2012年07月27日

真夏のオリオン

「真夏のオリオン」

オリオンよ森へ導け

潜水艦映画にハズレなしという。
観る人によっては「戦争賛美映画」と
いわれても仕方ないかな

登場人物みんな、現代の日本人顔なのが
モウレツに違和感。
1945年にあんな顔キレイな顔立ちの日本人
いないだろ。艦長とか特に北川景子。
タカラヅカのキャストで演目が「ランボー」みたいな。
今回、自己犠牲の権化「柳葉敏郎」氏は
出てきませんでした。代わりに栄作くんが
戦死要員かと思っていたが・・。

あらすぢ
1945年夏、沖縄南東海域。日本海軍所属潜水艦
イ−77は米海軍の侵攻を防ぐべく、倉本艦長の
指揮の下、防衛任務に就いていた。イ−77は
倉本の的確な読みによって米軍の輸送艦を撃沈。
しかし同じく防衛任務に当っていたイ−81は
米海軍の駆逐艦パーシバルに葬られてしまう。
親友である有沢・イ−81艦長の最後のメッセージを
受け取った倉本は、パーシバル、そして敵艦艦長
スチュワートとの戦いに臨むが……。



************************

イー77は主人公艦。
特殊小型潜水艦(人間魚雷といった方が早い)
「回天」を3隻搭載。
一方、イー81には先輩で北川景子の兄が乗り込む。
計五隻が敵の沖縄への補給船ルートに展開。
タンカーを狙う。ここまで主人公艦は
敵潜水艦も一隻撃沈しているモノスゴイ船だ。

よし、飯を食おう
何かにつけて飯を食うことを奨励する艦長(演:玉木宏)
艦内緊張感の緩和と庶民派アピールは
欠かさない。でもなんか飯よりガムのイメージ。
そんな艦長、誰にでも丁寧語が逆に違和感。

艦長が最年少の少年兵にいう。
「俺も音楽家を志したことがあってな・・」
「そうなんですか?」
「ウソだよ・・」

ここ多分笑うトコ。
自分も「のだめ」観ましたしわかります。

敵対する米海軍の凄腕駆逐艦長がいう。
「日本海軍は誇り高い軍隊だ。
 なにが彼らをそこまで狂わせた?」

それはなんか奇妙に買いかぶりスギです。
で、言わせていただきますけど・・

オマエらだろ!

炊飯長がドランクドラゴンのデブじゃないほう。

すげー、と思ったのは、これは絶対当る!という
イ−77必殺の一撃を、米駆逐艦艦長は
爆雷のほぼゼロ距離放出でしのぐトコ。
魚雷+自分とこの爆雷の爆発力で
むしろ被害4倍とかになりそうだけど
(劇中でも部下に反対されてるし)
直撃よりはいいという、とっさの判断。

「カイテンは使わんよ。それが奴の誇りだ」

安全深度を越えるのは、潜水艦映画では
お約束中のお約束。
モノ言わぬ船が悲鳴を上げる見せ場でもある。
パイプからの水、油の流出と
水圧でネジがハジケとび誰かが負傷。
そして電球が破裂してブラックアウト。
限りがある酸素、電池容量、兵の発狂・・。

回天はスクリューが一軸走行。
イー77は二軸。
敵を欺くため、おとりとして回天2艇を
無人で発射。敵の監視をだまくらかす。

太平洋戦争時の潜水艦は
「可潜艦」といわれるくらい、基本的には
その辺のフネとなんら変わらず
緊急時には潜ることが出来ますよ、という
レベルであるとされ、技術的な制限が多い。
最大潜行でも180〜200メートル。
今のは一応軍事機密らしいけど
400メートル前後かな?
(死ぬのを覚悟するなら倍までOK)

我々が思うほどに万能ではなく
例えば、「敵が来そうなところに
ずっと潜ってて、船のサイドに
魚雷が当てられれば楽勝じゃね?なんて
芸当は、じつは至難のワザだったのです。

また、日本海軍を除き、一般的に「駆逐艦」とは
「潜水艦」を殺すための艦種なんだけど
1対1で潜水艦と駆逐艦が戦ったら、
潜水艦に勝ち目はないのがジョーシキ。

だからこそ、大量破壊戦争の時代に
潜水艦は物語として、知力を尽くした
タイマンバトルが成立する最後の舞台なのだ。

(逆に言えば、現代の潜水艦は無敵すぎる。
 兵員さえ気が狂わなければ
 原子力でそれこそ半永久的に潜ってられるし
 (炉の圧倒的なパワーで酸素も作れる!)
 魚雷だって自動追尾装置付だし
 海上の船ドモにミサイル攻撃だってできる。
 それになにより持ってるからなあヤツら・・「核」)

「人間は兵器じゃない。たった一つの命だ」
いかにも戦後教育を受けた我々現代人が
言いそうなセリフを放つ艦長。

一方で、死んでしまった部下は
偽装(沈没したと思わせる)のため
艦外に射出する冷酷さもみせる。

水兵「海面に油と死体が浮いてきました」
艦長「ボタンは?」
水兵「は?」
艦長「制服のボタンはすべて閉じられているか?」
水兵「Yes」
艦長「奴はまだ戦う気だ・・」

死体とはいえ、五体満足が一体だけ
浮いてきたところで、果たしてどれだけ
敵を欺けるか疑問ではある。



後日談では艦長は、配下から犠牲者を出して
終戦を迎えたことを苦にしてか、
戦後は軍人会に顔を出すこともなく、
民間船のイチ航海士として生涯を終えた・・
と語られる。

それにしてもスゲイな昭和30〜40年代の
日本社会は。ひょっとしたらそういった
過去をもつ人間が、平気で職場で上司やら
経営者やらをやってたんだから。
頭上がんないよな。
その辺のおまわりさんだって、下手すりゃ
戦場で人殺した経験を持つ方がやってたんでしょ?

ところで魚雷の重さは何トンだろ?

エンドクレジットみたら
なんとこの映画は
「雷撃深度一九・五」を元に
「ローレライ」の福井晴敏氏が
「真夏のオリオン」の楽譜をキーに
脚色して別の作品としたものらしい。

毎度ながら、エセ人道主義だなあ。
軍事ロマンチシズムに毒されるんじゃない!と
ラップ少佐に言われてしまうぞ。


ごめん、笑ってしまった ↑

以前のレビュー↓
雷撃深度一九・五

それにしても北川景子さん。ズイブン長生きだね〜w
あの眉の根よせるところは何とかならんか?

キャスト - 真夏のオリオン
出演
玉木宏 (倉本孝行)
北川景子 (倉本いずみ/有沢志津子)
堂珍嘉邦 (有沢義彦)
平岡祐太 (坪田誠)
黄川田将也 (遠山肇)
松尾光次
古秦むつとし
奥村知史
戸谷公人
三浦悠
山田幸伸
伊藤ふみお
鈴木拓 (秋山吾朗)
太賀 (鈴木勝海)
吉田栄作 (桑田伸作)
鈴木瑞穂
吹越満 (中津弘)
益岡徹 (田村俊雄)
ディヴット・ウイニング (マイク・スチュワート大佐)

スタッフ - 真夏のオリオン
監督 篠原哲雄
監修 福井晴敏
脚本 長谷川康夫
飯田健三郎
脚色 福井晴敏
原作 池上司
福井晴敏
飯田健三郎
製作総指揮 市川南
佐倉寛二郎
撮影 山本英夫
美術 金田克美
装飾 尾関龍夫
音楽 岩代太郎
音響監督 橋本文雄
照明 小野晃
編集 阿部亙英
第二班監督 岡田俊二
SFX/VFX/特撮 松本肇

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2012年05月20日

燃えよドラゴン

「燃えよドラゴン」

言うまでもない「ブルース・リー」の最高傑作。
日本の漫画・ゲーム文化に多大な影響を与えた。
当時のおバカ小学生〜高校生はこぞって
リーの真似をし、「みうらじゅん」あたりなんか
おそらく空手の通信教育までを受けてしまったもの
と思われる。

PONの育った田舎町、唯一の映画館では
メイン「ブレードランナー」で併映が
なんとこれ「燃えよドラゴン」だった。

「ブレードランナー」のために
近所のお兄ちゃんが小学生PONを
連れて行ってくれたのだが、
開始時間なんて全く気にしないアバウトさ。
PON達が入場したときには既に館内は暗く
ちょうどブルース・リーがヌンチャクを振り回す
シーン。話のスジがまったく見えないまま、
さらに言えばブルース・リーすら知らなかった
PONであったがそれなりに楽しんでLASTへ。
そのまま「ブレードランナー」へ突入し
再び「燃えよドラゴン」を最初から観た。
(当時は総入れ替え制とかミミッチイことは
 言われない時代だった)

燃えドラ(後半)→ブレラン→燃えドラ(前半)
の、今思えばスゲー観賞方法だが
ご存知「ブレラン」も下層民はなぜか皆
東洋人でエスニックな世界観であったので
それほど違和感は感じなかった。

あらすぢ
陰謀うず巻く国際都市香港から、南シナ海に
浮かぶ要寒島ハンで開かれる大武術トーナメントへの
招待状が世界中の武術の名人に宛てて送り出された。
その頃、香港に近い田舎で中国人ばかりのカラテの
試合が行なわれていた。そこでの優勝者である
少林寺で勉強中のリー(ブルース・リー)という
若者にも、要寒島での武術トーナメントに出場するよう
要請が来る。一度は断るが、要寒島の支配者ハン
(シー・キエン)が、この寺で学んだ武術の知識を
今は自分の利益のために悪用していること、さらに、
妹のスー・リン(アンジェラ・マオ・イン)が、
数年前ハンの手下のオハラに殺されたことなどを聞いて、
出場を決意するのだった。

***********************

ほわ〜 アチョー
ブルース・リーを「Blue・Three」であると
最近まで本気でそう思っていた様子の
うちの相方はまあいいとして、やっぱ
ブルース・リーである。
「燃えよドラゴン」が日本で大ヒット。
この主役の「リー」って何者?と慌てて
ニッポン人が香港映画界に眼を向けてみれば、
当人は既に他界していたという、
有名なリー伝説のはじまりである。

早く没したからこそ神秘性が高まるという例だ。
実際、強かったようだけど、出自のコンプレックス
もあってなのか、結構イヤな奴だったみたい。
ここでそんなこと述べても仕方ないし、それで
リーの功績が輝きを失うわけでもない。

リーの廻し蹴り。
軸がブレないとはどういうことか
威力のあるケリとはどんなものか
重心移動とか、腰が入る体の使い方とか・・
映像を見ればすごくよくわかる。
ま、判ったところでそれを己のワザとするには
天と地くらいの差がある。

「板は殴り返さないぞ・・」
リーの引き立て役として用意された、
ハン(悪人)側に属すガタイのいい白人男(オハラ)。
実際、往生際悪すぎな彼を
フットスタンプでトドメ刺すリー。
足元が映されることはなく
「ほわ〜〜」の怪鳥音とともに
リーの歪んだ、悲しそうな顔だけが映される。
下手すっとギャグにすらなってしまいそうな
名シーンだ。

そして、潜入偵察のはずが結局大乱闘w
ここで登場するのが有名なヌンチャクを
使うシーン。

この辺のどこかで、若かりし頃の
ジャッキーチェンとユンピョウがエキストラ出演。
リーに瞬殺されてるという話を聞いたことが
あるが、正直よくワカランかった。

ウルトラマンレオではレオが、その辺の工場の
煙突二本を引っこ抜き(←引っこ抜くなよ)
即席ヌンチャクで怪獣と戦っているくらい。
いかに「ヌンチャク」が当時の日本人の度肝を
抜いたか・・判ろうというもの。

ジャンプの裏表紙なんかにコマゴマと
宣伝されている通信販売では、ドクターキャッポーと
ならんで「ヌンチャク」がズイブン売れたんだろうな。

デブゴンことサモ・ハン・キンポーは判ったよ。
リーと最初に手合わせしてたし。
なんか彼、喧嘩最強らしく、実際にリーと
乱闘、いいトコまでいったらしい(WIKI情報)。

ま、映画では「かませ犬」(リーの性能披露)役
なんで、頑張った結果、やられます。

「ポロ」、悪の総帥「ハン」の片腕。
ドラゴン藤波をホーフツさせる。
演YANG SZE。鼻の穴でか。
有名なボディービルダーらしい。
70年代の香港映画で敵役として
いろんなところに顔を出していた。



ミスを犯した手下をあっという間に始末
(それもエゲツナイ手段で)するその手腕に
リーの好敵手としてバッチりな性能を見せ
当然、誰もがリーとの激闘を期待するところだが
割りにあっさりと、弱いんだか強いんだかの
味方白人(ローパー)にやられてしまう。

当時の映画界では、まだまだ東洋人の地位が
低い事がうかがい知れる。
この辺で白人も活躍させておくか・・と、
とってつけたようにしか見えない唐突な
白人活躍シーンだからだ。

もう一方の味方の黒人(ウィリアムズ)の
アフロが、70年代を感じさせて素敵。
その殺され方はあまりに無惨だ。

この映画はBSとはいえNHK放映。
NHKで合法的に横乳が拝めたのはラッキー。
その希少性がうれしい。
すべては助平ウィリアムズ氏のおかげである。有難う。

記念品だ・・
(宝物展示部屋にあるニンゲンの手の骨に
 対してハンがポツリとこぼす)

「ハン」諸悪の根源、この島のボス。
誰かに似ているなあ、と思えば
ニクソン元大統領。いや違うなあ。
欧米人が思い浮かべる、アジアで権力を握る奴の
ステレオタイプ?

東洋のどっかの小島では
あくどい事で儲けた輩が小国の王なみの
権力をふるう、麻薬売買、売春、盗品売買・・
頼りにならない公権力もあいまって治外法権。
ルパン三世第二期シリーズなんかでは
おなじみのプロットだ。
みんなこの映画の影響を受けてんだなあ。

世界中から集まった格闘家をもてなすために
開催されたウェルカムパーティーでは
会場の中央で、何故かスモウレスラーが
ただひたすら「サバオリ」合戦。
非常にオリエンタルであるが、演じているのは
「手を挙げて横断歩道を渡りましょう」の
松崎真さんである(Wikiより)。
山田隆夫っちではない。

その背後に動機を隠すものだ
 残像を打ち砕けば敵を倒せる・・

リーの老師のお言葉。
知っていても理解できないし実践もできないけど。

それからドリフ6番目のメンバー「すわしんじ」さんは
70年代を語る上で、はずせない。

キャスト
ブルース・リー (Lee)
ジョン・サクソン (Roper)
ジム・ケリー (Williams)
アーナ・カプリ (Tania)
ボブ・ウォール (Oharra)
シー・キエン (Han)
アンジェラ・マオ・イン (Su_Lin)
ベティ・チュン (Mei_Ling)
Geoffrey Weeks (Braitwaite)
ヤン・スエ (Bolo)

スタッフ
監督 ロバート・クローズ
脚本 マイケル・アリン
製作 フレッド・ワイントローブ
    ポール・ヘラー
    レイモンド・チョウ
音楽 ラロ・シフリン

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2012年03月20日

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス

「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」

CSでやってたんで録画しといて酒呑み観賞。
前回、「ディープライジングコンクエスト」で
ブツブツ書いたくせにまた観てる。こんなの。
まったく懲りない俺。

高空数百メートルを飛ぶジャンボジェットに
ジャンプして喰らいつく巨大サメという
ビジュアルが見たかったらどうぞ。
(被害機「コンドルエアライン」って実在するのか?
 →調べてみたらルフトハンザの子会社で
 存在しています。太平洋は飛ばないと思うけど


あらすぢ
いやアラスジなんかそもそもなくってさ。
題名がそのままあらすじなんだが。

***********************

むこうの人の作る巨大怪獣映画の
モンスターはジョーシキであり得る(と考えられる)
大きさなんで、デカイといってもせいぜい
体長10メートル内外が主流。
この映画はそのリミットきってしまい、
モンスター映画ではなく怪獣映画でした。
こいつらとサシで喧嘩できるのは
ゴジラかガメラしかいない。

こっちもネタバレ全開でいきます。

5600万年前、巨大タコと巨大サメが
闘っている最中に急速冷凍されるも
昨今の地球環境により解凍、暴れ始める。
タコはニッポンへ。サメは太平洋へ。

まずタコに襲われるのは
日本の海上石油採掘基地
KOBAYASHI BASE

またでたよ。KOBAYASHI
むこうの映画人は好きだな小林。

生き残った人は機密保持(え〜?何のために?)
東京拘置所!に送られる。
テロップには東京拘置所と表示されているが
いや、メリケンのコンビナートにしか見えないし。
内部では怪しい東洋人が
むき身のアサルトライフルぶら下げてるし。
連中め、日本をなめてるな。
そこまでイカツクないぞ平和国家ニッポン。

基地とかいってもどこかのケミカルプラントを
お借りして、モデルガン持たせた兵士を立たせるのみ。
この先ずっとこんな感じで清々しい。

日本の科学者。シマダセイジ。
どうみても純日本人じゃない。
目が細くてメガネかければ日本人か?
俺のことじゃんか。

彼の自己紹介によればシマダ氏の一族は
みな漁師なんだって。
それでいてこいつ裏切り者でさ。
(イルカやらを殺す一族がキライなんだって)
太地町には金輪際いけねーぞ?

そして「米海軍駆逐艦リード」
これもテロップでそう紹介されている。
だが、
どう見てもその三連装砲は米戦艦アイオワだ。
さすがリミット切った怪獣映画。駆逐艦もでかい。

デルタ作戦開始!とかいっても
三連装砲を前に撃ってるだけだし。
それも横方向から来てるサメに対してですよ?

老婆心ながら、そこは「対潜水艦戦よーい!」だろ。
キホン、水中の敵に大砲撃って何するつもりだったのか・・。
いずれにしてもダメだろうけれど。

その三連装砲も、米海軍提供アイオワのビデオフィルムに
CGでエフェクト追加してるだけだから
ちゃちいのなんのって。
さては三連装砲も舐めてるな?

艦長が勢い込んで「ワシントンに連絡!」だって。
まずは海軍司令部だろうよ。
それによく見りゃ駆逐艦リード一隻だけだし。
ひょっとしてテイのいい厄介払いだったのか?

ついに事態を真に受け
米国政府のエージェントが登場。
これがすげーいやな奴。
言わなくていいこと言って周囲を敵だらけにする男。
なにか深い策略があってなのかと勘ぐってみれば
本当にイヤすぐる奴だっただけ。
ビジュアル的には沈黙の戦艦シリーズに出てくる
例の彼みたい。頭髪を後ろで縛ったね。
以後、セガール司令(偽)と呼ぶ。

そして・・出たよ。
「連中は歴史的発見だから捕獲せよ」命令。
それを受けた主人公科学者チーム
なんか急に研究開始しましたよ。
カラフルな試験管やらフラスコやらを傾けながら。

いきなりの研究がいきなり行き詰るなか、
男女は急に盛り上がってしまい、研究所でアーン開始。
結果、タコさんらをフェロモンで浅瀬に誘い込むことを思いつく。
数百万年も氷付けだったのなら
さぞや溜まっているだろうから、というのがその理由。
まったくもって研究関係ないじゃん!

なんなの?その蛍光色100%の
バスクリンみたいな液体は?
一般的なサメとタコのフェロモンを
抽出&量産化したんだろうか。

それをサンフランシスコ湾と東京湾にばら撒くんだと。
世界中のサメ(オス限定)がサンフランシスコに
おなじくタコ(オス限定)が東京に大集結すると思うけど?

このあほセガール司令(偽)。
やることなすことメチャメチャ。
太平洋になんか見っけたよの報告を受け
戦闘機F−15イーグルに
「高空飛んでたらよく見えないじゃんか!」
海上30メートル飛行を、切れギミに命令。

いや、その命令が非人間的とかそれ以前の問題で
さっきも書いたけど、キホン水中の敵を探すのに
戦闘機マッハで飛ばせてどうするんですか?
あなたの配下には対潜哨戒機(P3C)とかないの??
で、タコはすげーことに上空30MのF15を撃墜。
腕一本で。南無〜。

まあ、いいや。敵を見っけたぞ!
「ミサイル発射」「らじゃー」
ミサイル発射ハッチのオープンシーンはあるのに
カットが続き、気がつくと発射済みだったようで
たった一本だけ海中へ。このあたり予算のなさが泣ける。
依然、サメ接近中!速度500ノット!(≒950Km/h)
どんなサメだよ。

おびき寄せたサンフランシスコ湾に
セガール指令(偽)自慢のへっぽこ海軍が差し向けた船は
沿岸警備艇一隻のみ。ええ?なにそれ?
あんだけデッカイ駆逐艦の次はこれかよ。
もう在庫ないのか。
それにゴールデンゲートブリッジを
交通止めにもしていないとは・・。
なんて無能なセガール指令(偽)。

結局サメの対処も東京のタコの対処も失敗。
無能な奴ほどすぐ核に頼ろうとする。

で、シマダ氏は唯一の核被爆国(最近は自爆だが)
の学者として、核だけはやめてくれと、
放射能の海洋汚染で生態系にどんな影響が
およぶか判らない!
と至極マトモなことをいう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・ごめん・・東電に代わってなんかごめん。

そこへ「じゃあさ、もともと戦っていたんだから
サメとタコと相討ちにさせればいいじゃん!」と
女主人公のほうが気軽にのたまう。何気にドヤ顔
責任とって、対策チームごと潜水艦で大海原へ。

ヒドイのは船のセット。
ほぼ使いまわし。
それに日本側の潜水艦もさ
米軍がいないときの艦内会話ぐらい
日本語でいいじゃんよ。
さては貴様ら日本語話せない東洋人だな。

「作戦がうまくいくように祈ろう」
って無理。そもそも潜水艦は500ノットも出ない。
彼らと追いかけっこにもならないのだ。
なに?緊急用エンジンって?
ブースターなの?すげえなあ。

ここでいきなり「僕死にたくない」と
潜水艦の操縦士が反乱開始。
でもそこで君が任務放棄のするほうが
よほど死ぬ確率が高くなると思うよ。
元海軍潜水艦乗りだった女主人公の恩師に
ここは選手交代。
プチ反乱兵士は女科学者にもぶっ飛ばされて
そのままフェードアウトする。
でも・・タコさんらに魚雷が一発当たったからって
ナニ喜んでんの?

観客の受難は続く。

巨大タコ。応援の原潜5隻瞬時に撃沈。
沈黙の艦隊も形無しである。
アップトリムがどーの、ポリマーがどうだとか
関係ない、もう異次元の世界。

そして主人艦も被害が。
ええ??艦を捨てて逃げるんだ?

なに、いままで小型潜水艦くっつけて運行してたの?
どんな万能潜水艦よ。
そりゃあスピードでないわ。

やっとここ北太平洋で宿敵同士が邂逅。
バトルを開始する。
生存本能より種族としての憎しみのほうが増すんだそう。
タコやや有利か。
基本的にサメ類は泳ぎ回ってないと窒息するしな。
CG予算の都合からか、形勢にまったく変化なく
巨大タコが足で巨大サメをつかんでるだけ。

「奇跡だ!」って
いえ脚本の都合っすよ。



「また、北の海で温度の高い反応がある
 氷山が見つかったのだが・・行てみる?」
「Why not?」

えええ??また行くの?君たちが。

出演: デボラ・ギブソン, ショーン・ローラー,
   ロレンツォ・ラマス, ヴィック・チャオ,
   ジョナサン・ネイション
監督: エース・ハンナ
時間: 89 分

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2011年10月16日

未来の食卓

「未来の食卓」

妻がレンタルしてきたドキュメンタリー。
2007年のフランス映画。
「不都合な真実」に少し似ている。
まあ社会に警鐘を鳴らす
「ドキュメンタリー」だからね。

あらすぢというか内容
フランスの小さな村を通じ、子供の未来を
脅かす食物汚染や環境汚染を訴える
ドキュメンタリー。フランス南部に位置する
バルジャック村では、村長と村民の熱心な
働きかけにより、小学校の給食を全て
オーガニック化するという前例のない施策が
講じられている。国民の健康よりも生産者や
企業の利益を優先する現代の食産業の実態に
真正面から触れ、人間と自然の調和を
スクリーンに美しく描き出した意欲作。

************************

「最新の研究結果によると我々の世代よりも
 次世代のほうが健康を損ねている%が高い」

BIO(仏語でビオ。オーガニック農法)のこと。
どんどんオーガニック農法を広めよう!という内容。

このドキュメントを額面どおり取るのであれば

我が子というか次世代には、健康的なものを
食べさせた方が良いに決まってるし
地産地消もまったくもってその通りだと思う。

そのために、普段あなたが買っているキャベツ
100円が300円になっても文句言わないね?
そんなドキュメンタリー。

宇宙服のような作業着を着て
殺虫剤を畑にばら撒く農家。
従事者はウツ、頭痛などに悩まされ
その子供は若くしてガンで亡くなり
農村のガンの発症率が90%だとか
なんとか画面に次から次と表示されれば
映画の通りが仏農業の現実だとしたら・・
そらああーた、もう仏直輸入ワインすら
飲みたくなくなるってもんです。



フランスっつったら農業大国。
すべてがホントだとは言わないけれど
中にはホントの事が混ざっていると思う。

「それにしても未来の食卓にゾッとした!
 しかしこういった動き(オーガニック農法)が
 地道に拡がってきているとは、なんとスバラシいんだ
 さすが欧州!」
なんて、観劇直後のジブンのような人も
大勢いらっしゃるでしょうから

あえて、この映画に懐疑的なブログ
紹介しておくことにします。
パワーバランスとして。

【参考】
「映画「未来の食卓」に見る情報操作」
 ↓
http://mscience.jp/truth/?p=92

 平均寿命が80歳とか言うじゃないですか
 それは1920〜30年生まれの
 若い頃にまったく合成化学物質の洗礼を
 受けなかった人たちの話です。

↑劇中の談話には結構納得。



原題:Nos Enfants Nous Accuseront
監督:ジャン=ポール・ジョー
プロデューサー:ベアトリス・カムラ・ジョー
撮影:ジョエル・ピエロン、アマル・アラブ
音楽:ガブリエル・ヤレド
製作国:2008年フランス映画
上映時間:112分
配給:アップリンク

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2011年10月06日

マインドゲーム

「マインドゲーム」

おお、いわゆる「ジャパニメーション」って奴?
借りてみたんですけれど・・。

あらすぢ
偶然幼なじみの初恋の女性、みょんちゃんと
再会する西。彼は彼女が姉のヤンと営む焼き鳥屋で、
運悪く借金の取り立てにやって来たヤクザに
撃ち殺されるのだが、神様に逆らい必死で地上に
舞い戻る。

************************

評判は悪くないようなんだけども
面白くなる前に、寝てしまった。
今田耕司の演技がね。どうにも受け付けなかった。
芸人としては好きなんだけどな。
あるいはあれでも慣れれば味のあるキャラに
なったのかも知れない(「オネアミスの翼」の
森本レオみたいに)

いろいろあって生き返り、巨大生物の体内で
おままごとをやり始めたとたん、眠くなるのだ。



寝ちゃったものは仕方ないな。
頑張ってリトライしたのにまた寝てしまったし。

監督が「湯浅政明」っていうから
昭和ガメラの監督さんの親戚かと思ったのだが
まったく関係ないみたい。

出演 今田耕司 (西)
 藤井隆 (じいさん)
山口智充 (りょう)
中條健一 (アツ)
前田沙耶香 (みょん)

監督 湯浅政明

ジャンル アニメーション
製作年 2004年
製作国 日本
配給 アスミック・エース エンタテインメント
上映時間 103分

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2010年11月22日

Mr.& Mrs.スミス

「Mr.& Mrs.スミス」

嫁にしては珍しくハリウッド映画をレンタル。
なんでも昔からアンジェリーナ・ジョリーが好きで
この映画が縁で、彼女と夫婦になったブラピとともに
前から気になっていた映画だったんだとか。

しかもこの世界的に著名な夫婦。
養子をもらって養っているとか。
世界一恵まれた養子だなおい。
でもなかなかできることじゃない。
聞いてますか?
出演者が皆、ボランティアではなく
ギャラもらってる24Hテレビとかやら。
(あのテレビも2011年以降
 見れなくなれば良いのにね)

あらすぢ
南米コロンビアで、建築業者のジョン
(ブラッド・ピット)とコンピューター・
プログラマーのジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)
は運命的な出会いを果たす。アメリカに帰国後、
友人たちの猛反対に耳を貸さず、2人はすぐ
結婚してスミス夫妻となった。だがそれから
5〜6年後、2人はすれ違いを感じて倦怠期に
突入する。それもそのはず、ジョンの裏の顔は
一匹狼の殺し屋で、ジェーンの裏の顔は
暗殺エージェントのエース。お互い敵対する
秘密組織の任務を引き受けるプロの暗殺者
であることを、ずっと相手に内緒で生活を
続けていたのだ。

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壮大なスケールの夫婦ゲンカ。
二人とも全力で殺し合いをするのだが
双方とも最高峰の殺し屋なんで
手を抜いているつもりはないけど
致命的には至らないあたりがスゲー。

そしていろいろあって仲直り&協業開始。

どんなプロでも無防備になってしまう弱点
「背中」を任すに、これほど頼もしい相手はいない。

二人ともプロのエージェント(工作員)なのだが
基本的に、一匹狼タイプらしく協業するくらいなら
ジブンがさっさと動いたほうがマシと考えるタイプ。
それでも、緻密に計画して粛々とコトを進めたがる
アンジェリーナ・ジョリーと
しっかりしているようで結構抜けており
結果オーライでもいいじゃないかと思うブラピ。

「あなたが、私に何の相談もなく
 勝手に行動するからイケナイんでしょ!」
「君はそんなに部下が欲しいのか!
 なんでも支配下に置きたがる!」


これはもう、フツーの夫婦ゲンカの会話。
この会話にすべては集約されている気がする。
プロとして仕事のやり方の違いではなく
男女の考え方の違いなのだ。

それでいながら肝心のミッションはバッチリ決める。
もともと凄腕のプロだから、というのもあるけど
息の合った夫婦であればこそだ。
ヤラレ役の敵側のほうが少々可哀想。
喧嘩の片手間に殺される感じ。
おなじヤられるにしても、
もう少し敵を認識してあげてくださいよw

最後がちょっとだけ不満。
なんか追っ手を片付けたんで、もう安心!みたいな
終わらせ方だったけど、彼らは組織の下っ端を
やっつけただけで、双方のボスとか組織は健在。

せめて二人の超人的な活躍で
両組織の致命的な弱点をつかみ
それをネタに二人の自由を保証するとか
そこまで描写するんかな、と思っていたのだが・・。

結局この映画は、どこにでもいる夫婦が
乗り越えなければならない葛藤を
描いたもんなんだろうと思う。
そら、プロの暗殺者がどこにでもいるわきゃないが
映画なんで、馬鹿馬鹿しい事情を挟みつつ、

妻には妻の事情があり旦那には旦那の事情がある。
だましあい、聞いたフリ、聞こえないフリ。
時には全幅に信頼して、時には疑い
派手に喧嘩して。でもまあ、できる限り
譲れる所は譲りながら、別れるよりは
もう少しだけ二人でがんばってみよーって
そんな世の夫婦への応援歌を作りたかったんだと思う。

「スミス」という姓は、英語圏では「ありがちな名前」
として有名らしく、山田や鈴木みたいなもので
つまりは、どこにでもいる夫婦ってこと。
(ジョンもジェーンも太郎や花子レベルらしい)

でもやっぱりその辺は「ハリウッド映画」なんで
テレ隠しもあってか、バリバリドカーンと
派手なエフェクトも。



そう思えば、組織とか、話のココがおかしいとか
あげつらうの意味はない。
この映画は、暴力で話を解決するアクション映画では
なくて、
仮面夫婦が壮絶な夫婦喧嘩の後
洗いざらい吐き出し、そしてホントの夫婦になる−
夫婦愛を語るファンタジー映画なのだった。

作品情報 - Mr.&Mrs.スミス
ジャンル : アクション
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配給 : 東宝東和
監督 : ダグ・リーマン
出演 : ブラッド・ピット
アンジェリーナ・ジョリー
ヴィンス・ヴォーン
アダム・ブロディ
ケリー・ワシントン

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男はオンナには永遠に敵わないのかも。
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2009年04月25日

「ミスト (ネタバレ)」

「ミスト (ネタバレ)」

スティーブン・キング原作
「グリーンマイル」フランク・ダラボン監督
の「ミスト」観ました!

たまにはB級を・・と思って嫁の目を盗んで
借りてみましたが、これはアタリ。

個人的に「スティーブン・キング」作品は
日本の小松左京氏に近いと思ってまして
発想は凄いんだけれど、どうしてそうなったのか
といった理由はいつもほったらかし。
でも理由なんかどうでも良くって、その
「異常な環境における人間群像」を
彼らの無常観から書きたいんだと思ってる。
その意図を汲まない映画関係者が仕上げると
彼ら原作の映画は単なるバカ映画になってしまう。
つまり彼の名前が冠の映画は、要注意ジャンル
と認識だったのです。

あらすぢ
激しい嵐が街を襲った翌日、湖の向こう岸に不穏な
霧が発生していた。デイヴィッドは不安に駆られ
ながら、息子のビリーを連れ、隣人の弁護士ノートン
と街へ買い出しに向かう。3人がスーパーマーケット
に入ろうとすると、店内は大混乱。外では軍人が
歩き回り、サイレンが鳴り続ける。すると、ひとり
の中年男が叫びながら駈け込んで来た。
「霧の中に何かがいる!」と。
店外を見ると深い霧が駐車場を覆っていた!

************************

「サイレントヒル」的世界と「クトゥルー神話」が
好きな方なら、鉄サビこそないけれどオススメ。
知らない役者が多いので、かえってアメリカの
田舎町っぽさが感じられてまたよし。

フランク・ダラボン監督って監督実績は作品
少なめで、そのわりに今回、手堅くまとめているんで
凄いなと思ったんですが、どうやらその筋には
知る人ぞ知る存在のようで。監督業の前は脚本家として
以下の作品(一部兼業もあり)がありました。
ビックリ。
自分もほとんど観ている。

グリーンマイル(1999)
ショーシャンクの空に(1994)
フランケンシュタイン(1994)
ザ・フライ2 二世誕生(1989)
ブロブ 宇宙からの不明物体(1988)
エルム街の悪夢3 惨劇の館(1987)

・・さすが、よく判っていらっさる。
同業が作る膨大な数の駄作映画を見続け
自らもいろいろ手がけた結果として
今(というかこの映画のオチ)があるわけだ。

以下、ネタバレ全開、チャクラでGO!
この手の映画を楽しめる方で、残念ながら
未見の方は本当に読まないでください。







いいですか?では観られた方だけに。

・「アローヘッド計画
 実はこの世は異次元に囲まれていて、それに気がついた
 科学者が窓から外をのぞこうとして失敗、窓が玄関に
 なってしまったのがそもそもの始まりであるらしい。
 黒人MPが「俺達のせいだ。すまない許してくれ」と
 いって死んでいったり。

 いいねえ、この小細工、世界観を小出しにする辺り。
 政府と科学者が組んでたくらむことってヤツァ
 いつも民間人には噂でしか伝わらず、真相もわからず
 じまい。なのに真っ先に被害を被るのもまた民間人・・
 という構図。

・この映画の肝は、平時には見えないビミョウな人間
 関係でなりたっている田舎の平穏も、実はとても脆く
 結局人の敵は人なんだという、ミもフタもない自滅を
 描くところにありやす。

・緊急事態のときこそ生き生きとする基地外宗教ババア
 (ミセス カーモディ)の演技が圧巻。
 助かりたければ祈る前に行動すべし
 考える主人公のような人間を、現代文明の象徴、傲慢な
 存在と決め付け、神に許しを乞うために贖罪やら生贄と
 いったイベントに存在を見出すメイワクな奴。

・主人公の奥さんに代わってヒロイン役の
 高校教師アマンダ・ダンフリーを演じていたのは、
 映画「サイレントヒル」で婦人警官シビル役の
 ロリーホールデン。

 シビルベネットってサイレントヒルのゲーム展開に
 よっては殺しあう婦人警官でしょ?ゲームでの顔は
 顔ヤセした「キャメロンディアス」って感じでしたが。

 最近の女優さんはコダワリが無いのかな。
 ひとむかし前の女優ならば安っぽいイメージ定着を避け
 イロモノ映画にはそんなに出たがらなかったのに。

 昔、ホラー映画ヒロインといえば、ジェミー・リー・カーチス
 だったりしたが。

・スーパーの一見冴えない副店長の存在もよかった。
 ちんちくりんのでこっぱち。でも州射撃コンテスト
 チャンピオン。流れ流れて田舎のスーパーでこき使われ・・。
 でもそれが人生かも知れん。軍隊でもない限り
 射撃がうまくってもそれだけじゃあ食っていけないから。

・理性派(黒人弁護士派)→真っ先に全滅
 中道派→主人公+話のわかる方々
 基地外派→宗教ババアとその郎党

・主人公と高校教師と「でこっぱち」が言い争う。
 一言で言えば、基地外宗教ババアに精神汚染されつつある
 その他大勢は見捨て、余力があるうちに
 マトモな連中だけで脱出しようという話に

 高「人は生まれつき善良だわ」
 主「都市が機能していたらね。ひとたび暗闇におかれると
   無法状態になる。人は生まれつき異常な生き物だよ」
 で「部屋に二人以上いれば最後は殺しあう。
   だから政治と宗教があるんだ」
 高「あなた達は間違っているわ!」

 この期に及んでまだキレイ事の高校教師。
 対するでこっぱちの台詞、あの時は聞き流したんだけども。
 今思い返せば伏線だった。
 まさか、でこっぱち副店長の前歴は
 某ランボー氏の同僚だったりして。

・主人公の一群が多数の犠牲の元、必死に乗り込んだ車で
 スーパーの居残り組(もう絶望しかないその他大勢)の
 前をワザワザ横切ってゆくシーンが印象的だった。

 よくある映画では、未来を切り拓くことのできる理性的で
 行動的な人間(多くは主人公、ブルース・ウィルスか
 トム・クルーズが演じるに違いない)が、行動の結果
 勝利をもぎ取って行く。そんな彼らが、反対だけはするが
 足を引っ張り続ける民衆に見せ付けている、精一杯の
 嫌がらせと感じていたのだが・・。

 すぐその辺を怪物がウロウロしているんだから
 そんな間にさっさと逃げ出せや!と若干イラっときたけど
 このシーンって結構重要だと後になって気づく。

約束しまくる(主人公)お父さん

「約束する おまえを連れて一緒に家に帰る」

「お父さん、ひとつだけ約束してくれる?」
「なんだい」
「僕をかいぶつに殺させないで」
「・・わかった。約束する」

・・子供は父親に「最後まで責任もって守ってくれ」と
言いたかったのかと思っていたら。
これまたうーーん。

・元教育者の理性的なバーさんがカッコよかった。
 たぶん、女性ながら地元の中学の校長まで勤め上げ
 地元の元悪ガキ、現ブルーカラー労働者の
 ひとりひとりを覚えており、彼らも彼女には
 頭が上がらない。あんなことがなければ、単に
 ガンコで厳しい、近寄りがたい婆さんとして
 煙たがられていたに違いない。

・ジム・・こいつこそが地元の学校卒業、地元のオヤジ
 労働者代表。そんでもって一番困った奴。でも一番
 そこらにいるアメリカ人の代表のような気がする。
 ガンコで街で暮らす人間(多くはインテリ)に
 ひがみ根性を持ち、強いものに「こびる」・・。
 最後は狂ってほんとメンドクサイ事になりましたが。
・ジョー、ボビー、マイク 死亡要員。

・ヒッピー崩れのオヤジ。やせたハルクホーガンみたいな
 (口ひげを生やし、頭にはバンダナ。そとの駐車場には
  ピックアップトラックかイージーライダー的バイクを
  駐車させているに違いない)
 彼が宗教基地外ババアに残したセリフ。
 「そこのババアよ。俺も神を信じてはいるが
  俺の信じる神はおまえが言うほど
  血に飢えた存在じゃない


 ・・溜飲が下がるセリフではありましたが、
 裏切られましたね。神に。この世界の神は
 「クトゥルフ神話」の旧神でした。

・主人公の車の後方から軍の戦車が来たわけだから
 軍はこれから救援に向かうのではなく
 怪物渦巻く内部を制圧しつつ、脱出している
 しかもその行軍の整然さは明らかに「勝ち戦」であり
 さらには手際のよさからしても、軍は過去に何度も
 こういった「異次元ハザード」を経験しており、その
 ノウハウが蓄積されているということ!
 一体、何人の市民が死んでいるのか!
 バイオハザードのラクーンシティや
 バタリアンのあの街だけではないんだ。

・怖いぜ。軍(と連邦政府)
 黙って何かをしでかしてしまうのも「軍」ならば
 妙なところ市民の知恵を超えた危機管理体制
 を持ち、文明社会の象徴なのも「軍」
 メリケン市民にとって「軍」とは矛盾した存在なんだ。



・ラストの壮絶なシーンにかかる古代異民族の宗教音楽
 みたいなのがグウ。

・もう一度は観たくないな。詰まらないからではなく
 映画の中であの宗教ババアに付き合うには
 ちょっと辛すぎる。

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2009年04月05日

魔法にかけられて

「魔法にかけられて」


君の言う甘い愛は幻想だ。
 目覚めると現実がある。


No!No!No!
 知っている言葉はNoだけ


REALLIFE様のブログでも
紹介されておりましたが。
ディズニー映画にしては変化球に思えたんで
気になってはいたのです。

結局ディズニーのセルフパロディーでして
アメリカの白雪姫リメイクはキングコングでした

二度見るほどではないにせよ
なんかのはずみで一度くらい観たら
結構楽しめる作品。
なんだかんだいっても
ディズニーでメリケン作品ですから
映画的「深み」はまるでありませんが
それでいいんだと思います。
それと意外に子供には向かない。
ヤングカッポーがデートで観にいくには
いいでしょう。いいんじゃないかな?

あらすぢ
アンダレーシアで動物たちと暮らす美しい姫、
ジゼルは、運命の人と出会い、結婚する事を
夢見ていた。ある日、怪物に襲われたジゼルは、
エドワード王子に助けられる。お互い一目惚れし、
出会ったばかりにも関わらず、完璧なデュエット
を披露し、翌日結婚する約束をする。
しかし、王子の結婚を喜ばない継母のナレッサ
女王は、魔女を送り込み、ジゼルを井戸に
突き落とす。なんと、その井戸は、現代の
ニューヨークに繋がっていた!

************************

以下、ネタバレ御免です。

すっかりサウンドオブミュージックになっているNY。
無味乾燥のNYに宝塚がやってきた。
やっぱ、ミュージカル作らせたら向こうにかなわんな。
日本人がやると、街中で突然歌いだすヘンな人の集団
になってしまう。

「単純 VS (フクザツとされる)大人の世界」
「Childish VS NYの弁護士」

主人公は一見何不自由ない生活をしているが、生活は
無味乾燥。なんら生産性がない職業、弁護士。
離婚したがっている夫婦が愛を取り戻したら
弁護士は飯の食い上げになるため、
いかに自分達が尽力したように見せかけ、
うまいこと離婚させるのがシゴトなわけだ。
だからジゼルが150%善意から
二人の中を取り持とうとすると怒ったりする。

歌は魔法。
NYがTDLのアトラクションと化す。
剣しか持っていないおバカ王子よりも
歌で周囲を巻き込んで何とかしてしまう
ジゼルの方が凄いぞ!

怒ることで、ジゼルはおとぎの国の人物から
現実世界の女性になってしまった。
もう戻れない。現実が待っているから。
「猫の森には帰れない」か「木綿のハンカチーフ」か。

ジゼルが最後まで、NYの3大動物群
(ハト・溝鼠・ゴキブリ)を使い倒しているのは
正直やりすぎだと思った。怒りの感情を覚えた
時点で、おとぎ話的パワーを消失しないと。

・・ああ、でもそういう設定にすると
不可逆になっちゃうし、弁護士の元カノが
浮かばれないから、いいのか。あくまでジゼルは
自分の意思で「猫の森には帰れない」道をえらんだと。
そーか。そういうことか。
ちなみにドブネズミって溝鼠って変換するんだね。
勉強になりました。IME。

それにしてもいいね。ばか王子。
アゴが「ケツ割れ」なのもグゥ。

人生は過ぎ去り、ロマン無く夢は消え去った。
 あと少しで届いたハッピーエンド〜


私は卑劣で卑怯者だがいつも気は確かだよ
いいねえ。悪の魔女。
甘ちゃん揃いのおとぎ話の世界で、あの悪の魔女は
実はただ一人の現実的な現代人だったのではあるまいか?
(だから、井戸の底がに通じているNYという街が
 ファンタジー要素がまったくない場所だと
 唯一理解している)

彼女は殺さないで、現実世界でその後、持ち前の魔力を
武器にビジネスを立ち上げ、とてつもない成功者に
なった・・方が面白かったかもしれない。



姫、それにしても凄すぎ。
活躍しすぎだ。そこは王子の出番だろ。

幸せに暮らしました・・
and they lived happily ever after

カテゴリ SF/ファンタジー コメディ
製作年 2007年
製作国 アメリカ
原題 Enchanted
時間 108分
公式サイト www.disney.co.jp/movies/mahokake/
公開日 2008-03-14〜
監督 ケヴィン・リマ

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つれづれなるネタバレ
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2007年09月17日

マックイーン絶対の危機

マックイーン絶対の危機
危機と書いて「ピンチ」と読ませる。
当時の映画の基本ですぜ。旦那。
副題:人喰いアメーバの恐怖

pinti.jpg

あらすぢ
『パピヨン』のスティーヴ・マックィーン
主演を務めたSFモンスター映画の先駆的作品。
外宇宙から飛来した謎の赤いアメーバ-は、
人間を飲み込み、徐々に巨大化していく。
やがて映画館を満たすほどの大きさになり、
軍隊が出動する事態となるのだが…。
〜(「DVD NAVIGATOR」データベースより)

PONの心に強烈なトラウマを残した映画。
(ちなみにもうひとつは
ガンマー3号宇宙大作戦」)

ふたつの映画の共通点は
モンスターが「アメーバ」状になって
とびらの隙間や排気口などから
自在に侵入、獲物(主に人間)に
とってもヒドイことをするとこ。

この映画の初見は多分
ゴールデン洋画劇場とか
その辺だったと思うけど
当時、21時になったら子供は
寝なければならないという規則が
我が家にはありまして、親が特別許可!した
映画だけは、そのリミットを過ぎても
見続ける事が出来ました。
それこそいつ寝てもかまわない
用意をして。テレビの前へ。

それにしても親もよく許可したものだなあと
今になれば思いますが、おそらくは
表題の「マックィーン」に親父が
反応したためだと思います。
親父は「西部劇好き」(拳銃無宿とか・・)
だから。

トウゼン「西部劇」は全く関係ない
映画なので親父も見始めてから
シマッタ、とくらいは思ったかもしれません。
「マックィーン」が西部劇でヒーローに
なる前の無名時代に出演した映画なんで
後から売り込みをかけるために
わざわざの「マックィーン〜」と
名づけられたワケです。

まあ所詮はB級映画なんでけれども。
「志村〜 うしろ〜っ!!」のような
インパクトは当時の子供に充分残しました。
見終わった後、どうやったら
すき間だらけのボロい我が家にて
彼ら(アメーバ系)の侵入を
防ぐことができるか?考えるたびに
絶望的になったことを思い出しましたw

寝室のドアのすき間から
今にも「アメーバ」が湧いて出る気がして。



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拳銃無宿って入力・・
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2007年08月12日

魔獣大陸

サルガッソー海

ムーとかその辺を、小学生〜中学生あたりに
読んでいた方なら、おそらくご存知の地名。

船の難破が多発する「魔の海」とされた所。
当時、読み知った情報だけを頼りに書くなら
バーミューダトライアングル内にあって
無風で、海流が妙で(どのように妙なのかは知らないw)
なんか長ーい海藻が山ほど海中に生えている為
小さい帆かけフネなんかで航海していると、
突然船足が止まり遭難してしまうんだそうだ。
今ではでっけーエンジン積んでるから
そんなことないケドw

PONのなかで「サルガッソー海」のイメージを
最悪のものにした映画があります。
それがこれ↓

魔獣大陸

あらすぢ
 大嵐に見舞われ、海図にも載っていない
海の墓場へと流された大型客船。
そこには水に触れるだけで大爆発を
引き起こす粉末と、一筋縄ではいかない
乗客たちが乗っていた。沈み行く客船から
救命艇に乗り移った乗客たちは、
日が経つにつれ極限状態に追い詰められ、
緊張を高めていく。やがて救命艇は、
巨大生物のいるロスト・ワールドへと迷い込んだ。
だがそこには大航海時代のスペイン人の
末裔が住んでいて、恐るべき独裁国家を
築き上げていた…。

あらすじを聞いてると「ふむふむ」そんなB級か
と納得しそうですけど、PONがネットから見つけた
勝手に同志だと思っている方の
HPをみてやってください。


正直、内容はそんなに覚えていません。
たぶん東京12CHあたりで観たんだろうな。
やたらと画面が暗くって
タコ?がぬめぬめだったような??
じゃあ、わざわざ「ブログ記事」に
するんじゃねーよ!?
と、お叱りを受けそうですが

「サルガッソー海」

この言葉を書いてみたかったのと
昔のTV局(地上波)はおおらかだったんだなあ
ということを書きたかったからかも。



監督: マイケル・カレラス
出演者:エリック・ポーター、
    フルデガルド・ネフ、
    スザンナ・リー、
    トニー・ベックリー、
    ベニート・カルザーズ
英 1968年 87分 カラー

とりあえず、将来自分が航海するとき
「サルガッソー海」には
近寄らないようにしようと
軽く誓ったあの頃w

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2005年11月29日

ミニパト(機動警察パトレイバーV)

以前に「韓流」ブームにかこつけて
機動警察パトレイバー」をついて記事にしました。
1990年代初頭に、錚々たる
その筋のクリエイターが集結
アニメ、映画、漫画、小説、OVAにと
メディアミックス展開を大々的に展開したアニメ作品です。

なかでも「映画版」
機動警察パトレイバー THE MOVIE
 Windowsってナニ?と皆が思っていた時代に
 ウイルスによるITサイバーテロを描いたもの。
機動警察パトレイバーU
 本物の自衛隊がサマワに行く前に、平和ボケ日本と
 今のテロ社会をするどく予見したもの。

いずれも「他人のふんどしで相撲を取らせたら世界一」
として知られる「押井守」監督作品である。
一見、一般人には判り難く、マニア限定のようだが
その実、アニメ作品という「サービス」精神
忘れていないという、すごい映画だ。
映画第一作の興行成績は上々だったようで、
会社(バンダイ)からご褒美として
監督の好きなもの=「攻殻機動隊」
作ることができたとか。
いや・・攻殻機動隊が大ヒットしたから
別のもの作れたのかも?
まあその辺はどうでもいいや。

パトレイバーは二作以降、もう作らないと
日々、押井監督は明言していたが
そこはそれ「資本主義」
メーカーは次の新作も希望。
劇場版第3作「WXIII 機動警察パトレイバー
結局、押井監督とは別の監督で
製作発表から
えらい時間がかかっての完成。
後進のお手並み拝見!って
押井監督は当初より
まったく無視していたようだけど
「俺以外の人間で、面白い作品が
 作れるモンなら作ってみい!」

みたいな意地悪な静観では?
(結局、第3作目は「佳作」ではありましたが
 「傑作」ではなかったです)

本編の監督こそしませんでしたが
監督一流の「いたずら心」
昔の仲間達を動員、おまけの併映作品として
この作品を作り始めました。
それがこの
「ミニパト」
中身は「同人誌」やネット上で
「好事家」達がやっているような
人をくったパロディです。

全3話で構成、映画館ではランダム上映でした。
(罪作りだねえ・・)
DVDではめでたく一挙収録。
短編なんで各話とも15分あるかないかなので、
気になったキーワードだけを記述します。
それでも充分ネタバレなんで一応ご注意。

第1話「吼えろリボルバーカノン」
 語りは後藤隊長。
 パトレイバーが装備している巨大な銃のウンチク。
 銃もあそこまで巨大だともはや「砲」
 「37ミリ機動速射砲」とでも言うべき存在だ。
 警察力がついに「砲」を所有する時代!
 この他にも・・
 レミントンM31RSライアットガン(非常時の隊員装備)
 シグザウエルP210(隊長のみ装備)
 ガバメントM1911-A1(香貫花隊員のみ?)
 などなど。
 安全第一。 

第2話「あゝ栄光の98式AV」
 語りはシバシゲオ整備班長。
 篠原重工製
 「98式改警邏(けいら)用人型汎用機械」
 世に、重装甲、重武装、核武装、試作型、量産型、水陸両用
 第三帝国型、帝都型、遠距離支援型、エース専用カスタム、
 ハリセン装備スペシャル等、機体は種々あれど 
 地味な整備班あっての稼働率。

 GEPRIESEN SEI
 DIE INSPEKTIONSTRUPRE! 
 GEPRIESEN SEI
 DER GEIST DER INSPEKTION!

 (讃えよ整備班!讃えよ正義の心!)

 千葉繁節大炸裂!

第3話「特車二課の秘密」
 語りは南雲隊長。
 どこから冗談なのか?二課の秘密。
 警察組織における予算獲得の苦労など。

 「はじめはそれとなく
  そしてやがては急速に
  事態をエスカレートさせ
  気がつけば関わる人々に本来の在り様を
  大きく踏み越えさせる男」
 「稀代の策士またはペテン師
  汝の名は後藤喜一」
  
 二課の真(究極)の秘密・・それは後藤隊長だった。

相変わらず、小難しい言葉を列挙して
煙に巻く手腕
はすごいです。

ミニパトのゲームも発売らしい。
すげえな。とことんまで
稼ぐ気かよバンダイ



面白かったし、その手のマニアと
かつての熱狂的なパトレイバーファンの
マストアイテムかも。
PON?うーーん。一度見ればいいかな。

2002年作品 DVD鑑賞

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2005年11月15日

Mrインクレディブル

右翼の方、左翼の方、ノンポリなど
色々立場もご意見もおありでしょうが
自分の知っている人間が
何にせよ「おめでたい」ことになっているのは
それだけで素直に喜ばしいです。
また、伝統的にも政治的にも物理的にも
色々制約があるはずの菊の紋が
ご夫婦揃って、民間のホテルに足を
運ばれたと言うのは、それだけ娘への慈愛が
感じられ、四の五の言う前に「ほのぼの」します。

おめでとうございます。黒田夫妻。
お幸せに。

ま、テレビ中継にかぶりつくほど
暇ではありませんが、そんな家族愛に
「Mrインクレディブル」です。

インクレディブル〜INCREDIBLE
調べました。調べましたとも。
「信じがたい 〔話〕 すばらしい」ですと。

アニメCG職人集団、ピクサーが関与した
ディズニーとしては現在最後のアニメ。

<あらすぢ>
 スーパーヒーローが当たり前に存在する世界。
世界の危機を救ってきた彼らだったが、
その桁外れの破壊力が社会的に問題視され、
ヒーローとして活動することを禁じられてしまった。
 いまでは正体を隠し一般市民として暮らす一人の
元ヒーロー、Mr.インクレディブル
彼の愛する妻と
3人の子どもスーパーパワーの持ち主。
彼らは普通の生活を送りながらも
それぞれに不満や悩みを抱えていた。
 巷では元ヒーローたちが次々と行方不明
になる不穏な事件が続発していた。
その影はインクレディブル一家にも・・・。

いやあ、インクレディブル夫人に「萌え」ですな。
彼女もかつて「イラスティガール」と呼ばれ
elasticity=ゴムの、弾力のある
どういう理屈かは知らないが、伸縮自在の
身体を駆使する元スーパーヒロイン。

多少、唐突な気もしますが
主人公「Mrインクレディブル」への
求婚も「ルパン」と「不二子」みたい。
同じ「スーパーパワー」を持ったもの同士の
奇妙な連帯感で、専業主婦としても
プライドを持って生活しています。
でありながら誰よりも「普通の生活」を望む女性。

劇中で一番活躍していたのは彼女でしょう。
それにとても三人の子持ちのバディとは思えん。
(伸縮自在の能力で体型補正してるとか??)

ほとんどネタばれですが、家族の能力。

Mrインクレディブル:怪力、鋼鉄のボディ
インクレディブル夫人
(元イラスティガール):伸縮自在、知力(笑)
バイオレット:無敵バリヤー、透明化
(長女)
ダッシュ:300Km/Hダッシュ
(長男)
ジャックジャック:不明
(次男)

「エドナ・モード」
歴代のヒーローのコスチュームを
全部作っていた人物。彼女の持論。
「マントはイケナイ!」には笑った。
PONは会ったことはないけど
「コシノジュンコ」とか
その辺を思い浮かべてしまった。
コレも名キャラだ。

大ボス役の
「シンドローム」の出自が面白い。
前半だけのエピソードだと思っていたのに
そういう方向で後半につながるとは。

主人公は今回の陰謀を探るうちに
知り合いのスーパーヒーロー達が
「シンドローム」の手にかかり
人知れぬ場所で虫けらのように
殺され
無残な死体に
成り果てている姿を
次々と目の当たりにします。

ディズニー作品に死の影は原則禁止なはず。
(例えあってもソフトにぼかすのがお約束)
他の作品では歴代の悪役も
どこかしら憎めない所もありましたが
こやつだけは本当に
同情できませんでした。
露骨にヒーロー(善)を殺している
姿が劇中で明らかだったからでしょう。

やっぱり、今思い返しても
一番活躍していたのは
インクレディブル夫人でしたね。



上映時間 115 分
製作国 アメリカ
公開情報 ブエナビスタ
初公開年月 2004/12/04

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2005年10月04日

マスク2

ハネムーン途上の
コンチネンタル機内で見た映画集団。
ラストはこれです。
順番から言えば実は
これを一番最初に見たのですが。
(成田→ヒューストン内)
その後、PONは風邪で
ダウンしてしまい、行きの機内映画は
これしか見ることが出来ませんでした。

<あらすぢ>
前回のマスクはまーだ世界を彷徨っていた。
マスクの創造主であるいたずらの神様のロキは
父親の大神オーディンに
「マスクが回収出来なければお前を勘当する」
と尻を叩かれる。
犬と飼い主と神様と、あと何故か息子の
マスク争奪戦が始まった!

・・つまらなかった。
「どうだ?こういうアメコミ調のCGがいいんだろ?」
「こういうムチャクチャを絵にすれば
 子供たちも君も満足なんだろ?」

そういう製作者側の大カンチガイが
画面いっぱいに繰り広がる。

前作のマスクがあれだけウケた理由が
プロデューサー、監督、脚本家
いずれにも解っていないままに
なにか映画を作り続けないといけないからと
無理に造ってしまった、そんな映画。

というよりも、コミック原作のマスク
そのものが本来はこの「マスク2」程度の
内容であり、前作が輝いていたのは
1.ジム・キャリーという突出したエンターティナー
 のおかげ
2.誰も映画(マスク)の成功を期待していなかったから
 こそ、好きなように作った結果

だったからなのかも。
原作は読んでいませんが。

見れば見るほど、前作の
ジムキャリーの素晴らしさと、前作の
演出&音楽の妙が際立つ
映画でした。

最後に題名の「マスク2」は正しくなく
正確には「マスクの息子」です。
マスクしたままエッチしてしまうと
出来た子供はマスクがなくても
マスクと同等の能力を有してしまうのです。
そんな子供は本当に「自分の息子」といえんのか?
かなり微妙な課題。

何度も言いますが
この映画を機上で見ているころには
既に熱が出始めていましたので
あの緑色が妙にむかつき
単に気持ち悪さだけが残る
映画になってしまいましたとさ。
おしまい。

マスク2帝国の逆襲.jpg
原題: Son of the Mask
監督: ローレンス・ガターマン
脚本: ランス・カゼイ
出演: ジェイミー・ケネディ、アラン・カミング、
    トレイラー・ハワード、ボブ・ホスキンス、ベン・スタイン
公開: 2005年04月16日
ビデオ鑑賞



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2005年01月04日

モーターサイクルダイヤリーズ

久々にいい映画を見た!

相方に誘われて年の暮れも押し迫った
30日に恵比寿です。

ロードムービーに「はずれ」は少ないというが
私一人ではたぶんノーマークだった映画。
今年はよりいっそう、
進取の気鋭に富まねばなりません。


「バイク」じゃなくて「モーターサイクル」!!

内容は、あの共産革命の英雄チェゲバラ氏の
青春の愛すべきおバカな日々・・といったところ。
表題どおり「モーターサイクル」で親友と南米大陸を北上する
自分探しの旅に出る。ブエノス育ちのお坊ちゃんが
現実と遭遇してだんだん目指すべき方向が見えてくる。
本当に内容はそれだけ。
「これはいわゆる英雄の物語ではない」だったかな??
劇中でも何回か繰り返されるとおり、
彼が志を立てる前段階なので
どんぱちもカーチェイスもありません。

ゲバラ氏というと、
若者むけTシャツにコラージュされているような
ベレー帽に髪もじゃもじゃの
思想に凝り固まった気難しそうなおっさん・・てな
イメージでしたが(あと多少カプコンも(笑))
なんのなんの。彼も同じ人間で
悩みまくっている時期があったんだなーって。
なんかすっきりしましたね。陳腐な感想ですが。

それから「ああ、青春っていいなあ」と
素直に楽しんでしまいました。
劇中で「共産主義」をむやみに
お仕着せしなかったのも高感度UP。
ゲバラ氏は別に「共産」という「主義」のためでなく
貧しくとも懸命に生きている南米大陸の「人々」のために
戦っただけのことだったのでしょう。

驚いたのがスタッフロールで、
現存する彼らの旅行スナップ写真が流れるんですよ!
最後まで席を立たないでください。
CD屋で南米の民族音楽集でも買ってこようかな。

素敵な映画を紹介してくれた相方に感謝。
いい映画を見た!
でもモーターサイクルこけすぎ!!

12/30「恵比寿ガーデンシネマ」にて。
http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml
posted by PON at 21:36| ☁| Comment(4) | TrackBack(12) | 映画(マ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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