2016年10月05日

信長協奏曲(コンチェルト)映画版

「信長協奏曲(コンチェルト)映画版」

TSUTAYAレンタル。
TVドラマ放映時にちょくちょく観てたんで。

信長協奏曲 DVD-BOX

あらすぢ
戦国時代にタイムスリップした
歴史が苦手な高校生サブロー(小栗旬)は、
自分と顔が酷似した織田信長(小栗旬)と
遭遇する。武将の座を投げ出したいと
考えていた彼と入れ替わったサブローは、
知らず知らずのうちに史実の信長と同じ道を
突き進んでいく。安土城を築き上げ、
妻・帰蝶(柴咲コウ)から慕われ、
恒興(向井理)をはじめとする家臣からの
信頼が厚いサブロー。明智光秀を名乗って
生きる信長は、そんな彼に嫉妬し、憎しみを
抱くように。やがて信長は、本能寺で
帰蝶との結婚式を挙げるサブローを亡き者に
しようとするが……。

************************

主題歌はミスチルにお願いしたどー!
どーだーぁ!と言わんばかりなフヂクオリティ。
そして無理くり盛り上げるときには
桜井ヴォイスでサビを流せばOKとくる。

キャラとしては
さほど重要ではない武将に
ジャ二ーズのかおりを感じさせたり
そんなところもフヂクオリティ。

もっと練り込めば
いい素材だと思うんだけど。

原作付き物語のさだめ。
原作連載中なのに見切り発車で
ドラマを始めてしまった以上、
いつかは原作とは異なる”最終回”
迎えなければならない。
ドラマ化にあたり、脚本家も
相当苦労したに違いない。

原作はまだ連載が続いているようだから
もしかしたら原作の方が
納得のいくエンドを迎える
用意があるのかもしれないから
その辺は原作者に期待だ。




以下、盛大にネタバレ

俺の頭が悪いのか
理解、というか納得できないところが。

同じくタイムスリッパ―だった
ウィリアムアダムズ(=河童=三浦按針)の
協力で、帰蝶は、未来にメッセージを託す。
この世界のタイムスリップルールは
ターミネーターなんかと違い
身に着けていたものも一緒に転移できる。

ウィリアムアダムズは自身の死期を悟るや
未来に持ってゆきたいものを
改めて身に着けながら
現代に戻ってきたわけだ。
ご苦労様なことです。

帰蝶の話では、メッセージを
吹き込んだのは、史実通り
家康が全国を統一し、彼の庇護下で
静かに暮らている江戸時代らしい。
つまり、本能寺の変から
軽く30年は経過しているわけで・・

”その間スマホの電池はどうしたの?”

あの時代、結構タイムスリッパ―は
いるようだから、描写していないだけで、
もしかしたら徳川幕府は
1615年以降に、スマホを持った
別の時間旅行者をうまいこと
確保できたのかもしれない。

それと信長役の小栗旬が、高校生なのは
かなり無理があるものの、その辺は映画愛で
もしくは小栗旬好きで乗り切る。
でも彼、桶狭間前夜にホンモノと
入れ替わってから22年もの間
戦国時代で生きてきたんだぜ?
どんだけ若いんだよ。サブロー。

タイムスリッパ―は跳んだ先で
どんだけ月日を重ねても、
死してジブンの時代に戻ってくる時には
肉体の損傷はリセットされるのかもしれん。
そういうことにしよう。
そう考えないと松永にしても信長にしても
戦国で死期を迎え、現代に戻った際に
コナゴナだったり全身やけど状態だろうからなあ。

西田敏行演じる斉藤道三も
結局は、未来(といっても1972年ころ?)
に戻ってきて、その後の人生を
全うしたんだろうな。そう信じたい。

前にも記事にしたけれど
本物の信長は本能寺で改心、
サブローの代わりに死ぬ、ところまでは
予想通りだった。問題はそのあと。

明智光秀はその後、身分を坊さん
(南光坊天海)にクラスチェンジ。
以後、家康くんの知恵袋として
100歳近くまで生きた、という伝説に
そった展開になるのでは?と思ってたのに・・。
まさかのタイムスリップリセット発動。

でもさー帰蝶、あんただけはマジ化け物
桶狭間から江戸時代初期まで
軽く半世紀は経過しているというのに。

こういう残念なところ目が行ってしまうと
泣くに泣けなくなってしまうものだ。

反逆軍である明智軍。
戦国モノではほぼ間違いなく
悪役扱いの明智軍の軍旗”水色桔梗”が
あれほど清冽に、なんと清々しく見えるとは!
腹の中マックロな秀吉軍に
敵わぬまでも一太刀浴びせてやる、と
サブローと共に”真”信長軍として
山崎の合戦場に水色桔梗現れたシーンには
ある意味シビレましたよ。

映画「信長協奏曲」 スタンダード・エディションDVD

キャスト
小栗旬 サブロー/織田信長
柴咲コウ 帰蝶
向井理 池田恒興
藤ヶ谷太輔 前田利家
水原希子 市
古田新太 松永弾正久秀
濱田岳 徳川家康
高嶋政宏 柴田勝家
でんでん 沢彦
勝矢 蜂須賀小六
阪田マサノブ 丹羽長秀
阿部進之介 佐々成政
北村匠海 森長可

山田孝之 羽柴秀吉

スタッフ
原作:石井あゆみ
『信長協奏曲のぶながコンツェルト』
(小学館『ゲッサン』連載中)
脚本:西田征史 岡田道尚 宇山佳佑
監督:松山博昭
音楽:☆Taku Takahashi(m-flo)
主題歌:Mr.Children『足音 〜Be Strong』
(TOY’S FACTORY)
製作:フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
制作プロダクション:FILM
配給:東宝

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2016年09月17日

脳内ポイズンベリー

「脳内ポイズンベリー」

TSUTAYAレンタル。うちの相方が。
横で観賞してみた。

漫画原作のドラマ化らしい。
誰もが持つ脳内での葛藤。
それをマンガらしく擬人化して
面白おかしく再現している。
主人公がそんな脳内会議を通して
社会や恋愛と接しているわけだけど
彼女が対処する話そのものは
特にひねりもない三十路女性の恋愛ドラマで。

脳内ポイズンベリー コミック 1-5巻セット (クイーンズコミックス)

あらすぢ
テレビドラマ「失恋ショコラティエ」で
知られる水城せとなの人気コミックを
実写映画化。

携帯小説家の櫻井いちこ(真木よう子)は、
飲み会で同席して以降興味を惹かれる
年下の早乙女(古川雄輝)と偶然再会。
声を掛けるか否か、彼女の脳内では
いろいろな役割を持つメンバーが会議を
繰り広げ、議長の吉田(西島秀俊)が
取りまとめた結果、早乙女を食事に
誘うという結論に。その後交際に至るも、
双方の誤解や彼の元恋人の登場などで
疲れ果てたいちこは、編集者の
越智(成河)からもアプローチされ……。

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これがありがちなコントならば
”落とし物の財布を拾ったけどどうしようか?”
という命題に対して
ジブンの脳内で天使キャラと悪魔キャラが
葛藤したり、しなかったり、
といった程度だけども
この主人公の女性(演:真木よう子)の
脳内会議室には少なくとも以下の4名が常駐。

吉田(議長・理性担当)演:西島秀俊
石橋(ポジティブ担当)演:神木隆之介
池田(ネガティブ担当)演:吉田羊
ハトコ(コドモ担当)演:桜田ひより

この他に未確認なれど非常勤で1名いる様子。
こう列記してみるとお解りになる通り
脳内議員の名称は某国の総理経験者。
ハトコがただただウルサくて
状況を混乱させるだけなのが
何とも言えず、トラストミー。

この他にもヒステリー担当として
イラカンとかも必要なんじゃないのかとも
思ったが、ヒステリーは池田(吉田羊)の
ご担当でありました。

でもなんでポジティブ担当が石橋なんだろ。
戦後史のこの辺、あんまり
詳しくないのだけれども、
石橋つったら湛山でしょ?
彼、かなり左側の首相。
それに在任期間もかなり短期だったと思う。
戦後の混乱期”軍国主義”という
重しが取れたから、思いっきり
ポジティブ総理だった・・とか?

まあいいです。この話は
女性の”脳内あるある話”視点からの
恋愛話なんで。
政治や歴史はほぼ関係ありません。

映画としては、まあ面白かったのでは
ないでしょうか。
彼女(真木よう子演じるいちこさん)が
普遍的な考え方を持つ女性だとは
思わないし、思いたくないけれども
こういう情報がインプットされると
脳内でいろいろ加工され
これまたこんな結論を出す・・女性も
いるのだなぁという事で、
お気軽に楽しみました。

脳内ポイズンベリー

しかし、この年下の男の無神経な言動と
それを女性が見てどのように
怒りを発生させるのか、そのプロセスおよび
なんで男にはその怒りを理解できないのか
それはちょっと勉強になったかな。

彼(演:古川雄輝)が無神経なのは
”男だから”というよりも
まだ経験値が少ないヤツだから、とか
男性陣営としては思いたいところ。

そーだ。
我が家は子供たちがうるさいので
映画鑑賞時には”字幕”で
観ることが多いのだけども
”新丸子”駅が
ずっと”真丸子”の誤変換だったことに
やや拍子抜けの衝撃でありました。

脳内ポイズンベリー
監督:佐藤祐市
脚本:相沢友子

原作:水城せとな

製作:鈴木吉弘/坂上真倫/古郡真也

出演者
櫻井いちこ - 真木よう子
吉田 - 西島秀俊
石橋 - 神木隆之介
池田 - 吉田羊
ハトコ - 桜田ひより
岸 - 浅野和之
早乙女亮一 - 古川雄輝
越智 - 成河
早乙女の元カノ - 岡本玲
川上礼子 - 野波麻帆
カンニング竹山
ともさかりえ
いちこの元婚約者 - 竹財輝之助

音楽:井筒昭雄
主題歌:クリープハイプ「愛の点滅」

撮影:清久素延
編集:田口拓也

制作会社:FILM

製作会社:
フジテレビジョン/集英社/東宝

配給:東宝
公開:2015年5月9日

上映時間:120分
製作国:日本

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2015年11月23日

日本の黒い夏<冤enzai罪>

「日本の黒い夏<冤enzai罪>」

なんだっけ。
NHKで放映してたんじゃないかな。

有名な”松本サリン事件”のほぼ実録映画。
自分自身、あの時代の狂騒的顛末を
メディアで体験してきたんで、
久々に社会派映画でも見てみるかと
思い立った事もあり・・。

松本サリン事件といえば
有名な”どぶ川で死んでるザリガニ”の映像。
あのザリガニは、サリンで死んだんか
たまたま自然死してひっくり返っていたのか
それは判らないけれど、犯人扱いされた
河野さん(映画では神部さん)の自宅横の
側溝にて死んでいたため、マスコミの
印象操作の格好の材料にされた。

<あらすぢ>
1995年6月上旬、長野県松本市に住む高校生の
島尾エミと山本ヒロは、松本サリン事件報道の
検証ドキュメンタリーを制作していた。
NHK長野放送局をはじめとするテレビ局が取材を
拒否する中で、ローカルテレビ局「テレビ信濃」
は取材に応じるという。報道部長の笹野、
そして記者の浅川・圭子・野田の口から
誤報につながった原因が語られた。

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分別ある報道キャップがいたおかげで
たまたま加害者から無縁でいられた地方テレビ局が
松本サリン事件当時、自分らが迷いながらも
いかに頑張ったかを女子高生(遠野)に
自慢する話が中心。

遠野凪子が女子高生役で出演。
それなりに可愛いのだが・・
あの当時(2002年)でも
なんかコワイ空気を帯びた女性だ。
(まっとう?な女学生に見えない)
それと年上に対してもう少し口のきき方
というモノを覚えような。
仮にも年上にむかって
「ごめんね!」はねーだろ。

吉田警部(演:石橋蓮司)に代表される
松本警察の面々がムカつく。
中央(東京)から馬鹿にされないよう
常に地方警察のメンツにコダワリ
現場の経験則もそりゃ大事だけど
”こいつが犯人じゃないか?”と
一度、空気が醸成されたら最後、トコトン。
現場の人間がこれはシロだな・・と
うすうす感じはじめたとしても
上層部は決して認めない。

そんな連中が捜査していても
さすがに今事件の”凶器”が
毒ガス「サリン」であったことくらいは判明する。
すると、たまたま化学メーカーに勤めていた
経歴をお持ちの神部さん。
自宅にある薬品を化合してホントに
”サリン”なるものが作れるのか?
ってな
話になってくる。
自分も当時、新聞を食い入るように読んだけど
いわゆる”知識人”の間でも
”作れる””作れない”と意見が分かれていて
自分も当時大学生。今のようにネットもなく
なによりこの事件で”サリン”って
知ったくらいだから、誰の言ってることが
本当なのか全然わからなかった。

そんな時にある大学教授コメンテーター
(このひとは実在するらしい)が
教授だというだけで専門外なのに
サリンは薬品をバケツで混ぜ合わせて
 簡単に作る事ができる
」と発言。
この言葉が”神部”さんを
犯人と断定できる空気にしてしまった。

でも警察発表で”犯人”が逮捕されたことに
ひとまずホッとした事は覚えている。
ニッポン全国が、未曽有の事件に震撼し
早く事件が解決してほしい、から転じ
もう誰でもいいから早く捕まってくれ!的
空気にあったのは否めないと思う。

そう、すべては”空気”なのである。
およそニッポンらしいな。
それにTV局の報道なぞホント恐ろしい。
報道ネタに選択肢が二つあったなら
インパクトある方を選択する。
それに常に時間に追われ
記事の内容をロクに精査もしない。



最後の最後になって
再現映像ながら、松本サリン事件の
現場の生々しい地獄絵図がでてくるあたり
もちろん一番”悪”なのは
オウムであることは言うまでもないけれど
それ以上にマスゴミの腐った中身
民衆の無責任体質に対する
熊井監督の猛烈な怒りが
映画を通じて伝わってきた。

恐ろしいことには
監督が指摘したかった事が
いまだ、何一つ改善されていない所だな。

北村有起哉さんの嫌な奴演技が
すばらしくイイw



日本の黒い夏<冤enzai罪>
監督:熊井啓
脚本:熊井啓

原作:平石耕一

製作:豊忠雄
製作総指揮:中村雅哉
音楽:松村禎三
撮影:奥原一男
編集:井上治

キャスト
笹野誠:中井貴一
浅川浩司(コージ):北村有起哉
野田太郎(ノロ):加藤隆之
花沢圭子(ハナケイ):細川直美
神部俊夫:寺尾聰
神部の妻:二木てるみ
吉田警部:石橋蓮司
永田威雄:北村和夫
鳥尾エミ:遠野凪子
山本ヒロ:斎藤亮太
藤島教授:藤村俊二
大出女医:根岸季衣

製作会社:日活
配給:日活
公開:2001年3月24日
上映時間:118分

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2013年12月14日

日本一のホラ吹き男

「日本一のホラ吹き男」

日本映画専門チャンネルにて。
植木等さん出演のこのシリーズの中では
最高傑作、と映画紹介されていたので
いつものごとく、60年代の日本の
文化風俗を確認がてら観劇する。

あらすぢ
西北大学の学生初等(はじめ・ひとし)は
三段跳の選手で東京オリンピックの候補だった。
ところが、練習中に誤ってアキレス腱を切ってしまい
出場を断念。療養の為に故郷に帰った等は、
偶然にも「ホラ吹き」と呼ばれ続けた
先祖・初等之助の自伝を発見する。
一浪人に過ぎなかった等ノ助は大胆にも大名
になることを決意し、ホラ吹きと揶揄されながらも
徐々にその腕を認められついに2万石の大名と
なったのだ。「ホラにしてホラにあらず」
この言葉に感銘を受けた等は気持ちを新たにし、
大企業の増益電気に就職して出世の三段跳びを
すると宣言する。しかし、面接試験であっけなく
落とされてしまうのだった。一計を案じた彼が
取った行動は…。

************************

おもしろかったけれども
思いのほか「クレイジー」のメンバーが
出てこない(そもそもリーダーが出てこない)
植木等メインの映画。

クレイジーのメンバーでは
研究所研究員役「谷啓」さん。
大学の同級「安田伸」さん。
社長の運転手「桜井センリ」さん

私のような世代には、植木等映画といえば
昔の映画、スーダラで、無責任だろ?と
決めつけてしまうところだけれども
Wiki先生よれば、植木等映画として
ジャンルが確立するまで
はるかな道のりがありまして、
映画製作会社ひとつにしても
東宝、大映、松竹等々が争奪戦。
植木等という素材を前に
ヒットすることは解っているんだ。
どうやって調理するかだ、と
時のプロデューサーに映画監督やら
映画会社社長もいろいろチャレンジ。
その結果が「日本一の、シリーズ」であり
「無責任シリーズ」であり「クレージーだよ!〜」
という作品を生み出したみたい。

で、PONイメージではこの映画も
C調の男が、無責任ゆえに
場当たり的に行動、
なのに全てが図に当たり、
出世街道を驀進するもの・・と思っていたのだが
この映画の植木等。
確かに「ホラ吹き男」だけど、実現にむけて
計算高くガムシャラに行動できる男であり、
一応戦略をもって行動しているのだ。
無責任でもなんでもない。

実現できるホラは大言壮語というのだ。

一ヶ月で係長
三ヶ月で課長
一年で(経営側)部長になる!
と宣言。

植木等は、大学の教授に
日本で一番将来性のある会社は?と尋ね
「増益電気」との答えに
そこ一本で就活、見事に落ちる。
そこで彼がとった行動とは、
「職業に貴賤はない、とにかく懐に
 飛び込んでしまえばいい」と
「増益電気」の警備員(契約社員として)になる。
入ってしまえばこっちのもの。
社長の半生記を熟読し
社長付運転手と仲良くなり
社長がゴルフ好きと聞くやゴルフを勉強し
いつのまにか社長の朝ゴルフに帯同。
強引に正社員になる。

配属先は「営業部 資料課」
今と違ってパソコンも電卓もなく
あるのはほこりをかぶる台帳とソロバンだけ。
やる気のない左遷社員ばかりのなかで
1か月の泊まり込みを敢行。
先輩達1年分の仕事を終わらせてしまう。
労働組合側からすれば、
そんなに働かれてしまい、
しかも残業代もいらないと言われると
立場がない(困る)
人事部長としては
社長の命令で採用したからにはクビにできない。
仕方ないから(社規で残業代のつかない)
係長に昇格させる。

見事、植木等は入社1ヶ月で
まず一つ目の大ボラを実現したのだった。
映画はすべてこんな感じで続く。

これは喜劇だ、としてもだ。
自分も含めて、入社試験を受けるとき
目標の会社の社長の自伝を
読もうとなんて思います?
でも彼は読む。
落ちてしまったらば、
第二希望会社へ狙いを変えますよね?
でも彼は諦めない。

その手のビジネス本で
どこかの社長が言ってたな。
「靴磨きなら靴磨きのプロになればいい。
 そうすれば誰も君を放ってはおかないだろう」

出演者。気が付かなかったけれど
ライバル会社社長役が「江川宇礼雄」さん。
ウルトラQの立派なヒゲ博士だ。

私にとっては初めからお婆さんに
しか思えない、「草笛光子」さんが
銀座の美人ママ役。

ものスゲエいい加減で
あっさりとオリンピック候補生(=植木等)を
捨ててしまう、陸上のコーチ役・・「田島義文」さん

あまり必然性を感じないが
仮にも「コメディ」映画ならば出しておきましょう的
本社守衛役の「由利徹」さん。
「ロボコンくゥん」

あと、主人公の先祖の一代記を
掘り当てた土木作業員の一人に
二瓶正也」さん。言わずもがなイデ隊員だ。
若いなあ。



Wiki先生にはロケ地も書いてある。
こういう映画では、60年代当時の風景
うかがえて何気に楽しみなところ。

主人公が「西北大学」出身なんで
やっぱ「都の西北」早稲田大学

ヒロイン浜美枝さんとボートに乗ってる「狭山公園」

主人公が目指した一流企業「増益電機」が
東芝川崎小向事業所

映画後半で入札の舞台になる
ナイロニヤ国大使館が
「宗教法人生長の家本部会館」
これはまあどうでもいいや。

ライバル社丸々電機の本社
八重洲大和證券ビル
ここって数々の映画で
「一流企業本社ビル」として
ロケに使われていたはず。

ほかにも植木等がイキナリ歌いだす
向ヶ丘遊園」の大階段

どこに使われていたのか解らないけれど
(あ、谷啓研究員のいた研究所かな?)
松下通信工業株式会社綱島事業場
東芝科学館

植木等演じる「初等(はじめ ひとし)」の
ご先祖は刀ひとつで大名になる、って設定なんで
前半はご先祖の活躍を描く
さながら時代劇の様相。
ロケ地のひとつは「小田原城
後ろにはゾウさんがいたと思いますよ。当時。

あんまり知っている歌(スーダラ節とか)を
歌ってくれなかったのが残念。

************************

日本一のホラ吹き男

監督 古澤憲吾
脚本 笠原良三
製作 渡辺晋/森田信

出演者
初等(はじめ ひとし)/
初等之助(はじめ ひとしのすけ) - 植木等
つね - 飯田蝶子
南部可那子 - 浜美枝
増田益左衛門 - 曽我廼家明蝶
大野総務部長 - 山茶花究
古井資料係社員 - 三井弘次
山田富子(資料係)- 中真千子
井川(研究所研究員) - 谷啓
宮本 - 安田伸
社長の運転手 - 桜井センリ
西條社長 - 江川宇礼雄
清水花江 - 草笛光子
山下教授 - 高田稔
本屋のおやじ - 坂本武
陸上のコーチ - 田島義文
本社守衛 - 由利徹
本多宣伝課長 - 人見明
七味一刀斎 - 佐々木孝丸
労働組合幹部 - 堤康久
土木作業員 - 広瀬正一、二瓶正也

音楽 宮川泰
萩原哲晶
撮影 飯村正
編集 黒岩義民
配給 東宝
公開 1964年6月11日
上映時間 93分
製作国 日本
言語 日本語

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2013年12月05日

なくもんか

「なくもんか」

キャッチコピー
「これは”泣ける喜劇”か”笑える悲劇”か!?」

このキャッチコピーは言い得て妙。
クドカン作らしい、とても「いびつ」で「エグイ」喜劇。
設定もセリフ運びも
一筋縄で笑えない。
ただ間違いなく”ハムカツ”が食べたくなる。

なんだかんだ言っても
クドカン作品はそれなりに観ている。
「真夜中の弥次さん喜多さん」
「ゼブラーマン」
そして「なくもんか」
(舞妓Haaaan!!!は途中で挫折したものの
 最近、ようやく観なおしました)

「あまちゃん」のヒットは、
”いやいや宮藤センセイ、それはちょっと
 一般ウケしないでしょう。
 こうしたらどうでしょう?”と
NHKの各氏がソフィスティケート。
クドカン脚本のエグミを薄めたため、
ようやっと一般的にウケる作品になったのではないか?
そんなことを考えてしまった。

この「なくもんか」も一般的への
過渡期の作品に感じた次第。

あらすぢ
兄東京の下町、「善人通り商店街」にある
「デリカの山ちゃん」は毎日行列のできる
超人気惣菜店。その店を切り盛りする
「二代目山ちゃん」こと祐太(阿部)は
「究極の八方美人」とよばれるほどの
働き者で親切な男。商店街の住人たちは
何か困ったことがあれば祐太に頼み、
祐太もいやな顔一つせず引き受けていた。
祐太は8歳のときに父・下井草健太(伊原)に
店に置き去りにされて以来、店主夫婦に
わが子同然に育てられ今は故人となった
店主から40年間継ぎ足してきた秘伝のソースを
受け継ぐ立派な後継者となっていたのである。

************************

初代山ちゃん(演:カンニング竹山)には
一人娘がいる。彼女は学生時代
店のハムカツを喰いすぎて
見事な”おデブ”に成長するも
卒業するや失踪してしまう。
初代が死去、二代目山ちゃんとして、
阿部サダヲが順調に地域に受け入れられ始めた頃
突然店に子連れの美人がやってくる。
これがその一人娘(演:竹内結子)だった。
竹内結子ってキレイだな、と再認識。

猛烈なダイエットとプチ整形(当人談)の結果
華麗な男性遍歴と、結果として二人の子供を
引っさげての出戻りだ。
彼女は自らの過去をあまり語らず
「A4*10数枚」に及ぶ、お役所もびっくりの
小冊子を作成、山ちゃんに提出する。
これが”デジタル時代の驚異”って奴で
再生を一時停止して見てみると、
びっしりと彼女の男性遍歴が書いてある。
あまちゃんもそうだったけど、
クドカンさんもいい加減、小道具や小ネタに
凝りすぎ。

そんなこんなで、かしこに
唐突かつ変なシーンがあって、
その分映画がやや冗長に感じた。

たとえば阿部サダヲ演じる主人公
「2代目山ちゃん」が、無実の罪で
警察にしょっ引かれる。
これまでいろいろ世話になっただろうに
「善人通り商店街」の人々は
山ちゃんのことを遠巻きに見ることはあっても
ほぼ知らん顔。

唯一、皆川猿時さん演じる商店街のナジミが
少しだけかばうんだけど、
”指紋が出ました〜”と
鑑識が声を上げた瞬間、躊躇なく
コブシを阿部サダヲにぶつける始末。

結局、商店街の人たちは
彼の人柄に惚れていたわけじゃなく
単に便利だから山ちゃんを小間使いにしてた
だけだったのだ。

人間なんてひと皮むければ
醜くって、そんなもんだ〜。
何が「善人通り」だよ、と
クドカンさんが意地悪くニヤケル顔が
浮かぶよーで。

サダヲの母親なんか、死ぬまで元気そうな女性
だったのに、原付で爆走中
楳図かずお似のおじさん(演:藤村俊二)に
気を取られ、交通事故死。

ブラックジョークだとしても
果たして笑えますかね?こんなんで。

他にも・・あらすぢにもあるけど
サダヲは、初代から店舗だけでなく
40年間継ぎ足してきた秘伝のソース
も引き継ぐ。

この「秘伝のソース」にもクドカンの
冷ややかな視線は注がれている。
劇中にはソースを作るシーンもあるが
これがまあ、不二家のネ×ターとか
変なものを混ぜ合わせ、洗ったことのない
ツボに突っ込む”ヤミ鍋ソース”
そんなのを無批判で大事にしてる。

この先代ソースこそ「デリカの山ちゃん」を
繁盛させている”キモ”なのだと
サダヲも周囲も信じて疑わなかったのだが
竹内結子の連れ子たちが
くさい、くさい」といって
サダヲ不在時に「ソース」を流しへ捨ててしまう。
当然”がっくり”するサダヲ達。
ところが、子供たちが学校給食から持ち帰ってきた
出来合いの「ソース」パック。
これをつけてハムカツを食べてみたら・・美味い。
っつーか秘伝のソースよりも
給食業務用ウスターソースで
食ったほうが、よほど美味しいことが判明。
あれほどこだわってた初代の「秘伝の味」とは
いったい何だったのか?という話に。
初代は味覚障害だったのか?

結局、下町で大繁盛のお店と
美味い美味い、と行列は出来ていたけど
誰一人、自分の舌で判断して買った者はおらず
”みんなが買うから”買っていた
だけだった。

てな風でありまして、基本的に「意地悪」な視線で
世の中を斜めに見ているよなあ。
クドカンって人は。

だったらこういう小ネタばっかりで
攻めて欲しかったが、下手に生き別れの弟との
出会いと和解を描いてしまうから
笑ったらいいのか泣いたらいいのか
ワケわからん作品となってしまったのだと思う。

クドカンがどこかで語っていたけれど
人間とは、必ず一つは妙なところに
コダワル癖を持っている、と言う。
その妙なコダワリを積み重ねると
厚みが出て、キャラとして一人立ちする
というのが持論なのだそうだ。
だから、彼の作品には、
設定はものすごく凝っているのに
名前すら決まっていないキャラもいる。

出戻りの彼女(竹内結子)。
もとよりこの店の正統な後継者は彼女なんで
山ちゃんは追い出されても
何の文句も言えないのだが、結局二人は
夫婦になり、子供も引き取る。

さあ、役者はそろった。
今度は生き別れの弟(演:瑛太)をめぐる
あれやこれやが続きます。

竹内結子の不倫相手で、子供二人の
実父の政治家役に、陣内孝則(特別出演)が
出ている。映画には関係ないが
彼の息子、相当のアホ息子みたいだね。
どこぞの”みの”や大女優の息子に比べれば
犯罪起こさないだけマシか。



ちょっとびっくりしたのは
初代山ちゃんの奥さんを、いしだあゆみさんが
演じていること。彼女、旦那が死んでしまうや
認知症にかかってしまう役どころ。
なに、彼女ってもう”ばあちゃん”役世代?
世間一般的に見て。



なくもんか
監督 水田伸生
脚本 宮藤官九郎
製作 奥田誠治
製作総指揮 飯沼伸
清水啓太郎

出演者
下井草祐太:阿部サダヲ
金城祐介:瑛太
徹子:竹内結子
金城大介:塚本高史
トシちゃん:皆川猿時
みどり:片桐はいり
下井草祐子:鈴木砂羽
山岸正徳:カンニング竹山
静花:山口愛
徹平:谷端奏人
桜井:高橋ジョージ
桂谷壮一郎:
陣内孝則(特別出演)
ボーダーシャツの男:
藤村俊二(友情出演)
中やん:小倉一郎
野口夫人:市川千恵子
加々美昌弘:光石研
下井草健太:伊原剛志(友情出演)
山岸安江:いしだあゆみ
祐太(中学時代):冨田佳輔
祐介(幼少時):加藤清史郎
刑事A:橋本じゅん
刑事B:小林正寛
ライブの客:西尾由佳理
(日本テレビアナウンサー)

音楽 岩代太郎
主題歌 いきものがかり
「なくもんか」
撮影 中山光一
編集 平澤政吾
配給 東宝
公開 2009年11月14日
上映時間 134分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 13.5億円

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2013年11月27日

なにはなくとも全員集合!!

「なにはなくとも全員集合!!」

NHK BSプレミアムで放送。
ドリフ映画シリーズ第一作。
「ドリフ」映画というよりは完全に
「三木のり平」映画だった。
当時の一般認識では、
先輩格「クレージーキャッツ」に代わって
「ドリフ」だけでお客を呼ぶには
まだ信用がなかったというか、実績が少なかったのだろう。
「いかりや長介」と「カトちゃん」くらいだもの。
ネームバリューからいえば。

あらすぢ
ズラリそろったヘンな奴!
大暴れダイナマイト喜劇!
でかい笑いの時限爆弾!
笑いのダイナマイトがドンと大爆発!
ドリフターズ初の主演映画
(↑いいなあ。このキャッチ書いた宣伝マンに会いたい)

おんぼろローカル線に新駅長(三木のり平)が就任。
新路線開拓をめざすバス会社側(いかりや、荒井)と
赤字ローカル線側(加藤、仲本)が、温泉客の
争奪戦をめぐって、イガミ合い、あげくの果てには、
恋の失踪事件、殺人事件などが巻き起こる。
注目のシリーズ第一作。

************************

架空の鉄道、草津高原鉄道は
草津温泉駅を舞台に鉄道員と
モータリゼーションの象徴、バス会社の
シマをめぐる大騒動。

草津高原鉄道は架空だが
チョコレート色の旧国電車が走ってる。

駅票が
「    くさつ
 まきぐち T やとこ  」

JR長野原線(現吾妻線)の群馬原町駅。
を映画での草津駅としたそうです。

鉄道側:草津高原鉄道の駅員
三木のり平駅長、加藤、仲本、あとメガネの一人
西武バス(新規業者)側:
いかりや所長、荒井、落語家(古今亭志ん朝)
あと有象無象。

OPにキャストロール。
いかりや長介
高木ブー
荒井注
仲本工事
加藤茶


不思議な順位である。
年の順とかだろうか。高木ブーが高順位に。
高木ブーは役柄も中立的。
(高木だけ「旅館の案内人」役)
以後、散々見ることになる
「全員集合」のコントでも、高木ブーは
中立扱い、悪く言えば帳尻合わせ要員だしな。

仲本工事も影が薄い。
後の体操=仲本で名を売ることになるが
この頃はまだまだだった。
仮にブーがいなかったらオミソ役は
彼だったに違いない。

荒井注やる気ゼロ。
一応「ドリフのメンバー」ではあり
映画にも出演しているが
ほとんどモブの一部であって
まともなセリフなんかほとんどなかった。
彼がドリフを電撃脱退したのは
40歳より上の人には割かし有名なハナシだけど
多分、彼は、間違って「芸能界」入りした
単なる変わりモンに過ぎなかったのだろう。
おそらくセリフも覚えなかったんじゃないか。

今みたいに、金払ってヨシモトの
お笑い専門学校に通い、ひたすら「芸能界」入りを
目指す若者からしたら
信じられないくらい羨ましい存在だ。

そして三木のり平。
彼の全盛時代を自分もよくは知らない。
知っているのは「三時のあなた」の
桃屋のCM、メガネをかけた
アニメキャラだけ。

映画の中で唐突に
なにはなくとも、”ごはんですよ”」と
桃屋のCMをする「三木のり平」。
さすが桃屋だ。

「いかりや長介」
映画のあるエピソード。
旦那いかりやのことを事あるごとに
「ゴリラ」と貶す、駅側(主にカトちゃんw)に
腹が立ちっての嫌がらせ。
目覚まし時計を弁当箱に入れて
駅のベンチに置き去りにする
いかりや奥さん。麗しい?夫婦愛。

「時限爆弾」らしいってことで
消防団や警察も出動!お約束の大騒ぎのあと
奥さんの犯行であることがすぐバレる。
愛する奥さんをかばうため、
長さんは「これはオレへの弁当だ!」と強弁。
時計を分解して食べ始めるいかりや長介!

誰かとめろー!大騒ぎの中。
ガヤの一人がボソっ言う(たぶん荒井注)
やめとけ!栄養ないからさ・・
いや、そういう問題じゃないだろ。
自分には”ツボ”にはまるひとことだった。

ヒロインの中尾ミエが父親(演:三木のり平)に言う。
「マッタク、明治生まれは
 なにかっていうと「ケネディー」なんだから・・」

確かに三木のり平はここでも
「ケネディー」を連呼する。

三木「栄光は戦いの後にやってくる」
   ケネディーの言葉だ」
いかりや「毛沢東だろ」

ドヤ顔で中尾ミエが言う。
「忘却は人の特権である」

なんだろ、こんなバカ映画でも
少しは知的フレーズを覚えて帰れってコトなのか?
でも非常に興味深いセリフ。
まず、この時代(昭和45年当時)に
駅長とか管理職をやってる世代が
「明治生まれ」
であること。
彼らのことをバカにする世代が
今、ネットでバカにされる「団塊世代」であること。
歴史は繰り返しますね。

こういうところが観たくって
1960年代の映画を観てます。はい。

他にもケンカでぶち込まれた「ブタ箱」
当時の留置所ではタバコいいのか・・とか
(今がどうだか知らないけれど)

映画も終盤。いきなり田舎町には似つかわしくない
鉄道側・バス側にとって「共通」の敵が登場する。
ここまでいろいろあったけど
いかりや長介の掛け声
なにはなくとも全員集合!
で大同団結。

この時かかるSE、トツゲキラッパ
時代を感じさせる・・。

全員で円陣組み、作戦を練ったようだが
現場で活躍するのはカトちゃんのみだった。
がんばれカトちゃん!

県会議員のドラ息子と仲良しになる
芸者役、誰だろう。
現代風の美人だな。

なにはなくとも全員集合!!(1967)
上映時間 84分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(松竹)
初公開年月 1967/08/05

【クレジット】
監督: 渡辺祐介
製作: 青木伸樹/脇田茂
原作: 田波靖男
脚本: 石松愛弘/渡辺祐介
撮影: 堂脇博
美術: 加藤雅俊
音楽: 萩原哲晶

出演:
いかりや長介
加藤茶
仲本工事
高木ブー
荒井注
三木のり平
中尾ミエ
水谷良重
若水ヤエ子
丹阿弥谷津子
名和宏
古今亭志ん朝
中村晃子
曽我廼家明蝶

ザ・ドリフターズ

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2013年09月25日

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」

CS放送でやたらと
ゾンビ(マカロニは除く)映画を
やっていまして・・もはや存在が歴史的
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」です。
つまりカルトクラシックね。

今回の放映は30周年を記念の最終版
だとかで、なんか一部再撮影したり
再編集したりしたらしいが・・



あらすぢ
父の墓参りの途中、バーバラと兄のジョニーは
ゾンビに襲われる。兄はゾンビによって殺され、
恐怖と悲しみの中バーバラは近くの民家に立てこもる。
民家には黒人青年のベンのほか、若いカップル、
中年夫婦と大怪我を負ったその娘が集まってくるが、
外部との連絡が取れない中、周囲は生ける屍の
群れに取り囲まれていた。バーバラたちはテレビを通じ
甦った死者たちが人間を襲って食い殺していることを
知り、なんとか脱出を試みる。

************************

眠い。眠かった。
早回しで見て正解。

最終版って、編集するのをやめて
いろいろと後出しじゃんけんしてみたってことか?
映画には、たしかに「編集」作業も必要で
長ければいいってものではないのだと、
勉強になりました。

冒頭。白人女(バーバラ)が
ただキャーキャー言ってるだけで
テンで使えねー。
それに美人なのかといえば微妙なところだし
脱ぐわけでもなし。

我らが(真の)主人公、黒人青年ベンが
少しでも外部の情報を得られたらと
迷い込んできたバーバラに尋ねてみれば
うんとねー、お兄さんと墓参りでねー
 お兄さんが寝坊したから遅刻して・・


ものすごくどうでもいい話を
頭から順に口に出すバカ女。
ベンも相当イラついてた様子である。

そんなベンも。結構不思議な行動をする。
最初の数か所こそ、鍵かけや窓閉めを
励行するのだけど、スグに仲間との話し合いに突入。
家の大部分は無視。
襲われたとこにだけ急行して対処。
あまりに対処療法すぎるだろ。

なにやってんだ?ベン。

このころのゾンビはまだ品があって「よいこ」である。
走るわけでもなく、子供産んだりもしないし。
知能はそれなりに残っているらしく
既に「道具=石」は使っていたり。

全然グロくない。予算の少なさが垣間見える。
観客が本当に観たい見せ場(一般民から見た
ゾンビが蔓延するプロセスや、地獄絵図)なんか
ベンが軽く語って終了しちまう。

地下室は最終避難場所として
二段構えにしておけばいいだろうに。
なにもクーパーさんと深刻な対立する必要などない。

かくも最悪なシチュエーションに至っても
 なお人間ってば「争い」をやめないアホである


ジョージ・A・ロメロ先生は、そもそも
そんなことを語りたかったようなのだけれど
それは後づけ設定で、第一作目はとにかく安く
大衆が喜ぶ映画を作れ!との命令に
答えてみただけ、という気もしなくもない。

それにしても地下室で徹底的に籠ることを
主張するクーパーさん。主張内容には一理あるのに
それでいて非協力的で意固地で妙なところが攻撃的。
バイオハザード3の冒頭だったけか、
居たなあこういうキャラ。末路はお決まりです。

な?アメリカ人のポリシーは自衛。
 ライフル持っててよかったろ?

そんな「全米ライフル協会」の人が
大喜びしそうな映画。
なんといっても相手は人間に似ているが
「ゾンビ」なんだから。
バンバン撃ってしまって構わないのである。
人間殺戮映画であれば、倫理的に
文句たれる団体があらわらそうだけれど
とにかく相手はモンスターなんだから。
人間じゃないんだから・・ねー。

「金星探査衛星」が中途半端に地球に帰還。
大気中に高レベル放射性物質をばらまいたことが
「死者が蘇った」一因
であるらしいのだが。
そんなこと言ったら、今の日本なんか

・・どうすりゃいいのよ?



キャスト
ベン:デュアン・ジョーンズ(大塚芳忠)
バーバラ:ジュディス・オーディア
ジョニー:ラッセル・ストライカー(堀内賢雄)
ハリー:カール・ハードマン(石塚運昇)
ヘレン:マリリン・イーストマン
トム:キース・ウェイン(高木渉)
ジュディ:ジュディス・リドリー
ニュースキャスター:チャールズ・クレイグ
カレン:カイラ・ション

最終版のみのキャスト
ヒックス牧師:スコット・ウラジミール・リシナ
マイキー:アダム・ノックス
ダン:グラント・クレーマー(海老原英人)

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
Night of the Living Dead
監督 ジョージ・A・ロメロ
脚本 ジョン・A・ルッソ
原案 ジョージ・A・ロメロ
製作 カール・ハードマン
ラッセル・ストライナー
撮影 ジョージ・A・ロメロ(クレジット無し)
編集 ジョージ・A・ロメロ(クレジット無し)
製作会社 イメージ・テン
配給 ウォルター・リード・オーガニゼーション
公開 1968年10月1日
劇場未公開
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国

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2012年11月01日

ネバーエンディングストーリー

もう11月。毎度ながら季節の経つのは早い。

************************

「ターンアラウンド、ルックアットわっちゅし〜〜」
リマールの歌声が懐かしい。
先日、NHKBSでかな放映してたんで。
いいとこだけ観て、削除しようとした矢先
息子がロックバイター
(心優しき巨大な岩石人間)に興味津々。
結局一緒に観てしまいました。

あらすぢ
いじめられっ子のバスティアンは、ある日、古本屋で
一冊の本“ネバー・エンディング・ストーリー”に出会う。
彼は本を読み進むうちに、不思議な現象に
とらわれる。本の中で起こっていることが、実際に
起こっているように感覚を感じるのだ。おとぎの国、
ファンタージェンに迫る“無”の脅威を描かれた
その本の中では、国を救おうとする青年アトレーユが、
バスティアンに協力を求めてくる。果たして彼らは
ファンタージェンを救うことが出来るのだろうか?

************************

初見は、昔々の厨房時、一年に一回学校のオゴリで
映画鑑賞会ってのがありまして、それで観ました。
同時上映はたしか「ハンカチは2枚ご用意ください」の
キャッチが一部で有名な感動作「ファミリー」だったかな。
田舎のガキどもなんで、ハンカチーフなど
持っている奴がいたかすら怪しいトコロです。
おそらく「ファミリー」の方が文部省オススメで
「ネバーエンディング・ストーリー」の方は
客寄せパンダ。でもやっぱり皆が楽しみにしていたのは
「ネバーエンディング・ストーリー」のほうでした。

SFXは当時としてはそれなりによく出来ているのに
なぜかこれだけチャチな造詣。
ホワイトドラゴン「ファルコン」

もうひとりの主人公にしてファンタージェンの英雄
アトレイユ(演:ノア・ハサウェイ)が
彼を呼ぶときの声
ファルコーん」(ルは巻き舌で)が印象的。
たぶん当時のTVCMでも盛んに
使われていた気がします。気がするだけですけど。

お気づきですね?
ノア・ハサウェイ⇒ハサウェイ・ノア
ガンダム、無頼と官庁(IMEすげい変換)
もとい「ブライト艦長」の息子の名前がコレです。
ガンダム界のハゲ神様、ここから採ったのかな?

それと斉藤由貴の歌に「ラッキードラゴン」って
あったけど、やっぱこのファルコンをイメージした
歌なんだろうか?

映画の興奮覚めやらぬなか、
自宅の本棚に原作があるのを発見。
はてしない物語(岩波書店)」(多分母親の)
これまた読破した覚えがあります。
あまり立体的ではないけれど表紙にはしっかり
「アウリン」もありました。


(アウリンは本表紙のほうです)

映画は空想世界と現実を行き来しますが
原作では文字を「青」と「黒」で書き分けて表現。
たしかファンタージェンでの話は「青」だったかな。

「アルジャーノンに花束を」もそうですけど
こんな風に、ちょっとした仕掛けがあるだけで
メタな世界が広がるんだなあ〜と
気がついたキッカケですた。

さて、肝心の映画ですが、5歳の息子に
現実と空想のメタ構造を教える・・のは
やっぱ無理がありました。
素直にそのままのビジュアルを楽しませて終了。

夢を無くさないようにしましょう(主にオレ)
さもないとファンタージェンの皆が困ってしまいます。



キャスト - ネバーエンディング・ストーリー
出演
ノア・ハサウェイ (Atreyu)
バレット・オリヴァー (Bastian)
タミー・ストロナッハ (Childlike Empress)
モーゼス・ガン (Cairon)
パトリシア・ヘイズ (Urgl)
シドニー・ブロムリー (Engywook)
ジェラルド・マクレイニー (Bastian's Dad)
ディープ・ロイ (Teeny Weeny)
トーマス・ヒル (Koreander)
タイロ・プリュックナー (Night Hob)

スタッフ - ネバーエンディング・ストーリー
監督
ウォルフガング・ペーターゼン
脚本
ウォルフガング・ペーターゼン
ヘルマン・ヴァイゲル
製作総指揮 マーク・デーモン
ジョン・ハイド
製作 ベルント・アイヒンガー
ディーター・ガイスラー
デザインワークス ウル デ・リコ
撮影 ヨスト・ヴァカーノ
美術 ロルフ・ツェートバウアー
装飾 ロルフ・ツェートバウアー
音楽 クラウス・ドルディンガー
ジョルジョ・モロダー
編集 ジェーン・ザイツ
SFX/VFX/特撮 ブライアン・ジョンソン

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2012年09月30日

ノウイング

「ノウイング」

CS の MoviePlusでやってたのかな。
観てみた。

ニコラス・ケイジ。どんな映画でも
広い額に眉の根寄せておりまして
基本的にはインテリ階層役が多いが
観客がニコラス演ずるキャラに
ようやく信頼を寄せつつある、その時
突然「キレる」、というかワメき散らす。

彼も本当に仕事選ばないな。
まるで丹波哲郎みたいだ。
(丹波哲郎は仕事のポリシーとして
 舞い込んだオファーは全部こなすことに
 していたらしい。あんまり仕事を選びすぎても
 残念になる(スターウォーズに出なかった)
 三船敏郎みたいな例もある)

あらすぢ
大学で宇宙物理学を教えているジョンは、
ある日、小学生の息子ケレイブが持ち帰った
紙に書かれた数字に目を留める。そこには
過去に起きた大惨事の日付と犠牲者の数が
書かれていたのだ。しかもそれは、50年前に
小学校に埋められたタイムカプセルから
出てきたものだった。やがて数字に予告された
日付に大事故が起きる。さらに数字の最後
には、人類がかつて遭遇したことがない
大惨事が待っていた…。

************************

いつものごとく、ネタばれ全開です。

前半はミステリーもの。オチ(救い)は
ダビンチコードみたいな「宗教」なのか?
「人間の内面」
(愛・超能力・・とか愛は地球を救うってアレ)
そんなところだろう、思っていたら・・

モノスゴイ「オチ」で話を収拾してしまったので
かなりびっくり。結局SF話だったのです

 タイムカプセルに封印されていた
 紙に書かれた数字に目を留める。
 そこには過去に起きた大惨事の日付と
 犠牲者の数が書かれていた・・

この紙を残したのは50年前の女の子。
実は彼女、宇宙人に選ばれた人。
どうして選ばれたのかは不明だが
人類への警告メッセンジャーとされてしまった。

警告がちょっと早すぎではないか?
宇宙人さん。それに「迂遠」過ぎる。
おかげで小学生だった彼女は
人生を棒に振ることになってしまった。

キホン、宇宙人に選ばれた人は、テレパシーで
頭の中に「聞こえる」者になり、宇宙人からの
ビビッドな情報がダイレクトに流れてくる。

先の女の子は、まず預言者(スポークスマン)
として選ばれただけみたいで、
本人自身は助かることがなく人生終了。

この映画の宇宙人ドモは非常にイイ奴らで
未来を見通す(アカシックレコードに到達できる)
もんのすげーテクノロジーを持っている

そのくせ、地球人類全部の救出はできない。
(単にする気がないのかも知れないが)
超ド級太陽フレアがやってくるにあたり
「宇宙バリア」とか「ハイパーディフェンスバリア」
とか、もっていないのかい?宇宙人さんよ。

以下、観ててわからなかったところ。

「黒い石」の謎。あれ何?
思わせぶり以外の何者でもない。

LAST近辺でちょっと意味不明。
選ばれた息子にむかいニコラスパパが言う。
「なぜあんなことを?」
なにかしたっけ?息子。

それと何で助かった人間は白人のカップルだけ?
(他にも脱出宇宙船があったけど
 他は「動物のつがい」だという裏設定を
 ネットで見たのです)



宇宙人によって、脱出させてもらった子供たちは
文字通りの「新世界」においても
ブルックシールズの「青い珊瑚礁」みたく
いろんな意味で「生々しい」ことが
たくさん待ち受けていることだろう。
人として生きてゆく限り。

・・人間から根本的に
「煩悩」やら「欲望」やらが消え去らぬ限り
 約束された「楽園」はおとずれないのか。

キャスト
出演
ニコラス・ケイジ (John Koestler)
チャンドラー・カンタベリー (Caleb Koestler)
ローズ・バーン (Diana Wayland)
ララ・ロビンソン (Lucinda Embry / Abby Wayland)
ベン・メンデルソン (Phil Beckman)
ナディア・タウンゼンド (Grace Koestler)

スタッフ
監督 アレックス・プロヤス
脚本 アレックス・プロヤス
製作 アレックス・プロヤス
トッド・ブラック
ジェイソン・ブルメンタル
スティーヴ・ティッシュ
撮影 サイモン・ダガン
音楽 マルコ・ベルトラミ

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2012年09月27日

ネスト

映画専門チャンネルムービープラスで放送。

ネストとは「巣穴」の意。
原題は「New daughter」

ケビン・コストナー(個人的にはコスナーのほうが
しっくりくる。タイレル→ティレルみたいなもんか)
久々に見た。
頭薄くなったなあ・・なんて思いながらも
だんだん「スティーブマックイーン」に
似てきたなあ、なんて。

あらすぢ
妻と離婚した小説家のジョンは、新たなる生活を
始めるため、思春期の娘ルイーサと7歳になる
息子サムとの3人でサウスカロライナの人里離れた、
自然に囲まれた大きな一軒家に引っ越してきた。
その日から、彼らは想像を絶する恐怖に見舞われ
ることになる。夜な夜な聞こえてくる怪しい物音と
囁き声、そして闇にうごめく得体の知れない
何かの気配、さらには家中に残された泥だらけの
足跡…。やがて、ルイーサは夜になると家を
抜け出し、家のそばにある古墳のような塚に
向かい、泥だらけになって帰ってくるようになる。
その塚こそ、“マウンド・ウォーカー”と呼ばれる
太古から地中で生き続ける呪われた種族の
巣窟だった・・。

************************

よくまあこんなB級映画に出たモンですよ。
彼の出演作品と知らなければ、録画すら
しなかったと思う、そんな作品。

ケビンコスナーには、
「とにかくもー、作品なんか選んでられんのです。
 ドンドン金をかせがんと」
・・なんてそんなウラが有りそう。
私生活でか映画制作でか知らないけど
もしかして巨額の借財でもしてるんじゃないか?

それくらい台本見た段階で一流どころは
全員そっぽ向きそうな作品。
いや、一流どころでもSFやホラーが好きな
役者や女優はいるとは思うけれど
ケビンコスナーが自由意志でこの「ネスト」への
出演を選んだのだとしたら、いったい
この脚本のどの辺を気に入ったのか
是非とも聞いてみたいものである。

いつもの通り、完全ネタばれで行きます。

物語のキーになるケビンコスナーの娘は、
スタートから憎まれ口全開で登場。
「こんなの、あの可愛かったわが娘じゃなーい」と、
ケビンパパが思わず言いたくなってしまうような
ティーンエイジ反抗期。
パパも初めてのシングルファーザー体験なんで
教育って何?父親って何?反抗期って?
とオロオロするばかり。

いかにも最近の映画だなあと思ったのは
不穏な空気が漂い始める当初、
ケビンパパは、ひたすら「ネットサーフィン」。
反抗期、父親失格、謎の塚・・対策といえば
とにかくキーワードを打ち込むばかりの姿に
なんか涙。

結局、敵勢力のせいで娘はオカシクなった訳だが
その辺、パパは不審に思いながらも、
自分の子育てが間違っているからなのでは?
という不安をぬぐうことが出来なかったため、
初動捜査にミソがつき、取り返しのつかない
ことになってしまった。

それにしてもケビンパパ。
なんかヤバイかもと思ったときに
行動に移すのはいいが、チャイルドシッターの
おばさんを自宅に残すってのはないだろ。
そこはキミに好意を寄せている女教師の家にでも
子供たちを預けときなさいって。

この映画で一番恐ろしかったのは
おばさんの叫び声だった。おばさんはホタル族。
玄関のドアだけが映されるなか、
おばさんはドアの向こう側で必死に叫ぶ。
ギャア・・まだ死にたくないのォ!!!!

息子の方。小学校でアリの生態を学び
学校から、アリの巣を観察資料としてもらってきた
(学研の科学のフロクについてきた、アリ飼育セット)
んで、女王アリがどうの、兵隊アリがどうのと
パパに知識を披露。
観客はここで、ふんふん、今回の敵は
アリと生態がよく似ているんだな、と判る。

敵の正体は「グランドウォーカー」とかいう
昔からアメリカの地下で暮らしていたらしい
バケモノ。毛が生えていない灰色ヌルヌルお肌で
リトルグレイを縦に伸ばした感。
特徴的なのは口。ヤツメウナギか
アノマロカリスか、まん丸のお口にはズラッと牙だらけ。

で、息子さんも学校の理科で学ばれたように
彼らの社会は、アリのように一匹の女王に多数の野郎ども。
繁殖期になると、地上に出てきて若い人間のメスを
かっさらい、女王とするイヤーな生態を持つ。
(そう、女王というけど単なる産卵マシーンである)
つまり、ケビンパパの娘は16歳にして
あーケフンケフン・・
もうすっげー大変なことになってしまったワケだ。
そりゃあ怒るよな。パパ。

一方、パパはネットで検索したら出てきた
「塚」の研究家である大学教授とその助手。
これがまた使えねー連中で。
ある程度、滅び行く先住民「グランドウォーカー」
という存在を「伝承」としては知っていたらしいが
やることといえば・・
「彼らの巣を壊さないでください。
 科学的に貴重なのです」
とパパに訴えるのみ。んだったら、お前の女助手を
まず一晩「塚」においておけってんだ。

息子の小学校の担任。元美人。
なにか重要な行動をするのかと思えば
何もできずにかわいそうな事に。
でも異常事態に対し一般的には
あんなもんかもな。そもそも聖林映画キャラの
行動力のほうが異常なわけで。



映画として、最後なんか酷いもん。
ケビンパパはわが娘を探しに
地下の彼らの本拠に乗り込む。
懐中電灯一本で、地下迷宮に乗り込むパパ。
文字通り画面が真っ暗で、何がおきているのか
全然わかんない。
それでもなんとか巣穴の奥から娘を救い出すパパ。
娘は最後に残った人間の意識で
「見捨てないで・・」と哀願するも
言ってるそばからグランドウォーカーに変貌する。
パパは絶望して火をつけてケリ・・のはずが。

今回のモンスターを、社会に巣くうDQNだと思えば
大事に育ててきたつもりの娘が、
完全に家風が異なる育ちのヤロウに
食い物にされたあげく、その娘もいつの間にか
そのヤロウの家風に感化してしまい、
愛する娘と意思の疎通がとれなくなった
悲劇の父親という、現代社会にありがちな
構図のメタファーか?。

娘を獲られたのがモンスターか
その辺の男にかっつーだけで、
確かに「結婚」ってそういう恐怖もあると思う。
子供が一人娘だったりしたら特に。

でもホント、なぜにケビンコスナー?

※あとで調べたら、この映画の原作って
クトゥルフ作家の一人が書いた短編なんだね。
なるほど、あの陰々滅々さは理解できた・・が。

キャスト
出演
ケヴィン・コスナー (John James)
イバナ・バケロ (Louisa James)
ガトリン・グリフィス (Sam James)
ノア・テイラー (Professor Evan White)
サマンサ・マシス (Cassandra Parker)
エリック・パラディーノ (Officer Ed Lowry)
ジェームズ・ギャモン (Roger Wayne)
サンドラ・エリス・ラファーティ (Mrs. Amworth)
マーガレット・アン・フローレンス (Alexis Danella)
クリストファー・ハーヴェイ (Rick Ross)
ブライン・マッシー (Sally)
マーティン・トンプソン (Stewart Green)

スタッフ
監督 ルイス・A・ベルデホ
脚本 ジョン・トラヴィス
原作 ジョン・コナリー
エグゼクティブプロデューサー スコット・ニーマイヤー
ジョナサン・ショア/ノーム・ウェイト
撮影 チェコ・ヴァレス
美術 クリス・シュライバー
音楽 ハビエル・ナバレーテ
編集 トム・エルキンス
ロブ・サリヴァン
衣裳デザイン ダナ・キャンベル
キャスティング アイド・ベラスコ

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2012年09月24日

南極物語

「南極物語」

南極物語って確か韓国も同名の映画
作っていたなあ。
中身は確認したくもないが。

それとやっぱ思い出すのうあ去年の秋口。
TBS開局ン周年記念ドラマとかで
南極大陸ってのがあった。
木村拓哉主演の奴。
あれ、結局第一話しか見なかったから
その補填として(あのドラマからすると、
補填というには健さんに失礼だけども)
ちょうど良かった。

TBS版第一話はカラフト犬集めをして
宗谷を改造して、演説して出発まででした。

あらすぢ
昭和33年2月、南極の昭和基地から第一次越冬隊員
が第二次隊員と交替すべく観測船“宗谷”へと
“昭和号”で空輸された。だが、例年にない
悪天候のため第二次隊員は昭和基地へは飛ばず、
第二次越冬は中止と決定した。犬係の潮田と越智は、
基地に残された15匹の犬を救うべく“昭和号”を
飛ばしてくれるよう小沢隊長に食いさがったが、
満身創庚の“宗谷”には、これ以上南極の海に
とどまる力はなかった。

************************

我が家には、独身時代に100円で購入した
レンタル落ちのヴァンゲリスベストCDがあり
南極物語のテーマ(アトランチカ)を何度か
聞いていた。
息子がある日「この歌、なに?」と
反応があったんで、それじゃあ見せてやるか、と
ちょうどCSで放映&録画していた
南極物語を観賞。

息子は、閉園前の「船の科学館」で、実物の
宗谷を見せたハズだったのだが、羊蹄丸内のイルカの
乗り物は覚えてたくせに、宗谷のことはすっかり
忘れていた様子。



この映画、自分も小学校3年生くらいのときに
確か映画館で見て感動したものだが、
5歳の息子には、まだ少ーしばかり難しいかなと思い
(長いし。2時間超)
南極探検とはどんなものか?
そもそも砕氷船とは?
なぜ犬を南極につれてゆかねばならないのか?
などなど即興でレクチャーの上、ところどころ
飛ばしての観劇だ。親もなかなか忙しい。

(子供にとって、京都に帰ってからの渡瀬恒彦と
 夏目雅子との恋愛場面とかどうでもいいよな。
 そういや、あの組み合わせ、時代屋の女房でも
 あったな)

最難の質問は、犬は南極に置き去りにされ
誰も目撃者がいない・・にもかかわらず
何故映画は、あんなにもドラマチックに
犬たちの最期が描写されているのか?
なんだけど、幸いにしてそこら辺のツッコミは
子供から出なかったので助かる。

カラフト犬を貸してくれた家、一軒一軒に
お詫び行脚にでる健さん。
くそ寒い南極の風景から一転して
夏の北海道。陽炎立ち昇る、果てしない道
チューリップハットをかぶり、小さなバッグを
肩に背負って黙々と歩く健さん。
青いシャツの背中は汗で黒い。

代わりに連れて行った犬を受け取ってもらえず
意気消沈のまま、ローカル駅のホームで佇む健さん。

「どうして、どうして犬たちを
 連れて帰ってくれなかったんですか?」
われらが健さんをそんなにいじめてくれるなよ。
荻野目慶子ちゃん。

背負わなくてもいい罪をひとりで背負い
ぐっとこらえる健さん。黙っている健さん。
なんか健さんって、日本人にとっての
キリストなんじゃないだろうか?
全日本人の原罪背負って・・。

言いすぎですか?そうですか。

そして・・一年後。
周囲を説得しまくってとにかく昭和基地へ急ぐ
犬係の二人。昭和基地の犬たちの待機場所には
死んでそのまま氷付けになった犬たちが。
ああ、やっぱりダメだった。全滅か。
健さんがふと見上げると
白い小高い山の上に黒い動くものが。
一匹、いやちがうな二匹。

タローとジローを見つけたときの
健さんと渡瀬恒彦さんの目の演技。
そして吼える健さん
うぉおお〜



で、チラリ程度にしか観ていないと思われた
うちの相方がラストに涙ぐんでいたので
少しビックリ。てっきり映画に興味ないのかと
思っていたんだが。

息子ですか?
「タローとジロー、生きててよかったねぇ」とのこと。

「で、あの犬たち、助かった後どうしたの?」と
追加の質問を受けたので

「確か、数年間の任務をまっとうし、
 日本に戻って人気者になり、
 今は上野の科学博物館と北海道の大学で
 剥製になっとるよ」
と言うと

「ハクセイって何?」と
すかさずの切り替えし。
しまった余計なこと言ってしまった。

キャスト
高倉健 (潮田暁)
渡瀬恒彦 (越智健二郎)
岡田英次 (小沢隊長)
夏目雅子 (北沢慶子)
荻野目慶子 (志村麻子)
神山繁 (堀込隊長)
山村聡 (岩切船長)
江藤潤 (徳光隊員)
佐藤浩市 (戸田隊員)
岸田森 (喫茶店マスター)
スーザン・ネピア (カトリーヌ)
チャールス・アダムス (バートン号艦長)
浜森辰雄 (稚内市長)
大谷進 (野口隊員)
寺島達夫 (宗谷航海長)
長谷川初範 (鶴田隊員)

スタッフ
監督 蔵原惟繕
脚本 蔵原惟繕/野上龍雄/佐治乾 /石堂淑朗
製作総指揮 日枝久
撮影 椎塚彰
田中正博
美術 徳田博
音楽 ヴァンゲリス
録音 紅谷愃一
橋本泰夫
照明 川島晴雄
編集 鈴木晄
助監督 山下稔
アニマルトレーナー 宮忠臣



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2012年09月17日

二百三高地

「二百三高地」

BSのNHKでやっていたんで録画しときました。
中学生くらいのとき一気に観て
感動したんだっけなあ。

この映画、PON人生での初出は
骨岸無造(ほねきしむぞう)氏のせりふから。
ご存じないですかね。

漫画「3年奇面組」のガリ勉(←こういう
言い回しもしなくなったな。ビバ!ゆとり)
集団のリーダーが言うんですよ。
海は死にますか?」って。



なんだろうと思って、たどり着いた先が
この映画だったんです。

あらすぢ
今世紀初頭、近代化したとは言え、列強諸国に
比べ遅れをとる日本が、超大国ロシアに何故
戦争を挑んだのか。そして、その戦争を背景に、
政府、軍、民間といった様々な階級の人々が
いかに生きたかを描く。脚本は「仁義なき戦い」
シリーズの笠原和夫、監督は「さらば宇宙戦艦
ヤマト 愛の戦士」の舛田利雄、撮影は
「トラック野郎 突撃一番星」の飯村雅彦が
それぞれ担当。

************************

まずはじめに書いておきたいのは
自分のなかでの初日露戦争モノが
司馬遼太郎「坂の上の雲」だったので
100%司馬史観であります。

あおい輝彦の狂気の目がいい。

児玉源太郎役、丹波哲郎もかっこいい。
明治の軍人の象徴たる
裏が赤のマントをひるがえして
ってのが素敵。

明治天皇を演じているのは三船敏郎。
山本五十六を演じた回数なら
おそらく日本一の三船=明治天皇なら
そのまま前線に出ても充分やってゆける。

伊藤博文(演:モリシゲ)が
これがまたそっくりでさ〜。
(ムカシの千円札。小学生の頃
 千円って大金だったから、
 伊藤博文ってなんかワクワクします。
 すまんね、カノ国の連中)

で、悲劇とされる第三軍司令官
乃木希典将軍、演じるは仲代達矢。
「う、うん。」とか、気質が優しいからか
なんだか知らんが、切った張ったの戦場で
静かに微笑んでしまう司令官。
まちがっても猛将なんてはずがなく、
ホントなら隠居部屋で子供たちに
習字を教えているくらいが似合う男。

司令官は別に人格者でなくてもよいのだ。
部下に死ねと命ずるのが仕事だから。

乃木将軍の奥さん役、野際陽子さん。
鬼気迫るというか、深く静かに壊れてゆく姿を
目で演技(そらそうだ、日露戦争で
乃木夫妻は息子2人を失っているのですから)

ちょっと解説
【なぜ旅順要塞を攻撃しないといけないのか】

朝鮮半島の付け根のところに「旅順港」があって、
そこにはロシア極東艦隊が閉じ篭もっている
 ↓
ロシア極東艦隊をはやいとこヤッツケないと
ロシアの増援(有名なバルチック艦隊)が来ちゃう。
増援と合流したら、もう数の上で日本海軍絶望。
 ↓
(海軍からのお願い)
大変!早く要塞を落としてください
 ↓
旅順港への道ははロシア軍が
コンクリート&マシンガンで要塞化。
(なんたってロシア人は要塞が大好き)
 ↓
一方、他の日本陸軍は別の場所で
ロシアと決戦するために集結中
 ↓
ただでさえ陸軍は兵力不足なんで乃木第三軍は貴重。
 ↓
(陸軍からのお願い)
最悪、要塞は封じ込めとくだけでも
いいから早くこっちへ来てくれ!第3軍

てなわけで、児玉源太郎大将が
モタモタしている第3軍の乃木将軍に代わって
指揮を執りに来る。 

乃木将軍の指揮権を一時的にせよハクダツする・・
それは言葉にこそせずとも「お前が無能だ」と
言ってるに等しい。
(児)「貴様の気持ちを忖度する余裕はワシにはない。
    今のワシには日本が勝つこと、それだけだ」

・・そ。極端なことをいえば、
旅順要塞は無視したっていいのだ。
手順は問わないから、旅順の港にこもっている
ロシア艦隊を行動不能にさえしてしまえば事足りる。
日本は別に要塞が欲しいわけじゃないし。

それなのに、乃木将軍率いる第3軍の首脳部は
正面から要塞を落とすことにのみ
頭がいってしまった。

彼らがやったことといえば
べトン(コンクリート)で固められ、
機関銃がハリネズミのような敵要塞に
正面から生身で突撃!を命令した・・
ただそれだけだった。
100人が突撃して、99人が死んでいる間に
残1人が要塞にたどり着けばいい、という発想。
これじゃあ兵隊や武器がいくらあっても無理。

表題の「二〇三高地」。
名前もなく、便宜上数字で呼ばれてる山。
なんでここが激戦地になったかといえば
そこから、旅順の港が見えるのだ。

当時、飛行機はない。
砲撃の効果を確認できる高い山を確保できれば
修正しながら有効弾を港に送り込める。
児玉将軍は旅順要塞を落とすことではなく
港の艦隊を無効とすることを最優先したのだった。

正面からぶつかるばかりが能ではない。
要するに何を達成したいのか、
それが明らかにできれば
選択肢はいろいろあるのだ。

言うのは簡単だけど、もし自分が
あの場にいたら、伊地知参謀長のように
なっている可能性を否定できないな。

http://www.c20.jp/1904/12203ko.html
   ↓    ↓
>児玉がすごいというよりは、後世から見れば、
>どうしてこんなことがそれまでできなかったの
>だろうと思う・・・不可能を可能にするなどと
>いうむずかしいことを考える前に、
>可能を不可能にしている
>頑迷さを取り除くことを、まず試みるべき

休憩ありの長丁場、3時間の映画。



とはいえ、地獄の戦場では・・
郷里の子供たちに「広く万民を愛しなさい」
と教えながら戦場へ旅立った
ロシア好きの教員(輝彦)が、そのロシア人と、
眼をえぐり合うような死闘を繰り広げて
ついには相討ちしてしまう。

最後には、映画も描写を放棄し
黒い画面に
海は死にますか 山は死にますか
と黄字で殴り書き。
思わずつぶやいてしまったのは
うん死ぬよ、今の日本がそう」とか。



あんな地獄を見てきた人が
普通に復員して普通に豆腐屋やっているって、
それもスゲエ時代である。

エンドロール。
キャスト紹介が「政界、軍、民間、ロシア側」とか
不思議な区分で表記されていたのだが・・
大月ウルフさんがロシア側に
記述されていたのには笑えた。
だったら大泉晃さんは?

キャスト
出演
仲代達矢 (乃木希典)
あおい輝彦 (小賀武志)
新沼謙治 (木下九市)
湯原昌幸 (梅谷喜久松)
佐藤允 (牛若寅太郎)
永島敏行 (乃木保典)
長谷川明男 (米川乙吉)
稲葉義男 (伊地知幸介)
新克利 (相野田是三)
矢吹二朗 (久司大尉)
船戸順 (白井二郎)
浜田寅彦 (大迫尚敏)
近藤宏 (大島久直)
伊沢一郎 (友安治廷)
玉川伊佐男 (松村務本)
名和宏 (中村覚)
横森久 (土屋光春)
武藤章生 (竹下少佐)
浜田晃 (大庭二郎)
三南道郎 (金平又八)
北村晃一 (寺島大尉)
木村四郎 (津野田是重)
中田博久 (奈良少佐)
南廣 (軍曹)
河原崎次郎 (ガレ場の日本兵)
市川好朗 (志水実)
山田光一 (一戸兵衛)
磯村建治 (仁杉万吉)
相馬剛三 (豊島陽蔵)
高月忠 (七海周六)
亀山達也 (山岡熊治)
清水照夫 (原口浅太郎)
桐原信介 (兼松習吉)
原田力 (渡辺大佐)
久地明 (落合泰蔵)
秋山敏 (村井軍曹)
金子吉延 (喜多庄助)
森繁久彌 (伊藤博文)
天知茂 (金子堅太郎)
神山繁 (山県有朋)
平田昭彦 (長岡外吏)
若林豪 (上泉徳弥)
野口元夫 (大山巌)
土山登士幸 (鋳方徳蔵)
川合伸旺 (小村寿太郎)
久遠利三 (桂太郎)
須藤健 (松方正義)
吉原正皓 (寺内正毅)
愛川欽也 (卯吉)
夏目雅子 (松尾佐知)
野際陽子 (乃木静子)
桑山正一 (赤丸巡査)
赤木春恵 (木下モト)
原田清人 (神鞭知常)
北林早苗 (木下トミ)
土方弘 (木下喜作)
小畠絹子 (料亭の女将)
河合絃司 (金沢の小学校長)
須賀良 (若い衆)
丹波哲郎 (児玉源太郎)
石橋雅史 (福島安正)
村井国夫 (沖禎介)
早川純一 (横川省三)
尾形伸之介 (松川敏胤)
青木義朗 (井口省吾)
三船敏郎 (明治天皇)
松尾嘉代 (昭憲皇后)
内藤武敏 (ナレーター)

スタッフ
監督 舛田利雄
脚本 笠原和夫
企画 幸田清
天尾完次
太田浩児
瀬戸恒雄
撮影 飯村雅彦
美術 北川弘
音楽 山本直純
主題曲/主題歌 さだまさし
録音 宗方弘好
照明 梅谷茂
編集 西東清明
助監督 馬場昭格
スチール 加藤光男
SFX/VFX/特撮 中野昭慶

◆あらまココでも昭慶バクハツw。

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2012年08月18日

NAKED ブービートラップ

「NAKED ブービートラップ」

NAKED・・形容詞、裸の、むき出しの、
無防備のとか、そんな意味。

「ブービーとラップ」
ひさしぶりの迷変換、ありがとうIME。
♪うっきーうっきーウッキッキーでパーマン2号

・・でまーた「アルバトロス作品」だよ。
「FoxMovies」で放映。

あらすぢ
狩るか 狩られるか

森に響くハンティング・ホーンが 狩りの開始を告げる
解き放たれる獲物たち 追いつめるハンターたち
仕掛けられた罠 加速する狂気
そしてゲームの終わりに待つ 想像を超えた結末とは

人里離れた、山の奥深く。ドライブに来たカミッラたち
4人は、正体不明の男たちに襲われた。森の中に
置き去りにされ、途方にくれる彼らの耳に響く、
ハンティング・ホーンの音。“狩り”は開始されたのだ。
“獲物”として放たれたカミッラたちを追う、
謎の“ハンター”たち。森のいたるところに仕掛けられた
トラップにはまり、次々と命を落としてゆく仲間たち。
ただ一人生き残ったカミッラは、ハンターたちの
キャンプにたどり着く。そこは獲物たちの死体が
散乱する、地獄の屠殺場だった。極限の恐怖の中、
カミッラは必死の反撃を試みるが……。

http://www.albatros-film.com/title.phtml?titleid=828

************************

原題は「マンハント」。
999の鉄郎風にいえば「ニンゲンがり」ですな。

ノルウェー映画。
私の生涯の中で「ノルウェー映画」など
片手に余るくらいしか観る事ないだろうに
そのうちのイッポンが「コレ」とは。
で、見事に「アレ」な作品でありました。

どの辺が「ノルウェー」っぽいかといえば
まず「カミッラ」という文字通り舌をかみそうな名前。
アジアではまず聞かない発音。
あと針葉樹林。

舞台は1974年のノルウェーの田舎。
被害者候補の若者4名はキャンプに来る。

・物凄く上から目線なジャイアン的男
・そんな野郎が好きな女主人公(カミッラ)
・気の強い女(主人公の親友)
・その彼氏(オタク)

このジャイアン男がどのくらい厭な奴かといえば
勝てる算段をしているのかもわからないくらいの
脳みそしかないのに
出会う奴みんなに売らなくてもいいケンカを
売ってまわる、といった具合。

ドライブインでくつろいでいる地元民を
わざわざ「田舎モノ」呼ばわりしなくとも
ヨイではないか。そんなこと言ったら
そもそもノルウェーという国、そのものが・・
(以下自粛)

時代設定が1974年ってのがイマイチ
よく判らなかったのだが、今気がついたよ。
登場キャラに携帯電話使ってほしくないからだ。
そうだ、そうに違いない。

結局、主人公たちを狩るハンター達は、
ドライブインでくつろいでいた連中なのでした。
そんな意味で、ジャイアン男の勘は鋭かったんですけど、
ハンターも別にジャイアンに怒りを覚えて
人間狩り開始した!ってばかりでもなく単に趣味。
彼らにとってヨソ者は誰でもターゲットだったみたいです。



ターゲットもハンターもいちいち癇に障る連中なんで、
まあ、大変でしたね・・ってことでいいです。

【クレジット】
監督: パトリック・シヴェルセン
脚本: パトリック・シヴェルセン
ニニ・ブル・ロブサム
撮影: ハヴァード・ビルケランド
音楽: サイモン・ボスウェル
出演: ヘンリエット・ブルースガード
ヨルン=ビョルン・フレール=ジー
ラッシー・ヴァルダル
ニニ・ブル・ロブサム

NAKED ブービートラップ<未>(2008)
ROVDYR(MANHUNT)

メディア 映画
上映時間 76分
製作国 ノルウェー
公開情報 劇場未公開
ジャンル サスペンス/アクション

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2012年04月25日

ニッポン無責任時代

「ニッポン無責任時代」

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。
(日本映画専門チャンネル・日本映画100選))
CS・BSのありがたさを感じた次第。
昔と比べ、こういった映画も地上波深夜や
土曜午後2時ワクなどで放映しなくなったしね。

あらすぢ
口八丁、手八丁の平均(たいら・ひとし)は、
バー「マドリッド」で太平洋酒乗ッ取り話を小耳に
挟んだ。太平洋酒の氏家社長に同郷の先輩の名
を持ち出し、まんまと総務部勤務になった均の
初仕事は、大株主富山商事の社長を買収する
ことだった。小切手一枚で見事成功。新橋芸者
まん丸も彼の凄腕にコロリ、係長に昇進とは
全く気楽な稼業である。しかし三日天下とは
よくもいったもの、乗ッ取り男・黒田有人が
富山の持株を手に入れたと判って…。

***********************

非常に興味深く拝見いたしました。

クレージーキャッツって実はリアル世代ではない自分。
1971年生まれなんで、主に見てたのはドリフ。
しかも荒井注ではなくって志村けん。

ご存知クレージーキャッツは
ハナ肇をリーダーに
植木等
谷啓
安田伸
犬塚弘
石橋エータロー
桜井センリ
の皆さんで構成されたんだけど
このうち、やはりPONも古くから知ってたのは
植木等、谷啓、そしてハナ肇ってとこ。

クレージーキャッツ=植木等であって
あれ?リーダーも植木さんじゃないの?てな感じ。
ボーカル=一番人気≠リーダー
というバンドなんかによくある図式を
PONが最初に知ったのはココからだ。
チェッカーズなんかもそうだったな。

映画でもロコツに7人の立ち位置が
現れていて、主人公=植木等は当然として
リーダー・ハナ肇が主人公にいいように遊ばれる社長役で
出番も多い。そしてナンバー3のガチョーン・谷啓も
主人公の出世を快く思っていない総務部長役で
これまたセリフも結構ある。
(なんか釣りバカの浜ちゃんの上司役を
 思い浮かべてしまうがそれは順序が逆)
で、あとの人は背景。その他大勢。社員A、
学芸会で言えば村人その1だ。

この映画はミュージカル仕立てなんで
植木等は突然歌いだす。

(おーれーはこの世で一番無責任と言われた〜)
無責任一代男

(サラリーマンわぁ、キラクな稼業ときたもんだっ)
ドント節

(・・・てなこといわれてその気になってっ)
ハイ、それまでよ

スーダラ節はまだこの時なかったのかな。
名曲の嵐だ(作詞はご存知、青島幸男)

で、植木等が歌うと、彼一人じゃ寂しいからか
残り4名(安田伸、犬塚弘、石橋エータロー、桜井センリ)
が、状況と関係なく踊りだすんだけど
これがまた残念ながらお世辞にも上手いとはいえない。
犬塚弘なんか背の高い体をフルに使い
精一杯盛り上げようとバンザイしてたり
するんだけど・・。 頑張ってるのは伝わるんだけども。
正直、有象無象って感じだった。

映画は、1960年代、高度成長期、
所得倍増計画(←今考えるとスゲー発言だな)
サラリーマン文化が花開いた時代。
何をやっても上手くいった。
その勢いや世相が映画から透けて見える。

この映画を観ていると、ひょっとしたら、
今も、会社の仕事にパソコンとか携帯なんて
要らないんじゃないだろうか?
我々下っ端に余計な仕事が増えただけで、
日本経済全体の向上に少しでも寄与したんだろうか?
なんて思う。

パソコンや携帯はないけれど
会社の金で接待という名の豪遊。
銀座のクラブ、芸者、インサイダー取引・・
セクハラって何?嫌煙権って?
コンプライアンスって食べられますか?って時代。
ああ、なんと我々は去勢されてしまったんでしょう(涙)
あれが、当時の全部とは思わないけれど
それにしてもなぁ・・。

植木等演じる「平均(たいらひとし)」は
コツコツヤルやつぁ〜ご苦労さん!」とか
楽して儲けるスタイル」とか歌ってるけど
実はものすげ〜コワイ人な気がする。
劇中で、彼が屋上(昼休みは屋上でバレーボール!
ビバ昭和文化)に乗り込んでいくシーンが
あるんだけど、階段に転がってきたボールを
誰も見ていないとなるや、つかんでポイっと下へ。
なんにも無かったかのように、拾いに来た
女性社員にニコニコ笑顔で通り過ぎるのだ。
興味が無い(=自分のメリットにならない)事には
とことん冷淡。イイ人でもなんでもない。
あんな人、冗談でも近くにいて欲しくない。



神宮寺大佐が悪役だったのが素敵。
陰で「海底軍艦」を建造しているものと思って
見張っていたのだが。小悪党で終了だったのか悲しい。

面白い評論

映画スター・植木等誕生!
60年代東宝映画の金字塔!


スタッフ
製作    安達英三朗 渡辺晋
監督    古沢憲吾
監督助手  長野卓 坂野義光 出目昌伸
脚本    田波靖男 松木ひろし
撮影    斎藤孝雄
音楽    神津善行
挿入歌作詞 青島幸男
挿入歌作曲 萩原哲昌

キャスト    
平均    植木等
氏家勇作  ハナ肇
佐野愛子  重山規子
麻田京子  中島そのみ
まん丸   団令子
谷田部長  谷啓
安井     安田伸
大塚     犬塚弘
佐倉     石橋エータロー
青木     桜井センリ
石狩熊五郎 由利徹
黒田有人  田崎潤
大島洋子  藤山陽子

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2012年03月02日

日本海大海戦 〜 海ゆかば

「日本海大海戦 〜 海ゆかば」

CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。
以前地上波(たぶんTOKYO MXテレビ)で
放映していたヤツ、途中までしか録画して
なかったんで、ヨシ、今回こそは全部観てやるぜ
と楽しみにしていたのだが・・

結論は自分の猛烈なカンチガイ。
おなじ「日露戦争 日本海海戦」を扱っている
映画は東宝版と東映版があったのです。
自分が以前途中まで見たのは1969年の
東宝版、こいつは1983年の東映版でした。
そしてそのデキは雲泥の差。

あらすぢ
明治三十八年。日露戦争は勃発以来二年目を迎え、
大国ロシアと近代国家を目指す日本との大海戦が、
いまその火蓋を切ろうとしていた。
この決戦を迎えるに当って、東郷平八郎はじめ
司令部が頭を悩ましたのはウラジオストックに
入港するバルチック艦隊が、どの航路をとるかであった。
一つに対馬水道を通って日本海を最短で入港する
コース、いま一つは大平洋側を通って津軽海峡
または宗谷海峡を横断するコースである。
連合艦隊を三分したのでは勝ち目はなく、今、決断が
迫られていた。

 その頃、連合艦隊旗艦三笠の軍楽隊に、神田
源太郎が配属されてきた。軍楽隊は軍艦の入出港、
閲兵式等に演奏を主にする楽隊であり、直接戦闘員
でないことから軍隊での立場は低いものである。
その源太郎のもとに恋人せつが面会にやって来た。

***********************

この東映版のほうは、日本海海戦よりも
軍楽隊の沖田浩之と国会議員の三原じゅん子の
ぐだぐだな恋愛が全2時間半のうちの1時間くらいを
占めるイキオイでしてね。あらすぢでいうところの
「その頃〜」以下を映画化したかったのかも多分。

やたらと気が強い芸者?三原じゅん子。
一度は彼女と結婚を約束しながら、結局
召集されたために身辺整理の意味で
東京にじゅん子を捨ててきた沖田浩之。
そんな二人が呉の花街で再会。
なだめてすかしてエッチして、そんでもって
張り手打ち。死ぬ死ねと最後は心中騒ぎ・・
そういうスッタモンダは、映画が始まる前に
終わらせておけと。そんな修羅場を見るために
我々は画面の前にいるんじゃないんだよと、
ぜひE気持ちなヒロくんに強調しておきたい。

当然のことながら庶民の生活とは関係無しに、
史実どおり着々とバルチック艦隊は
日本に接近し、佐藤浩市が隊長の側舷副砲チームと
その部下たち愚連隊(演ずるは東映大部屋俳優群)も
大げさすぎる、キタナイ演技をもって
「最悪の出会い⇒喧嘩⇒相互理解⇒友情⇒戦場」と
いった死亡フラグをちゃくちゃくと立てゆく。

ほぼ予算の都合だろうけれど、話は三笠艦上のみ。
どこに行っても僚艦の姿はほとんどなく
明治の戦艦はあんまり区別がつかないこともあり
戦艦三笠一隻で戦っているように見えてしまう。

そしてようやくの日本海海戦。

下の連中には戦況など全然わかるはずもなく
観劇する側にも(映画側の説明不足・・ではなく)
やっぱりよく判らない。

とにかく撃って撃たれて。
(三笠の命中率は当初3%だって)
どこに居たって敵弾が当たれば手足が千切れ、
いい人悪い人位の上下まったく関係なく吹き飛ぶ。
過剰にスプラッタで、過剰に爆発。
昭慶バクハツに巻き込まれる軍人さんは
ホントご苦労様である。

昭慶バクハツはともかく、戦争なんてそんな
もんだと思う。あんな集団戦にヒーローなんて
生まれない。映画を作る側としては難しいところだ。

戦場で呆然とする水兵。
最初は「殺られる前に殺れ」という恐怖心から
とにかく先に撃ってしまおうという心理が働くが
そのうち、こちらが撃つから目立ってしまい
敵の反撃を食らうんじゃないか・・
そんな心理から反撃しなくなる部署も出てくる。

そこを軍楽隊得意のラッパで士気を高めるヒロ君
だったのでした。このほかにも
意外に演技がうまかった「ガッツ石松」
なぜかこんなところに軍楽隊隊長「伊東四朗」
結構かわいいぞ「三原じゅん子」
大作といえば「丹波哲郎」、そして「三船敏郎」



二度見はしません。
「二百三高地」はよかったのになあ。



日本海大海戦 海ゆかば
監督 舛田利雄
脚本 笠原和夫
出演者 沖田浩之、三原順子、三船敏郎
音楽 伊部晴美
配給 東映
公開 1983年

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2011年10月13日

猫の恩返し(地上波放映)

「猫の恩返し」(地上波放映)

この間、TV地上波でやってたんで
息子と妻と共に観賞。
「耳をすませば」のスピンオフ作品
なんだろ?くらいの知識しか。
さてさて。

あらすぢ
ハルは、決断力が無く周りに流されてばかりの
17歳の女子高生。ある日、トラックに轢かれそう
になった猫の国の王子・ルーンを助けた彼女は、
猫王から恩返しに猫の国に招待される。
ところが、猫王の歓待ぶりに「このまま猫に
なってもいいかも」と思った途端、その姿を
猫に変えられたばかりでなく、王子の妃候補に
されてしまう。そんな彼女を救うべく、
颯爽と現れた猫の事務所のバロン・・

************************

きれいな絵の子供(小学校高学年)向けアニメだな。

主人公、ハルの声が「池脇千鶴」
声優としての演技力はハナから期待していないけど
まあ、カワイイんじゃないですか。

キザ野郎、猫のバロン役が「袴田吉彦」
「はかまだ」君って、平成ガメラでバイオ系
大学院生役のイメージしかない。
まあ、バロンが芝居がかったキャラなんで
これもまた可もなく不可もなく。

猫王が「丹波哲郎」
ほほう。さすがです。
結構前に亡くなりましたね。大霊界ってヤツ。
先生、あっちでゲンキにやって
いらっさるのでしょうか?Gメ〜ン75.

あとは・・前田亜季、山田孝之、岡江久美子
濱田マリ、斉藤洋介・・そのキャスティングの
基準はナンなの?ってラインナップです。
本職の声優は使わないというジブリポリシーは
伝わってきますが。

デブ猫の「ムタ」?がいいキャラだった。
昔、ふらっと猫の国に現れ、湖の魚だか
マタタビ酒だかを残らず自分のものにして
しまった剛の者。
猫の国では伝説のならず者だったらしい。

息子(4歳)はそれなりに楽しんでいたようで。



ただ、番組枠(金曜ロードショー120分、
CMを除けば正味90分程度)には、
この映画はもともと短かいので、
たとえノーカット放送だったとしても、
15分以上余ってしまったらしく、
映画終了後にもひたすら番宣が続いたのは
少々辟易。

キャスト(役名)
池脇千鶴  (ハル)
袴田吉彦  (バロン
(フンベルト・フォン・ジッキンゲン))
丹波哲郎  (猫王)
前田亜季  (ユキ)
山田孝之  (ルーン)
佐藤仁美  (ひろみ)
岡江久美子 (ハルの母)
佐戸井けん太(ナトリ)
濱田マリ (ナトル)
渡辺哲 (ムタ)
斉藤洋介 (トト)
本名陽子 (チカ)

スタッフ
監督 森田宏幸
企画 宮崎駿
脚色 吉田玲子
原作 柊あおい
キャラクター・デザイン 森川聡子
作画監督 井上鋭 尾崎和孝
音楽 野見祐二
歌 つじあやの

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2011年09月08日

のだめカンタービレ 最終楽章 前編

今日は息子の誕生日。
無事に育ってくれて有難う。
これからも宜しく。

それにしてもあれから5年・・。
いやはや。

てなわけで、いつものマスライです。

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のだめカンタービレ 最終楽章 前編

マンガ原作で好評だったTVドラマの映画化。
前編ってことは、後編もあるんでしょうが
時期的にまだレンタルには至っていない様子。

「のだめ〜」の存在は知っていたけれど
ドラマを見るのは実は今回が初めて。
なんてたって、キーパーソンである「千秋先輩」なぞ
名前が千秋だと思っていたくらいですから・・。

オレは先に行く」(千秋)

あらすぢ
プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、
千秋(玉木宏)はルー・マルレ・オーケストラの
常任指揮者に。早速オケの偵察に行く千秋だったが
まったくやる気の感じられない団員たちの態度を
目の当たりにし、がく然としてしまう。
一方、のだめ(上野樹里)はコンセルヴァトワール
(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励む毎日
を送っていたが……。

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元名門、現ダメダメな組織が
主人公(に近しい存在)によって蘇る・・
なんてのは、古くは「がんばれベアーズ」のように
割とアリガチな展開ではあるのですが。

古株であり、オケの輝かしい時代を知っているからこそ
現状のダメッぷりに絶望、それが人あたりの悪さに
つながっている、筆頭バイオリン奏者。
こういう人間は敵にすると怖いが
味方にすると頼もしいもの。
協力を得るには
決して口先でどうにかできるハズもなく
実力を見せつけて感服しかない。

千秋先輩はこの頑固職人(鬼軍曹とかそんな感じ)を
味方に引き入れることに成功する。

彼をまじえた新生名門オケの演奏者を試験シーン
なんか映画七人のサムライのようだ。

非常に漫画的演出をそのまま展開しておりますが
だからこそ気軽に楽しめる映画です。
だいたい「なだぎ武」が何の違和感もなく
「テオ」ってフランス人?を演じてんですから。

外国人(欧米人)キャストが、オーケストラ、クラシック
発祥の地の人間でありながら、変に持ち上げられることも
貶めされることもなく、フツーの存在、ギャグのコマに
過ぎないのがいい。

人の数だけ、その分野への関わり方があり、
関わる深さの度合いも様々ってことです。

「森羅万象・宇宙の魂・・ムジクス(MUJICの語源)」

「カントル、アンサンブル」
「天文学・数論・幾何学とならび、そもそも音楽とは
 神の調和を学ぶための学問」

「ボレロとはオーケストラの実力がモロ出る怖い曲」

この映画を通しまして、使えるんだか、何なのか、
ひょっとして知的そうに見えて、その実どうでもいい知識を
複数、得ることが出来ますんで、時々音楽について
わかったような気になれますよ。

結局、オーケストラを構成しているのも「人間」
しかも担当する楽器にそれぞれ一家言ある曲者ぞろい。
あらゆる組織のトップに共通する
「この人のためにがんばろう!」と
思わせることが必要という、実に当たり前のことを
再確認しました。

それにしても社会の縮図「オーケストラ」で
名曲を奏でる指揮者って凄いな。

キャスト(役名)
上野樹里:(野田恵)
玉木宏 :(千秋真一)
瑛太 :(峰龍太郎)
水川あさみ:(三木清良)
小出恵介 :(奥山真澄)
ウエンツ瑛士:(フランク・ラントワーヌ)
ベッキー :(タチヤーナ・ヴィシニョーワ(ターニャ))
山口紗弥加 :(並木ゆうこ)
山田優 :(孫Rui)
谷原章介 :(松田幸久)
なだぎ武 :(テオ)
福士誠治 :(黒木泰則)
吉瀬美智子 :(エリーゼ)
伊武雅刀 :(峰龍見)
竹中直人 :(フランツ・フォン・シュトレーゼマン)

スタッフ
監督 武内英樹
脚本 衛藤凛
原作 二ノ宮知子

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2010年07月31日

ナイト ミュージアム

「ナイトミュージアム」

珍しく嫁が借りてきました。
TSUTAやん100円祭りでありましたので。
ひょっとしたら3歳半の息子でも
楽しめるかも?という期待もあったんですが
彼はプラレールで
トーマスの事故ごっこに夢中。
  ↓
(参考資料)「Youtube 事故はおこるさ

・・振り向きもしません。
まあ子供なんてそんなモンです。
たいていは親の想定と真逆の方向に転がります。
ええ。

あらすぢ
ニューヨークに住むラリーは、現在失業中。
しかも最愛の息子ニッキーは、元妻の再婚相手に
なついてしまっている。父子の絆を取り戻すため、
まずは仕事を持とうと決心したラリーは、
自然史博物館の夜警の仕事に就く。しかし
勤務最初の夜、ひとり見回りを始めたラリーは
愕然とする。ホール中央にあったティラノサウルス
の骨格標本が、忽然と消えているのだ!
その直後、ラリーは館内を動き回るティラノ
サウルスに追いかけられ…?!

************************

アカデミー賞から無視され続ける俳優
ロビン・ウイリアムズ出演作。
彼の出演作「ジュマンジ」に通じるフレーバー。

面白かった。佳作。
観たいものがないとき、仕方なく借りるもよし。
また、たまたま地上波でやっていたら
1時間半位テレビに意識を向けていたとしても
別に損はしないと思います。

内容を思えば、毒にも薬にもならんので
テレビ地上波の映画コンテンツとして最適。
今後は何度も再放映されることでしょう。

なんにも考えずに楽しむが吉です。

登場キャラがあまりにもステレオタイプな
ところもあるけども「骨の恐竜が走り回る」映画に
コミ入った人間関係てのは不要なんでまあよし。

この博物館の裏の主が、展示物である
ルーズベルト大統領(昼間は蝋人形)
演ずるは、マトモな人間以外を演ずるのが得意な
この人、ロビン・ウイリアムズ。

歴史に学びなさい

エジプトの魔力を持って夜毎生き返る
博物館の展示物たちであるが、彼らは
朝日を浴びると灰になってしまうという設定。
解りやすくビジュアル化するためか
展示物の北京原人かクロマニヨン人だかが
お外に飛び出し(その辺をうろつくホームレスと
見分けがつかないのがブラック)
主人公の救出も間に合わず、哀れ「灰」と化す。

生意気で無駄な騒ぎを起こす
おサルを成敗しようとする主人公に向かって
ロビン・ウイリアムズの大統領が言う。

おなじ哺乳類だろ。彼らがいなければ
 我々も存在しなかった・・
 尊敬と愛情で接しなさい


そんなこと言われてもね〜。
鍵を奪ったり、大事なマニュアルを破いたりと大暴れ
映画内で、ああいった無意味な大騒動を
巻き起こす存在が観ていて一番不愉快
なんで
ヤツこそ灰になればいいのにとマジ思った。
つーか昼間のうちに、繋ぐとか、閉じ込めとけ。
(ローワンアトキンソンとか、ホラー映画の子供とか)

「英雄になる人間は二種類いる。そうなろうとして
 なった者と、成り行きでなった者だ・・」
「私は大統領ではない。狩をしたこともないし
 女性に声をかけることもできない。
 ただの蝋人形だ。でも、キミはちがうだろ?」

家庭人、社会人として失格の烙印を押された
主人公が騒動を通して自信を取り戻す間での話。

騒動の根源でもあるエジプトのミイラ王様が
非常にいいヤツで助かった。
それとこの映画の象徴である
化石骨格標本のティラノサウルス君も。

底意地の悪い脚本だったら、魔力を持った
この王様が博物館発で世界征服を狙ったり、
動物ドモが、まず館外をスプラッターにしたり・・と
このヘナチョコ主人公では、
まず収拾がつかなかったろう。

人のことを誰彼問わず「ボケボケ」と呼ぶ
モアイ像が個人的にはお気に入り。
人食いライオンはどこ行った?

ミニチュアジオラマ
古代ローマ帝国の軍勢(オクタビアヌスとか)と
西部開拓に代表されるヤンキー達が
「悪い意味で一緒くた扱い」されていたのには
笑らかせてもらった。
ファミリー向け映画に、せめてもの皮肉を
入れておきたかったんだろうな。脚本家は。



魔法の力で展示物たちは主人公(夜警)の
言うことをきくようになったとはいえ
無機物(騒動で割れたガラスとか発生するゴミ等)は
基本、意のままにはならない様子。

それなのに、ああそれなのに
晩の大騒動の残骸を開館までに
何もなかったかのように
奇麗にしてしまう、館長と掃除の人の能力に感心。

ナイト ミュージアム
Night at the Museum
監督 ショーン・レヴィ
脚本 原案:
ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
出演者 ベン・スティラー
上映時間 108分
2006年
製作国 アメリカ作品

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・・この映画で仕入れた豆知識
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2010年07月18日

2012(エメリッヒ作品)

「2012」

つまんね〜。豪快につまんなかった。
昨今の映画のごとく、たといCGのビジュアルが
すごいとしても、もはやそれだけでは
面白いと評価されない。大作風の堂々とした駄作。

ローランド・エメリッヒ監督といえば
「スターゲイト」
「インデペンデンス・デイ」
「GODZILLA」
「デイ・アフター・トゥモロー」など。

このうち「インデペンデンス・デイ」が
すさまじくステキにおバカだったんで、
おバカよもう一度と、これまで我慢して観てきたけど
わたしゃこれでもう見放すことにしました。

この監督はただひたすらに
大破壊(ディザスター)ムービーを作りたいだけで、
2012のマヤの終末予言なんてのは
「あ、ちょうどいいや、映画に絡ませよーっと。
 時期的にいい宣伝になるしね」
というレベルのもの。必要性なし。

あらすぢ
2009年。太陽の活動が活発化し、地球の核が熱せら
れた結果、3年後に世界は終わりを迎える―。
この驚愕の事実をいち早く察知した地質学者
エイドリアンは、すぐに米大統領 主席補佐官に報告。
やがて世界各国の首脳と一握りの富裕層にのみ事実が
知らされ、人類を存続させる一大プロジェクトが
極秘に開始される。そして2012年。売れない作家の
ジャクソンは、子供たちとキャンプにやってきた
イエローストーン国立公園で、政府の奇妙な動きを
目撃。世界に滅亡が迫っていることを、偶然
知ってしまう…。
[ 2009年11月21日公開 ]

************************

最近のハリウッド映画って奴は、たいていの場合
夫婦が離婚・別居してるかで、子供は裁判所の
裁定にもとづき、義務的な親子の時間をすごす
羽目になるのがこれまたパターン。
白人の家庭は崩壊しまくっている反面、
黒人はデキる大統領だったり科学者だったり。
(そんなに黒人団体が怖いのか)

この映画もいきなりご多分に漏れずです。
もういきなりお約束を外さない点で
先行きが少々不安に。

エメリッヒ監督の唯一のよい点である
怪獣なり災害が起きるまでの
それなりのテンポのよさ、登場キャラの紹介も
今回はグダグダになってて。
(監督にとって)新しい表現を取り入れてみたけど
結局はマイナス作用にしかならなかった様子です。

さて、ネタバレ全開でゆきます。
ご都合主義こそがSF映画ならびに
ディザスタームービーの倣いとはいえ・・
さすがに、もういい加減にしろよ!と。

作家崩れで職業「金持ち家の運転手」ではあるが
一応普通の生活をしている主人公が
あんなドライビングテクを持っているわけないだろ。

「単発飛行機」の操縦講習しか受けたことの無い
サブ主人公の操縦飛行機が、そんなギリギリで
すべての危機を避けまくるスーパーフライトが
できるわけないだろ。

「メインパイロット」はキッチリいるし、今度は
「サブパイロット」だとはいえ、そんな素人が
アントノフ(ロシア製超巨大ジェット輸送機)の
操縦ならびにアクロバティック飛行なんか
出来るわけないだろ。

しつこく書いてしまったけど、ほんとこればっかで。
主人公一行は場面転換のたびに
道路やら滑走路やらが後ろから崩れて行き
追い立てられながら別の場所へ
と向う。
またこのパターンか!といい加減あきれ、
パターン突入と共に早送りを繰り返した。

最後にはこんなパターン壊しもあるよと
いわんばかりに「前」からも
脅威が迫ってきたりして。
だーっ、もういいよそれは!
だれもそんなんでハラハラしないから。
イライラするけど。

しかもひとつの役割が終わるごとに
キッチリとそのキャラは用済みということで
消されてゆきます。崖から落ちたり
歯車に巻き込まれたり、やっぱり崖から落ちたり。

どうやってこの話にケリをつけるんだろう・・
やっぱり宇宙に脱出するしか・・物語の後半
そろそろそんな事が気になりだしたとき
妙に浮いた説明的セリフが・・。
「これは宇宙へは行かないんだ」
要するに、今度の人類はディザスター対策として
科学的に「箱舟」をこさえたのです。

エメリッヒ監督はドイツ人なんだけど
ID4につづいてまたもや「ホワイトハウス」を破壊。
しかも今回は超巨大津波にのって
米国威信の象徴たる巨大空母
「CV67 ジョン・F・ケネディ」が
海岸から来襲。HWをぺっちゃんコにします。
そんなにキライか?アメリカが。
せっかくあなたのアホ映画を製作してくれる
理解ある国だというのに。

あと、この監督はやっぱり日本がお気に入りらしい。
こういったおバカ映画をきちんと観てくれる国
本国アメリカ以外の国に対するサービス
マーケティング手法なのでしょうか?



箱舟建造隊に(8隻まで作られたらしい)
米・露・英・仏・独・中国・伊・日
(あれ?カナダ隊は?まあいいや)
に日本が参加しているのは、G8加盟国で
あるのでまあいいとしても、

主人公のお父さんが旅芸人で乗っている
船が日本行きだったり、その父の親友の息子は
日本人女性と結婚していたり、また息子の嫁も
一瞬出てくるんだけど、これがまたやっぱ
オリエンタルな女性で純粋な日本人には見えない。
わが国を無視されるよりはいいけど、そこまで
ムリクリ日本を絡めなくってもいいですよ。監督。

二度は絶対観ない。

監督 : ローランド・エメリッヒ
脚本 : ローランド・エメリッヒ
    ハラルド・クローサー
出演 : ジョン・キューザック
    アマンダ・ピート
    タンディ・ニュートン
    ダニー・グローヴァー
    ウディ・ハレルソン

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2010年07月17日

南極料理人

一応、このブログは「映画ブログ」という
位置づけだったハズなんですが・・。

夏休みですし
「マスターオブライフ映画祭り」と題しまして
お蔵入りしていた映画ネタを一斉放出します。

17日「南極料理人」
18日「2012」
19日「パブリカ」
20日「ドリームガールズ」
21日「女番長ドラ猫ロック」w
24日「SF大百科」
25日「フィラデルフィアエクスペリメント」
26日「復活の日」
27日「サマーウォーズ」
29日「ウルトラミラクルラブストーリー」
30日「クローズZEROU」
最終日「ナイトミュージアム」

以上の、豪華かつ方向性がまるで見えない
ラインナップでお送りしたします。

************************

「南極料理人」

嫁が借りてきたDVDを横から鑑賞。
面白かったです。
観てるとお腹が空きますよ。

あらすぢ
海上保安庁の料理担当である西村は、
南極ドームふじ基地に派遣される。
ペンギンやアザラシはおろか、ウィルス
さえ生存できない極寒の地では、楽しみと
言えば食べることだけ。観測隊員のために
西村は、時に贅沢な食材を使い、娯楽の
少ない彼らをもてなしていた。
日本から遠く離れた西村の心の支えは家族。
しかし、ある日娘から「お父さんが
いなくなってから毎日が楽しくて仕方
ありません」というファクスが届き・・

************************

究極の単身赴任。1997年。有名な昭和基地よりも
更に1000キロだか内陸にある「ドームふじ基地」
ペンギンもアザラシもウィルスすら居ない
極寒の地で、一年間越冬する8人の男たち。

こんなところをドラマにするならば、
地下2500メートルから掘り出した物体が
「X」であったり、謎のウイルスで発狂した隊員
同士で殺しあったり、実は
エイリアンVSプレデターの神殿があったりとか
タロとジロもいないしペギラも襲ってこない。
ウイルスで南極以外全滅・・なんてこともなく
越冬隊員たちが命を賭して地球を救うわけでもなく。

そういうの一切なし。
この映画、実はドラマらしいドラマなんてないのだ。
越冬中も世界はずっと平和で、ただ淡々と
日々の業務をこなし、圧倒的な残時間を
麻雀やったり体操したりドラマ見たり
家族と電話したり、飯を食べたり飯を食べたり・・。

主役の堺雅人さん、いいね。
なんといっても目がいい。
優しいというか、見ようによっては
ナニか企んでいそうな、ただニタニタ
している男とも取れるけど
隊員たちを見守る温かい目は一貫している。

これがPONがよく観る「SF・ホラー映画」
だったら、彼はまず間違いなく裏がある
怪しいやつなんだけどね。

堺雅人さんの主人公をはじめ、出てくる隊員が皆
まったくパーフェクトな人間でないあたりもいい。

彼の前身は海上保安船上の調理員。
業務としてはしっかり飯をつくるけれど
だからといって、家庭に戻っても
妻の代わりに調理するかといえばまったくやらず。

使命感に燃えて南極に来たわけじゃなし。
(事前に家族と地球儀を見ながら
 「こーんな真っ白なよくワカラン場所
  お父さんが行っても嬉しくないだろ!?」
 なんていってる始末)

隊員たちも、大学の研究員だったり
局地研究所や気象庁などから派遣された博士など
その道のエキスパートばかりなのだが

大手メーカー(たぶんいすゞ)
から派遣された雪上車整備担当員がこぼす。
「僕、単なる車屋なんだよね。実は
 これって究極の左遷だよねェッ?!」

さらには、いきなり脱走する若手研究者に
「帰るってドコへ帰るんだ?
 俺たちには戻る場所なんてないんだ!」

なんてカッコつけて生瀬隊員が叫んでいたけども
あんまり悲壮感も感じられず。

結局、国家が衣食住を保障してくれるなかでの
体育会系合宿風景が淡々と描かれるのです。
脱走すんのも自由だけど逃げ場所もない。

「オーロラがなんだッ。そんなのよりも
 ラーメンだッ!」


てなわけで、楽しみといったら「食べる」こと
しかなく、一年も顔つき合わせるとなれば
いつまでもカッコつけてもいられない。
てなわけで、みーんなコドモに戻ってしまう。

「カンスイってさ・・あくまで
 元素記号上の話だけどね・・」

卓球しながらの生瀬隊員の会話が秀逸。

大人一人が一年間に平らげる食料はだいたい
1トンなんだそうで。それを捌くのも大変だ。



映画の話かも知れないけれど、当時(1997年)
南極〜日本間の通話料は1分700円だって。
KDDIもさぁ、少しはサービスしてあげればいいのに。
一応、国家的プロジェクトを担う人々の
福利厚生の一環でしょう。

「帰ってきて、髭と髪を切った鏡の前には
 その辺にいる単なるオッサンがいるだけだった」


監督・脚本 : 沖田修一
原作 : 西村淳
主題歌 : ユニコーン

出演 : 堺雅人 、 生瀬勝久 、
きたろう 、 高良健吾 、 豊原功補 、
西田尚美 、 古舘寛治 、 黒田大輔 、
小浜正寛 、 小出早織 、 宇梶剛士 、
嶋田久作

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ナ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする