2013年11月28日

やればやれるぜ全員集合!!

「やればやれるぜ全員集合!!」

NHKBSプレミアムで放送。

正直、なんでこんな映画まで
NHKは放映するのか、と
思わなくもなんだけれど。
クレージー系はまだ解かる。
当時の文化保存だと思えば・・
観賞に耐えられなくもないし。
でもさ〜これはね〜。

あらすぢ
村の鼻つまみ者だった5人の男たちが、
東京でひと旗あげようと上京する。碇矢と
加藤の二人は、仕事場の埋立地に食事を
売りに来る娘・みつ子にそろって密かな
思いを寄せている。そのみつ子が、
レストラン花園の社長・北小路に、昔父親が
借りた金のために強引に結婚させられそう
だと知った二人は、メンバー5人を集結させ、
北小路を誘拐し国外に連れ出してしまうが…。
あれやこれやと奇想天外な作戦が展開する
大爆笑喜劇。

************************

ひどい映画だった。凄くアナーキーで
品よく笑いも起こらず。

当時、松竹はクレージーキャッツ路線の後継者
育成に必死だったのかもしれない。
でも”ドリフ”という材料をどう使いこなして良いか
すべて手さぐり、映画自体がそういった作り。
(ドリフ映画としては、これで2作目)

当時であって、映画館でこれ観て笑うのは
劇中でドリフが演じているキャラと
同階層のおとうさん達が、
酒をかっくらいながら「たーーはっはっ!」てな位
だったんじゃなかろうか・・と勝手に想像。
(もちろん姿格好は「鬼瓦権造」で)

で、映画の話。あらすぢの
”村の鼻つまみ者だった5人の男”とは
ご存じのとおり、以下の面々。

いかりや長介、加藤茶
 この二人はセット。これからは貿易の時代、と港へ。
仲本工事:音楽家志望。
高木ブー:調理師志望。
荒井注:政治家志望。

一年後の再会を約し
それぞれ東京砂漠に展開する。

バカで思い込みが激しい長さんと
その彼をバカにし、いつかは長さんの元から
逃げ出したいと思いながらも
やっぱり自分もバカなんで現状維持のカトちゃん。
お芝居なんだけど、観ていて痛々しい。

二人の下宿先の管理人のおばさんも
長さんとカトちゃんのことを
基地外、基地外」と連呼。

仮にもNHKなんで修正は入っているが
音声も最小限の修正にとどめてあった。

一年後。
当時の”精一杯”のおしゃれをして
銀座に集合するドリフ。
長さんとカトちゃん
一年ぐらいじゃ芽が出るはずもなく、今も港の人足。
これは仕方ない。
ところが残りの3人は
仲本工事
 50社を越えるレコード会社から
 引っ張りだこの作詞家。
高木ブー
 いよいよ銀座に店を構える話ありのコック。
荒井注
 「青少年遊戯地域見回り会議議長」だかに
 就任して忙しい日々

長さんとカトちゃんは、早々に芽を出しつつある
仲間を誇らしげに思いつつも、負けてられんと
埋め立て地で工事人足として頑張る日々が続く。
(品川地区埠頭造成工事だったかな)

コンビニなんかない時代、さらに何もない
造成地に、お昼になると出張販売でやってくる
”サッポロ一番”と大書きの移動屋台。
(その名の通り、サッポロ一番が
 映画とタイアップしてたんだろう。
 バヤリースとか森永ミルクキャラメルとか
 当時の人気産業と映画とのタイアップは面白い)

彼ら唯一の慰めは、そこの看板娘(演:松尾嘉代)。
この看板娘というのが、よく寅さん映画に
出てくるような天然のヒロインで、
罪作りというか、無意識にお愛想を振りまく
性質が悪い女。
ちなみに相方は「木の実ナナ」なんだが
彼女はやはりブ○だと思う・・。

あーコホン。んでその屋台の
お品書き”が非常に興味深い。
キャプチャ画面から書き出してみる。
(デジタル化とHDの恩恵だ。昔だったら
 画像が潰れていて読めなかったに違いない)

だれが書いたか”墨書き”だ。
___________________

牛乳 25エン
コカコーラ 50エン
サイダー 40エン
ミルクコーヒー 30エン
レモンソーダ 30エン
ジュース 30エン

<菓子>
大福 15エン
ドーナッツ 15エン
どら焼き 20エン
茶まんじゅう 20エン

<価格表>
中華そば 60エン
日本そば
手打ちうどん 50エン
ライス 50エン
___________________

コーラが50円なのに、ラーメンが60円ってのは
当時からコーラが高すぎたのもありそうだが
この数十年、飲料より、ラーメンやうどん類といった
食物の価格上昇率がハンパなかったのだろう。
いまどきのラーメンは10倍以上する。

で、いろいろあったが、残りの三名の成功は
”真っ赤なウソ”だったことがバレてしまう。

仲本工事:飲み屋の流しで日銭を稼ぎ
高木ブー:銀座で石焼いも屋。失火で消滅。
荒井注:パチンコに入ろうとする学生から
      金を巻き上げる、ちんぴら。

そこで長さん

全員集合!!

となって、まとめて面倒見る!と大口をたたく・・が
残りの3人がその気になって埋め立て地に
やってきたその日、長さんは仕事でシッパイし
現場監督(演:左とん平)からクビを宣告される。

さあ、どうしよう。
そんなとき、新聞で求人を発見。
家付き、飯付き、頑強な男子であればOK。
それが「船橋ヘルスセンター」での背中流しだった。
5人は背中流しだけでなく、あらゆる場面で大活躍。

船橋ヘルスセンター
こち亀にもあったけれど
当時の人たちにとって夢の楽園・・だったみたい。

「中華そば 60円」という物価の世の中で
5人は100万を稼ぎだすのですよ。
食住提供、賃金+チップ。
5人労働/1か月/30万のアガリ。
たぶん、期間は3ヶ月やそこら。

でまあ、なんでそんなに金を稼ぐかといえば
埋め立て地ならば土地が安い。
そこを買って「風呂場」をつくり
労働者の天国にしよう、というのだ。
ところが手付10万を持ってかれた上
結局土地を売ってもらえない5人。
悪徳業者役「田中邦衛」の怪演ぶりは
映画を観ていただくほかないが

その黒幕は「松尾嘉代」を付け狙う
レストラン社長。(演:藤村有弘)
これがどっからみても、成り金の「中国人」で
時節柄大丈夫か?NHKとか
余計な心配をしてしまうが
この社長は、移動屋台もレストランも
長さんの汚い下宿先も
造成工事の土木会社も経営。
おまけに松尾嘉代の父は
そんな彼から500万借りているし・・

どうあがいてもドリフの面々は
彼の手のひら内なのでありました。

さあ、もうこうなったらこの社長を
ギッタンギッタン(死語)にしてやる!
彼らが起こした行動とは?

高橋圭三氏が、ニコニコしながら
しなくてもいい質問をドリフの面々に
投げかける。
そのほほ笑みは、すべてを知っているくせに
ドリフの連中をカラかっているかのよーだ。

ドリフは、ビートルズがやって来るヤアヤアヤアの
武道館公演で前座を演じたのは有名な話だが
そもそも、ドリフはお笑い集団である前に
歌って演奏のできる集団なのだ。
(そういう意味ではTOKIOとかのご先祖さんか)

物語の最後はまるでGSのPVのよう。
長さんをはじめとするドリフの面々が
似合わない「スーツ」姿で、港で演奏。
ギターをかき鳴らす。歌うは
ビバノンロック
(クレージーキャッツと違ってドリフは
 「歌」にも恵まれなかったのかもしれない)

左とん平、最近見ないけど元気だろうか。

そうそう、最近の加藤茶の家庭・・
ひどいもんみたいだ。

他人だからどうでもいいか。

やればやれるぜ全員集合!!(1968)

上映時間 88分
製作国 日本
初公開年月 1968/01/03

【クレジット】
監督: 渡辺祐介
製作: 青木伸樹/脇田茂
脚本: 森崎東/渡辺祐介
撮影: 堂脇博
美術: 加藤雅俊
音楽: 宮川泰

出演:
いかりや長介
加藤茶
仲本工事
高木ブー
荒井注
松尾嘉代
水谷良重
木の実ナナ
犬塚弘
安田伸
平尾昌晃
藤村有弘
田中邦衛
ザ・ドリフターズ

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2013年08月10日

UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー

「東映チャンネル」はスカパーの
複数台割引の対象外なので
普段は「東映色」が薄い我が家のTV。

マジンガーシリーズ40周年とかで
普段ならば「東映チャンネル」でしか
お目にかけられない
「東映アニメマジンガーシリーズ」が
キッズチャンネルだったかな
放映してましたんで録画鑑賞。
一つは
「グレートマジンガー 対
 ゲッターロボG 空中大激突!」

もう一つがコレ
「UFOロボ グレンダイザー
 対 グレートマジンガー」

なのでした。

「○○○対○○○」と題しながら
この場合の「対」とは共闘であって
決して戦わないものだ、というのが
この当時の子供たちの
お約束でしたが
この映画では文字通りグレンダイザーと
グレートマジンガーが対決する。
そんな意味からも貴重な映画と記憶。

あらすぢ
遅々として進まない地球侵攻計画に
業を煮やしたベガ大王は、スカルムーン
基地にバレンドス親衛隊長を派遣した。
バレンドスは兜甲児を捕らえ、自白装置
で情報を聞き出した際にグレートマジンガー
の存在を知る。ロボット博物館に展示
されているグレートを強奪し、バレンドス
自ら操縦して円盤獣と共にグレンダイザー
に襲いかかった。

************************

敵、ベガ星連合軍とグレンダイザーの
日常のバトル。
銀英伝のラインハルトからすれば
「戦いが目的となってしまい
 どうやってこの戦いを終わらせようかと
 考える人間などいない」状況が続く。

そんな日常に唐突に登場したのが
ベガ星連合軍のバレンドス親衛隊長とやら。
この映画専門の悪役でバレンドス親衛隊長は
その見かけに寄らぬ行動力と知力をもって、
全部で30分しかない映画の
前半15分を強力に推し進める。

彼はまず、テレビではTFOなる
まったく戦力にならない戦闘機で
いつもグレンダイザーの足を引っ張り、
子供たちの英雄から
単なるコメディリリーフと成り果ててしまった
我らが「兜甲児」を戦場で捕獲、
情報収集する。

甲児君を自白マシーンにかけると
なんと、かつて日本を守ったマジンガー連は
現在「テディベア博物館」でも
「ポルシェ博物館」でなく
「ロボット博物館」に動態保存されて
いるのだという・・。
(いいな、行ってみたいぞ「ロボット博物館」)

時間もないことだし・・全軍出撃!
「ロボット博物館」を強襲した親衛隊長は
同じように保存されている「ビーナスA」でも
(劇中には出てこなかったが
 多分、収蔵されているにちがいない)
「マジンガーZ」でもなく
「グレートマジンガー」を唯一択。
自ら乗り込みグレンダイザー退治に乗り出す。

やるなあ。親衛隊長。
テレビと違って禁じ手が認められている。
脚本家が許す範囲内で頭のいいキャラだ。
派手なマツリ映画ならでは。

女とイチャついていたので戦線参加が遅れた
主人公デュークフリード(地球名:宇門大介)
もうちっと低姿勢でもいいと思うのだが
地球人やその技術力を
よほど下に見ているからか
さわやかな声でムカつく言葉を連発する。
(声は若かりし頃のヤン・ウェンリーだ)
やっぱ根は「王子様」か。



敵に乗っ取られたグレートを
攻めあぐねるデュークフリード。
通常無線(絶対スクランブルなんかしてない)で
「甲児君、グレートの弱点を教えてくれ!」
ときたもんだ。

そう簡単に教えられるわけないだろ・・
ところが甲児君も即答。
「背中だ!
 グレートは背中の翼の付け根を強打すると
 一瞬、全機能が停止するんだ」


ええ?甲児君なんでそんなこと知ってる?
さては地球製マジンガーシリーズの
共通の弱点なのか?
それに解っていながら修正せず今日まで?
リコール無しですか。
さては三菱自動車製だな。

で、デュークフリードは素直に
グレートの背中を一撃!
すると本当にグレートは止まってしまった。

ここから敵親衛隊長の転落が始まる。
しばらくガマンすれば再起動でも
なんでもするだろうに・・
そこはまず様子をみるべきでしょう?

なのにグレートが止まってしまい
すっかりビビった隊長は
なぜかグレートを乗り捨てて逃走する!

まったく・・なにやってんだか。

情けない隊長に代わって
グレートマジンガーに搭乗するのは
もちろんこの人「甲児君」。

やった!
多少イレギュラーであるが
ダブルマジンガー復活だ!
誰もがそう思いますよね。
甲児君もそう思ったようです。
兄弟機グレートマジンガーを
かる〜く操り、敵の「はまき型母艦」の上で
破壊活動を開始する甲児君。

そんな彼に向かってデュークフリードは・・

「甲児君、こっちに来てはイカン!
 グレートじゃ無理だ
 下がっていてくれ」


・・なんつー言いぐさ。

これがマジンガーZ
(しかもジェットスクランダー無)だったり
パイルダー号だけで戦おうというなら
解らんでもないけど
彼が乗ってるのは仮にも「偉大な勇者」ですよ?
しかも甲児君だって百戦錬磨。

そんな当人のデュークフリードは
敵母艦から転げ落ち、ダブルハーケン
(肩にあるグレンダイザー用の大きな鎌)を
外壁に叩き込み、ランニングビレイだけの
クリーフハンガーな状態。
全然説得力ないぞ。デュークフリードく〜ん!

でもこれは我々目線であって
この時点でのグレートマジンガーは
本当にもう骨董品だったのかもしれない。
Windowsマシンが普通のオフィスで
PC8801を持ち込んでしまったような・・。

ところがどうしてグレート甲児君は
割と戦力になることが明らかに。
「敵の円盤だ。こーじ君追っ払ってくれ!」

ついには甲児君を露払いに利用する
デュークフリード。

今さらながらマジンガー3兄弟で、
単身、空を飛べるのはグレートであることに
気がつく。



マジンガーZはご存じの通り
基地と連携して「ジェットスクランダー」が無いと無理。
その「弓教授」も基地もろとも今は隠居の身。
戦闘支援が受けられない。
現役のグレンダイザーは、オプションこそ豊富
(UFO型スペイザーとかダブルスペイザー)
だが、いちいち呼び出して合体しないとイケナイ。

最後は「グレンダイザー」がオイシイところ
を持って行って終了。

(甲児)
「大介さん、すまない。
 俺が捕まってしまったばっかりに」
(デューク・フリード)
「僕の方こそ。僕がもっと早く
 気がつけばよかったんだ」
(↑なんかこの言い方も、甲児君を
 最初から戦力外扱いしているみたいで
 違和感。もうちょっと別の言い方はないのか?)
 :
(甲児)
「明日もいい天気だぜ」
(デューク・フリード)
「ああ・・」

・・なんつーエンディング。



監督 葛西治
脚本 藤川桂介
製作 今田智憲
音楽 菊池俊輔、渡辺宙明
公開 1976年3月20日
上映時間 27分
製作国 日本
言語 日本語

主な登場人物
宇宙科学研究所、シラカバ牧場
デューク・フリード/宇門大介:富山敬
兜甲児:石丸博也
宇門源蔵博士:八奈見乗児
牧葉ひかる:川島千代子
牧葉吾郎:沢田和子
林所員:山田俊司

ベガ星連合軍
バレンドス親衛隊長:柴田秀勝

ガンダル司令:富田耕生
ブラッキー隊長:緒方賢一
ナレーター:富山敬

登場した円盤獣
ジンジン
グビグビ
コアコア

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2013年02月24日

洋菓子店 コアンドル

「洋菓子店 コアンドル」

TSUTAYAで借りてきました。
可もなく、不可もなく。
普通に楽しんだ映画でしたが以下に二点。

(いきなりのネタバレ)
江口洋介が伝説のパテシェの名を捨てて
世捨て人のようになった理由。

自分も子供が出来てからなんですが
こういった話、苦手です。
作り物だとしても、子供が死ぬシーンってのは
御免こうむります。はい。
(交差点での江口氏の演技には
 狂気が感じられて凄惨でした)

また、蒼井優は年々、女優として演技力が
身についてきたと思います。思いますが
たとえ役柄だとしても、主人公のような奴
もし傍にいたらウンザリです。

特に主人公の元彼と公園で言い合うシーンとか。
KYともいうコトバもあるけど、あそこまで
空気が読めなくて、不思議なパワーでもないと
物語が成り立ちませんからねえ。
なんか彼女だけ、1970年代少女漫画の
メンタルをもち続けるキャラが、そのまま
現代劇に抜け出してきたように感じられ。

あらすぢ
東京で評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」。
この店のオーナーでシェフパティシエの依子のもとに
大きな荷物を持った鹿児島弁の田舎娘、なつめが
やってくる。彼女はパティシエ修行中だという恋人、
海を追って上京したというが、海はとっくに
この洋菓子店を辞めていた。行き場の無いなつめ
だったが、この店のケーキに惚れ込んでしまい、
実家がケーキ屋であることをアピールしてなんとか
雇ってもらおうと奮闘する。そこでかつて伝説の
パティシエと呼ばれ現在は評論家の十村と出会う。

************************

鹿児島の実家のケーキ屋では
お手伝いとして店のケーキを作ってきた蒼井優。
「パティスリー・コアンドル」への入社試験代わりに、
それなりの自負を持って手作りケーキを作る。
そこにたまたまいた元「伝説のパテシェ」江口洋介。

ドヤ顔の蒼井優。
そそくさと居なくなる周囲。

蒼井優は、立ち去る江口をワザワザ追いかけて叫ぶ。

「折角ケーキを食べさせてやったんだから
 感想くらい聞かせてくださいよッ!」

対して・・「0点だ」
「仕事が遅い」
「クリームがゆるい」
「シロップの打ち方にムラがある」
「だいたい、「食べさせてあげた」とはなんだ!」


俺もケーキ食べた瞬間
さも解ってる奴のように言ってみたい。
「仕事が遅い」「クリームがゆるい」
「シロップの打ち方にムラがある」
プロにぶっ飛ばされそうですが。

(江口にそこまで言われてしまう、
 蒼井優特製、 鹿児島では通用していた
 ケーキを逆に食べてみたい。
 っつーかむしろ食わせろ)



基礎教育もないのに自己流で中途半端に
経験がある奴ってのが、一番タチ悪いってことか。
たしか「バンビーノ」でも主人公は
地方のイタ飯屋でそれなりに
こなしていたバイトあがりって設定だったな。

先輩の店員。佐藤マリコが怖い。
あの顔じゃあ、いくら美味いケーキ作れたとしても
将来に限界があると思う。
ブスとかそういうレベルじゃなく、
愛嬌がないというのは、それだけでサービス業を
志望する者に致命的ではないだろうか。

相変わらずゴウインな蒼井優は
廃人パテシェ江口を、表舞台へ引っ張り出すことに
成功する。最後、いろいろあって
(多分、大使館のパーティーかなんかの)
正式なお食事会のスウィート(笑)を
引き受けることになったパティスリー・コアンドルの面々。

あんだけ期待させて、江口パテシェがさ、
力いっぱいウデが鈍っていたら笑えるな、と
画面に向かって軽くジャブ。

映画だから、廃人パテシェ江口を引っ張り出さないと
面白くないんだけども、8年間?だか社会的に
引き篭もってた男が、あんなウザイ女の言動くらいじゃ
復活しないでしょう・・
それに奥さんとの仲を取り持つにしても
子供を失った辛さはあんな程度では・・とも思う。
そんな脚本の「浅さ」みたいのは感じてしまいましたね。



ある程度の「図々しさ」も、人生を切り拓く上で
必要なのかもしれない、この映画の妙なところに
勉強させられた気もしなくもない自分でした。

料理がちゃくちゃくと作られる中
前半は何もすることがなく厨房で待機する面々。
江口「あいつら(料理を作るコックさんたち)は前座。
   最後にお客を笑わせるのはオレたちだ」
その強烈な矜持
ありがちでも嬉しいセリフであります。

観賞後、相方とケーキを食べに出かけた
ジブンがいましたよ。
ははは。

洋菓子店コアンドル
出演者
十村遼太郎:江口洋介
臼場なつめ:蒼井優
佐藤マリコ:江口のりこ
海千尋:尾上寛之
花村(十村)マキ:粟田麗
十村由実:山口朋華
ジュリアン:ネイサン・バーグ
Le mondeオーナー:嶋田久作
芳川さん:加賀まりこ
芳川忠男:鈴木瑞穂
なつめの祖母:佐々木すみ江
依子:戸田恵子

監督 深川栄洋
脚本 いながききよたか/前田こうこ/深川栄洋

音楽 平井真美子
主題歌 ももちひろこ
「明日、キミと手をつなぐよ」
撮影 安田光
編集 坂東直哉
配給 アスミック・エース
公開 2011年2月11日
上映時間 115分
製作国 日本
言語 日本語

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2012年11月11日

遊星からの物体X

原題はご存知「THE THING」

CSのイマジカで放映してたんで。
懐かしくなって観賞。
新作映画
「遊星からの物体X ファーストコンタクト」の
上映にともなう番宣的放送なのかな。

録画中、台風が接近して大雨だったためか、
画面がときどきモザイクのように乱れ
映画のように、画面そのものが
テレビと融合して溶け出したかのような。
もちろん気のせいだけれど。

漫画「宇宙家族カールビンソン」に出てくる
田舎の映画館主、ジョン君こと
ジョン・カーペンター氏の一番有名な作品。
作る映画作る映画、駄作か佳作か極端で
いつもハラハラさせられる映画監督だ。



あらすぢ
長年、南極の氷の中に埋まっていた宇宙生物が
蘇生して人間に襲いかかるというSFスリラー。
ジョン・W・キャンベル・ジュニアの「影が行く」を
ビル・ランカスターが脚色、ジョン・カーペンター
監督が映画化した。51年のクリスチャン・ナイビー
監督作品「遊星よりの物体X」に続く2度目の
映画化だ。
特殊メイクアップはロブ・ボッティーンが担当
テクニカラー、パナビジョン。1982年作品。

************************

冒頭の有名なシーン。
一見、普通のカラフト犬が
ノルウェー隊のヘリに追い回され
さんざん銃撃を受ける。
普通に見れば立派な動物虐待である。
ああかわいそう。

かの犬が逃げ込んだ先が
アメリカ隊でよかった(のか?)。
いや、下手に彼らが武器を所持し
反撃能力を持っていたからこそ
結果的に酷いことになってしまった気がする。

あの国は冗談でも人に銃を向けたら
殺されても仕方がない、というお国柄。
それが証拠にノルウェー隊員は、
状況を弁明する機会も与えられぬまま
いきなりアメリカ隊長に射殺されるし。

もし犬の逃げた先がわがニッポンの
昭和基地だったりしたら・・
しかも、映画「南極料理人」のように
トボケた面々だったら。
ひとまず武器を持っているという点で
ノルウェー隊員が、イニシアチブくらいは
取れるだろう。そのまま犬を処理できれば
万々歳だが、彼ら、意外と武器の取り扱い
下手みたいだし。やっぱ最後は
昭和基地全部が物体Xに同化して
終了ですかね。

いやいや、南極といえばタローとジロ。
我ら日本が誇るリーサルウエポン
「高倉健」さんがいらっしゃるじゃないですか。
彼がドス一本でなんとかしてくれるかも
しれません。
か、タロジロもろとも同化しちゃったり。



同化といえば、映画の話に戻りますと
一人の医療担当隊員が、古いんだか
新しいんだかの不思議なコンピュータで
(モニタはブラウン管で緑、 
 昔のアップルUみたいなのに
 抽象的な言葉の組み合わせ入力だけで
 的確な答えを瞬時に弾き出すPCって・・
 1982年に存在したのか?)
この物体Xが南極外に放たれた場合
地球上の生物は「2万4千時間」で
すべて同化すると試算を出した。

その結果、彼は静かに絶望し
脱出をあきらめ、自分もろともこの基地を
葬り去る選択をする。
一方、物体Xに支配された人間モドキの方は、
まだまだ人間の方が数が多いので、
ここは自重。ヒトの姿のまま協調的に振舞う。

なもんで、すっかり疑心暗鬼になっている
隊員たちからすれば、すわ、医療隊員が
バケモノにのっとられてしまった!と思うわけで。
事態の混乱に拍車がかかる。

理知的な考えの結果が破壊活動で
バケモノの方が冷静ってのもなんか皮肉。

この映画に関してよく言われることは
「UFOに乗って地球にくるだけの文明をもつ
 割には、原始的過ぎるイキモノだ」と、
いうものだが・・これはアレだな。
UFOの元の持ち主も全部この物体Xに
同化されちゃったんだろう。そうに違いない。
誠に気の毒なことです。

カート・ラッセルさんにひとこと。
ダイナマイトの着火してから
爆発までの時間が長すぎ。



ラストが粋だね。

主人公の壮絶なバトル時には
姿をくらましていた仲間の一人が
すべてが終わるや、ひょこっと戻ってくる。

燃えさかる基地の前で

仲間A「言っとくが・・」
主人公「聞いても始まらない。
     そうか、と言うだけだ」

キャスト(役名) - 遊星からの物体X
出演
カート・ラッセル (MacReady)
ウィルフォード・ブリムリー (Blair)
T. K. Carter (Nauls)
デイヴィッド・クレノン (Palmer)
キース・デイヴィッド (Childs)
リチャード・ダイサート (Dr. Copper)
チャールズ・ハラハン (Norris)
Peter Maloney (Bennings)
リチャード・メイサー (Clark)
ドナルド・モファット (Garry)
Joel Polis (Fuchs)
トーマス・G・ウェイツ (Window)
ノーバート・ワイザー (Norwegian)
ラリー・フランコ (Norwegian Passenger with Rifle)

スタッフ - 遊星からの物体X
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ビル・ランカスター
製作 ジョン・W・キャンベル・ジュニア
撮影 ディーン・カンディ
美術 ジョン・J・ロイド
セット ジョン・ドワイヤー
音楽 エンニオ・モリコーネ
編集 トッド・ラムゼイ
SFX/VFX/特撮 アルバート・ウィトロック
ロイ・アーボギャスト
特殊メイク ロブ・ボッティン

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2012年11月02日

妖星ゴラス

「妖星ゴラス」

「日本映画専門チャンネル」の東宝特撮王国にて。

特撮のプロに聞く、これは観ておくべき
特撮ベスト10ってのが(追記)

庵野秀明特撮博物館の紹介番組でやってまして
確か「ゴラス」は2位でした。
訂正⇒5位でした

特撮博物館には
妖星ゴラスのミニチュアと
鳳号、隼号のロケットも展示されていまして
これは呼んでいるな、と。
この映画を観ろ、ということだなと判断した次第。

あらすぢ
地球の6千倍もの質量を持つ恒星が発見された。
土星探査船・隼によって、その恒星・ゴラスの軌道
は地球を目指していることが判明する。地球上の
爆発物ではゴラスを粉砕出来ないことを知った
国連は、地球その物をロケットに変え、公転軌道上
からの離脱を決意する。各国の科学技術者は
総力を結集、南極に巨大なロケット噴射口を
建造するが……。

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かなりいい加減な話で、観るには好事家で
「東宝特撮映画」がないと大変。

宇宙ステーションが大気圏の突入して
地表に着陸したり、
キャバレーで
♪「狭い地球に未練はないサ」と
俺ら宇宙のパイロット
という歌を高唱。

明日をも知れぬ、俺たちの刹那的姿を見たかあ〜ッと、
何か英雄的行動に出るのかと思えば・・
恋に悩み、ゴラスに恐怖して記憶喪失になるだけの
宇宙パイロット久保明さん。
ああ使えない。

ちなみに久保さんの同僚には
若き日のイデ隊員と、後にマタンゴ島で
嫌な奴に豹変する小説家(太刀川寛)の顔も。

東宝大部屋俳優ならびに
特撮におなじみの俳優が勢ぞろい。
大御所「沢村いき雄」さんてば、
地球の行く末は、良心的東宝科学者さんに任せて
ジブンは今日の仕事を続けまさあ・・とか
いい切るタクシー運ちゃん役。

人間の行動には「マネー」が伴うのは常だけど
地球が滅ぶ瀬戸際だっちゅーのに、
予算ギリギリで建設される地球移動用
南極ブースター基地。

とにかく予算ギリギリなんで
地球を動かすためのブースターも計算上ギリギリで用意。
これ以上、基地のブースター装置に
なにか(不具合発生とか)あったら、
地球はゴラスを避けきれなくなること必至。
そんなギリギリさ。

我らが静かなる武闘派、池部良博士が
「こんなんじゃ安心してプロジェクトを
 進められません!もっと予算をください」と
国連の偉い博士(演:上原謙)に迫る。

ところが上原謙博士ときたら
「ない袖は触れないんだ」とかなんとか
フルムーン旅行にも行かず
嘆息しながら言い放ち
「いざとなれば国連が責任を持つ!」
とタンカまで切る。

すると池部博士。
「最悪の状態になったとき
 責任だけ持たれても困るんですよ!」


そうそう。言ってやって。
民スの首相経験者とかシミズ元社長とかにも。
(連中は責任すら取っていないが)

今もってフクシマでは、少なくとも
日本中の色んな作業を一時凍結してでも、
まずは4号機のプールの中身を、一本ずつでもいいから
取り出して安全なところに保管するといった作業を
始めなければいけない、というのに・・
実際、月日だけはいたずらに流れ
しかもイチ民間企業に任せたままだ。

・・であることを考えれば、
「地球の危機」というメイモクくらいじゃあ
人類(つか日本人)は動かない、そんな事を
描きたかったのかもしれない。
これ、今から50年前の映画なのに。

池部博士のキグは現実のものになった。
南極ロケット基地に唐突出現するは
怪獣マグマ

マグマがロケット基地を壊し始める。
これは「人類はこのまま滅びされ!」
という地球の大いなる意志なのかもッ?
(実は東宝映画営業の意志らしい。
 とにかく子供呼ぶには怪獣出せ!ってこと)


マグマ、どう見てもデッカいセイウチなんだけど
志村喬博士(演:山根博士)が
カイブツの正体は「爬虫類」であることが
解りましたとか断言する。

志村博士は、初代ゴジラでも
「今からおよそ200万年前、ジュラ紀」
とか国会で断言しちゃってるんで
(実際には1億数千万年前)
彼の科学者としての信憑性には
ちょっとギモンが残るところだ。ってか、かなり。

結局、国連所属の連絡機(攻撃機)が
(これが、あまり戦闘的なデザインで無い。
 ウルトラマン科特隊のジェットビートルの
 元になったデザイン。有名ですねこの話)
怪獣マグマを殲滅する。

なぜか乗り込む「池部良博士」。
せめて操縦は刹那的宇宙パイロットである
久保明さんあたりが、かって出ればいいのに。

基地のモニタにはイカメシイ「日立のマーク」。
それととにかく連絡は「TV電話」ってのが
レトロフューチャーでいいですねえ。


そして・・「やったー!! 大成功

つか、妖星を避けられだけ地球を動かせた、としたら
地球への影響が「お空が曇り空」
じゃあ済まないでしょ。

そして・・トドメとして
「これからが大変だ」だといってるが
地球を動かした後のこと
とりあえずなんにも考えていなかった様子。
それは大変だろ。マジで。

作品名 = 妖星ゴラス
原題 = GORATH
監督 = 本多猪四郎(本編)
円谷英二(特技監督)
製作 = 田中友幸
脚本 = 馬淵薫
音楽 = 石井歓
撮影 = 小泉一(本編)
有川貞昌(特殊撮影)
富岡素敬(特殊撮影)
編集 = 兼子玲子
配給 = 東宝
公開 = 1962年3月21日
上映時間 = 88分

出演者
池部良 (田沢(宇宙物理学会博士))
上原謙 (河野(宇宙物理学会博士))
志村喬 (園田謙介(古生物学者))
坂下文夫(園田速男)
白川由美(園田智子)
水野久美(野村滝子)
佐々木孝丸(関総理大臣)
小沢栄太郎(木南法相)
河津清三郎(多田蔵相)
西村晃 (村田宇宙省長官)
佐多契子(秘書)
田崎潤 (園田(隼号艇長))
桐野洋雄(真鍋(隼号副長))

平田昭彦 (遠藤(鳳号艇長))
佐原健二 (斎木(鳳号副長))
佐藤功一 (鳳号操縦員)
西条康彦 (鳳号通信員)
岡部正  (鳳号計算員)
緒方燐作(鳳号機関員)
野村浩三(鳳号観測員)
久保明  (金井達麿(鳳号パイロット))
太刀川寛(若林(鳳号パイロット))
二瓶正典(伊東(鳳号パイロット))
三島耕 (真田技師)
ロス・ベネット(ギブソン)
ジョージ・ファーネス(フーバーマン)
堺左千夫(医師)
三井紳平(新聞記者)
天本英世(キャバレーの客)

沢村いき雄(タクシー運転手)

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ヤ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

ヤッターマン(実写版)

・・ま、こどもの日ですから。

ヤッターマン(実写版)

yatta-shiro.jpg

面白かったが、身銭を切って
劇場へ足を運ぶかってーと自分としては疑問符。
キャシャーンやデビルマンのような
アニメ実写化の悪しき前例に比べれば
だいぶ頑張った方なのは確か。

あらすぢ
高田玩具店の1人息子のガンちゃんは、
父親の開発途中のヤッターワンを完成させ、
ガールフレンドの愛ちゃんと共に
ヤッターマン1号、2号としてドロンボー一味と
戦っていた。ある日、考古学者の海江田博士の
一人娘、翔子からドクロストーンを探しに
行ったまま行方不明になっている博士を
探し出して欲しいと頼まれる。ヤッターマンに
変身したガンちゃんと愛ちゃんはヤッターワンを
出動させ、一路、博士のいるオジプトへ向かう!

************************

いきなり、瓦礫の山。109でなく107だし
・・渋谷ならぬ渋山での決闘。
ガメラが通りかかったかのような街の破壊され具合。
毎度ドロンボーが出撃するたび、日本国は
GNP1%減クラスの破壊活動を受けるんだろうか。
・・だとしたら恐るべしドロンボー
っつーか何やってんの自衛隊は。

まず冒頭に、観客が待ち望む
お約束のバトルシーンを持ってくるあたりに感心。
するってーことは、この先にもっと見せ場を
用意しているのだと解釈してよろしいですか?
監督さん、と独りごちてみる。

全編通していえるのはヤッターマン1号、2号共に
非常に影が薄い。あれじゃ誰が演じても一緒。
であるからこその「ジャ二ーズ」枠なんでしょう。
1号なんか演技もギャグも「やらされている感」
全開だし・・。
それに2号役の福田沙紀って誰?

「今週のビックリドッキリメカ発進!」とか
「メカの素だーッ」とか
「ポチッとな」とかとか云々・・
タイムボカンシリーズ界のお約束はキッチリ。
映画版でもやっぱ「今週」がつくんだな。

doronjyo.jpg
話題のドロンジョ。さすがフカキョン、
足も長く(26センチ?)
素敵な胸の谷間を拝見させていただいた。

確かに可愛いし頑張っているし、谷間も嬉しいが
「その声、どこから出ているの?」
カルク問いかけたいくらい演技ができていない。
まいいかぁ。ビジュアル要員だから。
ドロンボーじゃないけど
貴女はそこにいてくれればヨイです。

あのドロンジョレザーコスプレ、制作費が
5000万だかかかっているようだが・・
いったいドコに?映画制作「無駄遣い」見本の
ようなあのレザースーツ、使用後はどうしたのだろう。
闇ルートで転売したのかもしれない。
売れるよな。アレは。

海江田博士の一人娘、翔子役が岡本杏理。
これまた誰それ?って感じである。
ヒロイン役の割にはかなりひどい扱い。
(鼻血出したり、大の字でひっくり返ったり)
第一ヒロイン:ドロンジョ
第二ヒロイン:2号
第三ヒロイン:翔子
という地位を考えればやむを得ないところか。
フカキョンのドロンジョですら基本ヨゴレですから。

面白かったのは、ヤッターワンの出撃プロセス。
出撃してから、現場に到着するまで。

新宿らしき街中から出撃。
(アルタらしきビルの横が高田玩具店ビル)
まず、彼らは国内移動に高速を使用。
しかも律儀にETCだ。
高速料金と時間の節約を忘れない。
一応、一民間企業だからね(所属:高田玩具店)

そして海上。ドロンボーメカは基本空中移動で
ドロンジョ向けお風呂まで設置されているのに対し
ヤッターワンにコクピットはない。
消防車のように両サイドの取っ手にしがみつき。
吹きさらしのまま、大洋上を横断するのだ。
それでも見得を切るのは止めない。
なぜなら正義だからだ。正義を貫くのも大変だ・・。

オジプトという架空の場所とはいえ
多分、世界遺産に指定されているような場所。
そんなところが壊し放題、

苦労して到着したのに意外に弱いヤッターワン。
1号とヤッターワンいらんわ。

1号がドロンジョを救出→ドサクサ紛れのキスで
ドラマが奇妙な方向に急展開する。
たかがキスひとつで予定調和の人間関係
ああもひびが入るとは、ほとんど小学生の世界である。

yatta-posuta-.jpg
やっておしまい!

実は旧アニメでも「1号に惹かれるドロンジョ」という
流れで、十数話引っ張ったことがあったのだけれど
設定ではたしかガンちゃん12歳、ドロンジョ24歳
だったような。
アニメなんかドロンジョの声は、のび太だからなぁ。
単にヒステリックなオバハンだからなあ。
フカキョンドロンジョならば許しますよ。
うん。あれはあり。

「アニメ」という表現方法は、実写だと
グロテスクになってしまう描写を
うまく中和してしまう
メディアなんだと再認識。

そしてヤッターワンがあっさりやられ
ヤッターキングが登場。
ヤッターマンのメカといえば、当時そのまま
ガンダムのムーブメントにも続いてしまった、
子供が大好き「青・白・赤」のトリコロールカラーだと
思うので、ヤッターワンのあの「真っかっか」は
どうにもいただけなかったのだが・・

そうか、ヤッターキングになるならば
そのときこそトリコロールカラーになるのだな?
と、ひそかに期待しておりましたよしかし・・

「銀」

いや、メカニカルだとは思うんですけどね。

「銀」ですか・・。そうですか。

この映画公開にカコつけて
少なくともメカ玩具を売る気ゼロとみた。

別にヤッターマンに限ったことではないが
CGの過度な発展は俳優業(演技力)を要らなくする。
つーか、そのうち撮影現場に演技者が
出てくる必要すらなくなると思う。
肖像権をクリアすれば、あとは画像を
切り貼りすればOKなんだもの。

実際、アニメ独特の表現を実写に持ち込むには
すべてCGを使用。あんな表現のいったいどこに
演技者のクリエイティブ力が発揮されるというのか?
発揮されるのはCG技術者の技術力だけ。

あと、この映画全体にわたり「笑うとこ」なのか
まじめに観たほうがいいのか・・
困ってしまう。どうにも微妙。
実写とアニメを融合させてはみたけど
発生した「いびつ」さが、
どことなく観客を落ち着かなくさせる。

でも生瀬勝久ボヤッキーだけは流石でした。

ちなみに、ガンちゃんの実家は
番組のスポンサーだった今はなき玩具メーカー
「タカトクトイス」に敬意を払っての
「高田玩具店」である・・
という毒にも薬にもならないトリビアをもって
〆させていただきます。

ヤッターマン

監督 三池崇史
脚本 十川誠志
出演者
櫻井翔(嵐)
福田沙紀
生瀬勝久
ケンドーコバヤシ
岡本杏理
阿部サダヲ
深田恭子
滝口順平(声の出演)
山寺宏一
たかはし智秋(声の出演)

音楽 神保正明 山本正之
主題歌 嵐 『Believe』

公開 2009年3月7日
上映時間 111分
製作国 日本

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ドロンボーの資金稼ぎ
posted by PON at 21:00| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画(ヤ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする