2012年05月01日

レインマン

「レインマン」

BSプレミアムあたりで放送されていたやつの録画。
1988年の映画。確か映画館で見た記憶があるから
そのときジブンは17歳っすよ。若いな俺。
つまり24年前の映画ということで。
え?ワタシが高校生のころに生まれた赤んぼが
今、24歳で社会でブイブイいわしてんですか?
そりゃ年取るわけだ。

あらすぢ
26歳の中古車ディーラー、チャーリー・バビット
(トム・クルーズ)は、恋人スザンナ(ヴァレリア・ゴリノ)
とのパーム・スプリングスへの旅の途中、幼い頃から
憎み合っていた父の急逝の訃報を耳にし、葬儀に
出席するため、一路シンシナティへと向かうのだった。
そしてその席で、チャーリーは父の遺言書を開封し、
自分に遺されたものが車1台と薔薇の木だけという
事実に衝撃をうける。同時に300ドルの財産を与えら
れたという匿名の受益者の存在を知った彼は、父の
管財人であるウォルター・ブルーナー医師
(ジェリー・モレン)を訪ね受益者の正体を聞き出そう
とするが、医師はそれを明かそうとはしなかった。
諦めて帰ろうとするチャーリーは、スザンナの待つ
車の中にいたレイモンド(ダスティン・ホフマン)と
いう自閉症の男と出会い、やがて彼こそが受益者
であり、自分の兄であることを知るのだった。
記憶力に優れたレイモンドをホームから連れ出した
チャーリーは、スザンナも含めて3人でロスヘ旅する
ことにした。

***********************

ハンサム(イケメンではありませんよ?
あくまでハンサムです)俳優として
絶頂のころのトム・クルーズが
トップガンに続いて主演。
そして知的障害のある兄貴を演じるは
名優ダスティン・ホフマン。さらなる昔、
「ダスティン・ホフマンにはなれなかったよ」
という歌がありましたが、それくらいダスティン
といえばホフマンとくるワケでして
ソモサンといえばセッパだったわけです。はい。
その彼が知的障害者役。

多分、この映画を観てみようという気になったのは
トップガンがPONの琴線に触れまくりだったんで
その彼が出ている映画ならば、と引き続き映画館へ
足を運んだものと思われます。

この映画あたりから、世の中には「ロードムービー」
というジャンルすら存在することを知りました。



この頃からかな。映画の「楽しみ」とは「宇宙船」やら
「怪獣」がどんちゃんワーワーだけではなくって
落ち着いてじっくり観賞するだけ、素敵な発見が
見出せる作品も多数あるということに。

なにか困ったことがあると
お、お・・。ヴァーン、V・E・R・N!
当時結構真似しました。

キャスト(役名)
ダスティン・ホフマン (Raymond_Babbitt)
トム・クルーズ (Charlie_Babbitt)
ヴァレリア・ゴリノ (Susanna)
Jerry Molen (Dr.Bruner)
Jack Murdock (John)
マイケル・D・ロバーツ (Vern)
ラルフ・シーモア (Lenny)
ルシンダ・ジェニー (Iris)

スタッフ
監督 バリー・レヴィンソン
脚本 ロナルド・バス
バリー・モロー
原作 バリー・モロー
製作総指揮 ピーター・グーバー
ジョン・ピータース
製作 マーク・ジョンソン
撮影 ジョン・シール
美術 アイダ・ランダム
音楽 ハンス・ジマー
衣裳デザイン バーニー・ポラック
字幕 戸田奈津子

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2010年05月15日

レミーのおいしいレストラン

「レミーのおいしいレストラン」

これもオールCGのアニメ。
ディズニーと縁を切ったCG製作会社
ピクサーの一作(後に復縁、っつーか
ディズニーに買収された。)
一時的に縁遠くなった最大の理由は「金」
メルヘンとは無関係である。
ああ、世知辛いのう。

あらすぢ
料理が大好きなネズミのレミーは、一流レストランの
シェフになることを夢見ていた。ある日、姿を家の
主人に見つけられ、一族は巣を追われることに。
レミーは家族とはぐれてしまい、ひとりぼっちで
パリの一軒のレストランにたどり着く。そこはレミーが
尊敬するフレンチ料理人、グストーのレストランだった!
そのキッチンでは、見習いシェフのリングイニがヘマ
をして、スープを台無しにしてしまう。湧き上がる
情熱を抑えきれずキッチンに足を踏み入れたレミーは、
夢中になってスープを作り直すが、それをリングイニ
に目撃されてしまい・・。

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子供向けシナリオ教室で見本になるような
大人も子供も楽しめる見事なアニメ作品。

先に申しておきますが「レミー」は
ネズミの方の名前です。

天才シェフネズミの助成を得た主人公は
急に、へぼな調理見習いから、看板を背負う
名シェフに昇格。

そこへたまたまやってきた料理批評家。
彼の評価でつぶれたレストランや失業した
シェフは数え切れないという、嫌な奴。
パリレストラン業界のオーベルシュタイン。

彼との料理バトル(とういうか調理をめぐるドタバタ
なんかはやはり面白い)
まあ、ディズニーアニメらしい、判りやすくて
イヤミな奴なのだが、それでも彼なりに一本筋を通した
上での嫌な奴なので
それはそれでありかと。
こういう奴が時たま見せる人間味が話を面白くしたりする。

だけどさ・・やっぱりネズミはネズミ。
この映画で料理を作るのは、いくらファンタジーとは
言ったって、中世ヨーロッパを黒死病で恐怖のどん底に
陥れた元凶、キング・オブ・害獣
「ネズミ」であります。

彼らに知能があろうと、手洗い励行しようと
どんな事情があっても、ネズミに料理作らしちゃあ
まずいって

ついでにネタばれしてしまうが、
主人公一味は最後は開き直って独立
ネズミが一族をあげて料理を作る
レストランを開業してしまうのだけど・・
俺は嫌です。



無機質で清潔なはずの厨房で
無数の小さな物体が、そこかしこで動き回る姿。
そんなビジュアルが生理的に嫌。

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2010年02月21日

ローレライ(映画版)

初見は、映画館で観たのですが
最後のシーンでは不覚にも涙目。
自分は素直に楽しむことができました。
(原作がとても面白かったため、
 多少のコトには目をつむってでも
 映画を楽しもうと努力したせいもある)

あらすぢ
敗戦を間近に控えた日本。広島市に世界最初の
原爆が投下された。海軍軍令部の浅倉大佐は
第2の原爆を阻止するため、閑職に追いやられていた
絹見(まさみ)少佐を同盟国ドイツからの
譲渡潜水艦「伊五〇七」
(フランス軍潜水艦シュルクーフ→
 ドイツ軍潜水艦UF-4→伊五〇七)の
艦長に任命、独断で作戦を決行した。
「伊五〇七」にはナチス・ドイツの開発した
特殊音響兵装「ローレライ・システム」が
搭載されていた。定員に満たない寄せ集めの
乗員たちは日本最後の希望として出撃するが、
その裏には浅倉の恐るべき野望があった。

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良くできた原作のダイジェスト版。

原作の前半では、マリアナへ向かうよりも先に
アメリカ海軍の追跡から逃れるために
海の中に落してきた「あるもの」を
回収するために寄り道する。

そのイベントを通して、イー507に
呼び寄せられた連中の素性が少しずつ明らかに
なっていくのですが、この辺ごっそりカット。
それは仕方ない。

あの辺だけで、別に一本映画が作れる冒険ですし。
それならそれで少し見たかった気もしますけど。
(原作にある、イー507が特集潜航艇を助けに
 ヌッと現れるシーンなんか映像で観たかった)

更に原作では「ヒロインの兄貴」が存在してまして
いい味出していたんですが
(今だったらウェンツ何某あたりがビジュアル的
 にはぴったり。演技力はともかく)

おそらく・・作者がこの小説でもっとも
書きたかった内容を体現している存在であるのに
そんな彼が映画では最初から居ないことになってしまった。
(妹の回想として実験台にされて死ぬところがチョロっとだけ)

こういう原作の映画化では、時間が限られるので
何でもかんでも詰め込んでたら物理的に無理がでる。

細かいミリタリー描写や特撮などに重点を置いて
よく出来たビジュアルを魅せる事にだけ専念、
その手のお客を喜ばせるか、
人間ドラマに重点を置き、あくまで小説主題の
表現を貫くか・・
いずれにせよあんまり選択肢はない。

映画といえば大画面の迫力なわけで
前者を中心にするのが王道でしょう。

ヒロインの兄貴をばっさりカットの大英断
したのは、この映画の監督が基本的には
ドラマ路線を捨て、エンターテイメントで
勝負する宣言だと解釈しました。

しかし、その割にショボかったのが戦闘シーン。
平成ガメラ三部作で鬼才を披露してくれた
監督でしたから(ガメラのときは特撮監督)
期待していたんだけど、CG部分が
足を引っ張っていてね・・非常に残念。

特に最後のアメリカ海軍の大群は
CGっぽさが全面に出てしまってまして・・。
戦闘とメカが軽いんだなあ。

それだけカットしても2時間10分の大作。
文庫は、多少薄い巻もありますが全4部なので
キャラひとりひとりの思いがうまく
描きわけされていましたが、
映画では各キャラに観客が思い入れを持つ前に
どんどん死んでゆきます。
みんな急ぎすぎ。

特に、主人公の親友は、シナリオの都合上
無理やり殺した感がぬぐえない。
間抜けすぎな死に方でした。

ギバちゃん演じる先任副長はずるい。
役柄として美味しすぎ。

物語と解かっちゃいるが、
あそこまで来て外れたりでもしたら
自分もなんだそりゃと思うが、
陸砲で対空攻撃はやっぱ無理ありすぎだろ。



WWUモノ、イージス、戦国自衛隊と続くが
さて次は?(ガンダムユニコーンはアニメ化だろうて)

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ラベル:ローレライ
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2009年12月04日

ルパン三世 GREEN VS RED

「ルパン三世 GREEN VS RED」

いつの間にか、夏休み恒例
金曜ロードショー「ルパン三世TVスペシャル」
の地上波放映がなくなってしまい、
この作品もOVAとして発表された。
そういえば、自分もここ数年
ぜんぜん新作を見ていない。
ルパンではもう客を呼べないのか。
あるいは山田康雄氏がなくなった時点で、
アニメルパンの命も尽きていたのか。
クリカンも頑張ってはいるけれど。

あらすぢ
今日も世界中で活動をするルパン三世。
しかし、それはほとんどが違う格好、違う顔、
違うジャケットを着ていた。
何十人のルパンを海を越えて捜査していた
銭形は、それはすべて偽者だと感づいていた・・・・。
いったい本物は何処に?

東京の寂れた街。夢も希望も無く、ただ毎日を
漠然と過ごすしかないラーメン屋のアルバイトで
生計を立てる青年ヤスオは、恋人である人気
レポーターのユキコからも愛想をつかされつつ
あり、叶う事の無い「刺激」を求め続けていた。
しかしそんな時店に残っていた緑色の
ジャケットとすったワルサーP38を切っ掛けに、
彼の人生は大きく狂い始めて行く事になる。

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「うる星やつら」という、なんでも呑み込める
懐の深い原作から、オシイ監督が名作
「ビューティフルドリーマー」を作った様に
おなじく基本的には何でもありの「ルパン」から
やはり同系統の作品が生まれた。
観念的、哲学的。完全にお客を選ぶ。

少なくとも、夕方5時30から
ランドセル放り出して再放送で楽しんだ経験が無かったり
ルパンをまったく見たことがない人に、
最初に見せる内容でないのは確か。

ルパンはスキだという御仁であっても
この映画の評価は、うーんと唸ってしまうか
まったく受けつけないか、のどちらかだろうなあ。

「ビューティフルドリーマー」も公開の頃は
原作者がだいぶご立腹であったり
(映画第1作オンリーユーの方が
 原作者ウケもよかったらしい)
駄作だ、ワケわからん、とさんざんと
コキおろされた(オシイ作品はみんなその傾向)

ルパンでいえば、もはや文句いう人も稀な
「カリオストロの城」すら、公開当時
ボロクソにけなすファンも多かった。
(ルパンは、あんな少女にうつつを抜かす
 甘ったるいオトコではない!ということらしい)
ま、批評なんてモンは時代によって変わるので
それは今更のハナシなのだが。

【劇中のサッカー中継でアナウンサーが・・】
「こうして新しいヒーローが生まれるのです!」

テレビ第二シリーズのいわゆる赤ジャケット
ルパンで「死の翼アルバトロス」と
最終回「さらば愛しきルパンよ」を
世界のミヤザキ監督が製作したのは有名な話。
あの最終回も、ニセモノのルパン一味が暴れまくり
銭形に変装してた本物のルパンが姿を現し
コトの収拾に動き出すのは、話の2/3過ぎてから
だった。

あるアニメ評論家によれば、ミヤザキ監督は
ポップコーンで宇宙へ行ってしまうような
低級お子様路線で人気を取った、赤ジャケット
ルパンが嫌いだったらしい。
だから最終回において、これまで100余話
やってきたテレビ第二シリーズのドタバタ話は、
すべて最終回のルパンのニセモノ達が
やってきた事にするという、
思い切った挙にでたのだとか。

(これは公式設定ではないけれど、ジブンが作る話に
 なにかしらのメッセージを埋め込む事が
 得意のミヤザキ監督のことであるから
 結構ありがちだと思う)

【劇中のニュースで・・】
「ルパンの一斉検挙です!」

以下ネタバレ。
アニメルパンの作画が異なるのは歴代の製作者が
違うのだから当然なワケなんだけど
この作品では、作品ごとの顔やジャケットの違いすら
実は意味があることにしてしまった。

「ルパン」の名は、個人名というよりも
その時代、もっとも優秀な「自由人」に
与えられる(勝手に奪う?)称号
だったのである。

まだかけ出しの緑ルパンが次元達と仕事をしている
ところに、赤ジャケットルパンが颯爽と登場する。
(演じるはクリカンなんで、たぶんホンモノ。
 かつて次元達と大暴れしたルパンで大物クラス
 なんだろう)

次 「おー、久しぶりじゃねーか・・。元気そうだな」
赤ル「よーくゆーぜ」
五 「とうに死んだものと・・」
赤ル「バカいえ! おまえらこそこんなの(緑ルパン)に
   騙されやがって」
五 「そこにいるのはまぎれもなくルパン・・」
次 「ホンモノかどうかは問題じゃねぇ。
   組んだら他のどんなヤツとやるよりオモシれえ。
   そういうヤツの事をいうんだろ?
   ルパンってやつは・・

次 「そいつは、おめーよりもおめーらしいかも知れんぜ」
(この間、赤ルパンは緑ルパンに背中を見せ続け
 緑ルパン完全無視。何たる余裕。)

なんと次元と五右衛門(あと不二子)が見込んだ
男がルパンだった!

途中ででてくる紅屋の主人もかつて一時代を築いた
元ルパンのようだ。
「男は男に生まれるのではなく男になるのだ
 ルパンもまた然り」

それと、銭形。今回もかっこいい!!
アニメではデタラメでマヌケの象徴。
ルパン達がハードボイルド(斬ったハッタの世界)に
行ってしまっても、我等がノホホン世界に
引き戻してくれるそんな存在なのだが・・
ここの銭形(だけ限らず近年のゼニガタはみなその傾向)
はカッコよく描かれている。

確かに、ルパンこそ捕まえられないけれど
ルパンでも命の危機を感じるシチュエーションに
付き合いながら、かならず生還。
時にはルパンの手助けまでしてしまう銭形。
相手が超人間級のルパンだからマヌケに
みえるだけで、彼は充分すぎるほど
有能な警官なのである。本当は。

その大きな背中。敵のエージェントの発砲に
たじろぎもしない。こんなところにも
彼が無数の鉄火場をくぐってきた事がわかる。

【報道レポーターに向かって】
「さがっていなさい。軍は国民ではなく
 国家を守っているんだ」
このセリフにゼニガタの警察に対する
矜持を感じる。

【次元】
「きかねー名 だな・・」

BGMやセリフ、画面構成のあちこちに
これまでのルパン作品からのオマージュが
散りばめられ、探すのも一興。
ジャズアレンジのルパンBGMもかっこいい。
ルパンにはジャズが似合う。



次元、五右衛門、不二子、銭形の
ベテラン声優各氏の衰え知らずに感銘。
(山田氏が亡くなる直前のルパンの声も
 かすれていて、聞いてて可哀想だった。
 銭形の納谷吾郎氏も一時期苦しそうだったが
 復活された様子。)

ベテラン健在だけに、ラーメンズが演じるヤスオや
ヤスオの彼女役といった若手?の演技のヘボさが
際立ってしまったけど。

ルパンに限らず、旧来キャラのすべてで
声優の後継者を求めているのかもしれない。
禅譲ではなくその座を奪え!と。

原作 - モンキー・パンチ
監督・絵コンテ・演出 - 宮繁之
脚本 - 大川俊道
音楽 - 大野雄二

キャスト
ルパン三世 - 栗田貫一
次元大介 - 小林清志
峰不二子 - 増山江威子
石川五ェ門 - 井上真樹夫
銭形警部 - 納谷悟朗
ヤスオ - 片桐仁(ラーメンズ)
ユキコ - 平野綾

難点は絵はキレイなんだけどキレイすぎる点。
それと話を読み解くのが醍醐味なんだけれど
説明不足で解かりにくい点。
セリフが聞き取りにくい点。
そんなところ。

独りで何度も見返して
新しい発見を重ねてゆく、味ある作品だった。

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2009年03月21日

リトルダンサー

「リトルダンサー」

嫁が借りてきた映画を横で眺めるシリーズ。
これで何作目でしょうかね。
結構いいもんですよ。
好きな味だからといって、そればっかり
食べているとそのうち飽きますから。

今日はこれ「リトルダンサー」

あらすぢ
1984年、ストライキに揺れるイングランド北部の炭坑町。
母親を亡くし、父(ゲアリー・ルイス)も兄のトニー
(ジェイミー・ドラヴェン)も炭坑労働者のビリー
(ジェイミー・ベル)は、ボクシング教室に通っているが、
試合に負けてばかりの11歳。そんな時、偶然目にした
ウィルキンソン夫人(ジュリー・ウォルターズ)の
バレエ教室に強く惹かれ、女の子たちに混じって
練習するうちに夢中になっていく。

************************

映画の最後、ビリー少年がプロになり
大舞台で力強く飛翔するシーン。
すべてはそこに集約される。

そのうち消え行く産業に生活のために仕方なく
従事している「炭鉱」労働者の父。
本末転倒、手段と目的がごっちゃになって
労働運動だけに熱を入れる兄。
それを叩きのめす官憲。
そんな荒くれた中で、父の意向で
ボクシングジムに通う少年ビリー。

荒んだ生活環境からくる思い込み「バレエ」
なんて軟弱だ!という気持ちと、それでも
踊る喜びを止めることのできない自分に戸惑い
悩むビリー。
そこに近所に住む同性愛者の小学生との交友も
からみ、偏見に抵抗し、好きだからその道を選ぶ。

イギリスってのは資本主義で民主主義発祥地で
とにかく進んでいるイメージがあるようでしたら
大間違い。あの国ほどロコツで絶望的なまでに
階級格差のある国も珍しい。
それも一般人には見えないところで
既にカッチリと社会制度が組みあがって
しまっているあたりがなんとも厭らしく。

なんか、イギリスのことを書いていたはずだった
ニッポンのことを書いている気がしてきた。

後にビリーが受験することになる、一流ダンス学校
入試面接で、ビリーの保護者として面接に同席した
典型的なブルーカラーである父親を見る、審査員達の
見下したような眼がそれを物語っている。
(ビリーの父親も居並ぶ試験官を前に戸惑いながらも
 決して卑屈にはならない。その市民としての
 誇りはいかにもイギリスらしい)

貧乏人の子は貧乏人。「ぽっと出」がどんなに
がんばっても従来の階級にはまったく敵わない。
そこを抜け出すには「実力」でなんとかするしかない。
それは「スポーツ」であったり「芸能」であったり。

けれどビリーは今の生活から抜け出したいから
やるんじゃない。実際、漠然とそう思って
やっていた「ボクシング」では大成しなかった。

やりたいからやるのだ。ビリーにとってそれは
たまたま見かけた「バレエ=ダンス」だった。



あんまり出番がなかったけれど
折々で決める「グランマ」が素敵でした。

原題 : Billy Elliot
製作年 : 2000年
製作国 : イギリス
配給 : 日本ヘラルド映画

キャスト(役名)

Jamie Bell ジェイミー・ベル
(Billy)
Julie Walters ジュリー・ウォルターズ
(Mrs.Wilkinson)
Gary Lewis ゲイリー・ルイス
(Dad)

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2008年09月06日

LIMIT OF LOVE 海猿

「LIMIT OF LOVE 海猿」

前に記事にしましたが映画「海猿」をそれなりに
楽しんでしまったので、フジの戦略に乗せられる
カタチで行われました先日の地上波放送で観劇。

「タワーリングインフェルノ」の船版であり
お台場テイストの「ポセイドンアドベンチャー」
でした。そ、お台場テイストね。

あらすぢ
海上保安官の仙崎大輔は、鹿児島・第十管区で機動
救難隊員として海難救助の最前線で働いていた。
恋人・伊沢環菜とは遠距離恋愛中。ある日、鹿児島
沖3キロで大型フェリー・くろーばー号の座礁事故が
発生。大輔はバディの吉岡哲也たちと現場に駆け
つける。凄まじい早さで浸水を始め、傾いていく
船体。9階建ビルに匹敵する船内の195台の車両に
引火すれば大爆発の危険が。パニックを起こして
逃げ惑う620名もの乗客。偶然にも環菜もその船に
乗り合わせていた。

週刊誌文春でたまに発表されるキイチゴ賞
(→ダメダメな映画に贈られる賞。アメリカの
 ゴールデンラズベリー賞に倣って)を受賞する
わけだ。ダメダメな映画でした。

フジテレビが絡むとなんで映画はダメになるのかな。
不思議だ。

すべてはテンポの問題。
だっていろんな所で
いちいち時間を無駄にしてんだもんよ。
この主人公は!

サバイバル教育をまったく受けていないのに、
生き残りを生還させた「ポセイドンアドベンチャー」の
ジーン・ハックマン氏に怒られちゃうよ。
本来なら一人も死なずに済むレベルの事故において
勝手にピンチ招いてんだから。

みんな書くだろうけれど。PONも書くことにする。
書かないと気がすまない。この映画を観て
吸い込んでしまった毒気を吐くつもりで。
以下ネタバレの洪水

なんであんなところで「プロポーズ」するかなあ。
彼はひょっとして、あのながーい階段をあがることに
今更ながら躊躇。少しでも先延ばししたくなったのかも?
言い訳のように、では少し休みましょうか?なんて
「今は休む時間ですよ〜」と脚本家が説明してるけど
それでも、そんなことしている場合じゃない。

しかもそんな個人的通話がみんな(待機している海上
保安員全員)に公用電波で流れるし。
俺、戸惑っちゃったよ。
え?ここ感動するところなのって。

それにしても海上保安庁の正式通信機よりも
個人携帯の方がよほど役に立っているというのが
今らしいというか、なんなのか・・。

それにまた引っかかっているよ。
後輩バディ役の佐藤健太さん。
お前、いつもロクなことしないな。
ローレライでも野球のボールひとつのために
観客に余計なイライラさせるし。
演技もウザイし。マクロスで言えば柿崎。
実力を備えたムードメーカーなら有用だが
足引っ張るなら、単にウザイだけ。

「先輩、助けに来ました・・けど、ここどこですか?」
吹越満氏でなくったって
お前何しに来たんだよ!!!

主人公君、なんで生きてんの?
ありえませんって。それはさすがに。
彼は助かったとしても、妊婦はきついだろ。
「大塚ねね」最強説。彼女をバディにしたほうがいい。
5ヶ月の妊婦最強。あれだけのことがあったら
残念な結果になるだろうね。本当なら。

大体、彼女と主人公「先崎」がああいうことに
なったのは、さっさと皆と一緒に脱出すればいいのに
妊婦と個人的に仲良くなったり、よくワカラン場所で
手当てしてたりと
(軽傷のアタマの手当てよりも脱出が最優先でしょ)
そういう寄り道していばっかりいるから
勝手にピンチになったんでしょうが!
それにいくら恋人がいるからといって
ああいったときこそ公人でないと。
人ごみ掻き分けていってまで、なに個人的会話してんの?
海上保安庁のお偉方。こんな映画がプロパガンダに
なると本気で考えたのでしょうか?

それと最後。主人公は主人公であるがゆえに
助かり、五代君のころから変わらずダイコンの
石黒賢氏がしかめ面で駆けつける。主人公は
行きがかり上、バディの佐藤健太氏を置いてきて
しまったので、石黒賢隊長にむかっていきなり
「俺に行かせて下さい!」

そんなことを主張している場合じゃないダロ。
隊長も躊躇するなよ。主人公をはずすにしても
道案内として同行を命ずるにしても、即決だろそこは。
主人公のアツイ演説で、また一分強も
時間無駄にしてるし。

主人公が、その適切でないおバカな行動で勝手に
ピンチを招き、超人的な体力(主人公だから)で
カバーしてしまったという映画。
そこに全く感動はありませんでした。
加藤あいも、第一作目と比べて
なんかモノスゴク子供っぽい女に退行していたし。



二番、三番煎じとはいえ、
フジテレビ映画とはいえ、
もう少し、面白くって感動できる映画になりえたのにねえ。
残念。

製作年 : 2006年 日本
配給 : 東宝
監督 : 羽住英一郎
出演 : 伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太

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2008年01月01日

ロッキー(初代)

明けましておめでとうございます。

なんと2008年!今年は文字通り
心機一転、巻きなおしでがむばりたい所存。
皆さま、今年もよろしくお願いいたします!!

ってなわけで、新年しょっぱなから
がんばりずむの象徴、映画「ロッキー」です。
頭の中は「ロッキー」のテーマでよろしく。

************************

今回はロッキー(初代)について。

自分が見たロッキーは
月曜ロードショーでやったものらしく
故荻昌弘さんが解説していた。

あななつかし (5).JPG

あらすぢ
ロッキーは負けたけどアメリカンスピリッツ
以上。

吹き替えの声優
ロッキー=シルベスタローンは
羽佐間=シェーンコップ=道夫」氏
ロッキー・バルボアのちょっとガサツなようで、
実は根は優しく、状況が許せば、
ホントはインテリに成長し得たキャラを
非常にうまく演じていた。
(びっくり、羽佐間=シェーンコップ氏
 現在74歳だって!!)

そして、ロッキーが惚れた女性
「エイドリアーン」は
よめきんトリオ(古杉)の「松金よね子」氏。
文句言う人もいたけど、俺はあのハスキーボイス
結構お気に入り。

それにしても昔のテレビは映画放映を
非常に大事にしていたのだなと感じる。
今のようにコンテンツ大量消費時代ではなくて
映画の一本一本を、イベントとして丁寧に観る。
ある意味、国民全部が初心だったのかも。

オープニング。「ROCKY」という
大書きの題名が、横にスクロールするなか
おなじみ「ロッキーのテーマ」のイントロが
これから起きる奇跡を予感させる。

映画という奴は「天」「地」「人」が
奇跡的にそろった場合、名作が生まれる。
この頃のシルベスタースタローンは確かに
輝いていたと思う。

観返してみて、自分が大人になった
いまだからわかる、味のある描写も多い。
ハリウッド映画低迷期に、ロッキーが
めちゃめちゃヒットした理由も解かる。

子供のころ、ロッキーを見ていて、
エイドリアンの兄貴ポーリーはただウザいだけの
存在だったが、実は自分も含め、ああいった手合の
大人になることは往々にしてあるということ。
(自分の置かれた状況に不満を持ち
 特に努力もせず、自分が恵まれないのは
 常に周りのせい。てっとり早い儲け話だけを
 追っかけ、いつも尻馬に乗ろうとする)
うっぷんを周囲に当たり散らすことでしか
解決できない可哀そうなオトナだったということ。

高利貸しのガッツォも。ロッキーに借金の
取り立てという汚れ役をさせていたが
ロッキーは多重債務者の指一本折ることが
できない。ガッツォもそんなロッキーを
一人の人間としては気に入っているのだが、
自分が修羅の道(金貸し)を進んでいることを
自覚しているので、結果的に命令をきかなかった
ロッキーに対して、シメる(脅す)所はシメる。

ひょっとしたらガッツォも、能力はあるのに
勝手に腐っていたロッキーを、ヤクザ仕事ながら
彼の仕事を通じて鍛えようとしていたのかも
しれない。それだけに、ロッキーに
シンデレラストーリーが湧きあがると、
一番やりそうな立場にいる彼なのに
ポーリーのように尻馬に乗ろうともせず
有形無形に応援している。

そしてロッキーをほったらかしにしておきながら
急に「トレーナー」を買って出たミッキー。
彼は、もっと直接的にボクシングにて、
ロッキーの才能がありながらも
わざわざそれを腐らせている状態に苛立ち
再び鍛えようとする。

そんな彼に対するロッキーの魂の叫び。
「10年も付き合っていて、こんな豚小屋に
 来たこともなかったのかよ!今さら何だよ!!」
長年、放任(ネグレクト)されていた子供の
心の叫びのようで痛々しかった。

そしてロッキー。街頭で遊び歩く少女に
口の汚さをたしなめ、更生するよう
半ば本気で訴える。言える身分じゃないのに。
そんなロッキーが可愛くすらみえる。
ええなあ。ロッキー。

試合は、今ならじっくり見せるところだが
この映画では割とあっさりとラウンドが進み
割とあっさりと壮絶な殴り合いが終了。
アポロ「絶対リターンマッチはしねーぞォ〜」
ロッキー「俺もだ・・」

そして有名な「エイドリア〜ン」
某ロッキー4のように、試合後
よく解らない演説なんかしないから余計いい。
パトレイバー the MOVIE もそうだけど
引っ張るだけ引っ張ったら
終わりはあっさりした映画の方がやっぱ好まれるのか。
はい、あとはお客さんにゆだねます・・みたいに。

【おまけ】
ロッキーを放映した「月曜ロードショー」
次週は「世界のジャッキー 魅力サクレツ!!」
ってことで
「ジャッキーチェンの少林寺木人拳」っだそうです。
うお。何気に見てえぜ。

あななつかし (4).JPG

当時のバカ小学生は
よくこの木人を真似したもんだよ。
それからIME。
「木人権」ではありませんってば。

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2007年03月29日

ラブアクチュアリー

まあ、たまにはね。
ということでコレです。
「ラブ・アクチュアリー」

<あらすぢ>
 12月のロンドン。クリスマスを
目前に控え、誰もが愛を求め、愛をカタチに
しようと浮き足立つ季節。新たに英国の首相
となったデヴィッドは、国民の熱い期待とは
裏腹に、ひと目惚れした秘書のナタリーのことで
頭がいっぱい。一方街では、最愛の妻を
亡くした男が、初恋が原因とも知らず元気を
なくした義理の息子に気を揉み、恋人に裏切られ
傷心の作家は言葉の通じないポルトガル人
家政婦に恋をしてしまい、夫の不審な行動に
妻の疑惑が芽生え、内気なOLの2年7ヵ月の
片想いは新たな展開を迎えようとしていた…。

まじめに画面を追っかけていかないと
ばんばん「シーン」が変わるので
話に付いて行けず苦労する。
特に「外国人」の顔の判別が
しにくいヒトには厳しいかも。

一つ一つの恋の話は
それぞれ事情はあるものの
コレといって障害もなく
割とうまく収まってしまう。
(そうしないと話が膨らみすぎる為か?)

・アメリカ(大統領)って英国と
 同じ英語圏だし、日本から見れば
 大同小異って気もするが、
 イギリスから見ると
 「力だけは強大」な、 扱いに
 苦労する困った田舎の親戚
 ってな風に感じられ、
 そのあたりの描写が面白かった。

・英国首相に小泉前首相を
 重ねてしまった。英国首相は
 「むちむち」タイプが好きらしい。

・アメリカに「女あさり」にでかけた
 図体ばっかりでかい「モテ無い君」
 彼が報われるのはさすがにやりすぎだろ。
 あれではアメリカ娘=「馬鹿」ってことに
 なるぞ?怒れ!アメリカ娘。

それから仕方が無いのだけど、
役者さんにはまったく罪は
無いのだけれど、
劇中の「宝石店員」役
「ローワン・アトキンソン」氏には
めちゃめちゃ腹が立った。

なんていうか、月9ドラマの
放映時間拡大しての最終回、
主人公とヒロインのスレ違いが
どう収まってゆくのか?
視聴者が楽しみにして見ていた所
拡大した時間分、ずっと「志村けん」が
心底どうしようもないギャグを連発、
おかげでちっとも話が展開しない
みたいな・・そんな感じ。

いや、そういう役柄なんだけどね。

loveactually.jpg

「ノッティングヒルの恋人」
「ブリジット・ジョーンズの日記」
と同一製作スタッフらしい。なるほど。
映画全体に漂う、空気はそっくり。
新旧の人気英国人スターが豪華共演。

上映時間 135分
製作国 イギリス/アメリカ
初公開年月 2004/02/07
ジャンル ロマンス/コメディ

監督: リチャード・カーティス
脚本: リチャード・カーティス
音楽: クレイグ・アームストロング
 
出演:
ヒュー・グラント 英国首相デヴィッド
リーアム・ニーソン ダニエル
ローラ・リニー サラ
キーラ・ナイトレイ ジュリエット
ローワン・アトキンソン 宝石店員ルーファス 他
 
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2006年08月02日

ロボコップ

「ロボコップ」
・・好きでしたね〜。

コップ=警察官でありますが、その語源は
イギリスの警官は「copper=銅」のボタンをつけた
制服を着ていたから、スラングとして定着した
という小ネタも挟んでみたり。

<あらすぢ>
 近未来、治安が荒れまくったデトロイト。
警察の経営は、民営化ということで民間の巨大企業
オムニ社に委ねられていた。
 オムニ社は凶悪な犯罪を激減させるために
重装備の大型警察ロボット(ED209)開発計画と
サイボーグ警官ロボコップの製造計画に着手する。
 警官のマーフィは女性警官ルイスとコンビを組み、
クラレンス率いる凶悪犯罪組織を追跡していた。
逆に一味に取り囲まれ惨殺されてしまうマーフィ。
彼の遺体はオムニ社へ回収され、
やがてロボコップとなって復活。
果たして・・

P・バーホーベン監督
俺、この監督大好きだ。
宮崎作品「紅の豚」で
「カッコいいとはこういうことさ」
ってコピーがあったけれど
「お馬鹿ってのはこういうことさ」
を地で行く作品。

「スターシップトルーパーズ」
「インビジブル」

の監督でもある。
ほんと、馬鹿。つくづく馬鹿。
いちいちPONのお馬鹿レーダーに引っかかる。
「真の狂気は冷徹な理性からしか生まれない」
という言葉をテレビで連呼したのは
「山城新伍」氏だったけど、
P・バーホーベン監督はすべてわざとやっているね。

この映画、何がすごいかって
開始早々、主人公が惨殺されること。
死なないと映画にならないが。

それから「正義」の体現者が誰もいないってこと。
「マーフィー=ロボコップ」は犠牲者に過ぎず
プログラムとして仕事をこなしているだけだ。
「ロボコップ開発者」はあくまで出世のためだし
相方の女警官「アン・ルイス(笑)」や
古株の警察幹部ですら、
「良心的」と言うだけで
「悪」の横行に心を痛めつつも
根本的な改革は最後まで何にもできない。

ピーターウェラーも立派だった。
無名役者の大抜擢という背景もあったようだが
あのロボコップには直接本人が入って
演じたとか。ロボコップの構造からいって
(バットマンやライダーマンのように
 口が見えてしまっている!)
人間時のマーフィーを演じた役者が入らねば
常に見え続けている「口元」に
ちょっと違和感を感じてしまうからね。
彼はあのスーツのおかげで
「あせも」だらけになったらしい。

「スターシップトルーパーズ」でやった
「話の合間にCNNっぽい架空ニュース映像を
 はさみ、その世界観を紹介する」

という手法や、徹底的な残虐さ、
でもその本質は「お馬鹿」という
バーホーベンワールドを
もう「ロボコップ」で見せていた。
結構、引き出しの数は少ない人なのかもしれない。

「お馬鹿」「お馬鹿」と連呼したが
結局この監督の世界観は
「カッコつけんなよ!
 どうせ俺もお前も、人類はみな
 度し難い「お馬鹿」なんだから」

ってことに落ち着く。

「3点バースト」なんて言葉も
この映画で覚えた。

robocop.jpg

監督:ポール・バーホーべン
脚本:エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナー
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

キャスト
ロボコップ/アレックス・マーフィー
ピーター・ウェラー
アン・ルイス
ナンシー・アレン
リチャード・ジョーンズ
ロニー・コックス
クラレンス・ボディッカー
カートウッド・スミス
(「サヨナラ!ロボコップ」はサイバーパンクだ)

1987年 アメリカ

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2005年12月15日

レイジ34フン 0:34

始発まで、生きていたい−。

TSUTAYAでレンタルした一本。
たまーにはいいかな。一週間レンタルだし。
それくらいの勢いで借りてみました。
センスある邦題にも惹かれました。
原題は「Creep」(クリープ)
いつも左舷の弾幕が薄いヒトです。
それは「ブライト」です、ごめんなさい。
「Creep」這いずる、忍び寄るとかそんな意味。

イギリスではロングラン上映を敢行。
この映画で「地下鉄嫌い」が増えたとか。
そんなに言うなら見てみようか?
って気にもなります。

<あらすぢ>
 ロンドンの地下鉄チャリング・クロス駅。
ちょっと飲んだお酒と疲れが回り
深夜0:34の最終電車に乗り遅れた上に
出口からも締め出され、途方に暮れた
主人公ケイト(フランカ・ポテンテ)の前に
無人の列車が到着。
 思わず乗り込むケイト。その時、いつもの
地下鉄の駅が、無限に広がる地下迷宮へと
変わる。突然停車した列車。彼女が見たものは
運転手の惨殺死体だった!助けを求めた
警備員、駅で暮らすホームレスカップルが、
次々と断末魔の叫びと共に闇へ。
”何か”がいる・・・。

例の「早送り」テクニックにより
実質40分位
で消化。
突っ込みどころ満載でね。
どうしたモンだろう。
前半はいい雰囲気を醸し出して
いたんだけどね〜。結論言うとつまんなかった。

夢オチにしないだけ良かったけれど。
最初のうちは「コカイン」やら
なにやら、登場人物の間で会話に
のぼっていたから。
そっち方面でごまかすかと心配してました。

ネタバレありでマスライ恒例の
「ツッコミ」をいたしますか。

・物語が冒頭から破綻しています。
 終電後の地下鉄構内に取り残される・・
 無機質で結構イイ、シチュエーション 
 なんだけれどね。
 残念?ですが
 日本では絶対に(嫌でも)駅員もしくは
 ガードマンが起こしにきますし
 (全国の駅員さん、本当にお疲れ様です)

・ストーカーまがいの同僚が
 下心全開で駆け込み乗車したようですが・・
 駅はどこも閉まっていたのに。
 どこから侵入したんだろ。

・犯人?の正体がいまいち不明瞭なのが
 詰まらないというよりも
 ムカつきます。そんなところで
 出し惜しみするな。

・そして朝。いつもの通勤時間帯に
 いつものサラリーマン群が
 一人、また一人と何事もなかったの如く
 ホームに姿を現します。
 イギリス名物、ジェントルメン。
 その中の一人なんか、ぼろぼろの主人公を
 ホームレスと勘違いして恵んでさえ
 してくれたり・・・・

 何事もあったんだよ!!

 運転士が血まみれで死亡している電車が
 線路で立ち往生してるんだよ???
 運休しろよ。駅の人! 
 
そんな不条理をあえて描写するあたり
実はすべて女主人公の妄想だった・・
というオチも、やっぱ捨てきれない気がしてきた。

電車で酔っ払って眠り込んでしまうと
こういう恐ろしい目に遭うよ
(遭わない、遭わない(苦笑))
という、私の相方への教育用として
英国で作成された映画であった
というのは無論、嘘であります。

なんかこの映画のヒットで
ロンドンっ子は地下鉄に
乗りたがらなくなったとか
映画会社は宣伝しておりますが・・
真の理由は例の「テロ」の所為だと
思いますよ?



監督・脚本:クリストファー・スミス 
出演:フランカ・ポテンテ 
   ショーン・ハリス 
   バス・ブラックウッド 
   ジェレミー・シェフィールド
(2005英/ギャガ)85分・R-15

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2005年09月30日

ロンゲスト・ヤード(2005年版)

ハネムーン帰りのコンチネンタル機内で
鑑賞した作品。
自分はルールも知らない「アメフト」ものだし
内容はまあ想像がつくし
地上にいたら見向きもしなかっただろう。
しかし、見る映画の好みには
こだわっていられないくらい
それはもうすげー暇だったのでつい。
日本語吹き替え、もしくは字幕スーパー対応の
映画がこの機体では三本しか見れなかったし。
こういう出会いの映画もあります。

1974年に製作された同名
オリジナルのリメイク作品。
かつての名選手転じて今はロートルよばわり
コーチ役として「バート・レイノルズ」が!
自分にとっては「トランザム7000」よりも
「キャノンボール」 が好きだったので
「そうかー。彼もついにロートル呼ばわりかー。
でもなんでそんな役で出演?」と不思議に思ったのだが
1974年版では主人公の「クルー」役だったのデスね。
納得。

<あらすぢ>
 八百長が原因でフィットボール界から去った
元スタープレーヤーのクルー(アダム・サンドラー)は
無気力な毎日。 ガール・フレンドの車で飲酒運転、
派手なカーチェイスを起こし刑務所入りする。
 アメフトの大ファンである刑務所の
ヘイゼン所長 (ジェイムズ・クロムウェル) は
「看守チーム」の「当て馬(負け役)チーム」を
囚人たちに作らせクルーに監督を命ずる。
 最初は乗り気じゃなかったクルーだが、囚人チームを
作る過程での様々な出会いがクルーを、そして周囲をも
変えてゆく。
 所長の真の目的は政治界に進出するための人気取り。
勝つことは許されない囚人チームに勝機はあるのか??

いやあ、あの。
面白かったです。
終了。
・・じゃ駄目ですか?
アメフトのルール知らなくってもこの映画は
充分楽しめるし、何よりスポーツなんてものは
シナリオがあらかじめあれば、
どんな素敵なシチュエーション
だってお手の物でしょ?
そんな映画デス。期待は裏切りません。

アダム・サンドラーという俳優は
知らなかったけれど、最初はくそむかつく
くりくり坊主が、そのうちとってもカワイク
見えてくるから不思議。

おバカで)小心者の怪力男に
「ボブサップ」が怪演。
大柄で凶暴な殺人犯役として
オリジナルでは
「リチャードキール」が出ていたんだって。
007シリーズで「ジョーズ」役だった方ね。
オリジナルも見たくなってきたぞ。

「ジイさん。所長ぶん殴って後悔した事は?」
「おらあ、一度だってそんなこと思ったことはないね」
「・・決まりだ。俺は一生みんなとココに残るぜ!」
(所長に無実の罪を着せると脅されて、
 一度はひよった主人公が苦悩した挙句、
 以前に所長を殴って無期懲役の
 長老に聞くシーン)

LYR.jpg
2005年 アメリカ作品
機内ビデオ鑑賞

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posted by PON at 22:29| ☀| Comment(4) | TrackBack(11) | 映画(ラ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月31日

ランド・オブ・ザ・デッド鑑賞記

先日、相変わらずPONは観ても居ないのに
「ランドオブザデッド」につきまして
色々お伝えいたしました
が、

今回はマスライが誇る特派員
(PONも大好きなその手の映画が
 これまた大好物の)
「胃の上は食道」様より
現場からレポートで伝えていただきます。
胃の上さん??

「・・ハイ
 昨日見てしまいました。
 ちょっと怪しいかなと思ってましたが
 予感が当たりました。

 駄目だ!

 ドーンオブザデッドのほうがよっぽどいい
 ロメロも老いたな。
 若手に道譲って引退したほうがいい。
 「遂にゾンビが学習しだした」って所から
 して怪しかったが、
 これじゃ単なる
 「人食い人種VS人類」
 みたいで
 ゾンビ(死人)って感じでなく恐さ半減。
 後、若手に刺激されてユーモアのセンスを
 導入するも空回りしていて悲しい!
 私の評価的にはハウスオブザデッド
 同じぐらい(低い)。

 ゾンビは何考えてるかわからない
 (ただ飢えを満たすのみだったはず)
 からこそ怖かったのに...
 それが思考しだして
 その内容がスクリーンから伝わってきたら
 全然怖くない。
 人間の真似しだして
 それがコミカルで逆に笑ってしまった、
 まあデイオブザデッド※1の時に
 布石となるようなシーンも有ったけど
 第4弾ともなると話の持って行きかたが
 その辺しかなかったのかな〜。
 その思考しだした1体のゾンビ
(ガンダムの世界でいったらニュータイプ
 古くは猿の惑星の喋りだした猿(シーザー)か...)
 が普通のゾンビを率いて
 集団行動するってのもなんだかな〜、
 んでもって
 雑魚ゾンビはすぐやられるのに
 そいつだけは最後まで生き?残るってのも解せない
(思考しだしたという以外、
 行動は普通の人間以下にノロマな奴なのに)

 と、まあ語りだすと止まらなくなるので、
 ・・うわッ。誰だおまえは
 ぐわ、腐ってる!
 た、たすけてkめあfjswjvんm・k

 ・・かゆ うま」

胃の上さん?
中継が切れてしまったようです。
この続きは
胃の上さんが窮地を切り抜けたら
またお伝えいたします。
どうやら観たら喰われそうな内容のようですが。

悲しみのお知らせ・・
胃の上特派員がヤバイ状況なんで
新規特派員をこそっと募集いたします。

皆さんの中でも
「この映画(アニメ)については是非
 ひとこと申し上げたい!
 但し喰われるのは不可」

という方がいらっしゃいましたら
右上アドレスまでご送付ください。
PONとの見解が、はなはだし過ぎるくらい
離れていなければ原則採用方向でひとつ。
採用された方にはもれなく
PONからの惜しみない拍手が
送られます。

LOTD.jpg
・・でPONですか?
これがまたまだ観ていないのです。



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※1.デイオブザデッド(邦題:死霊のえじき)の時に
posted by PON at 22:23| ☀| Comment(2) | TrackBack(4) | 映画(ラ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

ランドオブ・ザデッド

衝撃の問題提起をします。
ゾンビってさー・・そんなに脅威か?

人間がわざわざ殺されに行くから
返り討ちにあってゾンビとして復活、
増殖なわけで。放置しておけばいいのです。
奴らは自己増殖しないし・・
(「ブレインデッド※1」の話はナシで(笑))
この東京の暑さが一週間も続いてみたら・・
ゾンビはみーーんな腐りますから。
発生してまず一週間で、奴らは歩けなくなるはず。

だから怖いのはゾンビではなくて
その後に待っている「伝染病」。
街は死体だらけだし。

生き残った人類は要塞に閉じこもって
奴らが勝手に「腐りきる」のを待つ。
その後は、みんなで地球全土の大掃除。
これは大変そう。

今回ゾンビネタなのは
ドーン・オブ・ザ・デッド
ディレクターズエディション

中古屋でGETしたからであります。
2000円。これは安い。
DAOD.jpg

そして御大「ジョージ・A・ロメロ※2」出陣!
ランドオブ・ザデッドいよいよ公開。
まだ見ていないのであまり
好きには書けないけれども、
「ドーン・オブ・ザ・デッド」の
続編だったらよかったのに。
あの映画、ラストは「島=ランド」に
上陸するからなのか?
そう思いきやチラシを見る限りではどうも違うようで。
鑑賞したらまた報告いたします。
LOD.jpg

※1 ブレインデッド
ニュージーランドのスーパーお馬鹿スプラッタ映画。
マザコンが死んだ母親を生き返らしたところ
ゾンビになってうわー!とかそんな映画。
ゾンビ同士がエッチしてベビーゾンビを出産する
もはやついていけない(笑)展開。
NZは国策として映画制作にリキを入れているが、
あんなばか映画に税金を投入する国ってどうか?
ちなみに「ロード・オブ・ザ・リング」の監督デビュー作品。
・・ひょっとしてすごいのかもNZ!

※2 ジョージ・A・ロメロ
そもそもはブードゥーに伝わる民間伝承を基に
「ゾンビ」というジャンルを作り出してしまった
張本人。ホラー界の手塚治虫??
彼がゾンビを通して描こうとしているのは
現代社会の「人間性の喪失」らしいが
面白ければいいのではないか?がもっぱらの声。

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posted by PON at 21:22| ☀| Comment(4) | TrackBack(3) | 映画(ラ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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