2012年08月13日

トリック 劇場版

「トリック 劇場版」

トリックという作品群からは完全に
乗り遅れていたクチなものでして。
CSで一挙放送、というから
ひとまず一作だけでも観てみようかと。
昔、面白いから観てみ?と
言われたこともあったんだけどね。
TVドラマの最初は2001年だって。
もう11年前ですよ・・。

あらすぢ
300年に一度、亀が災いをもたらすが、神様に
よって救われるという糸節村(いとふしむら)。
無名の売れないマジシャンである奈緒子なら
神様を演じても村民にバレることはないという
理由で、奈緒子は村の青年団長の神崎と南川
に「神様を演じて欲しい」と頼まれ大金を渡される。

***********************

あらすぢには奈緒子(仲間由紀恵)が
受領した依頼金は「大金」とある。
明確な数字こそ出てこないけど
芳本美代子が手渡した封筒の中なんて
せいぜい5万円程度にしか見えなかったが。
あれで命を懸けるのはフザケンナ馬鹿です。

初めての世界観なんでおそるおそる観劇した
ワケなんですけど、ちょっと違和感。
基本はコメディーなんで、背筋も凍るスリラー
ミステリーというわけでもないにしても
・・そのワリに、人が死ぬ死ぬ。平気で死ぬ。

出てくる人たち、村長や青年団長にしても
平気な顔して、死んでもらいます、とか
生きて村から出られないとか、俺が殺したとか
あっさりと言い放つ始末。

コメディ要素と、どこからか引っ張ってきた
奇術・マジックネタを織り込みながら
二人の活躍する事件がなければならない。
物語がとってもイビツに思えてしまって。
なんか尻のすわりが悪くて、安心して笑えなかった。
だからといって、大人なブラックな笑い、
というわけでもないんだ。

主人公二人の性質(背景)を、まったく
知らないまま映画を観たせいもあるんだろうけど、
二人のことも、まるで信用できないまま
どんどん話が進み・・。

仲間由紀恵ってきれい・・というか確かに
美人なんだけど、自分的にはなんか心に
ぐっとこないんだよな。好みの問題?

あと、劇中に出てくるキーパーソン「琴美」
(演:塚本璃子)。10歳くらいの女の子で
どっかで見た顔だなあと思ってたら
成海瑠子の若い頃でありました。
この映画がちょうど10年前の映画だしね。



<以下ネタばれ>
某熱血教師もさ、いっそ、あのウザい
狂った予言師「菊姫」も殺しときなさいよ。
後顧の憂いがなくなるってモノデスよ。

トリック劇場版

監督 堤幸彦
脚本 蒔田光治
製作 木村純一/風野健治

出演者
仲間由紀恵(山田奈緒子)
阿部寛  (上田次郎)
生瀬勝久 (矢部謙三、使えない刑事)
山下真司 (神崎明夫 糸節村青年団団長)
芳本美代子(南川悦子 青年団副団長)
竹中直人(神001番)
ベンガル(神002番)
石橋蓮司(神003番)
伊武雅刀(長曾我部 為吉 糸節村村長)
野際陽子(奈緒子の母)
成海瑠子(旧芸名:塚本璃子)(琴美)
根岸季衣(菊姫 糸節村の狂予言者)
川崎麻世(安田 安夫 同級生エリートA)
相島一之(本郷 三四郎 同級生エリートB)
みのすけ(駒場 一路 同級生エリートC)
三宅弘城(臼井 猛 同級生エリートD)
螢雪次朗(吾一 )
大木凡人(支配人)
郷里大輔(ロベール・ウーダン)

音楽 辻陽
撮影 斑目重友

配給 東宝
公開 2002年11月9日
上映時間 119分
製作国 日本

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2012年08月12日

太陽を盗んだ男

「太陽を盗んだ男」

今だからこそ。この映画。
へえ、邦画ってのも
なかなか面白いじゃん
小学生のPONにはじめてそう思わせた映画。

だってさあ、SWやらインディジョーンズ
全盛の時代に、邦画っていえば
いっつも吉原が炎上したり、八つ墓村だったり
(それでも父親の影響で寅さんだけは
 欠かさず観てましたが)
子供にはどーも・・ってのバカリだったんで。

あらすぢ
中学校の物理教師の城戸誠(沢田研二)は、
東海村の原子力発電所からプルトニウムを強奪し、
自室での原爆製造に成功する。彼はそれを武器に、
自ら“9番”と名乗り、政府に対してTVの野球中継の
延長やローリング・ストーンズの来日公演、
ついには5億円もの大金を要求する。国家を敵に
回しての孤独な戦いが始まるのだった。そして、
交渉相手に警視庁の山下(菅原文太)を指名する。
ヤツの狙いはいったい…。

***********************

沢田研二っていえば、自分の世代(1971年生まれ)
においては、既にソロ活動全盛って感じで
やっぱ「勝手にしやがれ」な人です。
とにかくカッコいいおにーさんで
定期的にヒットを飛ばすスター。
今でも覚えているのは
1980年の年明けの時報とともに
パラシュートを背中に展開したジュリーが
「TOKIO」を初披露したことですね。
反面、ザ・タイガースとかGSブームは
知らないです。
昔、富士通のCMでキムタコと競演
岸辺一徳氏がギターカキ鳴らしてたときは
昔取った杵柄ながらかっちょええ・・と思いましたが
それは別の話でした。

で、その沢田研二が主役のこの映画。
彼が発する「静かな狂気」がとても怖かった。

数十年ぶりに見返してみたけど
バスが古い型だなあ(ノンステップ仕様とか
スケルトンタイプとかまったく考えていない
今ならアフガンの奥地の砂漠地帯なんかで
タフに使われてそう・・)とか
走る車がみんなフェンダーミラー、
プロ野球の選手はユニフォームの
着こなしが野暮ったい、
メガネはクロブチ、グラサンはデカイ、
金を借りるには、カードもATMもないんで
かなり敷居の高い「サラリーマン金融」へ
窓口では小松方正さんがでてくるし
小松さんはアナゴ君みたいだなあ・・。
とにかくみんな昭和。
そんなところばっかり目が行ってました。

MITの学生が卒業論文で
原爆製造法を書き上げたのは有名な話であるが
原爆ってのは物理の知識があれば、
作るのはそれほど難しくないんだそうで。
でも、材料を手に入れるのは難しいし
安定して稼動させるのも難しい。
更にいえばルパンも話してたとおり
小さく作るのはもっと難しい。
だから世界の大国といわれる国々は
ガタガタいわれるのを覚悟で
ときどき地下核実験を強行する。

1950〜60年代って平気で空中核実験を
行っていたわけで(水爆もね!)
結構トンデモねー時代だな。
現在は原爆実験が地下になったから
よかったよかった、といかないのが
辛いところでもあります。
(今も福島では絶賛開放中だし)

・・あーてなわけで主人公の沢田研二さんも
東海村で盗んだプルトニウムを元に
サラ金から借りた金で材料をあつめ
自宅のアパートで原爆を製造する。
ただヤッパリ素人なので、放射能モレモレ。
本人も頭抱えて髪をむしったら
ごっそり抜けてしまったり、
可愛がってたノラ猫が睡眠中に
実験室に侵入して放射線で即死したりと
放射性物質の怖さを、当時としては
精一杯頑張って描写している。

ゴジラも沢田研二も結局
東電(というか原発マフィア)には
なんの痛痒も与えなかったけど
この映画はどちらかといえば放射能の恐怖
というより、社会をいかようにでもできる力を
一般人が持てる時代が来たこと、
(今なら原爆作るより悪性ウィルス作ったほうが
 手っ取り早いかもしれません)
にもかかわらず、シラケ世代の主人公は
社会に対して何の要求も出せなかったこと、
そのなんとも言えぬ「能面のような不気味さ」
にあるんだと思います。

皇居前の広場で大騒ぎのシーンがあるが
実は撮影許可なしのゲリラ撮影だとか。
今じゃ絶対に映画化できないし
100年たったってウジテレビ系列なんかじゃ
企画もされないだろうな。



どこかの映画評論ブログに書いてあったけど
劇中に出てくる原爆設計図を元に
本気で作ったとしても、おそらくはキレイに
作動することはない。しかし普通爆弾が
バクハツして内部の放射性物質が
外部にばら撒かれるだろう、とのこと。
いずれにせよ迷惑な話。
そして今の日本がその状態・・。

キャスト - 太陽を盗んだ男
出演
沢田研二 (城戸誠)
菅原文太 (山下満州男警部)
池上季実子 (沢井零子)
北村和夫 (田中警察庁長官)
神山繁 (仲山総理大臣秘書)
佐藤慶 (市川博士)
伊藤雄之助 (バスジャック犯人)
風間杜夫 (プロデューサー浅井)
水谷豊 (交番の警官)
西田敏行 (サラ金の男)
小松方正 (サラ金の係員)
汐路章 (水島刑事)
森大河 (佐々木刑事)
江角英明 (田中の部下江川)

スタッフ - 太陽を盗んだ男
監督 長谷川和彦
脚本 レナード・シュレイダー
長谷川和彦
原案 レナード・シュレイダー
製作 山本又一朗
プロデューサー 伊地智啓
撮影 鈴木達夫
美術 横尾嘉良
音楽 井上尭之
音楽プロデューサー 多賀英典
録音 紅谷愃一
照明 熊谷秀夫
編集 鈴木晄
助監督 相米慎二
スチール 安保隆

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2012年06月24日

ターミネーター

「ターミネーター」

CSで放映してたのでひさしぶしに観賞する。
低予算でも工夫次第で面白いSFが作れる
ということを、我らに教えてくれた
「傑作」であるのは言わずもがな。

あらすぢ
1984年のLA。閃光とともに、全裸の男が出現した。
彼こそ2029年の未来からやってきた殺人機械
ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)
であった。ちんぴらを襲って服を奪い、銃砲店で
銃を調達したターミネーターは、電話帳で
サラ・コナーの載ったぺージを引き裂き、
サラ・コナーという名の女性を2人射殺する。
ウェイトレスのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
は恐くなり、警察に電話を入れる・・。

***********************

今回気がついたことは四つ。

A)サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンと
 ウルトラマンメビウス、ヒビノミライ役
 五十嵐隼士は似ている。
 (奥目とクチビル、更には硬質な髪が・・・)

B)救世主の母を脅威から救うため
 未来から使わされたカイルと警察の会話。
 「なぜ未来の武器を持ってこなかった?」
 という犯罪心理学者の質問に
 「生物しか送れない」
 「君の話だとターミネーターとやらはメカなんだろ?」
 「奴は全身を皮膚で覆われているから」
 「・・・なるほど」
 そこは納得しないで追及するとこだと思うなあ。俺は。

C)ターミネーターは最後に正体を現すわけだが・・
 (スケルトンターミネーター)、彼の「カカト」が
 あまりにチャチ過ぎねーかい?
 なんかひと昔前に流行った中国製アシモ。
 「先行者」みたいだ。
 昨今のガンプラのガンダムの方が
 もう少しロボット工学に基づいた合理的設計が
 なされていると思うよ?



D)モーテルにて、それまでのバトルで壊れてきた
 自分の体を修理、というより切り捨てるシュワちゃん。
 カイルの話のよれば、ターミネーターは人類側拠点に
 潜入させるために作られたロボで、髪・皮膚・血液
 などは、人と同じものを使っている。
 てことは、生体維持機能が壊れれば「腐る」わけだ。
 
 妙なにおいを不審に思ったモーテルの掃除夫は
 「おい変なにおいがするぞ!」とドアをたたく。
 それに対してシュワちゃんがCPU内でわざわざ
 用意した選択肢がこれ・・

 POSSIBLE RESPONSE 
 
   YES/NO
   OR WHAT?
   GO AWAY
   PLEASE COME BACK LATER
⇒  FUCK YOU ASSHOLE
   FUCK YOU


シュワちゃんのCPUでは若干の砂時計表示の後(←ウソ)
「FUCK YOU ASSHOLE」をチョイスして回答。
 
掃除夫は肩をすくめて去ってゆく。
結果的に彼は賢明だったんだけど、それはいい。
それにしてもシュワちゃん、
ずいぶんな処理速度だ。

あれで思い出したのだけど
銀河漂流バイファムに出てくる
ラウンドバーニアン(要はロボット)
バイファムは、なんとBASIC言語
動いてます。OP映像見れば解ります。
これは豆ね。



あとは・・
サラ・コナー役の「リンダ・ハミルトン」は双子だとか
どうヒイキ目に見ても美人じゃないよなとか
(でもご懐妊後のメキシコ逃避行時の
彼女はそれなりにきれいに映っているから
不思議だ。

作品情報 - ターミネーター
原題 The Terminator
製作年 1984年
製作国 アメリカ
配給 オライオン=ワーナー

キャスト(役名) - ターミネーター
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー (Terminator)
マイケル・ビーン (Kyle Reese)
リンダ・ハミルトン (Sarah Connor)
ポール・ウィンフィールド (Traxler)
ランス・ヘンリクセン (Vukovich)
リック・ロッソヴィッチ (Matt)
ベス・マータ (Ginger)
ディック・ミラー (Gun Salesman)

スタッフ - ターミネーター
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
ゲイル・アン・ハード
製作総指揮 ジョン・デイリー
デレク・ギブソン
製作 ゲイル・アン・ハード
撮影 アダム・グリーンベルグ
美術 スタン・ウィンストン
音楽 ブラッド・フィーデル
編集 ジョージ・コステロ
SFX/VFX/特撮 スタン・ウィンストン
ファンタジー2・フィルム・エフェクツ
ダグ・ベズウィック
スタント・コーディネーター ケン・フリッツ
字幕 岡枝慎二

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2012年06月23日

デッドコースター

デッドコースター

(原題:FinalDestination2)
12CHの2時のロードショーにて。
むかーし、雑誌映画秘宝かなんかで
紹介されててその存在は
うすうす知ってたけどスルーだった自分。
まさか自分がこの手の
映画を観る事になるとはねぇ。
HDD録画機器様々。
TSUTAYAに通っていたら、何十年
経っても、借りてこなかっただろうな。

あらすぢ
キンバリー(A・J・クック)は友人たちと休暇を
過ごそうと車で出発するが、ハイウェイに入る
寸前に、自分を含めた大勢の人間が衝突事故
によって死ぬ瞬間を予知する。一瞬の後、
予知した通りの大惨事が現実となるが、
予知夢では死ぬはずだった内の8人が生き残る。
そして、九死に一生を得た彼らに、想像を絶する
“死”が迫ってくる。キンバリーは、航空機事故
の生存者が次々と不可解な死を遂げた一年前
の事件に思い当たる。彼らの中で今も生き残って
いるのはクレア(アリ・ラーター)だけだった…

***********************

ほらみて〜こんな人の死に方考えてみたよ?
と、死神=映画の原作者が嬉々として披露する
悪趣味なピタゴラスイッチ

主人公、キンバリー。最初は、状況に流されるままの
お嬢さんかと思ってたら、話が進み、前作の生き残り
ヒロインと交渉までする。
決裂するや中指立てを決行。このあたりから急激に
パワフルな主人公に変貌する。

おなじみガンダムにたとえると、
腑抜けアムロ(←前作の生き残り「クレア」のこと)に
次回作の主人公カミーユが修正(鉄拳制裁)を
加えたようなもの。

ムコウの子供達は高校生になって免許を取得。
パパの車を借りて一泊キャンプ!なんてあたりから
「ビバリーヒルズ青春白書」的ライフスタイルが
スタートするようだけども、言わしていただくならば
青春を謳歌するスタートにあたり、ともに行動する
男友達は、もう少しセレクトした方がいいと思うよ。
口を開けば、ドラッグとセックス、そして状況を
ヒヤカすことしかない、ボキャの少ない頭。

そんなんだから、毎年何百人もの若者が
ジェイソンに殺されてしまうのですよ。
メリケンの青年には猛省を望みますね。

ネタばれ気にせずレッツゴウ。

ほんのワンシーンだけ、
あの「ザ・ロック」のトニートッド氏が出演。
今回の彼は葬儀屋。職業柄かどうも彼には
世の中のしくみが見えるらしく
主人公に死神から助かる方法をアドバイス。

こういったときのお約束で、どうとでも取れる
言い回しで核心めいたことをいうヤツ。
まっこと罪作りである。

で、出てきた話は「新しい命の誕生」
このキーワードのため、主人公連中は
さる妊婦の行動に振り回されることになる。

死神のシナリオどおりに死ななかった人間、
死神のボキャには「見逃してやる」という
言葉はない様子。
何が何でも死んでもらいたいらしい。

死んだ順に見てゆきましょうか?

映画の前に、宝くじを当てた幸運な男。
自分が捨てたゴミで滑って転んで
イロイロあって死亡。
ゴミを外にばら撒いて平気な感性の人間
なんてのは、まあ自業自得。

母親と子供。
見た目はけっこうなヤングに見えるけど
やっぱ子供だわ。自重しましょうよ。
鳩に関わるとロクなことがないのは
昨今の日本の政治情勢で証明済みです。

母親。きゃー死にたくないよう〜と
パニックで逃走。イロイロあって
エレベーターのドアに首を切断されて死亡。
死神もな〜、別にそんな殺し方でなくっても。

いつも斜めな発言が目立つ
実は婚約中のキャリアウーマン。
だいぶこのキャラに親しみを持ち始めた
頃合いを見計らって死が発動。
エアバッグの作動から、いろいろあって死亡。

この辺から、彼らなんとか助からないのか?
という望みは、どうでもよくなってくる。
さー次は?てな感じ。

バイカーの兄ちゃん。徹底的な無神論で
合理主義者。我々の日常では頼もしいが、
こういった映画では、どうしたって
かわいそうな役回りになってしまう。
なんとか助かったのに、なんと
病院で発生した爆発により死亡。
ここには死神というか脚本家の悪意しかない。
そしてなんと、このタイミングで前作唯一の生存者
ガンダムでいうアムロもあっさりと死亡。

ここで、主人公のお姉ちゃんは
自分が、トニートッドの言葉をミスリードしてたことに
気がつき、第二の策を実行。

・・あれ死なないジャン?Yahoo!!助かった!
かくてお姉ちゃんと、彼女と行動をともにした
気のいい警察官は生き残って終了。



でもねえ、とりあえず本作品では生き残った
というだけで次作(もうとっくにできているみたい)
では、やっぱ死亡要員なのでしょう。
それにしても死神、業務に忠実。
バーベキューでそれはないだろ・・。

面白かった、けど子供には見せられません。

キャスト
アリ・ラーター(ClearRiver)
A・J・クック(KimberlyCorma)
マイケル・ランデス(OfficerThomasBurk)
トニー・トッド(WilliamBludwort)
テレンス・”T・C”・カーソン(EugeneDi)
ジョナサン・チェリー(RoryPeter)
キーガン・トレイシー(KatJenning)
リンダ・ボイド(NoraCarpente)
ジェームズ・カーク(TimCarpente)
デヴィッド・パートコー(EvanLewi)
サラ・カーター(Shain)

スタッフ
監督デイヴィッド・リチャード・エリス
脚本ジェフリー・レディック
   エリック・ブレス
原案エリック・ブレス
   ジェフリー・レディック
撮影ゲイリー・カポ
音楽シャーリー・ウォーカー

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2012年06月18日

ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う

「ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う」

物凄くつまらなかった。
日本人(アメリカ人以外)置き去り映画。

ハリウッド映画にありがちな
ディザスター(災害)が
まとめてやって来る!さあどうしよう?
というパロディー映画。

あらすぢ
伝説の秘宝“クリスタル・スカル”が預言する
「世界が終わる日」。ウィルが見た奇妙な悪夢は
現実と化した。降り注ぐ隕石の雨。ニューヨークを
襲う大地震・竜巻・ブリザード!!
街はパニックに襲われ、人々はただ逃げ回るのみ。
人類の滅亡を阻止する唯一の方法は、
“クリスタル・スカル”を手に入れ祭壇に戻すこと。
目指す秘宝は、色んな物が動きだしている
アメリカ自然史博物館にある。地球の運命を
賭けて、ウィルと仲間たちの大冒険がはじまった!!

************************

出来損ないのバットマン、超人ハルク
アイアンマン、カンフーパンダがモロ出てくる他、

ディズニー映画の「魔法にかけられて」の二人。
クリスタルスカルというキーワードが出てきてた
から、ベースとしてはインディジョーンズの
あの時点での最新作や、ナイトミュージアムとかが
話の土台となっている。

それが解かったからって、別に何?といった感じだ。

なにかってーと、ファックだドラッグだクソだと
下品というか、アメリカのバカティーンの与太話を
金をかけて映画化したような。

アメリカの芸能界のゴシップを知っている
人間でないと、笑う場所すら解からない。



キャスト・スタッフ
監督 ジェイソン・フリードバーグ 、アーロン・セルツァー
音楽 クリストファー・レナーツ
脚本 ジェイソン・フリードバーグ 、アーロン・セルツァー

マット・ランター(ウィル)
カーメン・エレクトラ(美しき刺客)
ヴァネッサ・ミニーロ(エイミー)
ニコール・パーカー
(魔法にかけられたプリンセス/
 エイミー・ワインハウス/ジェシカ・シンプソン役)
タッド・ヒルゲンブリンク(プリンス)

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2012年05月30日

大怪獣バラン

「大怪獣バラン」

バランは初観劇。いいねえ。
いくらTSUTAYAがあったって、
いくら怪獣映画を観る人間だからって
わざわざ借りに行かないよなぁ。
有難う!BS・CS時代。

「1958年」の作品っすよ。
ついこの間まで38式歩兵銃「命」だった人たちが
米軍のお下がり兵器を普通に操ってますから。
さすがにシロクロ映画なんで
我が家の同居男性(5歳)も
怪獣登場シーン以外は、
居間からいなくなってしまいましたから。

陸・海・空を制覇する大怪獣バランの脅威!
ってことだが取り急ぎ、ゴジラは宇宙も制覇
してます。参考までに。

【ヒロインの友達、見習い博士がバランを見て】
「あれは中生代の怪獣バラノポーダ・バランで
 あることは間違いない」

・・根底から間違ってるよっ

あらすぢ
東北地方、北上川上流の秘境でシベリア地方に
しかいないはずのアカボシウスバシロチョウが発見された。
ただちに杉本生物研究所の所員2人が調査に向かったが、
原因不明の怪死を遂げる。
 杉本博士の助手の魚崎、犠牲になった所員の妹で
記者の由利子、カメラマンの堀口の3人は真相を解明
すべく現地へ向かい、外部から隔絶された排他的で
独自の神をあがめている岩屋村の人々と出会う。
 突如・・

***********************

冒頭はロケット発射シーンから。
宇宙にも進出
できる科学力をもった人類だけど
実は足元にも「未知」の世界はあるんだよと。

選ばれた場所は、東北のさる未開の村。
1958年、上野発の国鉄蒸気機関車で駅へ。
そこからボンネットバスで行ける所まで。
さらにそっから村の神主
(黒ズミを顔に塗ればそのまま今度は
 モスラにスライド出演可能!
 当時の田舎(東北)を舐めてますな)
の止めるのも聞かず、ハイキングハイキング
やっほーやっほーで数時間。
そんな谷あいの秘境にヤツはいたのだ。

いや、そもそもは未発見の蝶がいるってんで
新聞記者の彼女とフィールドワークに来た
博士(見習い)=ケンジさんだったが、
さらにトンでもないものを見つけてしまう。



婆羅陀魏山神(バラダギ様)のお怒りじゃ!

おお、これが東洋の神秘!
残念なのは二の腕が非常に人間ぽい

ほら言わんこっちゃない!守り神「バラダギ様」が
お怒りになった!早く来てこっちへ!

村人と神主は、勇み足すぎた都会の人たちを
一生懸命、誘導してくれんだが、そんな柵
閉じたって助からんって。

PON的にはケンジさんの目がヌメっとした感が
あって、すっげー違和感。
あれはバランのぬめりを上回ると思う。

東京の杉本博士(生物学専門)も解説する。
あれは1億8千〜6千万年前の怪獣に
間違いないと。新聞記者たちのために
揃えたらしい歴史年表には
「白亜紀、アンモン貝」あるけど何ですかそれ?
(追記:アンモナイトのことをアンモン貝って
   記述もするんですね)

かなりこの博士に不信感。
「あやつが街に出てきたら大変ですぞ」
そらそうだが。

自衛隊にまかせてくれたまえ!ってんで
バランの住む湖に毒をばら撒く作戦開始。
すげい。足尾銅山とかそんなレベルじゃねえ。
環境汚染って言葉すらない時代なのだ。

自衛隊が張り切ったおかげで
当時の最新兵器106ミリ無反動砲の
発射手順はよーくわかりました。

で、バランをやっつけるくらいの毒を
ばら撒いたハズなのに・・
30分でキクはずなのに・・状況に変化なし。
浮いてきた魚も10に満たず。
おかしいですナ?
(量を間違えたんじゃないの?)

だからさ〜、寝た子を起こすなってことですよ。

で、バランが再出撃

東宝名物ポンポン砲も横倒しで炎上。

あれ?バランは人間に興味があったんだね。
主人公ふたりはバランに追い詰められ洞窟へ。

バランが洞窟入り口でギャーギャー騒ぐ。
さぞかしウルサイだろうなあとは思うが
バランは口から放射能火炎やらプラズマ火炎やら
無粋な芸は持たないので安心。
でも洞窟の中は相当ケモノくさかったことでしょう。

杉本博士が発案する。
「ひょっとしたら、光に反応するかもしれん。
 君、照明弾をあの山の方に撃てないだろうか?
 バランの気を逸らせるかもしれない・・」
「わかりましたッ、照明弾!」
すると下っ端の自衛隊員がガゼン張り切ります。

遠くにいるらしい重火器連隊に向けて命令です。

「しょーめーだぁーーん!!

はっしゃあ!!」


ええ?伝令でかよ?
その大声じゃあ、バランは君の方に注意がいってしまうって。
(ここ注意。布石なのです、いや伝令の隊員の方じゃなく・・)

なんだかんだあって、バランは
住み慣れたこの山奥の谷が
すっかり嫌になってしまったみたいです。
俺飛べるんだもんね〜。
ムササビとかモモンガのように皮膜を広げ
遠くへ飛び去ってしまいました。
なぜかジェット機のような効果音とともに。

多分、福島か岩手の沖合いあたりに
身を潜めることにしたバランだったが
P2Vネプチューン(米国製対潜哨戒機)が
とびまわり、自衛隊は追及の手を緩めない。

時代だなあ。海上自衛隊も貧弱で。
出撃したのは掃海艇一隻。
艇長を演ずるモスラに出てくる悪人だし。
張り切ってるんだけどさ、しょせん掃海艇だもの。
このときばかりは、帝国海軍の大和が
残っていたらなァ・・なんて恨みブシのひとつも
出よういうもの。
んで、掃海要綱による爆雷一斉攻撃⇒失敗。

対策会議が紛糾します。

待ってました「平田昭彦博士」
「僕が開発した爆薬はダイナマイトの20倍あります。
 穴を掘って埋めることで爆発力を増やすものなので
 ただ爆発させても効力は見込めませんよ」

あくまでノンキで他人事な杉本博士
「バランの正体が判らない以上、成功するかなんて
 保証できません」

どこかの国の原発事故の時の博士連中みたいだ。
「可能性はゼロではないと言ったのは
 事実上ゼロだという意味だ」
みたいな、相変わらず禅問答はトクイ分野。
こんなとき、だれもお前に責任なんか求めていないよ。
専門家だからこそ、心象だけでもいいから
聞いているだけだというのに。

結局、「それでもいいです。やってみましょう」と
所属不明のお偉方っぽい爺さんが決断。
あのときのバカ総理とはエライ違い。

ずりずりとハイズリながら羽田空港に上陸するバラン。
進行ルート上に平田爆薬を満載したトラックを放置。
バランが上を通りかかったタイミングで爆破スイッチON。
さすがにおなかが痛くなったようだが、さすが大怪獣。健在。
怒髪天のバランはさらに大暴れ。
誰もが絶望の中、杉本博士がとんちを働かす。

・・そして海中爆発とともに、巨大な肉片が
降り注いだりしないあたりが円谷作品だなあ。
神秘の怪獣は最後まで神秘であって
死ぬ姿を見せなかったのである。



この映画も観たことなかったんで
いい機会でした。バランの咆哮はゴジラに
音楽も伊福部氏の流用。
昔見た、SF大百科のスチールを映画の
そこかしこに確認できてよかったです。

日本の田舎を秘境にしてしまう映画といえば
これとあと「獣人雪男」があるけど
あっちは大人の事情により再映禁止らしいんで
まあいいや。

6/22 11:00PM 
日本映画専門チャンネル 東宝特撮劇場

See you Next at 「宇宙大戦争

監督 本多猪四郎(本編)
円谷英二(特撮)
脚本 関沢新一
原作 黒沼健
製作 田中友幸
出演者 野村浩三
園田あゆみ
千田是也
平田昭彦
村上冬樹
松尾文人

音楽 伊福部昭
撮影 小泉一(本編)
荒木秀三郎(特撮)
有川貞昌(特撮)

配給 東宝
公開 1958年10月14日
上映時間 82分 製作国 日本

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2012年05月05日

トゥルーマンショー

「トゥルーマンショー」

BSかCSでやってた。
3月から4月にかけてBS・CSを股にかけ
大規模なチャンネル再編が行われており
正直、自分が見ているチャンネルが把握できてません。

「トゥルーマンショー」
その存在は知ってたが、ジム・キャリーのキャリアが
「お笑い」専門から徐々に人情喜劇
(要はロビンウィリアムス方面)へ転向中の
一作品くらいに思っていた。

映画冒頭には眼光スルドイあのお方が。
そう、エド=ハメル准将=ハリスさんである。
俄然、観る気が20%マシに。

あらすぢ
周りを海で囲まれた平和な離れ小島の町
シーヘブン。保険のセールスマン、トゥルーマン
・バーバンク(ジム・キャリー)は看護婦でしっかり
者の妻メリル(ローラ・リニー)や親友のマーロン
(ノア・エメリッヒ)とともに平凡な毎日を送っている。
ボート事故で父親を亡くした彼は水恐怖症で
島から出たことはなかったが、大学時代に出会った
忘れられない女性、ローレン(ナターシャ・マケル
ホーン)に会うためフィジー島へ行くというささやかな
夢があった。ある日、トゥルーマンは、いつもと違う
行動を取るとまわりの様子が落ち着かなくなること
を発見。不安と疑問がつのり、妻のメリルに怒りを
ぶつけた末、メリルは家を出て行ってしまう。
トゥルーマンは意を決し、地下室で寝ているふりを
して海にボートで漕ぎ出して行く。

***********************

まず、いきなりネタバレしてしまうと、自分の人生が
すべて作られた世界であったことを知ってしまった
主人公、トゥルーマンは、最後に外界出てゆく選択する。
選択後のトゥルーマンをもう少し観たかった。

むちゃくちゃといえば、それまでなんだけど
小学生なんかが突発的に想像するような話
(すべては作り物で、自分も親もリアルではないのでは
 ないか?といった妄想の類)を、笑えるSF設定で
そのまま映画化している。

TV局は民放なので、トゥルーマンの見えないところ
でCMやってる。トゥルーマンの無二の親友役は
街の自販機補充員を仕事としているんだが
職業柄、たくさんの酒類を扱っており
「うーんやっぱビールはこれだね!」とか
トゥルーマンが到着する数分前に、
どこかにあるカメラにむかってカメラ目線で語る。

トゥルーマンの世界は「離れ小島」で、島は
海も空も、東京ドームの数十倍はあろうかという
巨大ドーム内(しかもハリウッド敷地)に建設されており、
ボタンひとつで昼にも夜にも嵐も快晴も演出可能だ。

そんな島からトゥルーマンが出ない理由は、彼は幼少期に
植えつけられたトラウマで海と船が苦手だから。

意を決したトゥルーマンが強引に島外へ出ようとすると、
必ずTV局側の強引な妨害が待っている。
自家用車だといきなり渋滞。
バスは突然故障。
飛行機は1ヶ月先まで予約でいっぱい。
それでも何とかして島外に通ずるたった一本の橋を突破すると、
今度はその先に山火事が。
炎の壁を無視して突破すれば、
その先にはなんと「原子力発電所」で放射能漏れ
だから避難区域なんです!
逃げてくださいと
いったようにとにかくモリだくさんのハプニング。

あらすぢにある
>大学時代に出会った忘れられない女性、ローレン
>(ナターシャ・マケルホーン)に会うためフィジー島へ
>行くというささやかな夢があった。

と言うのは「ローレン」とは、本来、トゥルーマンの
作られた人生を飾るエキストラの一人に過ぎなかったワケだが
トゥルーマン、ローレン共に一目ぼれしてしまい
彼女はTV局の指示に反して、主人公に真実を
(この世界は作り物で自分もエキストラである)
ということを伝えた女性なのである。

結局そのときは、彼女の父親(これも役者)が現れ、
ローレンを精神障害者ということにして
無理やり連れ去ってしまった。
大学時代のこのちょっとした騒動が
どうしても忘れられなかったトゥルーマンは
雑誌の女性写真を切り貼りして
モンタージュしては、彼女の面影を追い求めることを
心の楽しみにしている。

そういった個人的な楽しみすら、全世界に生中継
されていることのイヤラシサ・・
オ×ニーやら鼻毛抜くシーンが世界中継
されてるんですよぉ?
一応、夫婦生活のシーンなんかはカーテンが風に揺れている
シーンがずっと続くんだと、劇中の視聴者は証言してましたけど。

「ローレン」エキストラをクビになったあと
テレビで、その後のトゥルーマンをずっと観ており、
明らかにかつての自分をモンタージュしてくれてる彼に涙し、
ダメモトで傲慢なTV局ディレクター(=エド・ハリス)に
しょっちゅう抗議電話を入れている。

番組は全世界生中継とのことで、ここにも
いつもの中途半端な形の日本が登場する。
日本の視聴者という設定だが
壁にはヘタクソな日本語で
「トゥルーマン毎日みてる」とかよくわからないポスターと
割烹着を着た(たぶん韓国人)が
ザパニーズを演じる始末。



世界は、すべてを捨てて外へ飛び出した
トゥルーマンの勇気に拍手する。
・・重大な人権侵害なんだけどな。

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2012年05月03日

突入せよ!「あさま山荘」事件

「突入せよ!「あさま山荘」事件」

「あさま山荘」事件は、テレビ報道として
生中継でずーっと事件の推移が報道された
事件としても知られる。
みんながテレビに釘付けだったわけで
「警察は無能だ」とか「俺ならこうする」とか
「自衛隊の投入はまだか」とか
床屋談義レベルの思いつき意見具申電話が
全国の良識ある国民から、報道関係はもとより
警察のもとへ殺到した。
いつの時代もお調子者は多い。

中にはわざわざヒーローを気取り、山荘の
おかみさんの身代わりとして人質となるため
ある男性が新潟県から来て、犯人に射殺されたり。
(この困った人は、ヤク中だったことが判明)

とにかくいろいろあったのだ。この頃は。

ただ、この事件によってひとつだけ明らかに
なったことは、そもそもは純粋な気持ちから
日本社会に革命を起こそうとした若者の活動すべてが、
一般民の気持ちから決定的に乖離してしまったという事実。

もたいまさこが演じる犯人の母親がスピーカーで
呼びかける。
あんたのやっている事は犯罪とどこが違うの?
犯人がそれで投降する事はなかったが、まあ
結局はそういうことですね。

あらすぢ
1972年2月19日、あるニュースが日本中を駆け巡った。
それは連合赤軍が軽井沢の別荘地にある
「あさま山荘」に管理人の妻を人質に捕り立て
こもったのだ。後藤田警察庁長官(藤田まこと)の
命により、現場の指揮を取ることになった警察庁
警備局付監察官・佐々淳行(役所広司)は、
長野県警と共に雪と氷に閉ざされた現場で
人質救出の作戦を練る。しかし犯人グループは
ライフル銃で必死の抵抗を図るのだった…。

***********************

とにかくたくさんの人が出てくる。
そして喚く、騒ぐ、時には死ぬ。
でも、それがとてもリアルに感じられた。

ナニいってんだか解かんない、なんてシーンもしばしば。

邦画なんで字幕スーパーもないし、セリフがよく
聞き取れないまま事態がどんどん推移する。

演技が下手な人が多いから、というのも
あるのかもしれないけれど、日常生活で
そうそう大声で会話する人間はいないし
ましてや、あんな混乱した戦場では
正確に聞き取れることや、事態や情報を的確に
把握できる・・ほうがおかしいわけで。
そんな非常時を表現しているんだとしたら
充分成功している。

役所さん演じる、主役であり原作者の佐々さんが、
若干、出来すぎというか、かっこよく描かれすぎな
気もするけど、それは置いておきましょう。

自分たち中央のエリートが、地元警察の顔を立て
穏便に事件処理を進めようとしているのに、
頑迷で面子にこだわり、文句だけは一人前な
田舎警察として長野県警が描かれている。
よくまあ、文句がでないなあ、とも思うが
当時の長野県警側のお偉いさんが寿命で
どんどん亡くなったこともあるのかも。

宇崎竜童もカッコよかった。
そこに存在してくれるだけでいいです。
実はこの映画の前に
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」を
子供のために録画して一緒に観たばかり
だったので、ますます親近感が増しました。
(立花准将カッコいい。でも、潜水艇「さつま」の
 そもそも軍艦でないのにあの頑丈ぶりは神
 というか反則)

・・あー、あさま山荘の話でしたね。

警察庁長官「カミソリ後藤田」。これがまた
なかなかのクセモノで、往年の藤田まことが
うれしそうに?演じている。
部下に全幅の信頼を置いて・・といえば聞こえはいいが
両手両足を縛った上で、君ならできるとか言って
いつもムチャなことをやらせる、喰えない上司。

部下が、プロジェクトに失敗すれば
それは部下が無能だっただけ、ということ。
成功すれば、そんな部下を見出した存在として
脚光を浴びる。
さすが総理にこそならなかったものの
万事切れまくった(逆ギレじゃねえぜ)
政治家だけのことはある。人の使い方がすげい。

彼の大成の影には部下の屍累々
(社会的な死も含)だったんだろうな。

ちなみに、作者、佐々さんは、佐々成政の後裔だとか。
佐々といえば、織田家の黒幌衆(伝令番兼親衛隊)で
鉄砲の使い手だが、実は日本史上、
エポックメイキングな戦国武将としても一部で有名。

彼、当然のことながら近代的登山用具など無い
戦国時代に、冬の日本アルプス越えを成し遂げているのだ。
両人とも冬山に縁があるのかな。

映画の協賛企業に日清食品がでているが
これは、カップラーメンが爆発的にヒットした
きっかけはこの事件にあったから。

冬の軽井沢の寒さをしらない警察庁は
現場でがんばる警察官のために、
幕の内弁当を用意するもカチンコチンに凍って食べられず。
そこで発売したばかりのカップラーメンに目をつけ
現場で警察官に半額で販売(なんと販売!したらしい。
お湯はタダだったようだけど)

24時間でTV生中継していた事件現場で
なにやらカップヌードルなるものをすすっている
警察官がたくさん映っているのを
全国の視聴者があれはなんだ?となった様子。

1971年販売開始時の年間売り上げは6億が
翌年には68億だというんだから、いやまあなんというか。



ちなみに1971年といえば、自分ことPONが発生した
年だが、この1971年は、カップヌードル、
マクドナルド(日本)、そして自衛隊のF15イーグルが
初飛行したとディープな年なのであります。
これ豆ね。

こんなにいるよ。
古の東映オールスター映画って感じかな。

キャスト(役名)
役所広司 (佐々淳行)
宇崎竜童 (宇田川信一)
伊武雅刀 (野間本部長)
串田和美 (丸山参事官)
山路和弘 (石川警視正)
矢島健一 (大久保第九機動隊長)
豊原功補 (内田第二機動隊長)
原田遊人 (後田巡査)
遠藤憲一 (山野第二機動隊小隊長)
藤田まこと (後藤田長官)
天海祐希 (佐々幸子)
椎名桔平 (白竜組社長)
松岡俊介 (佐治警視)
池内万作 (東野通信技官)
篠井英介 (兵頭参事官)
街田しおん (里見品子)
篠原涼子 (小雀真理子)
松尾スズキ (小雀彰夫)
もたいまさこ (中野の母)
高橋和也 (ヤク中男)
武田真治 (大河内浩)
鈴木一真 (中野雅人)
田中哲司 (国松広報課長)
光岡湧太郎 (菊岡理事官)
榊英雄 (小野沢警部補)
井上肇 (加々見警部)
李鐘浩 (伊東警部補)
眞島秀和 (淡路巡査)
野村貴志 (別当巡査)
重松収 (富沢警備局長)
深水三章 (鈴木警備課長)
村田則男 (ホトケのトミさん)
木村栄 (小林特科車輌隊長)
加藤満 (高見警部)
古本恭一 (石原警部)
長森雅人 (片山第二機動隊副隊長)
工藤俊作 (上原第二機動隊中隊長)
山崎清介 (山根長野県警警備部長)
螢雪次朗 (吉井長野県軽井沢警察署長)
大森博 (反後長野県警警備第二隊長)
田中要次 (柳木長野県警警備第一隊長)
山田明郷 (萩長野県警機動隊長)
黒沼弘己 (皆川次長)
豊川栄順 (尚子)
田嶋基吉 (満願)
飯田孝男 (千石)
荒川良々 (木戸長野県警機動隊長)
石丸謙二郎 (長野県警機動隊分隊長)
甲本雅裕 (石野巡査)
八嶋智人 (亀島アナ)
上地雄輔 (警視庁第九機動隊)

佐々淳行 (映画館の客)
宇田川信一 (映画館の客)
後田成美 (映画館の客)

※田中哲司氏演じる「国松広報課長」って、あの
 狙撃された国松さん?と思ったら、あの国松元長官
 でした。人に歴史あり。

スタッフ
監督 原田眞人
脚色 原田眞人
原作 佐々淳行
音楽 村松崇継
SFX/VFXスーパーバイザー 根岸誠

ジャンル ドラマ
製作年 2002年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 133分
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2012年04月27日

天国から来たチャンピオン

「天国から来たチャンピオン」

BSかCSでやってた。
録画してた奴を酒を飲みながら観賞。
かなり昔(小学校高学年)の頃に
水曜ロードショーあたりでやってて
非常に感動した覚えがある。

自分は間違って死んでしまったんだ!と
訴える主人公。下っ端天使は
天界のやることに間違いは無い!と一笑するが

「他人が否定するほど
 当人が正しい可能性が高い」

と、妙に話のわかるスーツ姿の天使長
(企業の重役っぽい姿)がもう一度調べさせると
主人公の訴えどおり、実は新人天使の勘違いで
ありました。彼の寿命は、2025年まで
あと50年残っている。
(といっても現在からすればあと13年。
 これが長いと思うか短いと思うか・・)

慌てて地上に戻ってみれば、彼の体は
哀れ、火葬されたあと。

あらすぢ
ロサンゼルス・ラムズのクウォーター・バックの
ジョーは、ひざの傷も直り、次の日曜日の試合に
出場することが決まっていた。だが、翌日、自転車
事故に遭ってしまい、気がつくと雲の中で、天使に
つきそわれて天国への道を歩んでいた。ところが
天使長が調べたところによると、ジョーには、まだ
50年もの寿命が残っていた。ジョーは即刻地上に
舞い戻ることになったがすでに彼の肉体は火葬
された後だった。
 かくてジョーと天使長ジョーダンは、ジョーの魂の
ために新しい住処を物色しはじめ、やがて、レオ
の邸を訪れた。レオは間もなく妻のジュリアと彼女
の情夫でレオの秘書のトニーの2人に殺される
運命にあった。

***********************

まず、ヒロインがあまりにババアであること、
(ダイアン・キャノン)を指摘せねばなるまい。

主人公がスーパーボール出場を狙える
フットボーラーの割にはなんか優男系だなあとか。
ウォーレン・ベイティって、あのPONに二時間近く
辛い思いをさせた映画「バグジー」(1992年)の
主役兼カントクじゃん。
なるほど、この頃にもう名前を売っていたのか。

ジョゼフ・マハー (シスク執事)
バタリアンに出てきた葬儀屋かと思ったら
別人でした。あのギョロ目が似てたんだけど。
もう少し「イキ」に活躍して欲しかったな。
ダイターン3のギャリソン時田や
バットマンのアルフレッドなんかもそうだけど
「執事」とは、ともすれば主役を食ってしまうほどの
能力と人間性を持ちながら常に一歩引いて
主人公の引き立て役でなければいかんのですよ。

今回の騒動は日常世界からめちゃくちゃ乖離した
「天国」がバックにあるわけで、
シスク執事にしてみれば、地上の人間として理解しうる
最大限内で動いてくれてたんだけども。

主人公が乗り移った富豪が、彼が何かあると
こもって独り言を言ってた
屋敷の階段踊り場にある掃除用具倉庫。
(天界の天使と会話していたのだ)
いろいろあってまた主人公が失踪した時
執事が静かにココのドアをノックするあたり
あまり表情を出さない彼の「寂しさ」が
よく出ていました。

シナリオの都合でプレー中に死ぬことになる
トム・ジャレット選手の「扱い」がいまいちだったけど
まあいいか。

残念ながら子供の頃に観た時ほどに感動はなかった。
それだけ成長したのかひねくれたのか・・



天国から来たチャンピオン
Heaven Can Wait
(アメリカ 1978)

[監督] ウォーレン・ベイティ/バック・ヘンリー
[原作] ハリー・シーガル
[脚本] エレイン・メイ/ウォーレン・ベイティ/ロバート・タウン
[撮影] ウィリアム・A・フレイカー
[音楽] デイヴ・グルージン
[ジャンル] ファンタジー/コメディ
[受賞]
アカデミー賞 美術監督賞
SF&ファンタジー&ホラー映画アカデミー賞
主演男優賞(ウォーレン・ベイティ)/
ファンタジー映画賞
助演女優賞(ダイアン・キャノン)
脚本賞
ゴールデン・グローブ賞 作品賞
主演男優賞(ウォーレン・ベイティ)
助演女優賞(ダイアン・キャノン)

[キャスト]
ウォーレン・ベイティ
(ジョー・ペンドルトン/レオ・ファーンズワース/トム・ジャレット)
ジュリー・クリスティ (ベティ・ローガン)
ジェームズ・メイソン (ジョーダン)
ジャック・ウォーデン (マックス・コークル)
チャールズ・グローディン (トニー・アボット)
ダイアン・キャノン (ジュリア・ファーンズワース)
バック・ヘンリー (護衛)
ヴィンセント・ガーデニア (クリム)
ジョゼフ・マハー (シスク)
ハミルトン・キャンプ (ベントリー)
アーサー・マレット (エヴェレット)
ステファニー・ファラシー (コリンヌ)
ジーニー・リネロ (ラヴィニア)

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2012年03月27日

ディープコア2010

ディープコア2010

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。

「ディープ・コア2010」という物々しいタイトル。
ひとついえることは「西暦」がおしりにつく
映画はほぼ間違いなくB級であるってこと。

ドリフ大爆笑・・これはまあちょっと違うか。

地底映画の先駆的存在「ザ・コア」。
地底が絡む映画ならば、あれをベースに
「修飾詞+コア+西暦」の方程式で
 =「ディープコア2010」
と相成る。りっぱなB級映画タイトルの出来上がり。

海が舞台なら「シャーク」でも「メガロドン」でも
宇宙ものなら「インディペンデンス」「アルマゲドン」
「ドラゴン」でも「トランス〜」でもなんでも・・
「コア」のところに好きにくっつけてください。

あらすぢ
内容(「Oricon」データベースより)
ウェストバージニア州のブラックリバー山で、
大規模な地殻変動が発生。大地震に襲われた
ワシントンDCは壊滅的な被害を受ける。
調査に飛んだ地震学者のエイミーは
恐るべき事態を知る。巨大な断層は西へ
移動を続け、このままでは北米大陸を横断、
アメリカは2つに割れてしまう。大統領は
非常事態を宣言し、極秘兵器の使用を
決断するが…。人類を襲う大自然の脅威を
描いたディザスター・パニック。

***********************

B級映画にしては美人の部類に入る
地震博士(ブリタニー・マーフィー)が主人公。
映画では残念ながら既婚。
事態の収拾は、この
美人系博士+事の発端であり
 行きがかり上救った黒人

のコンビが担当する。

黒人は気のいい何でも屋。
元軍人って設定は脚本家にとって便利だ。
(一般人と比べて何でもできるし)

一方「美人系博士の旦那+長女」は
冒頭で別行動。
彼らは地震に巻き込まれる一般民代表として、
そらもーいろんなとこで災害に巻き込まれるという
・・見事な役割分担。

ハーマイオニーが年取ったようにも見える
美人系地震博士役の、ブリタニー・マーフィーだが
ちょっと調べてみたら、なんと亡くなってました。
(享年32歳)
Wikiでは、死因?は糖尿病だとか心臓発作だとか
わかったようなわかんないような項目が並び
その5ヶ月後には旦那も死んでいるという・・
なんだか下手すると、この映画より
よほど興味深いドラマが隠されていそうだ。
さるブログには
「彼女の死因は、肺炎、貧血、そしてドラッグ中毒」
とありますけど・・まあいいです。

ご冥福を祈ります。

以下、ネタバレで行きます。

さて、地震って面で攻めてくるものと思ってたけど
この映画では「巨大断層のズレ」という
表現がなされており、
それはあたかも地中を進む巨大ミミズのように
地面がもこもこっと
盛り上がってゆく。
断層のズレ=地震の現在位置が
ビジュアルで観劇者に判るという、親切設計。

ちゃちなCGによる
「アメリカ横断巨大断層クイズ」である。
地震はクイズと違ってNYでなく西海岸を目指すが
西海岸には有名なサンアンドレア断層も控え
さらにそこから太平洋に達したりでもしたら、
これはもうニッポンも大変すぐる!
がんばれ!ボクらの美人博士、ってな感じだ。

この「もこもこ」断層は、メインルートが2本あり、
1本はそのうちグランドキャニオンにぶつかるらしい。
巨大な谷はその後の連鎖地震を止める効果が
あるんだとかで、早々に放置決定(オイオイ)
結局もう1本のルートをめぐってドラマは進む。

家族が心配なんで家に帰りたくて仕方がない美人博士。
災害の状況が変化するたびに呼び戻そうとする軍。
そのつど移動、そのつど災難にあう彼女。
道すがらアドベンチャーや人助けも忘れない。

美人博士を軍に紹介したり、いろいろと便宜を図る
温和な感じの主任博士がいるんだけど
この彼。今はいいけどそのうち悪として
その正体を現すんじゃないか、と見張っていたものの
けっきょく最後までいいヒトでありました。
若干気が利かないけどね。
美人博士の家族は逃げ回った挙句に
なんと2本目の侵攻予定コース上に落ち着く始末だ。
キーパーソンの家族くらい回収してやれよ。
米軍も。主任博士も。

状況が変わったら勝手に動くことなく
つねに科学者にお伺いをたてるって
軍の姿勢はたいへん立派なんだけど
美人博士が師事する主任博士がいるじゃんよ。
あんたらの目の前に。彼に聞け、まず。

何度も召喚される美人博士の再提言により
2本目のヘビ断層侵攻予定コース上に、
たくさん爆弾を仕掛けて巨大な「谷」を
人工グランドキャニオンを造ちゃえば?
って話になる。

そうと決まれば躊躇がない米軍。
得意の圧倒的な物量大作戦で、
爆弾らしき箱をぶら下げたCG製ヘリが多数飛来。
その割にあまり工兵の姿は見かけない
(最近の映画は人間出すほうが金がかかるみたい)
とにかくセッティングは完了する

・・ところがこの爆弾。起爆法がヘン。
おかし過ぎ。テレビのリモコンのように
それぞれ爆弾のそばにある起動スイッチを
赤外線でをオンにして回らんといけないんだって。
しかも車で。

その辺、どーも意味がよくわからないんだけど??
教えてくださいよ。将軍。
パードゥンミー?

そんな腰くだけシステムに黒人一人だけ
手間取る内に、ヘビ断層地震は各都市を
チャクジツに破壊しながら発破予定地へ迫る。
ヘビ断層が先か!起爆が先か!
今時、だれもそんなドラマで手に汗なんか握らないが
一応ドキドキ。

ヒーロー戦隊もののOPなんかによくある
ヒーローの乗り物が通過後、背後がバクハツして
廻るあのビジュアル、あれが展開する。

ときどき一部のヘビ断層さんがフライング気味に
黒人が乗る起爆役ジープのタイヤに迫ったり
・・さあドウナルの?この先w



「美人系博士の旦那+長女」組も負けていない。
道中、ピックアップしたタンクローリーで
地割れとローリーのどちらが早いか?
(ガス爆発オプションあり)という、
これまた、まったくイラナイ競争をしてたりする。
彼らが乗せてもらったのが「タンクローリー」だったって
あたりで、なんとなく先の予想がついたのだが・・。

それにしてもトレーラーって走行中に、
ピンを外すだけで、後ろの荷台が外れる
モンなんですかね?しかも人力で。

なんだかんだ書いちゃったけど
それなりに楽しんでしまった模様・・。

出演
ブリタニー・マーフィー
エリック・ラ・サール
ジャスティン・ハートレイ
ブルース・デイヴィソン
ポール・ローガン
監督: デヴィッド・マイケル・ラット
時間: 89 分

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2012年03月03日

ディープライジング・コンクエスト

「ディープライジング・コンクエスト」

CSでやってたんで録画しといて酒呑み観賞。
途中で何度か寝てしまった・・ということで
あとはお察しください。

あらすぢ
モンスター・パニック映画の雄、ヌー・イメージに
よる鮫パニック第3弾!
体長22メートルの巨大鮫が、人類に宣戦布告!

メキシコのリゾートビーチで監視員として働くベンは、
ある日巨大なサメの歯を発見する。海洋生物学者の
キャットにすぐ調査を依頼すると、それは絶滅したと
思われていた巨大サメの1種メガロドン、しかも
体長22メートル以上になるサメだと確信する。
人喰サメによる被害が出る中、さらに調査を進めて
いくと、サメの群れは海溝に生息して生き延びており
エイベックス社の敷設したケーブルの漏電による
電磁波に引き寄せられて、被害が出ていた。エ社は
知りながら会社の利益の為に、事実を隠していた
のだった。ビーチを護るため、
“人類VS超巨大人喰サメ”
の壮絶な闘いが今、幕を開ける…。

***********************

つまらなかった。

このように、最初からC級臭ただよう映画を
観ようとする姿勢をとるだけでも苦痛に思えてきた。
ダメダメな部分をあえて楽しめるほど、
自分が大人ではないことに改めて気がついた次第。

それとCSのFOXチャンネルはどうも・・
イマイチな映画ばっかり垂れ流ししている。
これならWOWOWとかSTARチャンネルのほうが
よっぽど観たい映画が並んでいる。
あいにくスカパーの基本パックには
いずれもセットに入っていないので
観られないんだけど。

無料期間も含めてスカパー契約して3ヶ月が
経過しようとするが、そろそろ、我家でいつも
観ているチャンネルとそうでないモノの傾向が
クリアになってきた。
スカパーは一番組あたり600〜700円/月
パックは3980円なので4000円だとして
6番組くらいは別個に契約できる計算。
だったらその6番組で絞り込んでもいいかなぁ。
(ウチ、スポーツ系はほとんど観ないし
 ドキュメンタリー系、ファミリーCH、
 ミュージックシャワー、それともっとマトモな
 映画専門チャンネル(邦・洋)2つ程で)
検討してみよう。

・・で「ディープライジング・コンクエスト」ですが。
原題は「SHARK ATTACK 3: MEGALODON」
だそうで。
MEGALODON=メガロドンとは
恐竜時代に海で活躍していた超巨大なサメで
現在では絶滅したといわれている。
サメ類は歯をのぞき、体は軟骨でできており
軟骨なので化石には残りにくい。
このメガロドンもフツーのサメの歯の5倍もの
大きさの歯が化石として出てきたんで、ってことは
5倍のサメがかつていたんだなあ・・というモノ。

モササウルス、エラスモサウルスに加え
メガロドン・・三畳紀とかには甲冑魚なんかも
いたんでしょ?太古の海、怖すぎ。
生き残っているかもしれないよ。メガロドン。
それかフツーのホホジロザメとかが
福一沖あたりで巨大化したりとか。
フカヒレで有名なヒレが発光したりね。



・・あ、映画のいいところもあった。
舞台の「メキシコのリゾートビーチ」なんだけど
冒頭で、むやみにトップレスのおねいさんが出てくる。
それはよかったよ。眼福。うん。

最後に。「目が魯鈍」とか勝手に
変換しないでください。IME。
大きなお世話っす。

スタッフ
製作:ダニー・ラーナー
   ボアズ・デビッドソン
監督:デビッド・ワース
脚本:スコット・ディバイン、ウィリアム・フック

キャスト
ジョン・パロウマン
ジェニファー・マクシェン
ライアン・カットローナ
http://www.geocities.jp/samenoumi/film.htm#deep rising conquest

http://tv.foxjapan.com/movies/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1343

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2012年02月27日

デトロイト・メタル・シティ

「デトロイト・メタル・シティ」

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。
妻が以前にレンタルしてたんだけど
夫婦揃ってあんまりキオクがないトコ観ると
中途半端に観て返却してしまったのかもしれない。

あらすぢ
純朴な青年、根岸崇一(松山ケンイチ)は、ポップ
ミュージシャンを目指して大分県から上京する。
だがひょんなことから人気悪魔系デスメタルバンド
“デトロイト・メタル・シティ”のギター&ボーカル
として活動することになる。彼らのデビューシングル
は大ヒットを記録し、崇一は自分の意思とは
関係なくカリスマ悪魔歌手に祭り上げられていく

***********************

原作は漫画(若杉公徳原作)だと聞く。
まあそこそこに面白かったかな。
お気軽に観ることのできるコメディー映画です。
いつものように重箱の隅をつつくようなヤボも不要。

松山ケンイチのウチマタ歩きは若干やりすぎwな
気もしますが、彼のファンであればそんなところも
含めて楽しめます。

監督は
「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」 の
李闘士男氏。

そういやアレにも松雪泰子が出ていたけれど
彼女もこっちのほうが楽しそうに演技できたんじゃないの?
(松山ケンイチを地獄のデスメタル道に引きずり込んだ
 超サド女社長役)
あと意外によかったのが松山ケンイチのお母さん役の
宮崎美子。彼女もなあ。今のキミはピカピカに光って〜
たのに、いまやお母さん役が似合うお年頃に。



この映画の主題は、実は奥が深く昔からある問題。
「自分の作家良心に忠実に目指す先が
 社会の需要と一致しているかどうか?」

クリエイター志望の人には結構切実なのである。

ゴッホだって極貧の中で死亡したわけで
表現ができればいい、いずれ社会が理解してくれるさ・・
そうは言ってもご飯食べないと生きてゆけないからね。
人間ってやつは。

2008年8月23日(土)全国東宝系ロードショー
2008年/日本/カラー/104分/配給:東宝
原作:若杉公徳
監督:李闘士男
出演:松山ケンイチ、加藤ローサ、
   秋山竜次、細田よしひこ、松雪泰子

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2012年01月16日

デイ・オブ・ザ・デッド

「デイ・オブ・ザ・デッド」

先日、CSでやってたので録画しておいた。
過ぎ去る正月休みを惜しみつつ、酒を片手に
家族が寝ている間にこっそりと観賞。
家族が寝ている間に見るものといえば
AVが王道だろうが、まあカワイイもんでしょう。
子供(5歳)にはまだまだ刺激が強いと思うし
妻は最初から見ようともしない分野であるし、で。

あらすぢ
米・コロラド州。正体不明のウィルス性疾患が
蔓延した町は、州兵部隊によって極秘裏に封鎖された。
サラ・クロス伍長をリーダーとする調査チームは、
病院内で爆発的に増殖させたゾンビたちと遭遇する。
次々と感染しゾンビと化す人間たち。サラたちは
襲撃をかいくぐり、州外へと決死のサバイバルを
試みる。そして廃墟と化した墓地にたどり着いた
一行が目にしたものは一体!?

主演のサラ役に『アメリカン・ビューティー』で
ケヴィン・スペイシーを誘惑する女子高生役で
一躍注目を浴びたミーナ・スヴァーリが戦う
ヒロインに。
今回、これまでのイメージを一新し、アクション・
ヒロインに挑戦! 迷彩服に身を固め、マシンガンを
撃ちまくるその姿は『バイオハザード』の
ミラ・ジョヴォヴィッチを彷彿とさせ魅力爆発!

またサラと行動を共にする黒人ヘイサラザール役には
若手俳優でありラッパーでもある、ニック・キャノン。
2008年4月には歌手のマライア・キャリーとの電撃
結婚が話題となった注目俳優だ。サラの上司、ローズ
大佐役には『ミッション:インポッシブル』の
ヴィング・レイムス。『ドーン・オブ・ザ・デッド』
にも登場しゾンビファンには馴染み深い1人。

***********************

ジョージ・A・ロメロという人がゾンビ映画分野の
開祖だっつーくらいは知っているが、強烈なゾンビ
映画ファンというわけでもなく、正直、
「なんたらオブザデット」とかいわれても、
まったく区分けがつかないし、いわんや
「ディレクターズカット版」やら「完全版」やら
その差分も皆目判らない自分である。
そんなわけで、見終わった自分には
特に可もなく不可もなく。

この映画、死霊のえじきのリメイク標榜のワリに
まったく「えじき」を無視している、とのことで
純粋なロメロ信者には不評だったらしい。

ソンビ映画界で、すでに確立しているプロットに
忠実も忠実(「お約束」ってヤツ)でオリジナル要素は
ほぼゼロ。これがB級、C級ビデオ映画ならば、
いつものように「怒り」で、不満も並べられるんですけど
この映画はそれなりにキレイで手堅くまとまっているんで
それもありません。

いつも以上に、観たあとにはなんにも残らない
そんなゾンビホラー映画でした。
つまらない、と言っているんじゃないんです。
観ればそれなりに面白い。
グロあり、バトルあり、お色気あり。説明シーンも
きちんと用意され、ゾンビと人の交流シーンまである。
肝心のSFXも興ざめするほどチャチと
言うわけでもないし、ゾンビ映画を構成する上で
必要なシーンも短すぎず長すぎずで全部あるといっていい。
でもまったく心に残らないんだなあ。フシギと。

それではツマンナイ?ので気になったところをいくつか。

命からがら町を脱出した一行は、ヒロインの弟の思いつきで
彼が映画冒頭で逢引に使ってた、町のハズレにある
墓地へむかう。
え〜?こんな状況だからこそ墓地ほど避けたいところもない
と自分なんかは思うけど、まあ仕方ない。

ラブホという文化がアメリカには無いのかもしれないが
どうも若い連中がサカるときは「墓場」であるらしい。
引用ソースがこれまたアヤシイが、映画「バタリアン」でも
仲間たちは墓場で時間をつぶしていたし
むこうの人は墓場が好きなんだろうか。
それともホラー映画のご都合主義なんだろうか?
そんなふうに考えながら画面を見ていたら

基地で朝を待ちましょ・・」
とのたまうサラ伍長 。

「へ?基地?墓地じゃないの?」
不思議に思った自分は何度か巻き戻してみたけど
確かに字幕にゃそう書いてある。
誤植じゃないのか?
セリフでもグレイブ(GRAVE・・墓)って言ってた気がしたが。
聞き流せば英語は自然と話せるようになるって
言ってたじゃんか遼くんも。
基地なのか墓地なのか。
結局はPONの聞き間違いだったのかな。



ネタバレしちゃうけど、弟がすけべえに使っていた
廃墟は、冷戦、華やかなりし頃のナイキミサイル
発射基地跡だったらしく。
弟君はエッチに夢中で廃墟の奥までロクに
探検しなかったみたいだが、その奥には
米国政府の生物兵器秘密研究所があった。
そこが諸悪の根源。
ミラ・ジョヴォヴィッチの『バイオハザード』に出てくる
研究所「ハイブ」がアレだけの防護策を講じながらも
結局酷いことになったというのに、ここの研究所は
ミサイルの燃料は出しっぱなしだし、鉄板ドア一枚の
先はもう研究所だしで。
それにしたって、仮にも軍事基地だった処でしょ?
あまりに管理がズサンじゃないか?米国政府。
少しは片付けしましょうよ。

あと、ヒロインのミーナ・スヴァーリさん、
確かに美人であるが、この映画は2008年の作品。
ネットで最近の彼女を見たんだけど、
経年劣化がいちじるしい、とか余計なことを思った。

【キャスト】(役名)
ミーナ・スヴァーリ (Sarah Cross)
ニック・キャノン (Salazar)
ヴィング・レイムス (Captain Rhodes)
マイケル・ウェルチ (Trevor Cross)
アナリン・マッコード (Nina)
スターク・サンズ (Bud Crain)
マット・リッピー (Doctor Logan)

【スタッフ】
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:ジェフリー・レディック
原案:ジョージ・A・ロメロ
音楽:タイラー・ベイツ
特殊メイク・デザイン:ディーン・ジョーンズ

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2011年10月14日

釣りバカ日誌20 ファイナル

「釣りバカ日誌20 ファイナル」

有終の美というヤツですな。
♪とりあえずは元気でいこうぜ〜
 
あらすぢ
近年の不況の波はゼネコン業界にも訪れ、
鈴木建設も例外ではなく、業績悪化の一途を
たどっていた。そんな中、会長の一之助
(スーさん)が無期限の給料全額返還を
実行すると宣言、その噂は社内外に広まり
大騒ぎになる。そんな中、スーさんのために
一肌脱ごうと奮起した伝助(ハマちゃん)は、
得意の釣り人脈から思いがけない大型受注に
成功する。そのご褒美に釣り休暇をもらった
伝助は、スーさんと共に北海道へ釣り旅行に
出掛けた。

************************

今回の話は、ついに「スーさん」自身もファイナルか?
んで、「三途の川」近辺でサンバカーニバル。
浜ちゃんこと「西田敏行」は
三途の川の渡し賃を持たない亡者に
身ぐるみ剥いで六文銭を貸し付ける
三途のババア?役。なんだかな〜。

まあ、西田ババアのおかげでスーさんは
生き返るんだけどね。

後は釣りして、スーさんが心残りだったらしい
若かりし頃の恋愛にケジメをつけ、
(松坂慶子さんが若干、福々しくなってしまったが
 やっぱ元がキレイだからキレイだわ)
そして自分の会社、鈴木建設に別れを告げる。
劇中では、鈴木建設のスーさん引退式
だったはずが、いつの間にやら
「釣りバカ全20作」お疲れ様でした〜的
グランドフィナーレで終了。

もはやここまで来ると、「釣り」なんか
どうでもいいといった感も漂うが・・
邦画から寅さんの居なくなってしまった
寂しさを、かなり埋めてくれたと思う。



芸達者で、日本には珍しいエンターティナーの
西田敏行さん
そして三國連太郎さん。
お疲れ様でした。どうもありがとうございます。

♪とりあえずは元気でいこうぜ〜
(↑俺、この歌好きで。作詞 青島幸男)

監督・脚本
朝原雄三

脚本
山田洋次

出演
西田敏行
三國連太郎
浅田美代子
松坂慶子
吹石一恵

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2011年10月09日

ドラえもん のび太の宇宙開拓史

「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」

息子は最近、ドラえもんに興味を持ち出したので
ならばと思い、やっぱ自分も昔観た「のぶ代」版
だよなあ・・と映画版を借りることに。

「のび太の恐竜」「海底奇岩城」「魔界大冒険」
と壮絶なコンペ合戦がPON脳内で繰り広げられた
結果、レンタルした作品がコレです。

あらすぢ
超空間のもつれで、偶然、のび太の部屋の下が
宇宙の星コーヤコーヤの入口になっていた。
コーヤコーヤに降りたのび太とドラえもんは、
洪水で流された宇宙船をさがすロップルと
星猫チャミーの一家に会った...

解説
はるか宇宙の彼方の星でくり広げるドラえもんと
のび太の冒険を描く。「コロコロコミック」
「てれびくん」に連載中、テレビ朝日系で
TV放映中で映画化第二作目。原作・脚本は
「ドラえもん のび太の恐竜」の藤子不二雄、
監督は西牧秀夫、撮影は小池彰と高橋明彦が
それぞれ担当。

************************

やはり古いね。絵柄といい、声優の演技といい。
それと挿入歌が「金八」じゃなかった。
版権の都合なんだろうけど。
(作詞が金八なだけで歌う人は
 別の人だったのかな?)

藤子F先生は、映画版ドラえもんを
普段は表現しきれないモノを
思いっきり表現できる特別な「場」と
捉えていらしたようで、ドラえもん「劇場版」が
作成される春をめざし、まず「大長編ドラえもん」
を漫画でリリース(コミック一冊分!)。
その内容にほぼ忠実にアニメで映画化してゆく
という流れだった。

それにしてもものすごい仕事量だ。
ドラえもん月刊連載(小学1年生〜6年生)をこなし
他にも短編もリリースし、なお一年に一回は
「大長編」が拝めるのである。
あの頃、当たり前のようにドラえもんの新作を
読んできたけど、あの半端ナイ仕事量は
確実に先生の命を縮めたに違いなく
自分も先生の生命力を吸わせていただいて
成長したひとりだ。

・・なもんで、大長編は150%原作者の
お墨付きなのである。当時は安心して映画版を
観ていたものだが、それだけに先生が
お亡くなりになった98年ごろから、
コミックも映画も弟子と製作会社が
引き受けるようになり、自分もさすがに
長編ドラえもんをチェックしなくなった。

そうそう、映画の話。
悪の鉱山企業とその用心棒が乗り込む
牛の形をした宇宙戦艦「ブルトレイン」とかね。
それとのび太が名ガンマンという設定が
本式に活かされるのはこの作品から。

(大長編=映画ドラえもんシリーズは、実はかなり
 武闘派なのだ。寄って来る敵はすべて
 「ドラえもん」たちが秘密兵器で撃退する!
 空気大砲、空気ピストル、ひらりマント等。
 子供向けだからピースフルだと思うなかれ。
 こういう「秘密兵器」の使用法にこそ
 子供は燃えるのだ・・フフ)

そして・・息子の心に残ったものは
二本足歩行で耳が羽、目が「3」のゾウ「パオパオ
デンデンワニ」そして「風船パンダ」の
以上だったようです。まあいいか。



キャスト(役名)
大山のぶ代 (ドラえもん)
小原乃梨子 (のび太)
野村道子  (しずか)
肝付兼太 (スネ夫)
たてかべ和也(ジャイアン)
加藤正之 (パパ)
千々松幸子(ママ)

スタッフ
監督
西牧秀夫
脚本
藤子不二雄
音楽
菊池俊輔

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2011年10月05日

東京島 (映画版)

「東京島 <映画版>」

小説を読んだんで、今度は映画を、と
思いながらも、近隣のツタヤではいつも
貸し出し中。このたびようやく
借りることができました。

あらすぢ
夫婦二人の船旅の途中、嵐に遭い無人島に
漂着した清子。そこにある日、16人の若い
フリーターたちが流れ着く。さらには密航に
失敗した6人の中国人たちが加わり、若い男
23人と清子の共同生活が始まる。
いつまで待っても助けの船は来ず、いつしか
島を“東京島”と呼ぶようになる中、清子は
ただ一人の女性として特別視され、したたか
に生き抜いていく。月日は流れ、島に定住
しようとする男たちに対し、清子は脱出
のための行動を開始するが……。

************************

原作では、主役の「清子」は女ざかりを過ぎて
「白豚」よばわりされるオバハンなんで
若さを失った彼女が、そらあもう、ありとあらゆる
手段を使って生き抜く様が、頼もしいような
不気味なような、女の恐ろしさが十二分に出て
なにがなんだか・・といった感。
ところがそんな清子を、美人が売り物の「女優」が
演じるという。今後の仕事に影響しないのだろうか?
木村多江さん。

原作のあのダラダラ(←ホメ言葉)とした
無人島生活と主人公「清子」のぜんぜん
清らしくない、たくましさを映画化するのは
無理だろうと初めから高をくくっていたんで
結構忠実に描かれていたことにまずビックリ。

その反面、小説を読んでいないと
漂流者それぞれが持つバックボーン
(下手すると名前すら)良く解らないので
せっかく忠実に映画化していても
知らない人にはよくワカラン描写で
終わってしまい、結構損している。
つまり、説明不足ってこと。

無人島モノて奴は、文明からイヤイヤながら
解放され「我欲」だけが前面に出る世界。
観る人は「性欲」「食欲」など、文明世界では
何かと抑えつけられている欲望を、登場人物に
投影し、猟奇趣味っつーかノゾキ趣味を
満足させたいものだ。
つまりエッチや殺人といったエグイシーンを
待ち望んでいるものである。

ところがこの映画は(原作もそうだけど)
そういったエグさをたくみに避け、それで
いながら女性のしたたかさ、去勢されてしまった
日本人(の男性)を描いている。
だけに、誰に対しても中途半端な映画に
仕上がってしまったと思う。
(役者ファンにも、エログロ期待の人にも・・)

清子のライバルになる「ワタナベ」は
窪塚・フライングマン・洋介
原作での自分のイメージは、ネガティブな
ボヤッキーって感じだったんだけどな。
そうですか。フライングマンですか。
彼、狂気を演じるのがうまいなあ。
っつーか地かな?



映画の最後に、孤島の王国の王子を
フクザツな眼でみつめる
鄭龍進が演じる中国人リーダー、ヤン。
チキとチータの実父・・なんだろうな。
あの描写からして。(原作ではほぼ確定でした)
DVですっかり有名になってしまった
たまきこーじかと思った。

♪何にもないけど何でもある
 何でもあるけど何にもない
<歌>窪塚=亀仙人=洋介

キャスト(役名)
木村多江 (清子)
窪塚洋介 (ワタナベ)
福士誠治 (GM)
柄本佑 (オラガ)
木村了 (犬吉)
染谷将太 (マンタ)
山口龍人 (カスカベ)
南好洋 (シンちゃん)
結城貴史 (ダクタリ)
清水優 (アタマ)
阿部亮平 (ジェイソン)
鄭龍進 (ヤン)
趙たみ和 (ムン)
鶴見辰吾 (隆)
塩見大貴 (フレディ)
中村無何有 (ウッス)
石田佳央 (チェン)
張天翔 (ウォン)
張沫 (リー)
孫良 (シュウ)
吉田友一 (ミユキ)

スタッフ
監督 篠崎誠
企画 鈴木律子
脚本 相沢友子
原作 桐野夏生

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2011年08月24日

トランスフォーマー リベンジ(映画版)

「トランスフォーマー リベンジ(映画版)」

先日、地上波初放映だったので4歳の息子と
観劇。国際会議における同時通訳のように
息子に解説しながらの観劇は結構しんどかった。

オレだって全部知っているわけじゃないの。
息子よ。

あらすぢ
宇宙の果てから地球へ飛来し、ジェット機、
ヘリコプター、自動車などあらゆるマシンに
姿を変えて潜んでいた機械生命体トランスフォーマー。
地球侵略を開始した悪のトランスフォーマー軍団
ディセプティコン(デストロン軍)だったが、
オプティマス・プライム(コンボイ司令)率いる
正義のトランスフォーマー軍団
オートボット(サイバトロン軍)がその野望を阻止。
束の間の平和が訪れていた。だが、ディセプティコンが
新たな仲間と共に復活。複数の建設車両が合体する
巨大なトランスフォーマー“デヴァステーター”や、
メガトロン以上に凶悪な“フォールン”という
想像を絶するパワーを誇るトランスフォーマーたち
とともに、オートボットを遥かに上回る戦力で
地球への侵略を再開する。

************************

話としては・・まあボチボチかな。
典型的なパートUで「前にやられたハズの
ボスが復活し・・」ってヤツ。
んで、追いつ追われつBagooon!
ハリウッド映画に仕上がっています。
トランスフォーマー(以後TF)に
興味のない人に、この映画は苦行でしかないし
リベンジからTF映画を初めて観た人が
TF世界のファンになるかってーと
おそらくそんなこと無いと言い切れるレベル。

TF趣味まるだしのカントクが、観客に
見せたかったのに、第一作では諸事情により
盛り込めなかった「見せ場」を、今回は
主人公カップルの逃避行劇に乗せて
順次展開していったという感じ。
それにしても長い。主人公が逃げ回るシーンは。

・・アニメオリジナルに忠実なんだけど
つくづくTFの連中っておバカだ。
せっかく最新鋭の米軍兵器や現代のメカを
オノレの血肉にしているにもかかわらず
肝心のバトルといえば肉弾戦ばかり。

ばんぶるびーという名前にそぐわない
戦士ぶりを魅せてくれるバンブルビー。
騒ぐだけで戦力としてあんまり期待できない
双子の戦士をみても、TF(メカ生命体)
だからといって、バトル担当はそれなりに
選ばれた連中でないと無理らしい。
(とにかく何でもかんでも塊魂みたいに
 その辺のメカを身内に取り入れてしまえば
 いいのに。なにか制約があるのかもしれない)

米国の力の象徴たる、米国海軍
原子力空母ジョン・C・ステニスが
遊星爆弾?で沈没するシーンなんかは
見ごたえがあった。CG技術の面目躍如。
帝国海軍のウラミ?をデストロン軍が
晴らしてくれたみたい。

米軍が撮影に協力したみたいだけど
協力したのは陸軍だけだったのか?
そう思わせるくらい、各地で奮戦する陸軍に対して
空海軍はいいトコなし(終盤、粋なやり取りの末
駆逐艦のレールガンが活躍するけどね)
その陸軍も、メカの塊が肉弾戦やってるときに
アサルトライフルの連射はないだろう。
とてもキクようには見えない。
でもM1A1(米陸軍主力戦車)の120ミリ砲
(っていうか劣化ウラン弾だろーなアレは)は
さすがのTFにもしっかりとキクんだね。

話の流れも主人公側もなんか行き詰って
打開策として、スミソニアン博物館へ繰り出す。
途中、日本人忌まわしの機体B−29
(たぶん原爆投下機エノラゲイ機)が
画面に被さってきたんで
まさか、まさか、B−29がTF?
チャレンジャーだなマイケルベイ、と
ひとり気をもんでいたのだが、さすがに違ってた。

ひさびさの起動のためすっかりボケちゃってる
SR−71(米国の誇る最速偵察機。全機退役して
現在は博物館収蔵)の老TFがヨイ味。
老人特有のヒトの話を全然聞かないし、自慢話
ばかりだし。ま、これは洋の東西問わずだけど。
主人公連中ときたら、ひとまず起動してから、
やべーコイツ敵陣営だよとか、騒ぐお茶目な連中では
あるが、言葉巧みに、ボケまくりの彼を利用する
あたりは、さすが?人類。
ストーリーの都合で急にいなくなったり
都合よく姿を現したり、これはなにもSR−71に
限ったことではないが。
それにしても死ぬ前に一度は
スミソニアン博物館に行きたいものだ。

俺の体を使え!とか
取り急ぎ使えそうなメカとは合体しとけ、的なノリ。
この辺は、なんかデビルマンを思い出すが、
TF世界のメカ生命体って、実はガミラス出身なのかも?
なんてことも思ったり。

てなこと妄想しながら観劇していると
息子が言うんですね。
「ねーお父さんばっかり見ていないで
 もっとせつめーしてよ〜」と。

そうそう、幼児が楽しむにしては
ちょっと難しくなりすぎたかも。

そもそもCGが凄すぎて、誰が戦っているのか、
そもそも敵か味方か、果たしてどっちが優勢なのか?
それすら解らなくなっている。

両陣営の家紋?が現われて
てーれれれーれ↑♪で場面変換。
saiba.jpg

それくらいでいいんじゃないの?
この手の映画は。
desu.jpg

キャスト・スタッフ
監督 マイケル・ベイ
出演 シャイア・ラブーフ (Sam Witwicky)
  ミーガン・フォックス (Mikaela Banes)
出演(声) ヒューゴ・ウィーヴィング (Megatron)
出演 レイン・ウィルソン (College Professor)
  ジョシュ・デュアメル (Captain Lennox)

ジャンル アクション
製作年 2009年
製作国 アメリカ
配給 パラマウント ピクチャーズ ジャパン



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2011年08月03日

てぃだかんかん 〜海とサンゴと小さな奇跡〜

「てぃだかんかん 〜海とサンゴと小さな奇跡〜」

東電と政府のせいで、かなりの期間
海で泳ぐのもご遠慮したい昨今です。
(あくまで我が家の判断結果です。
 決して風評被害を作り出しているわけでは
 ありませんのでね、政府のみなさん)

でもまあ、それでも海っていいやね。
海好きな妻がレンタルしてきた一本。

あらすぢ
海の生物が大好きな金城は、幼なじみの由莉と
結婚するため、故郷の沖縄に戻ってきた。
子供にも恵まれ、開業したレストラン事業も
軌道に乗った頃、久しぶりに潜った海でサンゴが
悲鳴を上げているのを目の当りにする。
30年間で、サンゴ礁の9割が死滅していたのだ。
もう一度、美しいサンゴ礁を由莉に見せたい。
金城は経営が順調だった店を閉め、サンゴを
再生させる決意をするのだった。

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やや中途半端だったかなぁ。

笑いは違う。
泣く?ちょっと違う。
実在の主人公に感銘を受ける?
エコに対して真摯に取り組まねば?と新たに決意する?
ううーーん。

この映画についてはフジテレビで
さんざん宣伝をやってて
「今回はお笑い抜きで全力で取り組みました」とか
当の岡村さんがコメントしてたんで
はなから「笑い」は期待してはいなかったけども。

ナイナイの岡村さんは頑張って演技してました・・が

そのうちユンタとか島唄にあわせて
ヘンなオジサンとか勝手に踊りだすような
岡村さん得意の大暴走をしてくれるんじゃないかと
心のどこかで期待している自分がいましてね。
まじめに金かけてつくったナイナイのコントみたい。

主人公が使う方言。
「なんかさ〜 ○○なわけさ〜」
が、我が家で流行り、しばらく夫婦間で
使用していましたが、息子(4歳)は、そのマネが
どこか気に入らなかったらしく
「おとうさん、おかあさん、
 ちゃんとしゃべってくださいよ〜」

ちなみにイントネーションは
(アクセントは「か」につけてください)
「なん(↑)さぁ〜 ○○なわけさ〜(↓)」

松雪泰子さん。実社会にいたら(実在なんだけども)
とても苦労しそうな、ダンナさんの行動をささえる
よくできた女房役。

そうだ先に書いとこ。ごめんね、彼女の演技に文句は
無いんだけども・・例えば岡村氏は、この主人公に
感銘を受け、気合を入れて主演したというのが
なんとなく伝わってくるのだが、なんかこう
彼女は「ビジネス」として出演したように感じられ。
温度差みたいなのを感じた。

主人公が、山に植樹するように、海にサンゴを
植えればイイと行動をはじめ、協力を得るために
学会に訴えた時、ただ生態系を混乱させるだけの
シロウト考えだ、前例がない、といい、
さんざんバカにしたとされる、海洋生物学の権威達。
その大学の連中の話も聞いてみたいと思った。
いまでもそう思っているのか、

主人公に賛同する気のいい仲間が
実益(ナンパ)を兼ねて海岸へ。
「日焼け止めローション
 塗ったまま海で泳ぐのを止める会」
なるものに、女性をしきりと勧誘していた。
映画全体からすれば大した尺ではなかったけれど
自分は結構、感銘を受けた。
そんなこと、生態系には大して影響なかろう・・と
思わなくもないけど、少しでも、少しずつでも
できることからコツコツと、という姿勢は立派。

「昔は海はもっときれいだったんだよ〜」ではなく
「昔の海よりもっときれいなんだよ〜」と言える様に
したいです、という主人公の〆の挨拶がグゥでした。

沖縄行きたい。

キャスト:
岡村隆史
松雪泰子
吉沢悠
國村隼
長澤まさみ
渡部篤郎
原田美枝子

監督:李闘士男
プロデューサー:
春名慶、藤原恵美子
脚本:鈴木聡、林民夫
作品データ
製作国:2010年
日本映画配給:ショウゲート

(岡村氏が一時休養になったのは
 この映画の主人公と自分の仕事を比較して
 かるくウツでも入ってしまったのかな?)

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2010年11月29日

第9地区

毎月29日は「肉」の日。
どこかで肉が安く食えるイベントをやっていそうです。
各自で調査の上、足をお運びください。

まったく関係ありませんが・・今日のご紹介映画はコレ。

「第9地区」

観た!レンタルしてきた!面白かった!

完全に我が家の都合であるが
最近TSUTAやんでレンタルする場合
PON枠というものを設けてもらい
その中で1ジャンルだけPON選定の映画を
含めても良くなった。
妻は「バカ映画」とバカにするけれども
負けずにバカ映画の灯を絶やさぬよう頑張る所存。

あらすぢ
南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた
巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障に
よって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ
政府は“第9地区”に仮設住宅を作り、彼らを
住まわせることにする。28年後、“第9地区”は
スラム化していた。超国家機関MNUはエイリアン
の強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、
彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして
回ることになるのだが…。
[ 2010年4月10日公開 ]

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どんな内容なのか家族に明かさないまま
いきなりPONだけが観賞し始めたため
冒頭の異文明とのファーストコンタクトシーンでは
不審気に見ていた妻の方が爆笑。

ドキュメンタリーちっくで重々しいオープニング。
異文明との輝かしい初接触かと思いきや・・
肝心の宇宙人が腹すかしてダウンしてるんだもんな。
知らないでいきなり観たら、そりゃ笑うわ。

「なにコレ?いつものお馬鹿映画なの?」
「うーーん。多分。大真面目に
 バカやる映画だと思う・・」

途中から遊び部屋から戻ってきた息子(4歳)が
「この虫〜(難民エイリアンのことらしい)
 おもしろいね〜?
 この人(ヴィカスのことらしい)
 なんて言ってるの?」
と興味を見せ始めたので、さすがに教育上よろしく
ないだろうという政治判断でしばらく中断した。

さて現場責任者のヴィカス。一応主人公だが
こいつがまたホント小役人で。
いかな相手が難民エイリアンとはいえ
小バカにする姿勢が非常に鼻につく。
前半まで全然シンパシーが持てなかった。
むしろザマア・・という感じ。

主人公とエビ.jpg

表向き、アパルトヘイトが無くなったとされる
南アフリカで、また結局「差別」が起きる。
「超国家機関MNU」をどこかの役所に置き換え
難民エイリアンをホームレスに置換すれば
「超国家機関」といっても、やっている事は
川崎市役所みたいなもんか。

映画は合間に関係者の証言を挟み込む
ドキュメンタリ方式で話が進むのだが、
そのドサクサの中で「ヴィカス」の実の母親が
我が子が「超国家機関MNU」の現場責任者に
抜擢されるや・・
「あの子はあまり頭は良くないけれど
 気持ちは優しいので・・」
と、まったくフォローにならない証言をする。
結構ビックリ。

バカ(当人は自覚はないが)で気持ちは
優しい男は周囲の温かい支援の元、
平時であれば、そこそこの小役員生活を
まっとうできたんだろうけれどね。
ストーリーを通して苦労を重ね、それなりの男に
成長してゆくんだけど、それでも最後まで
ナニこいつ?的イメージが無くなる事はなかった。

難民エイリアン(エビ野郎)がアレだけの
武器を持ちながら、人類に抵抗しなかったのは
彼らは昆虫世界に近く、頭脳バグにあたる
指導者層が最初に全滅してしまい、生き残ったのが
「労働者階級」ばっかりったから、という理屈に感心。
ただそんな中にも、物語を引っ張ることになる
「知能の高い」エビも居たわけだから、生物学的に
厳密に「指導者階級」と「労働者階級」に
生まれついているワケでもないようだ。
某北朝鮮じゃないけど、地位を追われたインテリが
労働者階級に落とされる例もあったのかもしれない。
あるいはクメールルージュの蛮行のよう事も?

UFO.jpg

他には・・板野サーカスバリの
ミサイル乱舞システム搭載の
パワードスーツがかっけーなとか。

ナイジェリア人を非文明人の象徴の様に
描いているが、文句は出ないのだろうか?とか。

更に更に、物語のキーとなる20年かけて溜めた
「黒い液体」。エイリアン世界で使用される
超効率的なエネルギー源らしい。地球世界でいえば
石油の形をしたウランってとこだろう。
そんなエネルギー物質を体に浴びて、
死ぬことはあるだろうが、遺伝子レベルでソコの生物に
変形したりはしないだろう?
いったいどんな物質使ってんだよ。
なんか「ザ・フライ」を思い出したり、とか。



ほぼ全編「スラム」街での撮影なんで
それ程、金かけていない様子だが
久々にSFマインドあふれる面白い映画を観た。

でもこれ、TV地上波放映は無理かもなあ。

作品名 第9地区
フリガナ ダイキュウチク
作品名原題 DISTRICT 9
製作年 2009年
製作国 米
時間 111分
公開日 2010-04-10〜
配給 ワーナー=ギャガ

監督 ニール・ブロムカンプ
製作総指揮 ビル・ブロック
ピーター・ジャクソン
ケン・カミンズ

脚本 ニール・ブロムカンプ
テリー・タッチェル

出演 シャルト・コプリー
デヴィッド・ジェームズ
ジェイソン・コープ
ヴァネッサ・ハイウッド

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2010年11月20日

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」

いやがる妻の視線を尻目に
TSUTAやんでレンタルしてきましたよ。

話を牽引するに便利な存在だね
「ウルトラマンメビウス」

<あらすぢ>
ウルトラマンの故郷、M78星雲・光の国にかつてない
危機が訪れる。ウルトラ一族でありながら暗黒の力に
魅せられたならず者・ウルトラマンベリアルが復活!!
100体もの怪獣を操る武器“ギガ・バトルナイザー”を
手に暴れるウルトラマンベリアルは、ウルトラ戦士を
蹴散らして光の国を氷河に閉じ込めてしまう。
傷ついたウルトラマンメビウスは、同じく怪獣を
操る力を持つ“怪獣使い”レイとともに光の国を
救うため立ち上がるが…。

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まず驚愕したのは
ウルトラの父と母の名前が明らかになったこと。
なんとケンとマリー!
そのままスカイラインに乗っていてくれ。
けど地球のCMではウルトラ一族は
広々トヨタ車に乗っているんじゃなかったか?

新番組!「ウルトラマンケン&マリー」
「ジョン&ハッチ」みたいで、いいんじゃないですか?
嘘だけど。

今回、諸悪の根源ベリアルを宇宙牢獄から解放するという
余計なことをしたのが悪徳宇宙人「ザラブ」星人
相変わらず発想が他力本願(他人の力で宇宙征服)だが
いつもツメがイマイチな宇宙人。
だから口が変なカタチなんだよ!

ザラブに限らず、身の程をわきまえず、
自らでは制御しきれない荒ぶる神を呼び出して
結局は自滅するってパターン、多すぎ。
悪の皆さんは、もう少し自己分析をしてから行動しよう。

そんなベリアルさん、たった一人で光の国へ乱入!
パワード、グレート、セブン21・・などが
有象無象として迎撃に参加。
でもあまりに彼らは弱い。
確かにベリアルの強さが際立つけども。

面白かったのは、光の国の全国民=戦闘員
というわけはでなくって、まったく戦えない
(光線も出せない)ウルトラマンもいるってこと。
怪獣と対等以上に戦える「戦士」ってのは
やっぱ限られているんだね。ウルトラ一族と言えど。

ウルトラの父は警備隊長だけのことはあって
やっぱそこそこ強かった。それは認める。
ウルトラの母もそこらのウルトラマンよりも
よっぽど戦闘力があることには驚いた
さすが銀河緑十字軍軍団長。

「ベリアル>ウルトラの父>タロウ>母>ゾフィー」
戦闘力の序列はこんな感じでOK。

それにしてもウルトラの母の声が
酷すぎること。(演:長谷川理恵)
あれじゃあウルトラのギャルだ。
なに?なんなの?そのキャスティングは。

セブンも今回はさすがに死んだか。
安らかにお眠りくださいと思ってたら、
ラストでウルトラの光が復活すると同時に復活。
ウルトラ一族のウルトラさとは
戦闘力よりも「死ぬ、死ぬ」と連呼しながら
(カラータイマーとか消滅したのに)
結局死ぬことはない、そのタフさにあると知り。

地球人側のボス(コニタン)が小汚い。
どうにかしてください。あれ

なんかシャプレー星人がしつこいまでに
絡んできてたけど、どうも中の人はナイナイの
「岡村隆史」だった様子。確かに動きにキレは
あったが、誰が演じても一緒だなあ。
番組宣伝のバーター出演だった様子。
(なお。ベリアルの声が雨上がりの「宮迫博之」
 なかなかサマになってた)

声といえば「ウルトラマンキング」役。
なんと元首相、我らが「小泉」サンだ。
最後にウルトラ一族にむかってアジる、という
政治家のようなシーンがあるので
話題づくりとして政治家の登用と
相成ったのかも知れんが・・でもなあ。
彼の声質は「ウルトラマン」でもなければ
「キング」でもない。
あくまで「よくやった、感動したッ」だからな。

ウルトラマン映画である以上、戦闘シーンが
キモなんだけど・・長いよっ。戦闘シーン。
それと基本はCGなんで軽い。



もともと「大怪獣バトル」とやらは
何でもありのトレーディングカードゲームの
システムなんで
どうやってウルトラマン世界に融合させるのかと
思ってたんですが。そうですか「怪獣使い」ね。
そんな概念があるとは。

「ゆけー!ゴモラ!」
ってよく踏まれませんね。怪獣使いのレイさん。
ゴジラタイプの怪獣が頭上をまたいでゆくってのは
精神安定上よろしくないですよ。

スタートレック・ニュージェネレーションシリーズ
のように、若干苦しい後付設定で
別世界観だった平成ウルトラマンをも呑み込む
空想特撮シリーズ。
全体として、ウルトラマンワールドの裏設定を
オフィシャルとしてビジュアル化されたのはウレシイ。

続きの映画はまたレンタル可能になったら観ようかな。

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大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
監督 坂本浩一
脚本 岡部淳也、樫原辰郎、小林雄次
出演者
南翔太
黒部進:ウルトラマン
森次晃嗣:ウルトラセブン
小西博之:ボス
杉浦太陽:コスモス?
宮迫博之:ベリアル(声)
宮野真守
蝶野正洋
長谷川理恵:ウルトラの母の声
団時朗:帰マンの声
高峰圭二:Aの声
石丸博也:ジャッキーチェン、→タロウ
田中秀幸
真夏竜:レオの声
西岡徳馬
小泉純一郎:ウルトラマンキングの声
矢島正明
つるの剛士:ウルトラマンダイナ
五十嵐隼士:ウルトラマンメビウス

主題歌 MISIA『星のように…』
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2009年12月12日
上映時間 96分

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そういえば・・
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