。

トロッコのシーンいい加減なげーよとか

なんどでも言わせてもらうけど
かなり親切な、いや親切すぎる設計の
「釣り天井」振り返れば、リセットがかかる。

後で調べてみました。

サギー教
 ↓  ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AE%E3%83%BC
実在してたよ・・。

カーリー
 ↓  ↓
インドの神だからどうの、とかではなく
こういう神やら神話やらを
最初に思いつくヒトって果たしてどうなの?なんて思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC

サンカラストーン
 ↓  ↓
http://indianajonesjr.com/gear_sankarastone_sivalingam.html
売ってるよw



あと歌姫役「ケイトキャプショー」と
監督のスピルバーグは結婚。5人の子持ちとか。
そっちのほうに驚いた。

キャスト - インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
出演 ハリソン・フォード (Indiana_Jones)
ケイト・キャプショー (Willie_Scott)
キー・ホイ・クァン (Short_Round)
アムリッシュ・プリ (Mola_Ram)
ロシャン・セス (Chattar_Lal)
フィリップ・ストーン (Captain_Blumburtt)
ロイ・チャオ (Lao_Che)
ダン・エイクロイド (Weber)
David Yip (Wu_Han)
リック・ヤング (Kao_Kan)
Chua Kah Joo (Chen)

スタッフ - インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ウィラード・ハイク
   グロリア・カッツ
原案 ジョージ・ルーカス
製作総指揮 ジョージ・ルーカス
フランク・マーシャル
撮影 ダグラス・スローカム
美術 エリオット・スコット
音楽 ジョン・ウィリアムス
衣裳デザイン アンソニー・パウエル
SFX/VFX/特撮 デニス・ミューレン

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2012年06月14日

奥さまは魔女

「奥さまは魔女」

普通であることの大変さ。
魔法には限界がないので全てに万能。
究極のワガママ娘に育った魔女イザベル
(演:ニコール・キッドマン)と
大根役者の恋騒動。

あらすぢ
日本では1966年から放映され、人々を魅了した
アメリカのドラマ『奥さまは魔女』をモチーフに、
ラブロマンスの魔術師、ノーラ・エフロン監督が
何ともキュートなドラマを作り出した。主人公は、
テレビで魔女サマンサ役を演じる『本物の』魔女、
イザベル。ダメ俳優のジャックと、コミカルながら
純粋な愛を貫いていく。主演のニコール・キッドマン
は、これまでのクールな美しさから一点、巻き毛も
愛らしいロマンティックなイザベルを熱演。
色とりどりのファッションも、ニコールの新たな
魅力に気付かせてくれるだろう。ジャック役には、
サタデーナイト・ライブ出身のウィル・フェレル。
大きな図体で小男ぶりを発揮し、笑わせてくれる。

************************

アメリカでも大ヒットだったTVドラマ
「奥さまは魔女」は、彼ら魔法使いの間では
「魔法使いを侮辱する劣悪番組」なのだそうだ。
ほほう。

原作ドラマにはとてもじゃないが敵わないので
リメイクではなく、設定だけ頂いて別物語に仕立てた。
ニコール・キッドマンは、世間知らずの魔女を
のびのびと演じ、あらかわいい、と思う場面も多数。
キッドマンのパパ役のマイケル・ケインも
ドラマ上の母親役シャーリー・マクレーンもさすが。
でも相手役がねえ。あんなどうしようもない男
いくら改心したとしても、なんか腑に落ちない。

ニコール・キッドマンは
2008年の『フォーブス』誌で高額なギャラ相応の
興行収入が稼げないことから、
「コストパフォーマンスの悪い俳優1位」

ダーリン役の落ち目な役者ジャック。
演ずるはウィル・フェレル。
アメリカのコメディアンらしい。
「ロマンティック・コメディで
 最低の組み合わせだったのは
 ニコール・キッドマンとウィル・フェレル」

という調査結果も発表。
http://www.cinematoday.jp/page/N0039291

なるほど、そのとおりだと思う。
二コール演じるイザベルが、世間知らずであることを
さっぴいたとしても、あそこまで人間的に
ダメダメな小心役者についてゆこうとする
理由がぜんぜんわからない。
しずかちゃんがのび太と結婚することにした
最大の理由「危なっかしくって側にいてあげないと」
の線が案外近いのかもしれないが。



面白くなれる要素はかしこにあるのに
なんかイマイチな映画だった。

イ「涙を止める魔法はないの?」
父「それはない」

イザベルの父(日本で言えばサリーちゃんのパパ役)
マイケル・ケインがカッコいい。
マイケル・ケインといえばバットマンの執事
アルフレッド役でも一部で有名。
ああいう品のある(ただ品があるでけでなく
若い頃は悪い事しまくったような)ジジイには
永遠になれそうもないぜ。くそぅ。

クララおばさん。イザベルの親戚で本物の魔女。
イザベルの悩みを聞いて、主人公に呪いをかけるん
ですけど、結局大騒動に。呪いの元に
トリカブトを入れすぎてしまったのでしょうな。

好きな小ネタ。
居間にいるイザベルを呼び出すために
パパはテレビ画面いっぱいに告知。

「緊急速報
 −父からのお知らせ−
 至急 台所に来なさい」

TVスタッフとして業界で頑張る「ニーナ」と
中途半端に美人で男のことばっかり考えている女性
「マリア」(いかにもアメリカにいそうな女性)
という二人の女友達もでき、永遠に解決しない話を
カフェで果てしなくおしゃべりするという、
イザベルの夢が実現できてよかったねぇ。

サッチモの名曲がEDで流れてEND。
やや無理やりなオチ。

原作ドラマ「奥さまは魔女」では、サマンサは
ダンナのことをいつも「ダーリン」と呼んでいた。
うる星のラムの影響もあったんで
長いことフツーに、愛するヒトへの呼びかけの言葉だと
思ってましたが、ここでの「ダーリン」は
親しみの英語「Darling」ではなく
旦那の名前が「Darrin」というズバリだったんですね。

映画では、主人公ジャックが主演の
「カトマンズの冒険」という大作映画が大コケ。
これが彼の俳優人生転落のきっかけになるのだが
これは自分の所為ではなく、
服飾デザイナーがいけないのだと言い張るジャック。
映画最後のほうに、彼が出演したいわくの作品が
ちらりと出てくるのだが・・確かにヒドイやあれ。
あればっかは主人公ジャックの言ってることが正しい。

ダーリンの元妻が撮影中に乗り込んでくるシーンが
あるが、なんか思い出すのは美元である。



ところでシャーリー・マクレーンが演じてた
(ドラマ上の)サマンサの母親役は、
本当は魔女だったって解釈でよいのでしょうか?

ジャンル ドラマ
製作年 2005年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ

キャスト - 奥さまは魔女
出演 ニコール・キッドマン (Isabel Bigelow)
ウィル・フェレル (Jack Wyatt)
シャーリー・マクレーン (Iris Smythson)
マイケル・ケイン (Nigel Bigelow)
ジェイソン・シュワルツマン (Ritchie)
クリスティン・チェノウィス (Maria Kelly)
ヘザー・バーンズ (Nina)
ジム・ターナー (Larry)
スティーヴン・コルバート (Stu Robison)
デヴィッド・アラン・グリア (Jim Fields)
スティーヴ・キャレル (Uncle Arthur)

スタッフ - 奥さまは魔女
監督 ノーラ・エフロン
脚本 ノーラ・エフロン
    デリア・エフロン
撮影 ジョン・リンドレイ
美術 ニール・スピサック
音楽 ジョージ・フェントン
編集 ティア・ノーラン
衣裳デザイン メアリー・ゾフレス

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2012年05月23日

エクソシスト

「エクソシスト」

エクソシスト。停滞していた1970年代の
アメリカ映画業界を象徴する作品。
これとダミアンの「オーメン」が
「オカルト」という言葉を当時の日本にもたらした。
更にテレビつければ「タタリじゃー」とか
「鵺の啼く夜は恐ろしい・・」とか、
果てはノストラダムスの大予言に加えて
ニッポンが沈没までしたりと、
世紀末でもないのに世紀末ブームが、
子供PONの周囲に蔓延していた時代です。

今思えば、あの頃は結構幸せな時代のなかで
「滅び」を楽しんでいただけであって、
緩やかに滅びの道を歩んでいるように見える
現代のリアル日本のほうが、よっぽど世紀末で、
よりタチが悪いように思う。
ま、それはそれとして。
BSでやってたんで録画。
家族が寝静まった夜、酒を飲みながら観賞。

あらすぢ
20世紀も後半の現代のワシントンで、12歳になる
女優の孫に悪魔がとりつき、可憐な少女の肉体から
悪魔を追放するために立ち上がった悪魔払い師
(エクソシスト)の恐怖の戦いを描く。

***********************

有名な「ブリッジで階段降り」のシーンはない
バージョンだった。ちょっと残念。

聞きかじりだが、バズズというのは
中東の人々からすれば神であり
その神を悪魔呼ばわりするのは結構失礼な話。
日本のブッダがキリスト教で「悪魔」扱いされたら
気持ちよくないでしょう?目下のところそういう
風潮はないけれど、これで今から数百年くらい
歴史が下って日本が欧米と敵対&三等国が
定着したりでもしたら、そうなるかもしれない。
でもそれがキリスト教の歴史であるからなあ。

主と精霊の名において命ずる、消えよ!
とか一生懸命悪魔祓いするのだけれど
キリスト教の言う「神」って全能じゃないのかな。
ぜんぜん人間の味方をしてくれない。
一個人の死なんて、神にはどうでもよい
のかもしれない。

カラス神父といえば「GS美神」なんか
思い出す私。
神父ということはカソリック
カソリックのなかでもエクソシストは秘儀であり
公には存在しない部門なんだそうで。

エクソシストという儀式は、
カソリック秘蔵の式典書に、
「これこれこういう状況が認められるときを
 悪魔に取り付かれたといい、それが
 確認できれば出撃できる」
と、規定が細かく決められている ようで
ゴーストバスターズのように意気揚々と
むやみやたらには出撃できないらしい。



「悪魔は嘘つきだ、決して会話してはならぬ」
「虚実おりまぜて人の弱いところを突くのが
 悪魔だ」とのこと。

悪魔が乗り移ったらしい少女がはなした意味不明の
セリフを録音、解析するシーンがあるのだが
その施設の入り口には
「TASUKETEI」と看板が。
まったくもって意味がわからん。

これまた有名なエクソシストのテーマ
(バズズのテーマというらしい)は最後に登場。

なかなか素敵なブログエッセイ
「カフェド時空民」(なんかリンク切れ)


でーさ、いつも不思議に思うのは
悪魔って取り付いた人間が死んだら自分も死ぬの?
パズズとなのる悪魔はイラクからどうやって来た?
の2点です。

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2012年05月14日

ウルトラマンサーガ

「ウルトラマンサーガ」

息子が猛烈に楽しみにしていたので
公開日翌日の3/25に映画館へ。

公開日にコンビニ(サークルK)へ前売りを
買いに行ってみたんですが、前売りは
やっぱ「前」売りであって、公開初日には
とっくに販売終了でした。ちょっと残念。
よくある特典じゃなくって
安さ目当てだったんだけども。

ちなみに特典?はサーガのソフビだった様子。
チケットが普通の入場料以下でソフビが
ついてくるなら、自分も結構悔しがったところだ
けれど、なんかソフビ特典チケットも+1000円
ぐらいお高めだったんで、あんまり特典って
気がしない。まして今回のウルトラマンは
あんな悪者デザイン(←息子に言ったら
怒られてしまう。彼はたいそうお気に入りの様子) 
だから要らんよ。

画像アリ↓
http://news.2chblog.jp/archives/51655657.html

あらすぢ
突然現れた宇宙人のため、地球上から人類は
姿を消され、残っているのは未来への希望となる
子供たち、そしてそれを守る女性だけの「チームU」
だけだった。そこへ時空を超え、ウルトラマンダイナ
が駆けつける。怪獣たちを操り、攻撃をしかけてくる
宇宙人バット星人。さらに他の空間から、ウルトラマン
コスモスとウルトラマンゼロもこの地球にやって
くる。しかしすでに最強兵器であるハイパーゼットン
が、覚醒のときを迎えようとしていた。

***********************

TVCMと「ウルトラマン列伝」でかなりテンションが
上がっていたので、同居男性(5歳)が大喜び。

最近のウルトラマンワールドは
作品ごとの設定してきた統一した世界観を
すべて融合するため、
たしかに舞台は「地球」であるが
それは平行宇宙の別の「地球」なのである・・
つまりパラレルワールドを強弁することに
落ち着いている。別宇宙・・脚本家には便利な
言葉だ。

私たちの住んでいるリアル地球は
怪獣もいないかわりにヒーローもいないという
ロマンはないが平穏?な世界なのだ。

ダイナも別地球の最終回にて、オーラスの怪獣を
異次元に吹き飛ばすかわりに、自分も次元の
迷子になってしまったという設定。なもんで
脚本家には急激に便利な存在になってて、
近年クローズアップされている。
僕らの平和と引き換えに戻ってこれなくなった
悲劇のヒーローだったんだが、どうもこの映画から
いつでも戻ってこれるんだけど、自発的に
別宇宙の困っている星を救うために
駆けずり回る存在に、意味合いがチェンジした様子。
それはよかった。



コスモスはよく知らない。
某匿名掲示板にて「スモス」ってなんですか?とか
主演俳優が出演中に(間違いとはいえ)タイホ
されたというエピソードを持つ、耳のでかい
ウルトラマン、ということくらいしか知識がなかった。



そしてゼロ。うちのチビスケのお気に入りである。
ウルトラセブンの息子にして、武者修行の名の下
ウルトラ一族のいる宇宙だけでなく
別次元の宇宙でもSOSがあると単身駆けつけるという
機動予備的役割をやらされている。



自分は一応40のオッサンなんで
オッサンから観たツッコミを入れさせていただきます。
(ネタバレ有で)

即席地球防衛軍。
見たことない女性たちが演じている。

誰もいなくなってしまった世界で
サバイバルを生き抜くには、
コンビニなどで食料を前借するしかないわけで、
その辺「うる星やつら2」を彷彿させるが
どうも彼女らは「レイバー」を操ってるようなので
「機動警察パトレイバー」も想起させる。

なぜ一部の子供たちと元ヤンキーだけが
バッド星人の誘拐の手から逃れることができたのか
あんな河原のプレハブを基地にしながら
星人の攻撃から逃れられていたのか??
全く意味がわからない。
たとえ無駄でも地下街とかに基地を作った方が
まだマシかと愚考する次第なのですが・・
(か、せめて子供達くらいは)

ゼロはDAIGOが演じる主人公と一体化するんだが
ここで新設定が発覚する。

◆ウルトラマンは人間と一体化しても
 人間側に「戦う気」がなければ変身出来ない
 (気持ちよく変身出来ないらしい)
 何とか変身できても身長が1/10
 通称 チビトラマン

主人公DAIGO氏が戦いたがらなかった理由。
それは徐々に明らかになるけれども
牧歌的な時代、1970年代型主人公
マジンガーZの甲児君は、ジブンが戦うことに
なんら疑問を感じなかった。
あのアムロでさえ、怖がりながらも戦ったというのに。

しかしエヴァのシンジ君に代表されるように
最近のワカモノは、強大な力を手に入れても
なかなか戦いたがらない。
なんで俺が?他の人でいいじゃんか?
このあたり「エヴェンゲリヲン」的雰囲気。

DAIGO氏の果敢な攻撃性は勇敢だからではなく
単に捨て鉢だったのだ。その捨て鉢攻撃を
ゼロは好もしく思い、一体化したわけだが
その見込みはおもいっきり外れる。

DAIGO氏は幼少期、怪獣に襲われた経験があり
ウルトラマンダイナに救われている。
誰もがダイナをヒーローとかいう。
確かに怪獣をやっつけてくれたかもしれないが
自分と自分の両親が悲惨なことになっているときに
ダイナは助けに来てくれなかった。
ヒーローなんて偽善だ、そういうヒネた心理の
持ち主だったのである。

街のど真ん中で巨大な存在が暴れれば
予期しないヒト死が必ず出る。
ウルトラマンが怪獣の攻撃を受けて
もんどりうった地面では幾人かが死んでいるだろう。
正義の実現のために少々の犠牲は
やむを得ない、と割り切ることができるか?
これまた「ガメラ3」をホーフツさせる。

即席地球防衛軍の構成員がいきなり歌いはじめる。
しかもギターで。歌のシーン、イラナイ。

コスモス、いい奴ジャン。
かっこいいじゃん。
耳でかいけど。
太極拳ポーズが意味不明だけど。

行方不明のダイナ、機能不全を起こしてるゼロ
まったく頼りにならない連中の中で、素直に変身。
見事に中継ぎ役を果たしている。
演ずる杉浦太陽氏も、とんだ「さわやかヤロウ」じゃ
ないですか。

コスモスはできる限りコロシをやらないウルトラマン
であることぐらいは知ってたけど
まず顔見せとして、コスモスは突然現れた
怪獣グビラを殺すことなく、おとなしくさせてしまう。



グビラはうれしそうに去っていったのに
後にまたヒジョーにバッドタイミングで
悪い宇宙人の手先として再登場する。

グビラさんよお、そんなことしたらコスモスさんの
ウルトラマン界における立場ってもんがさ・・
端的にいえば「あの時殺しとけばよかったのに」
ってなモンですよ。

ウルトラマンを信じろ


あとは頑張ってください。

多元宇宙と遊撃隊のゼロという設定があれば
今後はカントクと脚本家の好きなように
ヒーローの組合せがやり放題だな。
面白くなってきました。

今回は「ゼロ」「ダイナ」「コスモス」でしたが、
あなたならどの組合せにします?

公式サイト↓
http://www.ultramansaga.com/cast.html

キャスト
DAIGO (タイガ・ノゾム)
杉浦太陽 (春野ムサシ / ウルトラマンコスモス)
つるの剛士 (アスカ・シン / ウルトラマンダイナ)
黒部進 (ハヤタ・シン / ウルトラマン)
森次晃嗣 (モロボシ・ダン / ウルトラセブン)
団時朗 (郷秀樹 / ウルトラマンジャック)
高峰圭二 (北斗星司 / ウルトラマンA)
真夏竜 (おおとりゲン / ウルトラマンレオ)
秋元才加 (アンナ)
宮澤佐江 (サワ)
佐藤すみれ (リーサ)
梅田彩佳 (ミサト)
増田有華 (ノンコ)
小林香菜 (マオミ)
島田晴香 (ヒナ)
宮野真守 (ウルトラマンゼロ)
布川敏和 (コウダ・トシユキ)
斉藤りさ (ユミムラ・リョウ)
加瀬尊朗 (カリヤ・コウヘイ)
小野寺丈 (ナカジマ・ツトム)
木之元亮 (ヒビキ・ゴウスケ)

スタッフ - ウルトラマンサーガ
監督 岡秀樹
監修 大岡新一
特撮監督/特技監督 三池敏夫
脚本 長谷川圭一
エグゼクティブプロデューサー 山本英俊
企画 岡崎聖
渋谷浩康
プロデューサー 北浦嗣巳
撮影 高橋創
音楽監督 田靡秀樹
音楽 原文雄
SFX/VFXスーパーバイザー 前川英章
SFX/VFXプロデューサー 鹿角剛司

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2012年04月30日

エクトプラズム 怨霊の棲む家

「エクトプラズム 怨霊の棲む家」

BSかCSでやってた。録画してたのを
酒を飲みながらこっそり観賞。
子供の教育にはまだ宜しくないからね。

・・実話に即した話なんだそうですよ。

あらすぢ
1987年、コネチカット州サジントン。息子マットの
癌治療のために、キャンベル一家はこの街に
移り住んできた。新居はビクトリア朝式の家。
しかし引っ越し以来、マットは何かの儀式のような、
不気味な幻覚を見るようになる。実はこの家は
数十年前葬儀場だったのだ。母親のサラたちは
幻覚を癌治療の薬のせいだと考えたが、その後
超常現象はほかの家族にまで及ぶようになり……。

***********************

SFXもそれなりによく出来ていて
おおよそホラー映画と言われれば
思い浮かべるシーンはほとんどカバー。
サービスシーン(そこそこ美人がシャワーを
浴びているときに襲われるパターン)もあるしね。
なんつーか、そんな意味ではすごく優等生な映画。

でも怖くないんだな(そりゃ5歳の子供が
観たら震え上がるでしょうが)

「怖い」と思うシーンはなかったが
「痛い」と思うシーンはあった。
文字通り「イタそー」って奴。

ネタバレします?しましょうか。

>実はこの家は
>数十年前葬儀場だったのだ。
と「あらすぢ」にはございますが

ただの葬儀場ではなく、場所柄を有意義に使い
「降霊所」として活用していたんだって。
80年前。ここは当時のアメリカでは有名で
高い金を払って死人とアクセスしたい、と
全米が泣いたではなく、文字通り殺到したらしい。

エクトプラズムとは「ムー」系統の本を読んでいた人には
誰でもご存知かと思いますが、降霊の際に口から
ゲロゲロ〜の霊的物質であるアレですね。

降霊がかなりの商売になるとわかった主催者だったが
降霊のキーとなるバツグンの霊感を持った少年が、
嫌々ヤラされていたためもあってか
降霊式の効率が悪いことに腹を立て、
パワーアップを思いつく。
理屈はよく判らないが、その手順は
要するに「死体で遊ぶな子供達」って奴。

死体を耳なし方一状態、全身に呪文を刻み込んだうえ、
まぶたを切り取って(←痛いと思ったとこ)
包帯でグルグル巻きにしたあと、地下室の四方の
壁+天井に埋め込み、そこで降霊式を行ったのだ。

結果は大失敗。周囲は黒こげ。唯一生き残った
少年は屋敷中を怨念に追い回され、生きたまま火葬。
彼ら全員怨念と化して現在に至る・・という話。
死人と会うために死人になっちゃあ
なんのためやら・・と言う感もしますが。

以上のような「いわく」が、幻覚という名の
フラッシュバック多用で、またポルターガイスト現象も
徐々に強烈になりながら、劇中で明らかになってゆきます。

そんな、いわくつきの屋敷でありましたが
末期がんの長男が主治病院に車で通うには
今の家では遠すぎ、あまりに家族に負担がかかることを
懸念した奥さんは、少々のいわれには目をつぶって
家を借りたのでした。

家主は家賃が安い理由を長男の奥さんには
話したようですが、シーンが変わり、あいにく
そのシーンはありません。
奥さんが何処まで知っていたのかギモンが残る
ところですけど。その割に、最初にお払いの牧師さんが
登場した時にはケンもホロロに追い返してたけど。

そりゃねーだろよ、奥さん。
そういう時は素直にプロを頼ろう。

実は一番唐突で、物理的にも嫌な存在だったのは
霊でもなんでもなく長男の父親でした。
(つまり奥さんのダンナだね)

この男、素面のときはいい奴なんだけど
若干のアル中&暴力症。
仕事がシクったんだか、そんなの勝手にせいやだが
状況無視の最悪のタイミングで酒飲んで帰宅。
怨霊よりもヒドイ家庭内破壊を行う。
特に、怨霊の攻撃が間近に迫る中
家中のガラス球を割ってまわるとは何事
か!
猛省を希望したい。

なんか、死が近い人間ほど
そういうモノが見えてしまうんだという。
長男とたまたま同じ病院にいた例の牧師さんが
そういってたよ。

最後は、長男が何処から仕入れた情報なのか
わからんけど、突然行動開始。
火事場のクソぢからでケリ、というオチ。
そのオチに昔見た映画「ガバリン」を思い出してしまった。



もう一度書きますが、実話に即した映画らしい。
ちなみに本物の長男は癌が完治したんだとか。
むう・・。

キャスト(役名)
ヴァージニア・マドセン (Sara Campbell)
カイル・ガルナー (Matt Campbell)
マーティン・ドノヴァン (Peter Campbell)
アマンダ・クルー (Wendy)
イライアス・コティーズ (Reverend Popescu)
ソフィー・ナイト (Mary)
タイ・ウッド (Billy Campbell)
D・W・ブラウン (Dr. Brooks)
エリック・J・バーグ (Jonah)

スタッフ
監督 ピーター・コーンウェル
脚本 アダム・サイモン/ティム・メトカーフ
撮影 アダム・スウィカ
美術 アリシア・キーマン
音楽 ロバート・J・クラル
特殊メイク ダン・レバート
字幕 松岡葉子

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2011年09月14日

エイリアンU

「エイリアンU」

先日、BSプレミアムで放映してたんで
ところどころ観賞する。
DVDはもちろん保有。過去にももう何度も
見返した作品であるが、
ここしばらく観なかったんで結構新鮮。

そうそう、謝らないといけないことがある。
ハイビジョンとかブルーレイの開発者に。

オレ、さすがにDVDくらいはもってるし、
今更ブルーレイなんて要らんよ。
DVDだってビデオよりはキレイだし
わざわざ改めて金を投入してまで
新しいメディアを導入しなくても・・

そう思ってました。

最初はBSプレミアムの放映を
そのまま見ていたんですよ。
あれ?オレの記憶とちっと違うぞ?

途中から、DVDを立ち上げて同時に再生。
時々、外部入力とBSに切り替えて
見比べてみたのですが・・

すげー。情報量が段違いでした。
これまでの暗い場面
(エイリアンは殆んどそうですけど)
では、単に黒くつぶれていたシーンが、
暗いにもかかわらず、くっきりと浮かび上がり、

ビデオやDVDだと、闇に潜むエイリアンが
直近からいきなり襲ってきて終了ですが
実はその前に、そんな動きをしていたんか!とか
この場面でうしろにこのキャラいたかな?
へー、エイリアンの最初の戦いで死んじゃう
他の海兵隊員ってこんな顔だったんだ・・
ここにこんなマークあったっけ?
メカや宇宙船内の細かなモールドまで。
驚きの連続。



それと、これはやはり「翻訳者」のセンスに
よるところが大なんですけど、
私のDVDより、BSプレミアム放送での
字幕のほうがイイ仕事してんですよ。
明らかに「エイリアン」世界とか
「ミリタリー」なんかに通じている人の訳であることが
シロートの自分にもわかりました。
ま、どこぞの映画翻訳界の女帝に比べれば
どちらもスバラシイ出来ではありますが。

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2011年07月08日

ウォーターボーイズ

「ウォーターボーイズ」

誰でもブレイクするきっかけとなる作品がある。
妻夫木聡、玉木宏・・

************************

あらすぢ
廃部寸前の男子高水泳部。部員はやる気ゼロの
鈴木(妻夫木聡)ただ1人。そんな水泳部の顧問に
新人の美人教師・佐久間(眞鍋かをり)が就任し、
部員はあっという間に28人に膨らむ。
しかし、佐久間先生の
「学園祭でシンクロナイズドスイミングをやろう」
という言葉に、生徒達は恐れをなして逃げ出し、
気が付くと部員はたったの5人に!?
しかも佐久間先生は突然、産休。
さらに度重なるトラブルからシンクロを絶対に
やらなくてはならなくなってしまう。かくして
鈴木達の鬼のシンクロ特訓がスタートする!!

************************

全体に若い。
なんだあの若さは?と思ったら
2001年の作品とは。
10年前っすよ。10年前。
変わってないのは
竹中直人氏と
そういえば先日紫綬褒章を受章された
モゲラのパイロット=柄本明

平山綾(現 平山あや)が可愛かった。
フシギな顔である。オギノメちゃんにも
藤原紀香にも安達祐美にも変化しそうな顔。

玉木宏
クロレッツのCMとか、イケメンの一員として
活躍中のようであるが、この映画では「アフロ田中」だった。

笑いのツボ?演出がやや古いところもあったけど
まあ、10年前だからな。

ツマブキが泳げばこの映画。
モックンが相撲やれば「シコ踏んじゃった。
役所晃司が踊れば「Shall We ダンス?
女子高生がJazzやれば「スウィングガールズ
なわけです。

そ、例のパターン。
んで道を模索する主人公らを導くのは
毎度おなじみ竹中直人

お気楽に観るにはハズレもほぼなく良いのでは?
テレビ局が安心して地上波ワクで放映できる内容。

監督 矢口史靖
出演
 妻夫木聡 (鈴木智)
玉木宏 (佐藤勝正)
三浦アキフミ (太田祐一)
近藤公園 (金沢孝志)
金子貴俊 (早乙女聖)

ジャンル ドラマ
製作年 2001年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 91分

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2011年01月05日

男たちのYAMATO(再観)

「男たちの大和(再観)」

以前、映画館で観たんですが。
レンタルしてきまして再観劇。

4歳の息子に、宇宙戦艦ヤマトと騒ぐのもいいが
戦争は基本、避けるべきもの。酷いモンなんだと
教えておこうと思いまして。

一般映画(邦画)の割には
戦死シーンがドカドカ出てきて
戦争のバカらしさ、悲惨さを
少しでも伝えようとする心意気・・。
それはなんとなく伝わってくるんですけど
死体がみんな「五体満足」で単に血まみれなだけなのが
・・ねえ。好き好んでスプラッター描写が
見たいワケじゃないけど、一般映画では
あれが限界なのかなと。

ジブン、「戦艦武蔵の最後」って子供向け戦記を
むかーし、読んだことがあります
当時の軍艦では、戦場が近づくと床一面に
砂を撒いたらしい。血のりや「はらわた」で
戦闘中に他の将兵が滑らないように、という配慮からだとか。
「はらわた」って言葉、ジブンはソコで知りました。
そして絶対そんなフネに乗りたくないなあと。

一方、海軍兵の死に様は、浸水で溺れ死ぬか、
ドコからか飛んできた船とか砲弾の破片で
スパッと体のどこかが切断され死亡するのが
ほとんど。
せめてジブンの死に様ぐらいは選びたいと
オレは陸軍を選んだと昔、誰かが書いていた気もする。

・・あーうーつまりキレイすぎる死に様ってこと。
せめてスターシップトルーパーズくらいの
死亡描写があっても良かったんじゃないか?

映画を見ていて、改めて思い至ったのは
当時のフネは、いくら鋼鉄で囲って
最強の武装をしても、動かすのは人力。
対空砲を直接破壊せずとも、従事している人間を
倒してしまえば機能しなくなる
って冷徹な事実でした。

また、先日、立ち読みした模型雑誌で
戦艦大和(沖縄出撃直前最終兵装型)の作品が。

よく出来ているなあ、と雑誌を眺めていると
改めて気がついたのは
大和の最大の特徴である三連装主砲
第二砲塔の屋根に「九六式25mm三連装機銃」
があること!
しかもシールドなし。
ふりかえって仰ぎ見れば、第一副砲もあるわ、
しかもてめーの足元は大和の主砲ですからね、
ぐるぐる回転するわけで・・。

しかも海軍自慢の46センチ三連装砲。
斉射時、近くにいる人は口を空けておかないと
空圧で鼓膜が飛ぶってんだから。

あそこにだけは配置されたくない、心底思った。
てか、実質機能したんだろうか?あの銃座。

息子ですか?
ヤマトをいじめるヒコーキ(←米海軍機の事です)
がたくさん出てくるからイヤ、と意思表示して
そそくさと、お絵かきに没頭してしまいました。
(出来た絵は「ヤマト」でしたが)

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2010年12月24日

大洗にも星はふるなり

「大洗にも星はふるなり」

まったくノーマーク(←最近の映画はほとんど
そうなんだけど)だった映画。
妻がセレクトした映画を横から観賞。
ま、クリスマスイブなんで。

あらすぢ
茨城県、大洗町のクリスマス・イヴ。冷たい風が
吹き荒れる真冬の海の家に5人の男が1通の手紙で
集められた。
前代未聞の勘違いナルシストの杉本(山田孝之)、
オクテなサメマニアの松山(山本裕典)、
モテないくせに浮気願望が強い猫田(ムロツヨシ)、
ハイテンション・バカの仁科(小柳友)、
ちょい不良?オヤジで海の家のマスター(佐藤二朗)。
彼らは、数ヶ月前の夏、この海の家で生活を
共にしたバイト仲間だった。5人は全員、皆の憧れの
マドンナ・江里子(戸田恵梨香)から
「クリスマス・イヴの夜、海の家で会いたい」
という手紙を受け取っていたのだ・・。

************************

野郎の割合が少し高いバイト職場に
いきなり紛れてくるマドンナ的な女子。
男どもはちょっと微笑まれるだけで
自分に気があると思い込んだり、
ステキな会話を交せたからと、一日恋人気分に
ひたるなど、忙しいまでに一喜一憂。

バイト先でよくある風景といえば風景。
それが刹那的リゾート地
(ひと冬のペンション手伝いとか)
だったとしたら尚更である。

「12人の優しい日本人」みたいに
室内劇みたいだな〜と思っていたら
その手のヒトにはもう有名な舞台喜劇を
映画化したものであるらしい。

それぞれの男たちが、彼女とのかかわりを
精一杯、粉飾決算し、甘い想い出として
脚色・回想するが、それを冷徹な弁護士が
片っ端から、粉砕してゆく。

弁護士が強制再生して
オトコどもに見せつける、嫌なキオクこそ
おそらくはそれぞれの真実なんだろう。

カッコつけ屋の行動はストーカー行為に過ぎず
ある男が主張する温泉の一泊旅行もこじつけ。
別の男は水族館デートには出かけたのかも知れないが
結局マドンナの目には適わなかったようだ。

恋するというか恋を求める男って
かくも「バカ」
なんですよって
そういう映画。かくいう私にもそういうキオクがあります。
普段は封印しておりますが。

バイト先ってああいう雰囲気あるよね。
仕事には、それなりの責任感を持ってやるけど
大学生とかフリーターって
社会的地位にまで責任持っていないから。

結果的に散々、アホどもを振り回した
マドンナ・江里子をこの映画で知ってしまったために
三井住友UFJのCMに出演している
彼女(戸田恵梨香)を観るたび、
「かまととぶるんじゃね〜
 愛すべきアホ男どもをさんざん弄んだくせに!」

なんて内心で毒づいてしまう自分が居る。
両彼女ともに罪はないのだが。



物語は、イロイロあって
マドンナ・江里子が現場(閉鎖中の海の家)に
到着する直前で終わる。
江里子は回想シーンには登場するけれど
結局、彼女は現在の時系に登場しないで
終わるあたりが素敵。
(西田敏行を女装させたと言わしめた
 猫田の彼女も最後まで姿を現さない)

そして次の夏。
アホな男ドモの繰り広げる「祭り」は
また繰り返す・・。

彼らのその後の夏は、スピンオフして
再ドラマ化した模様。観たいな。



監督/脚本 福田雄一

出演
山田孝之 :ナルシストの杉本
山本裕典 :オクテなサメマニアの松山
小柳友  :ハイテンション・バカの仁科
白石隼也 :・・・
ムロツヨシ:浮気願望が強い猫田
佐藤二朗 :ちょいワルオヤジ海の家マスター

戸田恵梨香 :江里子

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2010年11月21日

宇宙戦艦ヤマト 実写版 キャストの件

「宇宙戦艦ヤマト 実写版 キャスト」

ヤマトしかなかった某プロデューサーが
亡くなった。お悔やみします。

さて、宇宙戦艦ヤマトです。
実写版(キムタク版)が
12月に公開されるようですけど
発表されたキャストを見てみたいと思います。

古代進:木村拓哉
 ・・まあいいでしょう。好きにしてください。
   (トレーラーはそれなりにカッコよかった)
森雪:黒木メイサ 
 ・・前任者よりはいいけど。
   基本的には儚げに微笑んでいればいいので。
真田志郎:柳葉敏郎
 ・・これはちょっとなぁ。必要性があれば
   女優が脱ぐように、今回ギバちゃんは
   眉毛そるんだろーね?ローレライの時の
   ように、またまた自己犠牲で艦を救う?
島大介:緒方直人
 ・・この人はテンパでないと。彼直毛では?
徳川機関長:西田敏行
 ・・意外なキャスティング。彼の芸能界での
   芸歴だけを考えれば、艦長就任でもおかしく
   ないが、さすがに釣りバカは艦長になれない。
   船長にはなれるだろうけど。
佐渡先生:高島礼子
 ・・性転換してるし。彼女がヤマト艦内唯一の
   畳部屋で酒かっくらっていると、それは
   極妻ではないだろーか?
古代守:堤真一
 ・・この人もローレライの影響で、なんか
   独自の小ムツカシイ理論により、勝手なことを
   影で企んでいそうな気もする。守兄さんなのに。
沖田十三:山崎努
 ・・シローいボス。沖田艦長にしては
   ちょっと痩せすぎでは?個人的には
   土方艦長のほうがまだ理解できる。  

監督・VFX:山崎貴
脚本:佐藤嗣麻子
 ・・過去の実績は知らないけれど、女性が脚本か。
   ちょっと不安。
音楽:佐藤直紀



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2010年11月15日

あらしのよるに

「あらしのよるに」

感動名作絵本の映画化であるらしい。
嫁が一時期気になっていたらしい
中村獅童が声の出演をしていたので
借りてきた。それを横から観賞。

あらすぢ
ある嵐の夜に、仲間とはぐれたヤギのメイは、
壊れた山小屋で雨風をしのいでいた。すると
そこへ、同じように嵐から逃れてきた“仲間”
が現れる。姿も匂いもわからない中、心細さ
から言葉を交わすうちに意気投合する2匹。
やがて彼らは再会を約束して別れるが、
翌日待ち合わせの場所に現れたのは、なんと
メイたちの天敵であるオオカミのガブだった!

************************

うーーん。
とりま、最後まで観せてくれるし
それなりに感動したとは思うのだが。
ま、こんなもんかってカンジ。

メイ役の成宮寛貴氏、ともすればおかまっぽい
ヤギさん役をそれなりに演じていた。
ガブ役の中村獅童も
オオカミのガサツさと荒っぽさと
メイとの交流から少しずつ変化してくる
心境の変化みたいのは伝わってきた。

ただね、絵本だからファンタジーだからとは
思うんだけど、ガブがそこまでメイに魅かれる
動機がよく解らない。

ネタバレだけど、オオカミ一族とヒツジ一族は
双方、言葉が通じるのに食うか食われるの関係。
それぞれが、それぞれの組織(一族)のなかで
それなりに生きてきたワケで、ガブは結局
メイとの友情を取って、一族を裏切るわけです。
一族を裏切るってことは、食生活から変えないといけない。
まさか、メイの前で他の草食動物ならいいだろ?
ってなわけにもいかないし。
ちなみにメイは純粋にガブを信じつつ、
自分は草食を続けます。

メイが女性だというならば、まー解らなくもないが
成宮寛貴氏が演じている所からして
やっぱ男性なんだろう。

オオカミ一族を男性、ヒツジ一族が女性の
メタファーなんだとしたら
ガブ=男は、慣れ親しんできた食性(生活)を
捨ててまでしないとヒツジ=女性と一緒になれない。
一方で、女性側は基本的になにも変化させなくても
結婚することぐらいはできる??
・・はッ?そういうこと??
「結婚」の大変さを描いている?

♪オトコとオンナの間には〜暗くて深い河がある
・・とか昔のウタにあったけどね。

メイの純真ぶりがちょっと鼻についたかな。



製作会社「グループタック」といえば
まんが日本昔ばなし」ですが
先日、倒産してしまいましたね・・。
ステキな番組を有難うございました。

監督 杉井ギサブロー
脚本 きむらゆういち 
   杉井ギサブロー
音楽 篠原敬介
主題歌 aiko「スター」

配給 東宝
公開 2005年12月10日
上映時間 107分
製作国 日本

キャスト [編集]
ガブ:中村獅童
メイ:成宮寛貴
ギロ:竹内力
バリー:山寺宏一

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2010年11月14日

ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜

妻が借りてきたDVDを横から観賞シリーズ。
今回は、これ
「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」

ファンには申し訳ないが、自分はダザイ本人の
生き方ならびにその作品がキライでして。
まずその時点で「げ・・」とか思ったんだけど。
自分が避けて通ろうとするものにこそ
新たな発見があるのではなかろーか?
そんな風に思いあらため(というよりは、
子供も寝たし、暇だし、酒の伴にせっかくだから・・
というノリで)観賞いたしました。

あらすぢ
酒飲みで多額の借金をし、浮気を繰り返す
など放蕩の限りを尽くすが、小説家として
秀でた才能と何故か憎めない魅力を持つ男・大谷
と、しなやかな日本女性としての魅力を持つ、
その妻・佐知の愛を描いた物語。

今年生誕100年の作家、太宰治の短編小説
「ヴィヨンの妻」をベースに、他の太宰作品や
エピソードを交えたストーリー。

************************

・・なんでしょうね。結局、途中で妻は寝てしまうし。
最後まで生き残っていたのはジブンだけでしたよ。
(後日、妻は最後まで観賞したようです)

面白かったか?と問われれば
二度、観るほどじゃあないなと。
劇場に足を運ぶのも違う気がする。

ジブンにとっては「松たか子」さんって
「ああ、いるなあ。そういう人が」
くらいの認識だったんですが、この映画で
彼女の「役者」としてのスバラシさを認識しました。

一応主人公?らしいダンナの大谷(浅野忠信)の
ダメダメ、グダグダ振り(演技が、ではなくキャラが)
と、もとの原作が持つ、暗さでウンザリしそうな
ストーリーを、彼女の存在だけが唯一救っている。

まがりなりにも最後まで観賞できたのは
「松たか子」さんの好演のたまもの。

ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜.jpg

「妻・佐知」は酷い環境の中でも、おずおずと、
しずしずと「生きるヨロコビ」みたいのを
少しずつつかんでゆく、したたか女性。
ダンナの犠牲になっているとは考えていない天然。

彼女が「妻・佐知」を演じていなければ
とても最後までは観続けられなかったと思いますし
彼女の存在でもっている映画ですな。

彼女もこんなコメントを残しています。

 初日の舞台あいさつで、
 「見てくださる方に(生き方を)押しつける気は、
  サラッサラないです!
 
  幸せは人それぞれという意味です」
 と笑顔で語った松。

しかし、浅野忠信は似会うな。
どうしようもないオトコ役が。
それと出演陣が妙に豪華。



『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』

監督:根岸吉太郎
脚本:田中陽造
原作:太宰治『ヴィヨンの妻』

キャスト:
松たか子:妻・佐知
浅野忠信:旦那・大谷
伊武雅刀:大谷馴染の居酒屋の旦那
室井滋 :同 女将
広末涼子:大谷に惚れているお水
妻夫木聡:佐知に横恋慕の工員
堤真一 :昔、佐知のヒモだった弁護士 
光石研・山本未來・鈴木卓爾
小林麻子・信太昌之・新井浩文

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2010年11月13日

アイアンマン

「アイアンマン」

やっとレンタルした。やっと観た。
結果・・面白かった。

あらすぢ
軍事企業CEOにして天才発明家のトニー・スターク
は、武器のデモで訪れたアフガンで武装集団に
拉致され、兵器開発を強要される。彼は医師
インセンと共に兵器開発をするフリをしながら
脱出用のパワードスーツを製作し、命からがらの
脱出を果たす。帰国後トニーは自社の軍事産業
からの撤退を発表。自らは自宅の作業部屋に
篭って、新型パワードスーツの開発に没頭する。
彼の周囲は恐ろしい陰謀がうごめいているとも
知らずに……。

************************

スーパーマン、バットマンにスパイダーマン
いずれにせよ映画第一作目というものは、
ヒーローが如何にしてヒーローとなったか?
その描写と、主人公をめぐる初期設定をアピール
するだけで、全120分程度のうち、優に60分
くらいは割かれてしまうもの。

それでいて一応一本の映画として纏めるために
ボスキャラを倒すシーンも必要、となれば、
第一作目のボスキャラは手近で済まさざるを得ない。

物語の拡がりを感じさせる、強大な敵
(だいたいそういうヤツは、いろんな所にメイワクを
 かけつつ、時間をかけて遠くからヤッテ来るもの)
ってのは第二作目以降に持ち越し(お楽しみ)
・・となるワケで。
アイアンマンもそんな感じだった。

ネタバレします。

それにしてもトニー・スタークはナンバーツーに
恵まれなかったね。

バットマンには執事とエンジニア畑の社長
ダイターン3にはギャリソン時田など
ヒーロー稼業を主とするならば、
世間の凡俗な作業はすべて無私で引き受けてくれる
ナンバーツーのジジイくらいは確保しておかなければ。
いや、これはトニーの父が結局、息子を卓せる
信頼できる人間を見つけ出せなかったんだろう。

だいたい、そういう無私で有能なジジイが
なんで主人公に仕えるか?といえば
大抵は、先代に返しきれない恩を受けて
若坊ちゃんに生涯を奉げようとしたが
いつしか孫みたいに思えてきて、とか
そんな裏話があったりするもんだけど・・

トニーの先代は、そういう微笑ましいエピソードを
まったく持たない、敵が多い人物だったのかも。
まあ、武器商人だからな。

通りすがりの出会いでありながら
トニーの人生観をガラッと変えた
アフガニスタン人のエリート科学者・インセン。
「いいよ、これも計画のうちさ・・
 その命の意味を考えながら生きてくれ」
がカッコよかった。
生きててくれたらなあ。
それこそ超有能なナンバーツーに
成り得たのに。

トニーの秘書、ペッパー。
まあ、仮にも映画に出る女優であるから
ブスとは言わないが・・なんだろ。
スパイダーマンもそうだけど、バリバリ
ハリウッド的美人ってのはもうムコウでは
時代遅れなんでしょうか?

気ままな独身であるトニーの昨晩のお相手を
内心フクザツなものを抱えつつも、格の違いで
あしらったり、胸のカラータイマー(ホントは違うけど)
の交換シーンとかは面白かった。

トニーの親友で米空軍中佐。
アイアンマンの古いヴァージョンを前に
「お前も装着するか?」の問いに対して
未練が残りつつも「俺は次回だ」と
振り切って去ってゆくシーンがいい。
なんだ次回があるのかよ?と思ったが
聞く所によると、アイアンマン2では
共闘するらしいじゃないですか。
(ガンダムで言えばガンキヤノン役で)
楽しみです。

「俺に何かやれることはあるか?」
「今度はヒコーキ飛ばすな!」
「ワカッた」

それとたいした話じゃないんだけども。
トニーの機体設計法は、紳士的な受け答えの
非常に頼りになる人工知能と、会話しながら
進めてゆくのだが・・一方で全然役に立たない
(とトニーにいつもバカにされる)ロボット
アームがある。あのロボットアームを
管理しているコンピュータと、設計管理の
人工知能は別モノなんだろうか?
とても一緒には思えない。ロボットアームが
バカすぎで。
(追記:あのロボットアームは主人公が
 大学生時代に製作した初期の作品であるらしい)



最後に・・アフガンの敵組織
あれは「タリバン」・・ですよね・・。
言っちゃいけなかった??

監督 ジョン・ファヴロー
製作 アヴィ・アラド/ケヴィン・フィージ
脚本 マーク・ファーガス 他

出演者
ロバート・ダウニー・Jr:"トニー"・スターク
テレンス・ハワード:ジェームズ・"ローディ"・ローズ
ジェフ・ブリッジス:オバディア・"オビー"・ステイン
グウィネス・パルトロー :ヴァージニア・"ペッパー"・ポッツ
ショーン・トーブ:インセン

音楽 ラミン・ジャワディ

配給 パラマウント映画
公開 2008年5月2日
上映時間 125分
製作国 アメリカ合衆国

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2010年09月08日

宇宙戦艦ヤマト 復活編 (観劇後)

「宇宙戦艦ヤマト 復活編」

ついに借りた!TSUTAやんに通うこと
幾たび、ようやくレンタルできましたよ。

開始と共にいきなり「原案 石原慎太郎」だって。
なんか一抹の不安がよぎる。

あらすぢ
西暦2220年、地球にまたも危機が訪れた。
太陽の300倍の質量を持つ移動性ブラックホールが
地球に迫っているのだ。地球連邦政府は移民船団を
組織して移民を決行したが、謎の大艦隊の攻撃に
より移民船団は壊滅してしまう。古代進は
第三次移民船団の護衛艦隊司令として
復活した宇宙戦艦ヤマトに乗り込み、地球から
2万7千光年離れたサイラム恒星系アマールを
目指すのだった。しかし、星間国家連合の
艦隊がヤマトを待ち伏せていた…。

************************

長いよ。しかもネタバレ100%。

まずは女性スキャット
「♪あーあー、あーあーあ、あーあー(オクターブ上げ)」
これこれ、ナンやら知らんが宇宙の神秘を
無理にでも感じてしまうアレ、
そして被るナレーション。
無限に広がる大宇宙〜
ってヤツ。お約束はしっかりと。
で機関車が映れば999、白色彗星とかだと
ヤマトなワケで、宇宙大作戦はちと違いますけど。

まいどの不思議な話の展開も、ヤマトワールド
そのものが「ご都合主義」という物質に
被われた宇宙空間でありますので、
なにを今更・・なのでありますが。
それでもツッコまないと気がすまないのが
ワタクシでございます。
ええ、ツッコミましょう。ツッコまなければ。

まず懸念していた、宇宙戦艦のデザインの
ヒドさってやつですが、勝手なモノで
それほど気にはなりませんでした。
(結局、ヤマト以外はヤラレメカなんで)
ヤマトのデザインがしっかりしていれば
もうヨシでしょう。(少なくともシドミードの
改悪デザインではないのでまあいいです
=YAMATO2520)

ブラックタイガー、コスモタイガーに続く
艦載機コスモパルサーのデザインなんか、
一瞬ガンダムワールドに迷い込んだか?と思いましたが
(特に重攻撃タイプはGP−03みたいで)
あれもまたあれで味があるなあ、くらいには
大人になれました。

稀代の英雄から、宇宙的「引きこもり」に
なってしまった古代進氏。
その復活劇の描写は素晴らしく、つかみは上々。
けど、古代クンの相手かまわず
油断すると返事が「うん」。
それはないだろ。古代クン、君はヤマトを通じて
「愛」とかを学んだんじゃないのか?

地球防衛軍司令長官「真田」さん。
エンジニア系からの初のTOP就任として
就任当初は騒がれたのかもしれない??
第一次移民船団は本当に不運だったとしよう。
それにしたって第二次まで殺られるってのは
真田さん・・あまりに無策すぎ
今回は「こんなこともあろうかと」発動が遅い。
やっぱ殺られたか・・地球には時間がないのだ
とかいっても一回に6億人死亡ですからね。

そして、予告編などで何度も観た
ヤマト飛翔シーン。
四歳になるうちの息子にも
ツッコまれていましたが・・
ヤマト早すぎ、軽すぎ。
音楽とヤマトの質感があまりに軽かった。

双子の機関士にしても、小林にしても
見たことないヤツだから・・という理由だけで
古代に殴りかかる、その判断力はどうなの?
そんなんじゃ安心して地球の運命を任せられませんよ。

徳川太助氏が健在だったのは嬉しかったなあ。
(揚羽とか土門が可哀想。
 彼らが生きていたら、古代のいい補佐役に
 なっていただろうにな)

エトス国ゴルイ将軍とやら。
「武人の面目」とか
「生まれは選べないが死に方は選べる」とか
日本で言えば、山本五十六提督あたりが
ドイツなんぞと手が組めるか!と
現場の判断で、連合艦隊ごと
アメリカ側に寝返ったようなもん
だ。
それってどうなの?
地球人類としてはウレシイけれどさ。

それと裏切るタイミング、ならびに
裏切る以上は、敵勢力に甚大な打撃を与えるくらいの
活躍見せて欲しいなあ。
あなた、敵旗艦こそ潰したけど、一番大事なヤツに
逃げられてるじゃない。

そういうのは、ヤマト大ピンチ、なときにしましょう。
マクロスのブリタイ指令だって、裏切るタイミングを
しっかり心得ていますよ。

SUSはUSAのこと?
するってーと星間国家連合が国連か?
我ら観客がヤマト復活編を観る前に
地球と外交決着していたらしいけど
地球難民を受け入れる決断をしてくれた国
太っ腹「アマール国」は、どう観てもイスラム系国家。
アマールはSUSになくてはならない物質を
産出しているので、庇護を受けているらしいのだが・・
それって石油のことかな?
ってことは、ヤマト=地球=日本は
イラクに石油船団を護衛に行った自衛艦隊が
艦隊指令の独自判断で「国連」(アメリカ)と戦争??

それってどうなの?

「アマール国」の民衆もねぇ・・。
「ヤマトとともに立ち上がれ!」じゃなくってさ
「ふざけた決断をした女王と政治体制粉砕!」とか
そっちのほうに走りそうなもんだけどな。

副艦長はカッコよかった。
考えてみればこれまでヤマトに副艦長格は
いなかったんで、生殺自在のいい役職を
見つけましたね。お手柄です。脚本家の方。
地球をなめるなよ、宇宙戦艦ヤマトをなめるなよ!
でも、貴君が乗ってるの「信濃」やん・・。
しかも困ったときの特攻
それってどうなの?

それに敵の要塞を「天守閣」と呼ぶわ、
バリヤが文字通りバリンとか割れるわ・・
光子力研究所かあんたら。

ヤマトの船医が、切り込み隊長として
飛んで言ったら駄目だろ。
佐渡先生も結局単に動物医だったし、
まったく地球防衛軍人材が居なさ杉。

最後、俺が撃つ!とか言って
譲りなさいよ。古代先輩。
誰が撃ったって一緒だよ。
後進の手柄横取りスンなって。

「伊武雅刀」さん出演っていうから
デスラーが助けてくれるかと思ったんだけどなあ。
おかしいなあ。
デスラーさんは前作の完結編で死んでないだろ?

今回は、白色彗星のときとは違って
にゅるにゅるブラックホールを破壊した先に
巨大な都市要塞とかが居なくって良かったね。

最後に、アルフィーの音楽がひど過ぎ
なんだ?あの宇宙戦艦ヤマトのリメイク主題歌は。
それと主題歌?も
「愛」だけ叫んでればいいってモンでもないだろう。

んで・・
復活編 第一部 完
だって。

それと西崎さん、あんたの名前、全面に出すぎ。
総監督やら総合プロデューサーやら脚本だか
珍妙な「役職」を引っさげては
アホみたいに何度も画面に名が出てくる。

敢えて言います。
ヤマトという成功に人生を振り回され
逮捕やら裁判やらの間に、感性が時代遅れに
それでもヤマトしか残っていない男の
自己満足映画でした。
それにしても、さぞかし周囲のスタッフは
作りにくかったろうて。



総監督・企画・原作
西崎義展

声の出演
山寺宏一
伊武雅刀
藤村歩
由愛典子
茶風林
古谷徹
伊藤健太郎
浪川大輔

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2010年07月29日

ウルトラミラクルラブストーリー

「ウルトラミラクルラブストーリー」

TSUTAやん100円祭りにて
嫁がレンタルしてきた。
ずばり「松山ケンイチ」主演であるから。
ただそれだけ。

でも一週間いろいろあって(主に子育て方面)
当の嫁は最後まで観ることが出来ず
結局、自分が観てしまいましたよ。

あらすぢ
青森で農業を営みながら一人で暮らす水木陽人は
やることなすことすべてが常識外れな変わり者。
心は純粋だが、落ち着きがまったくなく、
周囲に手を焼かせてばかりいた。ある日陽人は、
訳あって東京からやって来た保育士の町子先生と
出会い、一目ぼれする。恋を知らない陽人にとって、
生まれて初めての恋。「結婚しよう」と猛アタックを
仕掛けるが、まったく相手にされない陽人は
ある日、とんでもない行動に出る。
[ 2009年6月6日公開 ]

************************

な、何?この映画。変なの。
単に「イラっ」とくるのみでした。

だってさあ、この映画を観ることで
観客は何を得ればよいのでしょうか?

「涙」 ?     絶対違うと思う。
「笑」 ?     いちいち笑えそうにない。
「爽快感」?    まったくないし。
「松山ケンイチ」? あいにく興味ないし・・。
「恋愛っていいな」「田舎暮らしも悪くないな」
「純粋な人間・一途な想いっていいね」
「こういうことってあるある!」・・??すべて違う。

個人的には「麻生久美子」さんに
なんか惹かれるものを感じる。
(あの発泡酒のCMとかヨイです)
が、観方によってはあの「石原真理子」が
戻ってきたようにも感じられ・・



別ルートで聞いた話では、この映画で
田舎の医者を演じた原田芳雄氏。
映画出演の条件として、豪華寝台特急
カシオペアのスウィートルーム
プレミアチケットを要求したんだとか。
彼、熱烈な鉄道ファンだからな。
残念ながら映画のほうは
そんなエピソードほど面白くありませんでしたが。

【ウルトラミラクルラブストーリー】
監督:横浜聡子
出演:松山ケンイチ / 麻生久美子 /
   ノゾエ征爾 / ARATA / 藤田弓子 /
   原田芳雄 / 渡辺美佐
120分

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2010年07月21日

女番長 野良猫ロック

「女番長 野良猫ロック」

ゴッドネーチャンとか、在日だからどうだとか
「アッコにおまかせ」ごときたかだか
バラエティーでの発言なのに何様だ!とか
女性週刊誌なんかで、面白おかしく叩かれる。
和田アキ子。
自分に言われるまでもないけど、あの人は
苦労人で、かなり上手い歌手だと思う。
日本であんな「ソウルフル」な歌い方ができる人
といえば、あとは・・串田アキラさんと
シゲルマツザキくらいじゃね?

んなワケで和田アキ子ねーさんリスペクト
映画「女番長 野良猫ロック」
(昭和45年・日活)でーす。

あらすぢ
土曜日の新宿の街は爆発する若者の
エネルギーでむんむんしていた。西口の
工場現場には二つのグループの若い女達
十数名が鋭く対立していた。番長・メイが
乗り込むや、他方の番長・トシエの合図で
ナイフとパンチの・・

解説
疎外された若者たちのエネルギーの爆発を、
描いた作品。脚本は「斬り込み(1970)」の
永原秀一、「盛り場仁義」のテクニシャン
長谷部安春が監督。撮影は同作品で
コンビを組んだ上田宗男が担当。

************************

「ズベ公」とか「女番長」とか、スゴイ言葉ドモが
再開発直前の西新宿で暴れまわる映画。
あ、「スケバン」ではなく「おんなばんちょう」と
読んでください。

企画やら製作やら手がけたらしい
笹井英男氏や飯島亘氏や佐々木志郎氏なんかに
ぜひ聞いてみたい。
当時の西新宿っていったいどうなっていたのやら。

また、このような映画を作って採算が取れると
判断したのだとしたら、当時の日本映画観客層って
どんな感性を持つ、どんな人たちだったのやら??

まさか税金対策で好き勝手作っていいくらい
当時の映画は娯楽の王様だったってコト?

冒頭、いきなり工事現場(今の高層ビル群のある
かつての淀橋浄水場。たぶんビル工事中の一角)
で女ギャング同士が抗争中。

藤竜也氏は敵の勢力に助っ人として登場する。
カッコワル。君、今でこそ海猿の講師だけど
なにやってたの昔。
「男なんか呼びやがって卑怯じゃねーかよ!」
うん、そのとおり。

女ギャング暗黙のルールみたいのがあるらしく
1)一般人には手を出さない
2)彼女らの抗争に男性が関与するのは卑怯
3)警察はやってこない

「へん、かかってきな」
「アタイをジュクの○○と知ってのことかい?」
「ジョートーだよ!」

とかなんとか。テキトーに観ていたから
あんまり覚えていないけど、とにかく美人
(梶芽衣子)のいる勢力のほうが劣勢のよう。
まずい、美女軍団ぴーんち・・とそのとき
若き頃の和田アキ子が扮する
流れの女番長(←流れのクセにいったいどこで
番を張っているのやら・・)「アコ」が
バイクにまたがり登場。圧倒的な戦闘力をもって
ブス連合軍を粉砕、美女側は勝利する。

美女軍団には范文雀もいた気がする。
まあとにかく若き頃の彼女らはやはりキレイ。
これは間違いない。特に梶芽衣子。

美女軍団はアコの戦闘力と人柄に惚れ込み
自分らの用心棒なんなら番長になってくれとかいうが
結局、アコは断る。
んでもってヤラレタ、ブス軍団がそのままで
済ませるわけもなく・・

そんな展開。後はまあ観ても見なくても一緒。
それと時々、和田アキ子の歌が入る。
歌謡映画だからだ。

和田アキ男は、その演技力のなさがバレない様に
という意味からか、比較的寡黙な番長で
周囲がほぼ勝手に話を展開させる。

なんかやり尽くした西部劇のプロットに
品の悪い宝塚的をまぶしてしまったような映画。
やっぱり女優として名を馳せた方は
若い頃は更にキレイ。その美女ぶりを楽しみつつ
映画のよくも悪くも無法地帯、アナーキーぶり
(んなアホなとか)更には昭和45年代(1970年)
新宿文化、車とか建物とか、そんなのを堪能
するとよいでしょう。酒でも飲みながらね。

・・寝てしまうかもしれませんが。



女番長・野良猫ロック(昭和45年5月・日活)
監督:長谷部安春
製作:笹井英男&飯島亘
企画:佐々木志郎
脚本:永原秀一
撮影:上田宗男
音楽:鈴木邦彦
出演:和田アキ子(アコ)、梶芽衣子(メイ)
范文雀(ユリコ)、久万里由香(マリ)
小磯マリ(トシエ)、十勝花子(ハナコ)
ケン・サンダース(ケリー藤山)、
和田浩治(ミチオ)、藤竜也(カツヤ)、
睦五郎(花田)他

永原秀一さんってゴジラかなんか
やってなかったけか?

睦五郎さんって、昭和メカゴジラで
ブラックホール第三惑星人(←ゴリラマスク)
の侵略部隊隊長とかやっていた気がする。



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2010年06月29日

アイアンマン2(シリーズ見る前のつぶやき)


「アイアンマン」
いずれレンタルしてこようと思ってはいるのだが
なかなか食指が動かない作品のひとつだ。

すでに「アイアンマン2」が公開された様子だが

images.jpg
主役がチョビひげで
なんか・・信長が南蛮ヨロイ着ているみたい。



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ラベル:アイアンマン
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2010年06月01日

L・Change the world

「L・Change the world」

借りてきたDVDを横から鑑賞。
お目当ては「L」役の「松山ケンイチ」。

あらすぢ
キラ事件解決の代償として唯一無二の
パートナー、ワタリを失い、自らも
デスノートによる究極の選択をした
Lの下に、突如消滅したタイの村で
ただ1人生き残った幼い少年がワタリへの
メッセージを携えて送られてくる。
そしてもう1人、亡き父親から
あるものを託された少女・真希が
追っ手から逃れるように飛び込んでくる。
新たな《死神》の出現を察知したLは
2人の子どもを守りながら人生最後の
難事件に挑むのだった。
[ 2008年2月9日公開 ]

************************

全体としてはB級ホラー+アクション映画。

「松山ケンイチ」演じる「L」は漫画の生き写し
といっていいビジュアル的なスバラシサはあったものの
猫背で頭脳派の「L」が、老体に鞭打って
最後のご奉公(アクション)に殉じている・・
そんな痛々しさが。

鶴見辰吾ってなんか・・ミキプルーンとならび大根、
あるいは存在感が希薄である。なんでだろ?
割と邦画のいろんなところで主役ではないけれど
三番手、四番手で彼は出てくるのだが
彼の演じるキャラって全部、心に来ないっつーか。
彼の演技力が問題なのか、仕事の選択がダメなのか。
今回も熱演はしてましたが・・自業自得で
己が生み出したウィルスに感染、全身水ぶくれで
死亡してました。ほんと困ったパパ

困ったといえば、自分が観ていて一番困ったのは
ウリナリの「ナンチャン

「L」ご一行の逃走中、ピンチ!!ってときに
ナンチャンがいきなりクルマに乗り込んでくる。

え・・え?敵?味方?そもそも笑うトコ?なに今の。

ナンチャンの顔が、そんな観客ぽかーんな空気を
つくるや否や、活舌も悪く

「俺はFBIだ!」だって。

何もなかったかのように話はそのまま続いてゆき
ナンチャンはFBIとして行動、劇中の皆さんだけは
それを温かく迎え入れたようなので・・
どうやら「ナンチャン=FBI」説は
「ガチ」であるらしいことが見えてくる。

いやいや、でもでも、それはアリエナイでしょ。
ナンチャンがFBIって・・。

そんでもって、これまたいきなり
「Lの指揮下に入れて光栄です!」とか
更に追い討ちのひと言。
あらら、結局マジだったですか。



ナンチャンも仕事を断る勇気を持ちましょう。
あとLは命の限り頑張りました。以上。

作品情報 - L change the WorLd
ジャンル : スリラー/サスペンス
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
配給 : ワーナー・ブラザース映画

キャスト・スタッフ
監督 : 中田秀夫
出演 : 松山ケンイチ 、 工藤夕貴 、
福田麻由子 、 南原清隆 、 福田響志 、
佐藤めぐみ 、 平泉成 、 藤村俊二 、
鶴見辰吾 、 高嶋政伸

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする