2009年03月15日

サウンドオブミュージック

「サウンドオブミュージック」

嫁が借りてきたDVDを横で見物です。
その前に、当ブログ専属特派員
胃の上特派員が、命を賭けて持ってきてくれた
「スターシップトゥルーパーズ3(ST3)」を見て
テレビを占領していたPONでしたが、
世界広しといえ、また、あまたの映画があれど
「ST3」を観た後すぐに「サウンドオブミュージック」
に流れた男もPONぐらいなモンでありましょう。

あらすぢ
ロジャース&ハマースタイン・コンビの
大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの
映画化。1938年のオーストリア、院長の命により
厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た
修道女マリア。彼女の温かい人柄と音楽を用いた
教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、
父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。
だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。
やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま
修道院に戻るのだが……。

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いや、さすが「名作」といわれるには訳があるね。
ああ、この曲はここから来たのか!といった名曲が
多数。名作映画ってのは「天地人」三拍子揃った時に
生まれるんですなぁ。特に音楽。

サウンドオブミュージック
映画冒頭、アルプスの美しい風景をバックに
ジュリーアンドリュース演じる「マリア」が
歌い狂うw

私のお気に入り
CMの影響ってコワイね。この曲を聴くと
トラップ一家の亡命先が全部「京都」デス。
責任取れよJR東海。
あのCMでこれを選曲したディレクターは神。
映画は観ておくものですね。

ドレミの歌
世界的な童謡?になってしまった
PONが覚えている歌詞は
ペギー葉山氏の翻訳詩。
原語では「ド」はdearで鹿だってさ。

エーデルワイス
小学校のころ、校内合奏コンクールで女子が
演じてた。この曲を聴くと今でもあのなかに
居たちょっと気になっていた女の子を
思いだしてしまう。国歌に匹敵する、
オーストリア国民の愛唱歌なのだそうだ。

ヨーロッパが光り輝いていたのんきな時代に
歌い狂っている映画だと勝手に解釈していたが
いやいや、基本路線は間違っていないがw
ナチスドイツの侵略前夜、黒雲たちこめる
オーストリアが舞台だったんですねぇ。
そんな背景も知らない子供では
観ても理解できませんな。

ミュージカルって奴は、ある程度
大人になってからじゃないと理解しづらいね。
自分が言うのもなんだが
怪物や宇宙人が出てこない映画は
観る気がしないって人にはツライと思う。
(なら怪物や宇宙人が出てくる映画で
 ミュージカルを作る
ってのはアリ?)
PONも子供のときにに観ていたのだが
冒頭の踊りのシーン以外は
ほとんど当時の記憶がなかった。

ちなみに「ハウス世界名作劇場」で
トラップ一家物語」というのがありまして
世界中の戦場で「ブービートラップ」を仕掛ける
異常に迷惑な一家の物語(海老名家なみに)
・・というボケはこの際置いておいて、
この映画の内容をもう少し忠実にアニメ化
したものだったんですね。
さらに言うなら、この「サウンドオブミュージック」も
舞台ミュージカルの映画化だったわけで
もっと言うなら、原作は半分実話であるらしい。
(詳細はウィキペディアを参照してください)

・・それにしても、観終わってから2〜3日の間
「サウンドオブミュージック」の
口笛吹いている自分が居る(苦笑)

しかし大佐。つくりもつくったりお子様7人。
さぞかし奥様を愛しておられたのでしょう。
そりゃあ、ふさぎ込むわな。



マリアと恋のライバルになってしまった男爵夫人。
恋には敗れたけれど、大人の恋愛とはどういうものか
非常にカッコよい引き際でした。
PONが観たバージョンでは声が「峰不二子」さん
だったので、思いもひとしお。

キャスト(役名)
ジュリー・アンドリュース (Maria)
クリストファー・プラマー (Captain Von Trapp)
エレノア・パーカー (The Baroness)
リチャード・ヘイドン (Max Detweiler)
ペギー・ウッド (Mother Abbess)
ヘザー・メンジース (Louisa)
ニコラス・ハモンド (Friedrich)
アンジェラ・カートライト (Brigitta)

スタッフ
監督
Robert Wise ロバート・ワイズ

原作
Richard Rodgers リチャード・ロジャース
Oscar Hammerstein II オスカー・ハマースタイン2世

脚本
Ernest Lehman アーネスト・リーマン

音楽
Richard Rodgers リチャード・ロジャース

作詞
Oscar Hammerstein II オスカー・ハマースタイン2世

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2009年03月05日

スターシップトゥルーパーズ3(観賞済)

「スターシップトゥルーパーズ3」

ついに見ました!
「スターシップトゥルーパーズ3」
胃の上特派員からのプレゼントによるものデス。
胃の上さん、どうもありがとう。

あらすぢ
地球連邦軍とバグスの戦争開始から11年。戦況が
泥沼化する中、ロク・サン基地で指揮を執るでリコは、
総指令官アキーノの訪問を受けた。アキーノと一行の
中には戦友のボリス、ローラの姿も。2人と旧交を
温めるリコだが、そんな時バグスが基地へ侵入。
必死に抵抗を試みるもロク・サン基地は壊滅してしまう。
しかもリコは反逆罪に問われ、絞首刑に処されることに
なってしまい……。

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う、うーーん。なんと言ったら良いのか。
まあ面白かったけれど、もう一度見るのは
半年くらい後でいいです・・といった感じかな。
多くの方が恐らく思うように、SST映画版を
面白さだけで並べるならば、やっぱ

おもろい「1→3→→→→→→2」つまらん

ですかね。

1の監督、「ヴァーホーベン」が総指揮を執って
いるだけの事はあって、大筋は外していないけど
監督は別人だから、かゆい所までは至っていないのが
少し残念。(話のテンポとか)
それから予算的なものだと思うけれど
ロクサン基地のセットがチャチ過ぎた。
その割には頑張っていたけれども。

ジョニー・リコを前作の俳優が演じてくれたのは
嬉しかったが、映画しか見ていないPONにとって
唐突に出てきた
>戦友のボリス、ローラ
は、これは一作の「エース」と「カルメン」
(あるいは1作でラズチャック愚連隊に
 所属していた女兵士のだれでもいい)
だとなお良かったのだが。

まあ、色々あって、天から光臨。
正に神の軍隊。
ついにやってくれましたね!地球連邦。
いくらなんでも遅すぎって感も否めないけれども。

ゲームの「マザー2」の主人公達や
マンガ「宇宙家族カールビンソン」の
元宇宙騎兵隊の「お父さん」のように
意識をそのまま移植するタイプで、
そうなったら最後、二度と人間には戻れないタイプ
なのかと勝手に思っていたのですが
(たった一つの命を捨てて
 生まれ変わった不死身の身体・・
 キャシャーンがやらねば誰がやるってアレですね)
残念ながらそれは違っていました。

その設定(不可逆性)の方が、むやみやたらに
「アレ」が出てくることなく、また、それを強要する
あの世界の非人間性が際立つかなと思っていたのですが。

組織内での犯人探しシーンが
ちょっとダレ気味だったか。
バーホーベンお得意の「差込みCM」も若干食傷気味。

あと戦友のボリス・・君、将官の器にあらず。



カテゴリ SF/ファンタジー アクション
製作年 2008年
製作国 アメリカ
原題 STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER
時間 105分
公式サイト starship3.jp/
公開日 2008-07-19〜
監督 エド・ニューマイヤー

R-15

最後に・・・

画面をよーく見るとリコ(か、その他の男性兵士)の
大事な部分が見えているようですよ一瞬。
これはネット情報なんでどこまでホントか不明ですし
改めてチェックする気にもなりませんケド。

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ネタバレ・・
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2008年10月20日

スターシップ・トゥルーパーズ3

「スターシップ・トゥルーパーズ3」

またまた帰ってきた「胃之上特派員@ゾンビ」

※もはや説明せねばなるまい(声:富山敬)
 胃之上特派員とは、当ブログ専属特派員であり
 いまいち、新しいものを敬遠しがちなPONに
 代わり、貪欲に、そう非常に貪欲に、
 ちなみに英語では貪欲は「グリード」と申しますが
 グリードといえば、どろどろグチャグチャ
 モンスター映画がありましたな・・。
 先につぶれた「リーマンブラザース」も
 そのあまりの「貪欲」ぶりに米国政府も
 嫌になったからだとか何とか・・
  
 要するに、その手の映画を貪欲に吸収し、
 ときどき当ブログに映画紹介&感想文を
 投稿してくださるナイスガイゾンビなので
 あります。
 なぜゾンビなのか、それはある日地球外から謎の
 光線が降り注ぎまして・・以下略

あらすぢ
昆虫型宇宙生命体“バグズ”と人類との戦いを描く
SFアクションの第3弾。戦況が一進一退を繰り返す中、
地球連邦軍の拠点となる惑星ロク・サンの防衛基地が
バグズの攻撃によって壊滅的なダメージを受ける。
さらに総司令官アノーキが乗る戦艦も撃沈されて
しまったため、ジョニー・リコ大佐率いる特殊部隊が
救出に向かうが……。
鬼才ポール・バーホーベン製作総指揮の下、シリーズ
全作の脚本を手掛けたエド・ニューマイヤーが
初メガホンを取る。

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以下、ご紹介いたします。
新作映画なんてもう何年も・・なんてPONの
代わりに観にいってくれた作品はコレ。
「スターシップ・トゥルーパーズ3」

スターシップ・トゥルーパーズ3がNMZ街
(PONの住む町から車で飛ばして2時間の街)
で上映しているのを知り、会社帰りに車をとばして
見に行った、おバカさんは私ですが。

結果からいえば遥々見に行った価値はありました。
2はいかにも低予算なんで、
「こんなもんで許してね」的な作りでしたが、
今回は予算が無いなりに、1のファンの期待に
答えようと頑張って作った片鱗が伺えます。

まあお金のかけかたが1と比べるまでもないので
1と比べるのはそもそもかわいそうですが、
今回は監督ではないけどポールバーホーベンが
関わっただけあり、随所に1に通じる
バーホーベン臭さが感じられてその辺も○でした。

相変わらず、自動小銃片手にバグズと肉弾戦
繰り広げるおバカさ加減にニンマリしますが、
クライマックスではついに新兵器が登場し、
バグズとの肉弾戦にも遂に終止符が...
(この先はネタばれになるので
 聞きたいのであれば教えますが toPON)
それではちょっと淋しい気がします!ね

りこ3.jpg

「お前たちはなんだ!!」
「ウイーアー、ラズチャックラフネックス!」
「うぉぉお、いてまえゴルア」
「やっちまえーーー」
ばばばばば・・・・ッ
(↑地球連邦軍機動歩兵用パルスガンの乱射音)

「エイポーン軍曹、今すぐ射撃を止めて
 そこを撤収するんだ」
ダダダダダダダダダダダダ ・・・・ッ
(↑地球連邦軍宇宙海兵隊用
M56スマートガンの乱射音)

「ウィズボウスキー!!」
「ヤメロ!ヴァスケス。死んだんだ。
 奴は死んだんだ!!」
「ヒックス、ハドソン・・撃つなって言ったのに・・?
 軍曹?」

・・あれ?胃之上さん?胃之上さーーん??
うーーん。どうやら「アラクニド種」とか
いろんなものの掃討作戦に巻き込まれてしまったようです。
途中からいろいろ混ざってにぎやかのようですが
仕方ないですね。
この上は、胃之上氏の頑健さに期待しましょう。



原題:Starship Troopers: Marauder
監督・脚本:エド・ニューマイヤー
製作総指揮:ポール・バーホーベン
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
製作国:2008年
上映時間:1時間33分

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2008年08月31日

スーパーマン リターンズ

「スーパーマン リターンズ」

「息子は父になり、父は息子に還る・・・」

いや〜、スタートは結構ワクワクでした。
前作で有名だったオープニング、キャストや
スタッフの名前がブルーの3Dロゴになって
流星のように展開してゆく。そこにジョンウィリアムスの
あの勇壮な名スコアが流れれば、まさにリターンズ。
これでいいや。おなかいっぱい。
スーパーマンはやっぱり音楽だ。
かっくいいぜ。ジョン・ウィリアムズ

<あらすぢ>
地球から忽然と姿を消したスーパーマンこと
クラーク・ケントは、自分の居場所を求めて
宇宙の果てまで旅をしていた。しかしクリプトン星
の消滅を確認し、自分の故郷は地球しかないと
悟った彼は、5年ぶりに“故郷”へ戻ってくる。
だが彼を待ち受けていたのは、あまりに厳しい現実。
永遠の恋人ロイスは婚約、幼い息子まで産んでいた。
宿敵のレックス・ルーサーもまんまと刑務所を
抜け出し、全人類を標的にした破壊計画を着々と
進めており…。

テンポ(物語の展開)が遅いのが残念。
これが難点。各シーン3〜4秒短縮するだけで
もう少し面白くなれたのに。
スーパーマンってあの赤いケイプの派手な男でしょ?
とか、彼に対する基本的理解の足りない方には、
ただ眠いだけと思われるシーン、説明不足が結構
あったのが残念。惜しい。

話のフォーマットは、第一作目を拡大リメイクした感。
スーパーマンの復帰第一戦の仕事(事件)も
パワーアップしてましたよ。
ヘリの事故から旅客機の事故へ。

ロイス・レインはきれいになってた。
彼女は劇中で
「なぜ世界はスーパーマンを必要としないか」なる
よく分からない記事でピューリッツアー賞を取ったらしい。
是非その記事を読んでみたいものだ。どんな主張を展開
すれば、そんな賞が取れるのか。マジに。
世界はスーパーマンの要らない世界へ突入。
ファンタジーからリアルへ。
名作漫画「劇画オバQ」が浮かぶ。

とにかくスーパーマン不在中、勝手に彼の戻る場所を
社会的に消去してしまった彼女だったが、
世界で一番スーパーマンに助けられたハズの彼女が、
そういう行動に出たというのは、これはもう理由は
ひとつしかないだろう。
女性というものの「さが」である。

スーパーマンが一方的に姿を消してしまい
「捨てられた」と解釈してしまった
ロイスの「嫌がらせ」だ。
自分の個人的な恨みや鬱積した感情を
社会的正義にすり替え、仕事に昇華させてしまうあたり
女性の怖さがよーく出ていると思う。

この世のどこかにまだスーパーマンがいるなら
ホントは自分らしくない、こんなめちゃくちゃな記事を
どこかで読んで、抗議でもなんでもいいから再び姿を
現してほしいという、ロイスのコドモっぽい願いが
込められているのかも(あくまで彼女の無意識下にてだが)

「さよならのひとことがなぜ言えない」

変わらない、と信じていたものが変わっている。
ロイスの言葉はもっともだが、スーパーマン、
体は鋼鉄の男でも中身は純朴な田舎のニイちゃんである。
難しかったんじゃないか。
結果は自業自得だけども。

ジミー・オルセンは別の役者になったが、
キャラは相変わらず。
大事なものはうつろいやすいのに
どうでもいい(とまでは言わないが)ものは
最後まで健在だったりするんだよなあw
ちなみに前作でのジミーオルセン役だった俳優は
今回、クラークとロイスの婚約者が立ち寄るバーの
バーテン役で出演したらしい。あんなジイサンに
なっちまったか?

「事故について」

旅客機は当然、大気圏突入性能などあるはずもない。
聞くところによれば、本来、空中一回転するだけで
機体がバラバラになる程度の強度なのだそう。
もちろん、その程度で充分なのだが、行き掛かりの
事故とはいえ、ロイス搭乗のあの旅客機はさすがに
丈夫過ぎ!

「飛行機は統計学上一番安全な乗り物なんだ」
↑また言ってるwアメリカの市民社会で飛行機は
切り離せないから下手な恐怖心を植付けぬよう、
業界から圧力でもかかっているのかも知れぬ。
毎度毎度。
スーパーマンは航空会社のスポークスマンだ

スーパーマンをリメイクするにあたり
製作者が思ったのは、公開中に大規模な飛行機事故や
連続無差別テロがアメリカで起こらないでほしーなー
ってことだったと思う。

いくら鋼鉄の肉体があってもどうしようもない
陰湿で複雑怪奇な事件が増え、スーパーマンが
嬉々として?活躍できる事件はテロ防止くらい。
スーパーマン現役中に911事件が起きてたら
スーパーマンも対応に苦慮していたと思うよ。
いろんな意味で。

スーパーマンは普段は恵まれた才能(ほっといても
全人類より強い)だけで生きているため、彼が
人間に戻った場合、普通の人よりも実は格闘能力が
低いと思われる。また、痛みに対する耐久力も
全然ない様子。彼が一念発起して生身のポテンシャルからの
底上げを図れば、今以上に鋼鉄の男になるような
気がする。今でも充分だけどね。

「狂気の黒紳士レックスルーサー」

新しくレックスルーサーを演じる
「ケヴィン・スペイシー」
おお、ジーンハックマンに似ている。
しかし彼ほど眼がおちゃめでない分、
現代的犯罪者の冷酷さが前面に出ている。

冒頭で、大富豪の未亡人に取り入り、莫大な
財産を合法的に手に入れたレックスルーサー。
確かにその行為は、残された遺族からすれば
結婚サギ以外の何者でもないが、そのセレブ婆さんが
最後の最後まで「女の喜びを再びくれて有難う」と
ルーサーに涙を流し感謝しながら死んでいったコト。
これはもう、ひょっとしたら立派な行為なのかも
知れぬ。
それくらい、彼女に愛情を持って尽くしたって事
なのだろうし。プロだ。

レックスルーサー帝国はカッコいい。
前作のコメディリリーフで間抜けな部下の
オーティスが居なくなったのは仕方ないか。
レックスルーサーを見ていて、そのうちなんか
スタートレックのピカード船長が悪いことしている
ような気がしてきた。

()E.jpg

ルーサーが執着するのはあくまで「土地」のようだ。
以下は愛人(キティ)とのやり取り。

ルーサー「昔、親父が俺にこう言った」
キティ 「出てけ!」
ル   「・・その前だ」
キ   「はげる!」
ル   「その前!・・・土地だ」

ルーサーは、稀代の悪人に成り上がるまで
さんざん親父さんに説教やら折檻を受けただろうに
そんな憎き親父の経済哲学を、なぜか無邪気に信仰
しているあたり、ルーサーって男は非常に面白い。

キティは、優しく(おつむが弱い?)て、悪人の愛人でありながら
とことん悪には成りきれない女性だが、そんなキティの言動を
ののしりながらも許し、結構楽しんでいるようなルーサーは
不二子に対するルパンのようだ。

「かっこわるいぞレックスルーサー」

スーパーマン唯一の公式弱点「クリプトナイト」
要は爆発した故郷の星を構成してたかけら。
これが発する一種の放射能は、地球人類には無害だが
普段、地球でブイブイ言わせているスーパーマン一族が
近寄ると、とたんに弱体化するのであります。

そのかけらが「隕石」として地球に落下してたんですね。
そのクリプトナイトを悪用してスーパーマンをただの人に
してイジメ抜くレックスルーサー。このシーンだけは
さすがにかっこ悪いぞw 
本人も「知力」も「暴力」には敵わない!と言い訳してたけど。

あの高さから落ちて、全身打撲、粉砕骨折にならないというのも、
まだ鋼鉄の男の残滓が残っていたからと解釈したけど・・
いくらクリプトナイトで弱っているとはいえ
そんなスーパーマンをルーサーは蹴り上げてるもんな。
ルーサーは安全靴を履いていたのかもしれない。

それでもレックスルーサーはやっぱすげー。
あのとっさの判断力がカッコよ過ぎ。
やばいと思ったら瞬時に逃げるを選択。
金ヶ崎の織田信長みたい。

いろいろあって、その後入院するハメになるスーパーマン。
彼はCIWSの30ミリバルカンに耐えられる上
目まで完全耐弾性を誇る!
そんな鋼鉄の男の肉体に、医者はメスを入れられるらしい。
これは医者(とそのテクノロジー)がすごいのだろう。

それにしてもスーパーマン。
太陽エネルギーで復活するとはね。
ウルトラマンか(納豆カズラw)か。

CGの進歩はすごい反面、画面から「重み」のようなものが
消えてしまっている。特撮(実写)では絶対に表現不可能
なビジュアルが楽しめるようにはなったのだけれど。
CGで故マーロンブランド(スーパーマンの実の親父役)が
復活。まえにリメイクした仮面ライダーの死神博士のようだ。

アメリカの片田舎でのびのびとアメリカン価値観で
育った善良なエリートが、ビジネスを通して
実社会の厳しさを知り、ついには大人(親父)に
なるまでの話。スーパーマンが青い小鳥を探したら
結局、一番身近なところ(地球)にあったって
事ですね。



展開に少々盛り上がりに欠けたけどまあいいかな。
製作者の前作(1978年版)映画への愛情は
充分感じられました。
日本語吹き替え声は「ささきいさお」さんにやって
いただきたかった。

製作年 : 2006年 アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画

監督・製作 : ブライアン・シンガー
脚本 : マイケル・ドアティー、ダン・ハリス
     
ブランドン・ラウス
ケイト・ボスワース
ケビン・スペイシー
ジェイムズ・マーズデ

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2008年06月23日

「スターシップトゥルーパーズ3公開」

スターシップトゥルーパーズ3公開!」

スターシップトゥルーパーズ3が7月11日に
公開するらしい!今回はわが愛すべきおバカ監督
「バーホーベン」作品ではないが、第一作の
脚本家が監督するらしいので、ちょっと期待したい。

ST2は前にも書いたけれど、TVドラマ豪華版を
無理に映画に仕立て上げたゴミで、初代STも
見る目のない観客には「ゴミ」映画扱いされたが
ST2を見れば、本当の「ゴミ」とはどういうもので
あるか?よーくわかるようになっていた親切設計。

ST2は前作のキャラも全然出てこなかったが
今回は、あの「ラズチャック愚連隊」のながれを引く、
もはや連邦軍随一の陸戦部隊になったらしい
「ジョニー・リコ」愚連隊が出てくる。
隊長はもちろん「ジョニー・リコ」である。
(同じ役者が再演の様子)

相変わらず、敵(虫)を倒すのに100発は撃たねば
ならないアサルトライフルを使用しているんだろうか?
あれは虫が強いというよりも、連邦軍兵器局が
無能なんだよな・・

・・とにかく期待大。
俺は急ぐぞ、1年後TSUTAYAへw
(半年じゃ新作で高いじゃないですか!!)
覚えていたらだけれどね。
けどスグだよ。DVD販売、レンタル解禁、準新作
扱いなんて。そんな流れに、時の移ろいを感じる
PONでありました。

P.S.先日、エイリアン2を再々々観賞しましたが
アラクニド(敵の虫たち)にエイリアン一族が寄生したら
とんでもないことになりそう・・といった一瞬身震い。



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2008年06月04日

SAW (初代)

SAW

遅まきながら、SAWをみた。
ずっと気にはなっていたのだが
気がつくとSAW4まで出ているのかな?
まあ、とりあえず初代だけでもと。

あらすぢ
目が覚めると、部屋の中央には死体。対角線上には
足を鎖で繋がれた二人の男、ゴードンとアダム。
犯人から突如として始められたゲーム。
「君たちは死につつある」
「6時までに相手を殺すか、自分が死ぬか」
与えられたのは、テープレコーダー、一発の弾、
タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。
二人は犯人が部屋に残したヒントを手掛かり
に脱出しようとするが…。

SAWと言われたら何を思い出すだろう?
自分は順当に「のこぎり」を、もしくは
SEEの過去形でなんか絡んでくるのかなあ?と。
囚人のジレンマ」という有名な逸話があるけど、
そんなのも絡んでくるのかもな〜なんて。

リーワネル氏が、あわれな一方の主役、アダム役と
脚本も書いているらしい。
多芸と言うかなんというか。

「しかしなんだな、八ッ墓村とかにしても
 そうだけど、めんどくさい殺し方が好きだな。
 サイコな人や 恨みつらみで人殺しをする方たちは。
 もし俺だったら殺すことで精一杯だよ」
なんとはなしに呟いたら横で見ていた嫁が、

「だれだって普通そうだよ」と
あっさりかわしてくれました。

「きれいな街」の下にある、だれも見向きもしない
「下水道」というのは表面上はきれいでも、内面は病に
蝕まれた病人をイメージしているのだそうだ。
なるほどね。

「自分勝手な男は死んで突然」なのだそうだ。

熱いHP発見。完全解析SAWだそうです



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<ネタばれ>
ラベル:SAW
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2007年10月15日

スウィングガールズ

嫁さんが借りてきたDVDを
横からお邪魔して観賞するシリーズ。
今日はコレ。
「スウィングガールズ」です。

<あらすじ>
東北の片田舎を舞台にジャズの魅力に
惹かれた女子高生がバンドを結成し、
紆余曲折を経て一直線に突き進む、
爽やかな青春“ジャズ”物語。
独特のセンスが光る『ウォーターボーイズ』の
矢口史靖が監督を務め、上野樹里を始めとする
ガールズを中心に竹中直人や小日向文世、
渡辺えり子、谷啓と個性豊かな面々が
脇を固める。出演者本人による迫力ある演奏や、
“ムーンライトセレナーデ”などの
劇中を彩るスタンダードナンバーは
聞きごたえがある。
(Yahoo!映画より)

SG.jpg

一般人が、知っていてもこれまで
手をつけてこなかった
(手をつけても少人数しかいなかった)
シュミの世界に突然、主人公がマジメに
闖入するって図式。
古くは「しこふんじゃった」
「Shall we ダンス? 」
そして同じ監督の「ウォーターボーイズ」など、
深く考えずに映画を楽しみたいときには
まず「ハズレ」がない分野だ。

そしてどの作品でもほぼ絶対、
狂言回しを演じるのはこの人
「竹中直人」さん!

コメディー邦画には欠かせない役。
いまいち踏ん切りがつかない主人公に
吹っ切れる「キッカケ」を与える役ばっかり。
どのキャラクターも一見かっこ悪く
一般的カテゴリでは「変人」なんだけど、
見る人が見れば判る、滑稽な一生懸命さを
持つ、愛すべきキャラクター。

もう「邦画コメディー」は「フォーマット」が
決まってしまいましたね。
竹中直人(あと渡辺えり子も)氏の
スケジュールを押さえられたら
その映画が少なくともハズレってことはなさそうだ。

この映画はつまらなくはなかったけれど
少々、最後の盛り上がりに欠けたかも。
それとも、自分も含めていい加減
この「フォーマット」に飽きてきたのか?

上野樹里
いろいろ書いたけど、のだめのドラマ以来
自分的には結構ヤバイ。あの舌たらずな
しゃべりと、あと少しで、重攻撃型MSに
変形してしまいそうな体型がグウ!
(素直じゃねーなあw)

貫地谷しほり
この子はこれから来そうだなあと
この映画を見ながら思っていた。
(この映画に出演した時点でもう
 ブレイクしていたのかもしれないが・・・)
なんていうか、上野樹里が主人公なんで
今回は華麗なる?ナンバー2役。
次元とか「アオレンジャー」みたいな。
次は主役だ。たぶん。

本仮屋ユイカ
(もとかりや)と読むらしい。
假屋崎省吾」とは関係ないと思いたい。
かわいいいじゃん。
こういうところで少しずつ顔を売るんだな。
いわゆる女優志望だがアイドルではない存在達は。

まあ、佳作。



原題 SWING GIRLS
製作年度 2004年
上映時間 105分
監督 矢口史靖
出演もしくは声の出演
上野樹里、貫地谷しほり
本仮屋ユイカ 、豊島由佳梨
平岡祐太 、あすか

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2007年10月01日

新トワイライトゾーン

最近は「レンタルビデオ」業界も
ほぼ勝敗が決定。メジャーな業者以外は
つぶれてゆくながれのようで、
一昔前のように、個人経営の小さなビデオ屋に
わざわざ寄って店のの隅に「掘り出し物」を
探すといった楽しみが無くなってしまってます。
どこに行ってもランキング通りの品揃え。

そんな中で今日のお題はこれ
「Twilight Zone(トワイライトゾーン)」です。
80年代にスピルバーグ、ジョーダンテなどの
4作品をまとめて「劇場版」
として上映された
こともあったので、覚えている方もいらっしゃるかも
しれません。
正直、あの映画版はそんなに面白くなくってですね
PONがよく見ていたのは、
かつてどこのレンタルビデオ屋でも
テレビ映画の「V」と共に並んでいたビデオシリーズ
(新)トワイライトゾーン(新TZ)です。

85年頃のアメリカのテレビシリーズでして
このシリーズ自体、(新)がつくくらいですから
ルパンシリーズのように初代シリーズもあります。
ちなみに「タモリの世にも奇妙な物語」は
番組コンセプトからしてTZをめちゃめちゃ
パクっていたので大っきらいでした。
この系統のビデオシリーズは他にも
「ナイトギャラリー」
「世にも不思議なアメージングストーリー」とか
ありますが、自分が好きなのはスタイリッシュな
これ、「Twilight Zone」(左)

TW・AS.jpg
画像は拾いもの。

「Twilight Zone」
あのオープニングロゴが好きでして。
人の心をかき乱す、静かな(文字通り)不協和音と
ともに書きなぐったようなロゴが光りのなか
降臨するといった感。
そして各話の最後にはかならずシメのひとこと
「Twilight Zone」

ビデオ1巻に4〜5話入っていてまさに
オムニバス。
一筋縄ではいかない物語が
綺羅星のごとく(むろん駄作もあります)

あまり有名でない頃の
ブルース・ウィルスが出演した話もあります。

ある日、自分そっくりの人間が出現。
世間に疲れ切っていた本人に代わり
心の持ちようひとつだけで
諸事を難なく解決してしまう。
「な?君は用済みなんだ。あとはまかせろ」
最後は本人も納得した上で!入れ替わるように
消えてゆく元本人。すげー話。

思い出すままにずらずらと
書いてゆきたいんだけど
一話一話はショートなだけに、
「あらすじ=そのままオチ」に直結なんで
ネタばれが嫌な方はこの先ご遠慮ください。

「静かなひととき」
 家事手伝いをしない旦那と
 育ち盛りの3人の子供をもつ平凡な主婦。
 彼女の願いは、ほんの少しだけ静かな、
 自分だけの時間を持つこと。時間を止める
 魔法の道具を手に入れた彼女に迫る危機。

「消えた少年」
 結婚より仕事を選んだ女性。行く先々で
 出逢う不思議な雰囲気をもった子供・・

「無視刑囚」 
 徹底管理された近未来。どこか心が欠けている男に
 国家が下した刑は「無視刑」。国民全員が誰も口を
 きいてくれない、誰にも話しかけてはいけないという罰。
 男はなんだそんなことか、と勢いづくが・・

「失なわれし時の番人」 
 戦争で心に傷を負ったスーパーの店員は
 ある不思議な爺さんを助ける。爺さんは
 長いこと「人類の時の番人」をしており
 自分はもう長くないから、誠実なあなたに
 この番人を継いでほしいと言われる。
           
「欲望のボタン」
 このボタンを押せば、貴方とは縁もゆかりもない
 どこかの誰かが突然死ぬことになりますが、
 100万ドルが貴方のものになります。
 そんなボタンを入手してしまった彼女は・・

「恐怖のメッセージ」
 アメリカの片田舎で集団発狂事件が起こる。
 国の調査員が追跡調査をすると、発狂した
 人々はみな、ある哲学者と繋がりがあるようで・・

「悪魔の方程式」
 どこかの大学の数学教授。人類永遠の宿題と
 言われる方程式に挑戦中。勢いあまって
 この方程式が解けるなら「悪魔に魂をやってもいい!」
 そう言った途端、ファンキーな悪魔が本当に現れて・・

「さまよえる魂」
 スーパーコンピュータと3Dホログラムを
 研究開発中、ホログラム上に突然赤ちゃんが出現。
 その子は成長して可愛い女の子になるが・・
 PONがかなりお気に入りの話。 
 ブロードウェイで舞台化もしたらしい。
 「When You Are Old」この話に出てくる 
 イェーツの詩集も買ってしまいました。

・他にも「時を超えたメッセージ」とか
 「地獄への運び屋」とか
 やっぱ感動系に弱いみたい俺。
 あとは、なんじゃそりゃ?的「宇宙よりの使者」とか
 るしは氏は「帰還兵」「燈台」なんか好きそう。

今日はレンタル屋で借りたいものがないよう〜という
ぜいたく屋さん。ぜひ中継ぎとして借りてあげてください。
まだ置いて有ったら。

ホラー、モンスター、教訓話、SF、ドタバタ、感動、
一発芸(笑)いろいろあります。

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時のすきま
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2007年09月12日

「SURVIVE STYLE5+」 サバイブスタイル5+

嫁が見ていた映画を横から見てました。
今日のお題はこれ↓
「SURVIVE STYLE5+」です。

<あらすぢ>
@殺して埋めても、その度により凶暴になって
 蘇ってくる妻(橋本麗香)を、なおも殺し
 つづけようとする石垣(浅野忠信)。
A催眠術師・青山(阿部寛)を恋人に持つ
 CMプランナーの洋子(小泉今日子)は、
 自信過剰な仕事人間。頭に浮かんだCMの
 アイデアを携帯用テープレコーダーに
 吹き込んでは、ひとり悦に入っている。
B青山の催眠術で、自分を鳥だと思い込んで
 しまった家族思いのサラリーマン・小林
 (岸部一徳)。ところが、術が解けなく
 なってしまった。
C空き巣を繰り返す津田(津田寛治)、森下
 (森下能幸)、J(JAI WEST)の3人組。
 ホモっ気のある森下の密かな想いを
 受け止めかねているJは、クリスマス、
 あるサウナで・・
Dイギリスの殺し屋と妙な通訳。

サバイブ.jpg

昔のゲーム、セガサターンの「街」
似てるかも。居そうでいて絶対居ない妙な奴らが、
相互に関係ない場所で関係なく話を進めている
うちに、いつかそれが・・
というオムニバス映画

ドイツもコイツも「フツー」じゃない。
「みんなちょっと変態。」(←惹句)

企画・原案・脚本は、サントリー『BOSS』
シリーズ、アコム『むじんくん』などのCMプランナー
多田琢氏。監督は多くの作品で多田とコンビを組む
CMディレクター・関口現氏。

CMは瞬間のインパクトが命であり、すべてだと思う。
そんなCM屋に映画を作らせるのは
「短距離選手」にマラソンさせるようなもの
なのかもしれない。
 画面はスタイリッシュだし、演じている芸能人の
選定もさすがCM屋だなあと思わせる。思うが
観劇中、瞬時、瞬時に笑えるところはあっても
映画全体としては、結局それがなに?という
思いが多発。よく出来た文化祭映画。
製作者本人達には面白いんだろうけどね?

それから場所によっては、繰り返しがクド過ぎて、
おもわず寝てしまう所も。
まだ、「昭和歌謡大全」の方が映画として楽しめた。

好きな人は。放っておいても必ず見て
圧倒的なファンになるでしょうけど
嫌いな人には、何を言っても
見ようとすらしないでしょう。
そんな両極端に分かれそうです。

出演者は浅野忠信、小泉今日子、阿部寛、
岸部一徳など、まあ、自分の比較的好きな人たち
ばかりなのは良かった。

浅野忠信:かっこええなあ。
小泉今日子:この人が出ている時点で明らかに
      「CM屋」の映画だな?って判ります。
阿部寛:ドラフト王子。北斗の拳フリーク。
岸部一徳:真剣な「ハトの演技」。



製作年 : 2004年
製作国 : 日本
配給 : 東宝

キャスト(役名) - SURVIVE STYLE 5+
浅野忠信     (石垣昌広)
橋本麗香     (石垣の妻・ミミ)
小泉今日子    (CMプランナー・洋子)
阿部寛 (催眠術師・青山)
岸部一徳 (小林達也)

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2007年03月27日

さらば友よ

本日「植木等」さんが亡くなられた。
ドリフの「いかりや」さんに続き
まさにPONにとっての「昭和」だった方が
次々と鬼籍に入ってゆく。
「藤岡琢也」氏も「高松英郎」氏も亡くなったし
年々寂しくなるって感じだな。
ご冥福をお祈りいたします。

************************

「Yheeeah!」

<あらすぢ>

奇妙な友情で結ばれている2人の男が
金庫破りに挑むことになるが、その裏では
美女の巧妙な罠が仕掛けられていた。
フランスのスターで二枚目の代名詞
アラン・ドロンと
ハリウッドスターで野生が薫る
チャールズ・ブロンソン共演の
アクションサスペンス。
劇的なラストシーンが見所。

ちょっと古い映画なんで
演出が陳腐だったり、
何を描写したいのか判らなかったり、
単に画像が汚かったり、
いかにももったいぶった
「ヨーロッパ」的描写が
正直、早く話を進めんかい!ってな
部分もあります。

ケチをつけ始めたらキリがないんですけど。
ラストに行き着くまでは
1960年代のヨーロッパ風景や
服装、もしくは自動車で楽しみ下さい。

この映画の「キモ」はラストにあり。

オチを言ってしまいますと・・
当初反目するブロンソンとアランドロンは
金庫破りを通して次第に意気投合するも
結局女に騙され、アランドロンの方は逮捕される。
ドロンと友人であることが
警察にバレてしまえばブロンソンも
逮捕されてしまうのだが
警察の執拗な追及にもかかわらず
アランドロンは最後まで口を割らない。
警察署内で連行されるドロンと
あくまで参考人として事情徴収を受ける為に
来署したブロンソンが廊下ですれ違うことに・・

連行された男が、通りがかりの男に
タバコの火をもらう。

くわえタバコの一方に
もう一方が手を包み込むようにして
火をつけるのだ。

ただそれだけ。
このシーンのために観客は
我慢して我慢して中盤、中だるみの映画を見る。

adieu.jpg

ブロンソンが低くつぶやき
「いぇーぃ・・・」

ドロンが叫ぶ

「Yheeeah!!」

君は永遠の「男」を見る。



フランス映画・1968年作品
監督: ジャン・エルマン
出演: アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン 他

あと、溢れんばかりに酒が注がれたグラスへ
こぼれないように、何枚のコインを投入することが
できるか?真似して怒られた。

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2006年08月15日

戦国自衛隊1549

本日は「敗戦記念日」なり。
この日だけは「日本人」を考えましょう。
次の日は忘れても結構です。
われら!日本人ですから。

来年以降火垂るの墓じゃなくて
「男たちのYAMAYO」になりそうだな。
夏休み特別地上波映画放映は。

************************

<あらすぢ>
 陸上自衛隊で秘密裏に行われた人工磁場発生器の
実験中、神崎怜2尉(鈴木京香)の判断ミスから
大規模な暴走事故が発生する。
 的場1佐(鹿賀丈史)率いる実験部隊は
時空の震動に呑み込まれ、460年前の戦国時代に
タイムスリップする。やがて、過去への過干渉が
原因と思われる虚数空間「ホール」が日本各地に出現。
一般市民には極秘にされたが、「ホール」は次第に
成長し、現代日本をじわじわ侵蝕し始めていた。

 かつて的場が創設した特殊部隊Fユニットの
一員でありながら、今は居酒屋でしがない
雇われ店長の身に甘んじている、鹿島勇祐
(江口洋介)は、店に訪れた怜の口から真相を
聞かされる。時空の彼方に消えた的場たちを救い
現代の消失を食い止めるため、防衛庁はひそかに
二度目のタイムスリップを行う計画を進めており、
怜は誰よりも的場のことを知る鹿島に協力を
求めにきたのだ・・。
公式HPより

うーーん。一度見ればもういいや。
旧作(1979年版)との互換性はないようで。
サニー千葉(千葉真一)先生あっての
「戦国自衛隊」だったんだなあ。
軍事ロマンチシズムが多分に薫る映画。
戦国時代に興味のある人間は
なぜか現代兵器や第二次世界大戦にも
そのまま興味がある奴が多いから。

以下はネタバレです。

まず初めにアルファ隊、当初の森隊長(生瀬勝久)。
あなたは150%無駄死にです。
そこは命を書賭ける場面ではないでしょ?

朝廷よりの「織田家討伐」勅命は
唐突に思えたのだが、なんか前フリあったっけ?

劇中で虚数空間「ホール」のことを
ディラックの海」とか
説明してくれたらどうしようか?と
余計な心配をしてしまいました。

オチには素直にやられましたね。
秀吉は見えていましたが。

斉藤道三(美濃のマムシ)はすげえな。

秀吉に相当する子供には
将来、海外出兵する場所には
気をつけて行ったほうがよい

ひと言、言付けて欲しかった。

信長側のAH−1J ヒューイコブラが
アルファ隊のミサイルで撃墜されましたが
あれ、スティンガー(対空ミサイル)じゃなくて
カールグスタフ(対戦車ミサイル)に見えましたが
PONの気のせいでしょうか?
そういうこともできるのかな??

的場たちと入れ替わるようにして
現代にやってきた戦国時代の侍・七兵衛役で
北村一輝がゴジラ映画に続いて登場。
今回はあの怪優ぶりは影を潜めている。
ちょっと残念。

神崎怜2尉(鈴木京香)がなぜ居るのか
さっぱりわからない。
一応、今回の悪役「鹿賀丈史」の元恋人とか
そんな設定なのか。
的場という人物を鹿賀丈史が
演じていますが「的場浩司」も補佐役の
自衛隊員として出演しています。
現場は大混乱?

東京ガスのCM
利休呼んでいい?」は
この映画に影響されたんだね?と
相方が申しておりました。そうかも?
ここまで自衛隊ばっかり
タイムスリップしてきては
いい加減、戦国時代の人間も
慣れるというものです。

本当に自衛隊ばっかりが来すぎ。
「XX村青年消防団」ご一行とかでも
たまにはいいのでは。
あのおバカ作家、志茂田×樹なんか
長島監督が率いる「東京読売巨人軍」を
関ヶ原の戦いにタイムスリップ
させてますから。
させてどうしろ?というのでしょう。

退役していた主人公「鹿島」がオブザーバーとして
特別参加させられた理由は、彼の現役中に
的場(鹿賀丈史)が作製した攻略不能と言われる
演習シナリオD−3を攻略した唯一の人間である
という実績
から、戦国時代で好き勝手している
的場という男の行動パターンが読めるだろう、
という上層部の配慮。上層部も超適当
的場の母親でも連れて行ったほうが
よかったのではないか??

けれども、その攻略方法には少しニヤリとした。

ネット上でたまに「戦国自衛隊1945」
カンチガイ(あるいはワザと?)
されている方もいらっしゃいますね。
年号もアナグラムといえなくもない。
大戦末期の1945年に陸上自衛隊の
小部隊がタイムスリップしてきても
一部では話題になるやも知れませんが
あの絶望的な戦況を変えることは
不可能でしょうなあ。むしろ敗戦後の
復興期にこそタイムスリップした自衛隊員の
歴史知識が役に立つかもしれません。

<参考資料>
1495年 コロンブスが北米襲来
      伊豆の北条早雲が小田原平定
1459年 なんかありましたっけ?
1954年 ビキニ島水爆実験
      青函連絡船洞爺丸沈没

戦国自衛隊1549.jpg
(C) 2005 「戦国自衛隊1549」製作委員会
<コピー>
制限時間は74時間27分。
タイムスリップした
戦国の世で孤高の自衛官たちは、
日本消滅を目論む
信長の野望
食い止めることができるのか?
<以上は公式HPより>

・・信長を標榜した「鹿賀丈史」は
べつに日本そのものの消滅までは
望んでいないだろ。
「信長の野望」・・映画宣伝マンは
この単語を使いたくって
しょうがなかったんだろうなぁ

製作年度 2005年
上映時間 119分
監督 手塚昌明
出演 江口洋介 鈴木京香 鹿賀丈史  
北村一輝 綾瀬はるか

追記:先日のテレビ地上波で見たんですが
CMへの入り方、カット編集が稚拙でした。

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演習シナリオD−3攻略法とは?
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2006年06月26日

下妻物語

いや〜。いいよコレ。
見てください。
日本映画も少しずつ復権の兆しが。

一昔前は、邦画って言えば、不思議に
「芸術性」を求め、私らからすれば
名前は聞いたことあるが
読んだことは一度もない
「大御所」作家が原作の
「吉原」系とか「極道」系とか。
そんで絶対に主演は「緒方拳」か「吉永小百合」。
そんなんばっかり。

映画は所詮、庶民のエンターテイメントである!
と開き直れば結構、面白い作品が増えています。
(それでもフジテレビ系は
 今だに・・・な奴が多いですが
 昔は「角川映画」も「ぼろカス」呼ばわりだったしな)

shimotuma.jpg

嶽本野ばら氏の原作は目にしていないから
原作には触れず、いち映画として書きます。
この映画が楽しめるものになったのは
中島監督の力量が大きい。

「エヴァンゲリオン」の監督
「庵野秀明」氏も
本当はこの映画のような方向で
映画を作りたかったのかも知れないが
力及ばず、「ラブ&ポップ」
「キューティーハニー」
なってしまったのではあるまいか。
惜しい。監督のセンスの差か?

何より
「深田恭子」さんがヨイ。
「土屋アンナ」さんがグゥ。
「阿部サダヲ」さんも笑える。
BABY, THE STARS SHINE BRIGHT の社長役
「岡田義徳」さんは
おいしいところ持って行ったね。

結構金かけたらしい
「ポセイドン」なんかよりよっぽど
映画を見た!ってカンジします。ハイ。

昔の映画では
例えば「ゴジラ(1954)」で
ゴジラが「タカシマヤ」を
灰にするシーンがあるんですよ。
そしたら当時の「高島屋」が
「縁起でもないッ!」
って怒っちゃって。
東宝一同、平謝りなんてエピソードも。

それが「宣伝になるんだ」なんて考えもしない。
「たかが」映画、なんて考えられない。
まじめだったんだな。社会全体が。
それに比べて現代は隔世の感があります。

・・なにが?って、
劇中で埼玉のヤンキーや地元の人間が着る服は
ぜーーんぶ「ジャスコ」!
まあ要するに「田舎を馬鹿にする」シーンがありまして。
面白いんですけど。
たぶん、この映画には必要なシーンだと思います(苦笑)
それなのに
協力「イオングループ」「ジャスコ」ですから。
企業も物分かりが良くなったもの。

<あらすぢ・・とか>

「下妻物語」公式サイト

ウィキペディアによる詳細な映画の説明

ネタバレですが
最後に「竜ヶ崎桃子」が「タンカ」を切るシーンが
やっぱりいいですね。
もとから「ふかきょん」の演技力は怪しいので、
見ているほうも
「おそるおそる」でしたが、
まああんなモンだと思います。

それと化粧と衣装であんなに変わるんだな・・
土屋アンナ」さん。



監督・脚本: 中島哲也
原作: 嶽本野ばら  『下妻物語』小学館刊
音楽: 菅野よう子
主題歌:Tommy heavenly6  『Hey my friend』
出演: 深田恭子 竜ヶ崎桃子
土屋アンナ 白百合イチゴ
宮迫博之 桃子の父
篠原涼子 桃子の母
阿部サダヲ 一角獣の龍二

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2006年05月20日

戦国自衛隊(70年代)

しゃがれた歌声で
「サン・ゴーズダウン♪」
と流れる
「戦国自衛隊のテーマ」が思い出されます。
歌「松村とおる」氏。すまん。知らない。
だって子供のPONには
「ざーんこーくだー♪」
聞こえていたから。

70年代ドラマを見ていた方ならおなじみ
「鈴木ヒロミツ」氏演じる
メガネのデブ隊員が全身、弓矢で射貫かれ
血まみれで絶命ですからね。
そりゃあ残酷だ。

劇中での彼は、本来そんな戦闘力も無いのに
「駆け落ちの約束をした恋人に会いに行きたい」
(タイムスリップしたので
 待ち合わせの駅があるはずも無いのだが)
という親友の願いをかなえるため、同行中
野伏せり(山賊みたいなもの)の襲撃を
一身に受けて殺されるシーンがどうしても
フラッシュバックするのです。

<あらすぢ>
1970年代、演習のため新潟県の海岸に
集結していた「陸上自衛隊」と
「海上自衛隊」の一部が
タイムスリップ
。戦国時代へ。
歴史は俺たちに何をさせようというのか??
ってやつですね。

「半村良」氏の短編小説の映画化。
本当に短編で、文庫版も厚さにして
1センチもないです。
そもそもは「星新一」氏バリの
ショートショート作品で
映画に伴い、無理やり肉付けしたと
聞きますが。

もし、学研の手にかかっていたら
新書10冊にはしちゃいますね。
今なら戦国マニアは
うじゃうじゃいるから。
ショートといっても馬鹿にしたものではなく
タイムスリップした先に何故
「信長」が存在しなかったのか?とか
「車狩りの陣」の謎とか、
基軸はきちんと押さえてあります。

この映画のためにわざわざ「角川春樹」氏は
陸上自衛隊61式戦車
レプリカすら作っちゃいました。
(その後、「ぼくらの7日間戦争」に
 転用されたのは有名な話)
今の「男たちのYAMATO」に通じますね。

それから当時、文字通り「秘蔵っ子」だった
「薬師丸ひろ子」
演じる武田軍の「若武者」!
(役名「子供のような武士」(笑))

てめー、文明の象徴たる
「軍用ヘリコプター」を
状況もわからんのに「野蛮」な手段で
撃墜するんじゃんーよ!
ヘリが無ければ「ただの人」じゃんか!
と当時のPONは
本気で怒っておりましたので
今に至るまで「薬師丸ひろ子」さんは
「余計なことをする奴」として
好きではありません。

戦国ゥ衛隊70年代.jpg

製作国 日本 138 分
初公開年月 1979/12/15

監督: 斉藤光正
製作: 角川春樹
原作: 半村良
脚本: 鎌田敏夫

千葉真一 にしきのあきら
三浦洋一 かまやつひろし
渡瀬恒彦 河原崎建三 鈴木ヒロミツ
竜雷太 岡田奈々 夏木勲 仲谷昇
成田三樹夫 小池朝雄 草刈正雄
勝野洋 岸田森 真田広之 宇崎竜童

スゲー。これぞ大作って感じだ。



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2005年10月16日

新Mr.Boo!アヒルの警備保障

<あらすぢ>
上に媚び、下には厳しい、実は小心者の
チョウ(MrBoo)。警備会社の鬼隊長
として新人社員をいびり倒していた彼だったが
社長が代替わりして・・

話なんてどうでもいいデス。

ゴールデン洋画劇場で
思いっきり笑かせてくれた
ホイ3兄弟(4兄弟?)の
あの作品がDVDで帰ってきた!
ただ帰ってきただけなら
紹介しませんよ。
古ぼけた字幕入りのビデオならば
以前から、それなりのビデオ屋の
香港ムービーコーナーなんかで
人肉飲茶なんたらと
ジャッキーチェン関連に
挟まれて細々と存在していたからです。

「広川太一郎」氏の吹き替えバージョンがある〜ぅ

いやーもうこれだけでDVD時代よありがとー!って
感じです。

そもそもMrBoo(ミスターブー)なんて
名称自体が日本の映画興行社が勝手に付けた
ネーミングだし、
「アヒルの警備保障」にしたって
なにが「アヒル」なんだかさっぱり分かりません。

広川氏に言わせると
MrBooシリーズはあまりにも
「ベタ」な笑いが過ぎ
台本どおりに、そのまま忠実に吹き替えると
「めちゃくちゃツマラナイ」映画
なんだそうで。仕方がないから、
当時の日本語版プロデューサーに
「好きにやっていい?」
と聞いたところ、OKが出たので
サービス過剰なくらいのあの
広川節が誕生したのだそう。
この映画を字幕で見るヤツは
果たしているのか??

ゥ動ヤ操縦訓練.jpg
左折、ギヤチェンジ、またまた左折(笑)

状況を全く理解しない主人公が
しつこいくらいカニを盗み食いするシーン。
「味噌がね、この味噌がね」
スキマがあると「味噌が、味噌が」と言ってる(笑)
ほかにもクレーンから落ちるのに
「助けてクレーン」とか
「冗談キツイ、去年のズボン」とか
必ず余計なひと言がつく!

ぜってーそんなこと言ってないって
と、小学生ながら当時のPONも
突っ込みを入れていたが
初めは嫌味で無能だった警備隊長が
ヒラに降格して(余計な)苦労を経験。
最後には愛すべきとってもいい奴
に見えなくもなくもない(微妙)存在になるのは
この吹き替えによるところも大です。

日本国は、氏がご健在のうちにあの話芸を
人間国宝に指定した方が良いですな。
まさに小泉サプライズ。

マイケル・ホイ氏は香港系日本人?として
ジャッキーチェンと
「キャノンボール2」にも出演しています。
超ハイテク車!三菱スタリオン!が
豪快にジャンプするシーンにかぶり

「飛んだカー??」

・・いいなあ。広川さん。

アヒル.jpg
マイケル・ホイ(吹替:広川太一郎)
サミュエル・ホイ(吹替:富山敬)
リッキ−・ホイ(吹替:安西正弘)

監督: マイケル・ホイ 1982年 香港
DVD鑑賞



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2005年09月29日

スーパーマン

PONが小学1年生の時に見た映画。
今でも大好き。子供の頃の
刷り込みの影響は大きい。
スーパーマンのテーマ曲には常にワクワク。
今回は長いですよ。好きだから。

この頃は急激にSF映画がブームになり
同じ頃に公開したスターウォーズ第四作の音楽も
ジョン・ウィリアムスだったことから
スーパーマンのテーマと混同して
区別がつかない人も居たようだ(今でも)

あらすじは必要無いとも思うが・・
地球よりはるかに文明が進んだ「クリプトン星」
ある日、不幸な災害から星は消滅。まだ赤ん坊の
「カル・エル=クラーク・ケント=スーパーマン
だけが救命艇で脱出。地球を目指す。
子供は居ないが気のいい夫婦に拾われ
新聞記者クラークケントとして「メトロポリス」で
また、スーパーマンとしてデビューするまで。
アメリカの田舎で伸び伸びと育った青年が
おら東京さ行くだってカンジ。

今見ると、多少長いかなという気もするけど
現代なら大幅にカットされてしまいそうなシーンも
スーパーマンが巣立っていく過程として
とても丁寧に映画化。

PONが一番好きなのはスーパーマンの
文字通りデビューシーン。
ご都合主義と言わないで頂きたいが、初日にいきなり
ロイスレインがヘリ事故に巻き込まれる。
スーパーマンはビルから転落する彼女を楽々と助け
続けざまに落ちてくるヘリも片手でキャッチ。
その瞬間、不安げな音楽がすかさず
スーパーマンのテーマに切り替わり

野次馬も警官もPONも大拍手。

マーロンブランド
スーパーマンの父親「ジョー・エル」として
出演している。それなりにいい役ではあるが
ハッキリ言って誰がやってもそんなに
変わらない。どうやら映画として「ハク」
つけるために招待されての出演。
スイスの銀行家に製作資金の融通を訴えたところ
「名前のある俳優を出してヒットを保障せよ!」
といかにも銀行屋らしく、
また非常にあの頃の時代らしく思う。
マーロンブランドもその辺は
さばけたもので、「私も今は金が欲しいのだ」
といってはばからなかったとか。
彼も「地獄の黙示録」に個人出資して
大赤字ぶっこいていたためらしい。
3日くらいの拘束で一番マネーを分捕っていった。
出演者のトップに彼の名前が来るのはそういう
いきさつがある。

ディレクターカット版にはお楽しみ
未公開映像があるが、今回初見で嬉しかったことが2件。

・スーパーマンが高校生の頃、いじめられた憂さ場らしに
 特急列車と競争するシーンがあるが、その列車に乗って
 いたのが幼き日の「ロイス」であり、列車に負けない
 凄いおにいさんが居ることを、親に報告するが
 まるで信じてくれなかったことが、ジャーナリストへの
 道に歩むきっかけになったというシーン

・レックスルーサーのアジトへスーパーマンが侵入する際に
 ルーサーはタダでは侵入させていないことが判った点
 (火責め・氷責め・十字砲火、殺すためというよりは
  能力検査的)

こんな映画が1500円±で購入できるんだから
いい時代になったよな。一昔前だったら
オリジナルを入手したければビデオでもLDでも
1万円は出費を覚悟しなければいけなかったし・・

けど、日本語吹き替え音声は入っていない!残念。
スーパーマンは佐々木功さんの
ガタイのいいさわやかな声
でないと困ります。
ロイス・レイン(マーゴ・ギター)は中原理恵。
ハスキーな声があの鶏がらヒロインに合ってます。

あ、レックスルーサー役でPONは
「ジーン・ハックマン」を知った。
この映画ではとっても楽しそうに演じている。
今でも好きな役者であります。

ああ・・まだ書き足りないのだあ。
体の分子構成密度が違うから強いんだとしても
なんで空まで飛べちゃうのかとか。
いくらなんでもその格好は(苦笑)とか。
あの胸の「S」はSupermanのSではなく
「エル」家の家紋なんです。そうです。

superman.jpg
スーパーマンよ永遠に・・

1978年 米
監督: リチャード・ドナー
出演: クリストファー・リーブ
    マーロン・ブランド
    ジーン・ハックマン
DVD鑑賞

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クリストファーリーブ氏
posted by PON at 22:42| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月01日

世界が燃えつきる日

とうとう9月に入ってしまいました。
皆様、夏の宿題はお済でしょうか??
さて本日は「防災の日&仏滅」ということで
世界が燃えつきないうちに
映画の紹介をさせていただきたいと思います。

<ネタばれありのあらすぢ>
核戦争後の世界。アリゾナ砂漠の
金属ドームの中の空軍基地にいた
主人公一同は
陸海を駆け巡るスーパー機動車
「ランドマスター」×2両
に乗って生存者を求めて旅立つ。
行く手には
「磁気嵐」「巨大サソリ」「人喰いゴキブリ」
「廃墟」「美人の生き残り」「子供」「ミュータント」

などが次々と待ち受け、
途中、だらだらと脱落者が出るのはお約束。
・・いろいろあったけど
西海岸?には普通に人が暮らしていたというオチ。
だいたい、主人公らはあんまりにもさみしくて
基地を後にしたワケですが、
そもそも発射ボタンを押したのは彼らデス。
製作者は核をナメていますか?

この映画のキモはなんといっても
「ランドマスター」
前方に機関砲
二連接バスのように前部・後部に別れ、
後部には「高性能(笑)オートバイ」*2を
絶賛搭載中。
キャタピラではなく装輪車で
タイヤはパンクレスタイヤが
三菱のマークのように3個ついており
どこが接地しても走れます。
つまりタイヤだけ数えると12個だな。
ランドマスター.jpg

この当時としては珍しく、CGのようなものが
「磁気嵐」の表現に使用されており
よくわからないケド大変そうな嵐の中
ランドマスター2号車は大破したりする。

SFの中でも相当な駄作という
もっぱらの評判であるがその見解は
まったく持って正しい

・・ありがちな言い回しだが
「世界」というよりも
「20世紀FOX」が燃えつきてしまったような
そんなSF映画。何しろFOXの重役たちが
完成試写会でこの映画を見て
しばらく公開を見合わせたというんだから
スゴイ。
それだけの定見があるならば
なぜに企画段階でテコ入れをしなかったのか。
まったく時の勢いとは恐ろしい。

でも、でも、例え
作り物の巨大サソリが止まっていようと
70年代SFにありがちな
ゴキブリうじゃうじゃであっても
大好きでした。
政府のつまらない広告機構CMを一回観るよりも
この映画を見ただけで
田舎のバカ小学生は
人類の悲しい行く末について
真剣にうなりまくったものです。
どうしたら生き残れるか??

主人公のナイスガイ役
ジャン=マイケル・ヴィンセント
「エアーウルフ」の主人公ですね。
余談ですが「SAKUSAKU」の新MSが
「白井ヴィンセント」なのは
黒幕の頭の中には間違いなく
彼の名前が刷り込み済み
だったからだと思います。

チラシ.jpg
原作:ロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』
1977年 アメリカ作品
20世紀FOX 91分
監督ジャック・スマイト

出演
ジョージ・ペパード
ジャン=マイケル・ヴィンセント 他

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posted by PON at 22:07| ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

スーパーサイズミー

「華氏911〜自由が燃える温度」
ブッシュとアメリカをまじめにおちょくった映画が
一時期、騒がれましたが、
その監督「マイケルムーア」氏のように
「言っていることはごもっともだが
 当人にも少々クセがありそうだよ?」

だと勝手に思ってました、この
スーパーサイズミー」監督
「モーガン・スパーロック」氏。
正体はアメリカの気さくなアンちゃんでした。

3人の医者、ベジタリアンコックの彼女に
見守られながら、事前健康診断では極めて良好だった
モーガン・スパーロック監督が自ら実験台に。
それは1ヶ月間、3食をマックのメニューで過ごすという実験。

ルールとして
・必ずマックのメニューで3食とる(飲み物も、食べ物も)
・1ヵ月の内にマックの公式メニューは全制覇する

そして極めつけ
・「スーパーサイズ」にしますか?と店員に聞かれたら
「もちろん!」と答えること。拒否は不可。


日本テレビなんかの深夜に
アメリカのドキュメンタリーが放映され
ピーターバカラン氏とかがコメント入れてますよね。
あれです。まさに。
映画的(ビジュアル的)エンターテイメント性はゼロ。
あえて言うなら「実験そのもの」がエンターテイメント。

彼の1ヵ月の生活を淡々と追っかけるのかと
思いきや、合間合間に
・街の人々の声と平均的アメリカ人の健康意識
・アメリカの学校給食の実態
・全米外食産業団体(ロビイスト)の見解
・今回の実験を見守る医者の見解
・自ら招いた肥満を手術!で直す人々
・マックの公式インタビュー拒否
・監督の彼女(結構きれいな人)の意見
・マックの公式インタビュー拒否

などが挿まれ、その間にも監督はみるみる
不健康になっていきます。

・倦怠感
・いらいらがつのる
・EDぎみ
・食べているときだけハイテンション
・20日で体重10%増
・肝脂肪ぎみ
・心臓近辺に突き抜けるような痛み
・目の奥が痛い


EDは嫌だな。普通に。
監督の彼女、言いにくそうだったけど。

別にマックだけが悪いわけでは有りません。
マックに代表される
アメリカ外食産業のあまりの「儲け至上主義」
異議を唱えるべく、たまたま一番目に付く
外食産業がマックだったというだけのことです。
名指しされたマックはともかく、
日本はそうじゃないと信じたいですが。
甘いかなあ。
結局、お金がある人間は何とでもなるんだけど、
貧乏人はこうしたものを食べざるを得ない。
健康面でも貧富の差がますます拡大
デスよ。

ちなみに「スーパーサイズ」とはこの映画が
公開されるまでアメリカのマックにあった、指定サイズ。
S・M・LときてXLといったところか?
コーラ1リットル、ポテト450g?
映画公開にあわせてアメリカのマックから
このサイズは無くなってしまいました。
(マックは映画とは関係ないと公式見解)
無くなってしまった事を単純に
恨めしく思っているアメリカ人、居そうだな。

彼女の食事指導のもと、体重を
元に戻すのに9ヶ月かかったそうです。

SSM.jpg
とりあえずスーパーサイズはやめてみないか?

プロデューサー・監督・被験者:モーガン・スパーロック
2004年/アメリカ/98分 ビデオ鑑賞

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posted by PON at 23:15| ☔| Comment(4) | TrackBack(11) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月19日

スターウォーズ3 シスの復讐 Vol.3

さすがに・・
今回で終わらせますyo。
観劇中、つらづら思ったことの続きデス。

・・前言撤回。ダースベーダーは極悪でした。
あれはテロリストの理屈だ。
正直あそこまで表現するとは思わなかった。
仮面ライダーがショッカーに操られて
少年仮面ライダー隊惨殺!みたいなもんだ。
あるいはウルトラマンの星野少年殺し
あそこまでやったら、もう取り返しはつかないな。
子供たち(パグワン)の死体が綺麗過ぎなのが
ちょっと残念(苦笑)

「新しい弟子を頼りにしすぎると裏切られるぞ!」
これも含蓄のあるセリフ。
・オビワン・ケノービ→アナキン・スカイウォーカー
・パルパティーン→ダースベーダー
・ドゥーク卿はパルパティーンの兄弟子だったりして・・
関係ないけど、グワイ・ガン・ジンが生きてたなら・・。

「万雷の拍手の中で自由は死んだ」
政治家パドメのセリフ。多少、アメリカ万歳だけど。
政治屋は「清濁併せ呑むのが政治家の度量」なんて
うそぶいたりするが、
結局、パルパティーンは政治家として学ぶ過程で
「暗黒面」に惹かれてしまったのかも知れない。
「ジェダイもシスも「力」を求める点では一緒」と
言ってたし。

「シスらしい決め付けだ!」
というセリフ。
若者の意見や行動って性急で極端。
何でもすぐに「白黒」つけたがるし。
ひょっとして「シス」とは「若さ」なのかも。
だとしたら「ジェダイ」は「経験による大人の知恵」?

皇帝VSヨーダのラストバトルで
共和国議会の椅子のフォースによる投げあいはよかった。
文字通り、民主主義が力で崩壊してゆく様が
判りやすくビジュアル化

けど議会の紅い衛兵(後のロイヤルガード)弱!
それにしても「マイリトルグリーンフレンド=ヨーダ」が
一番かっこいい。第5作(帝国の逆襲)に出てきたときは
自分も含めてここまでかっこよいキャラになるとは
誰も思わなかったのではないだろうか。
現実社会でも、もう90何歳の好々爺が
実は「プロジェクトX」で取り上げられそうな
功績を持つ人物
だったなんてあるじゃないですか。
そんなこと表現したかったのかな。
「老人は大切に!」
ヨーダ.jpg

出演者はリキの入った演技を見せてくれたが、結局
パペット(人形)=ヨーダに美味しいところを
みーんな持ってかれた。

母体に悪いよ恒星間飛行は。
つっかけサンダルで買い物に行くみたいに
気楽によその星にいくからなあ。この時代。

パドメの肩越しに見える仁王立ちのオビワンはかっこいい。
オビワンの顔にボッチが2つ。肌荒れ??

最後のバトルは全部真っ赤かなので
ブルーライトセーバーが唯一の二人の
位置把握を可能にした。監督も重宝したのでは?
アナキンのセーバーが赤かったら大変だった。
あの色がさ、そのまま本人の心の位置を
如実に示していたら面白いのに。
青=正当ジェダイ側
緑=ご隠居派
紫=武闘派
赤=とことんシス側

・・ヤル気がそのままセーバーの長さになったり。

アナキンがすっかり「タールマン」@バタリアン
になってしまった。
皇帝、医療カプセルにはフタしようよ。
俺の予想?が当たった。結局人工脚=特大ブーツでした。
ダースベーダー用マスクを用意してもらってよかったね。
俺が皇帝なら、ストームトルーパー(試作品)の
ヘルメットに「ツノ」つけて終了する。
ツノこそは小隊長の証し。

ベタだが最後の朝日のシーンはよかった。
けどオーエン叔父さんは殺されるんだよなあ。
可愛そうに・・。
結局、レイア&ルークが18歳になるまでは
銀河全土が帝国になったわけでは無いらしい。
首都星アルデラーンを吹き飛ばしたのは
第4作だし。
陰に陽に各地でサボタージュ、抵抗運動があったんだろう。

世界中から、技術を持ったSW信者が
製作に参加すべく集結したって感じの
エンドロールでした。PONも心から拍手です。

結論。とどめは確実に刺せ!

(アンタレスさん、あんたは正しかった!)

結構、支離滅裂になってしまったけど
それくらい、本作も場面展開がめまぐるしかった。
と、言い訳しておきます。
色々書いたけどさ・・

やっぱり面白かったです。

長々とお付き合いいただけまして
有難うございました。



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posted by PON at 20:35| ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月18日

スターウォーズ3 シスの復讐 Vol.2

Vol.1は全般的にお伝えしましたので
今回は気の向くまま
最初からネタバレ全開
でお送りいたします。
観劇しながら、思いついたもの(多くは揚げ足取り)を
つらづらと書き留めましたので
まとまっていません。
なんかゲロッパ!の監督みたい。

8/9(火) 横浜相鉄ムービル4F 18:50〜
ついに向こう側へ。
既に見た人と未見の人の間には
深くて広い河がある。PONも彼岸へと向かう。
かの先あるものは狂喜か落胆か。

いつもの20世紀FOXのスタート。
いねいね、いいねー。
こいつとSWのオープニングは一心同体。
今回はいきなり戦争シーンからだ。
ここの映画館は「音声」が充実しているのか
重低音壁が震える。まあ最初だけだが。

Xウィングのプロトタイプ
スターデストロイヤーのプロトタイプ
タイファイターの・・

が乱舞する戦闘。いいね!
ルーカスは間違いなくオタクだ。
彼が日本で生まれていたら
さぞ凄いことになっていただろう。
彼はガンダムを知っているのだろうか?

SWのメカ群は昔の時代ほど
デザインが洗練され、綺麗であるといわれる謎。
過去を後から映画化してしまったのだから当然
とミもフタも無い言い方は、さすがにやめておこう。
まあ銀河系の「統一政体」が崩壊したから。
平和な時代ほど、機械の保守が整っていてキレイなものだし。

折につけ、1977年の第4作を反芻しながら
観劇したほうが面白い。
それだけに、SWを知らない人はもはや観なくても
構わない映画となった。シリーズ物の宿命だ。  
SWファンのPONとしては信じられないところだが
途中、パドメとアナキンの絡みでは
何度か寝てしまうところもあった(マジ)

前作(第2作)から言えることだが
「有機体VSロボット」の戦争では勝負は見えてる。
ジェダイには射撃訓練をメインに訓練したほうが
よかったのでは?
まあ、ただのチャンバラのようだが、エヴァンゲリオンが
双方のATフィールドを中和して戦っているように
フォースを中和しあってはじめて戦えるのかもしれない。
一般人が「横からひと突き」というわけには
いかないのでしょう。
あ、余談だが日本にもジェダイの志を継ぐ者がいた。
「五右衛門」

R4かわいそう。頭吹き飛び。
R2−D2は相変わらず、見えないところで孤軍奮闘
彼はいつも余計な努力を強いられる。かわいそうに。
けど、ロボットに命令するのに
コムリンク(無線機)による肉声通信は必要ないだろう??
前も書いたが、ザクがモノアイで照準をつけるくらい無意味。

それから宇宙船同士の撃ち合いシーン。
海賊船かおのれらは(笑)
ワンピース思い出しちゃった。
それとあんな小さい宇宙船を発進させるのに
でかいハッチあけんなよ。

ウーキー族の星は戦略的に重要な星らしいが
わざわざ松島のようなキレイな
彼らの住居区をねらうかなあ?
核で一発。

皇帝とジェダイのメイス・ウィンドゥの喧嘩シーン。
顔だけは充分すぎるほど勝っていますから。シスに。
ジェダイはホント強いのか弱いのか。判らん。

カーチェイスシーンは相変わらずあんまり要らない。
オビワンを乗せた「トカゲ」君、お疲れ様でした。
グリーバス将軍。そりゃあ「ごほごほ」するだろ。
あんなむき出しのところに心臓があっちゃ。
結局、彼はロボットではなく
「爬虫類系人類」のサイボーグのようだ。
彼もそれなりのフォースを持っていたらしい。
ライトサーバーはフォースのある人間しか操れないはず。
たこのはっちゃん@ワンピース
を思い出した。

ワンショットだけ「ボバフェットの父」が
サービス出演してました。
落とした「ライトサーバー」をわざわざメットを
脱いで、オビワンに渡してくれるトルーパー。
そういう人間的なホッとするシーンが事前に
あっただけに・・

「オーダー66」
それは全クローン兵士に組み込んでおいた
秘密のプログラム発動コード、が
非情にも全宇宙に響きます。

悲しい。本当に悲しいよ。
ジェダイのジェノサイドなんて洒落にもならない。
ヨーダもニュータイプのようだ。
「なんだこの不快感は??」

ベーダー.jpg

すみません。長くなったんで
後一回だけ続けます。

期待していた映画が28年振りで収束しただけに
PONがまだまだ混乱している姿が如実に
お伝えできて結構良いのでは?
と勝手に思っとります・・



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メモメモ・・
posted by PON at 20:36| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月14日

スターウォーズ3 シスの復讐 Vol.1

「あんな予知夢。気にしなければよかった・・」

愛する二人とそこから派生する
「家族」というものは、どうしても
自分たちさえよければ後はどうでもいい」
という「エゴの出発点」になる。
それは誰にでも起こりうること。
だが社会が正義を優先して
二人の愛を押しつぶすのはもっと許されない。
結局は、社会と個人、双方が尊重しあうしかないのだ。

アナキンが何にもしなければ
それでよかったのではあるまいか。
パドメを助けるため、と焦りすぎた。

悪魔は耳に心地よいコトバで誘惑するのがお約束。
皇帝はドサクサ紛れに言った。
「パドメを助ける、宇宙の神秘を共に解き明かそう」
なに?結局なんも解き明かしていないのか?
アナキンもとんだ空手形をつかまされたもの。

アナキンが皇帝に忠誠を誓うシーン。
まさに「その時歴史が動いた!」の一瞬。
そんな重々しい場面の後ろで
今日も一般ピープルの交通はやむことはない。
その対比が面白かった。
フォースなんか持ち合わせない
一般人のほうがたぶん幸せなのだろう。

「バランスをもたらすもの」としての存在がアナキンならば、
彼がきっかけで、いずれ「皇帝」=シスも滅びるが
従来のジェダイもほとんど滅びる
、ことになる。
皇帝は「力」を欲する点では両方とも同じと言っていたが
実は相対的に、たまたま正義と悪に分かれていただけ。
宇宙からすればどちらも異分子。
「異分子は消す」というのが
結局、宇宙の意思だったのかもしれない。
そう思えば、バランスをもたらす者だったわけだ。
「アナキン・スカイウォーカー」は。
しかし、怒っちゃいけないっつーのは
面倒くさい教えだな。
悟空やケンシロウさんはみんな暗黒面直行だ。

「ジェダイは己を知る者のために死す」
チンケな例だが
角界のばか兄弟のけんかを思い出してしまった。
弟=アナキン、兄貴=ケノービ。
10回だか9回だか、兄の実戦にて至らない点を
弟がフォローして任務をこなしてきたわけでしょ?
確かに「戦術」では弟のほうが勝(!)るが
全体的に見る目「戦略」は兄貴の方が勝っている。
しかし、弟は若いからそのあたりが見えない。
最終的に弟は
「なんでこんな俺よりも弱いやつに偉そうに
指示・命令をうけなきゃあならないいんだッ」

ってことになるわけで。
言うことを聞かなくなるのも当然だ。

決戦.jpg
<オビワン(右)の腰がじぇんじぇん
 入っていないのが妙に気になります・・>

二人を別れて育てよう、という発案はいい。
レイアをオーガナ議員の養女にするのも
まあいいでしょう。
けどルークがかわいそう。あんな縁続き
(オーエン叔父さん)のところに預けたらヤバイって。
ここはヨーダが惑星ダゴバで飼育がというもの。
ルークはヨーダの恨み節を子守唄
「仮面ライダーアマゾン」か「ブランカ」みたいに育つ!
つえーぞ。ただでさえ強いのに剣術までマスター。
でもいつかレイアに言われるはず。「兄は鬼子です」
Xウィングは絶対「赤い」ね。
(すんません。またガンダムネタで。)

音楽はそこかしこに
ドヴォルザークの「新世界第4章」のフレーズが
混ぜられていたと思う。
第4作「A NEW HOPE」への布石だろう。

全体としては、うまく大風呂敷を畳んで
第4作へ繋げてくれたのでホッとしました。
しかし1977年の上映から足掛け28年か。
亡くなられたドラえもんの作者
藤子F不二雄先生にも観せてあげたかった。

Vol.2 揚げ足取り編に続きます。

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posted by PON at 23:55| ☔| Comment(3) | TrackBack(2) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする