2017年08月15日

尖閣喪失(大石英司)

本日は72回目の敗戦記念日です・・。

「尖閣喪失(大石英司)」

久々に手にした小説。
大石英司さんの作品といえば
ジブンには”神はサイコロを振らない”が
初見だったけれども
本来はポリティカル(あるいはミリタリー)
サスペンス畑の方。

あらすぢ>
中国・台湾が領有権を主張する「尖閣諸島」。
衆議院の解散総選挙を伴う政権交代の
タイミングで、ついに中国が実力行使に
踏み切った。政治的影響を睨みながら
展開される水面下での熾烈な駆け引きと
日中の軍事作戦の行方を、迫真の筆致で描く。

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世界の困ったちゃん中国。
ここんところ、G20の影響で
少しだけ静かにしていたのに加え
番犬にしていた狂犬が、
想像以上に狂っていたので
飼い主よりも世界を騒がしている。

なのに、二ホンのTV局は
叩きやすいニュース
(豊洲地下の問題、もりやカケの話、
 梨園の奥さんが死んだ話などなど)
には事欠かないんでそんなのばっか。

中国の常駐してる武装船
(海洋警備艇も立派な武装船だ)が
3隻から4隻になり
200隻を越える漁船が
押しかけてきたり、
 尖閣をめぐる諸問題は
ぜーんぜん、解決していないのにも
かかわらず、我らの耳には続報が
伝わってこない。

だから頭にきて?この文庫を
手にとってみた。

尖閣諸島を巡る紛争を描いた漫画
かわぐちかいじの「空母いぶき」と
同じっちゃ同じ。そりゃそうだ。
舞台は同じ尖閣諸島なんだから。

ただあちらの方が、漫画ということも
あって、ビジュアルとして
読者に受ける方向に話が広がっている。

こういう話は、やっぱ読者が
我らニッポン人なんで
馬鹿な政治家、アホな国民、
動かない官僚なぞに自衛隊や
主人公がさんざん足を引っ張られるも
奇抜なアイデアで、なんとか一矢だけでも
敵国に報いることが出来、
そこに読者は少々のカタルシスを得る、
といったのが常だ。
ところがこの話にはそれが無い。

ちょっとネタばれになるけど
最後の最後に壮絶な戦いをする
自衛隊員がいる。でも彼の戦いも
壮絶だったというだけ。
状況をなんも動かすことなく終わる。
現代戦の戦場にヒーローなんかいない。

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2014年02月04日

いのちのヴァイオリン: 森からの贈り物

「いのちのヴァイオリン: 森からの贈り物」

いのちのヴァイオリン: 森からの贈り物
(ポプラ社ノンフィクション)
ヴァイオリンドクター 中澤宗幸さんが書かれた本。



◆ギリシャ語でヴァイオリンの横板に
 刻まれていた言葉
「わたしは森にいるときには木陰で人を癒し
 ヴァイオリンになってからは音で人を癒す」

◆中澤氏の校長先生が言ったらしい。
「自分をおさめることができる者は、
 城を攻め落とす勇者にまさる」
「怒りをおさめる者は、国をおさめる」

◆中澤氏のお父さん、いわく
「お金というものは大事なものだよ。
 でも、お金にふりまわされる人間にはなるな」

◆ヴァイオリンドクターとして
「目の前のことに無我夢中で打ちこんでいると、
 いあままで「できていた」ことが
「まだまだだ」と思うようになります。
 新しい課題が次々と出てくるのです・・」

◆最後の巨匠、ギトリス氏いわく
「自分自身になる勇気を持ってください」
・・自分が感じていることをごまかさずに受け止め
  自分の心と真正面から向き合うことの大事さ



求職中の身に沁みます・・。
がんばろっと。

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2011年12月06日

「夜を賭けて」梁 石日

夜を賭けて (幻冬舎文庫) [文庫]
梁 石日(ヤンソギル) (著)

上司いただきました文庫です。

夜を賭けて.jpg

あらすぢ
廃墟と化したアジア最大の兵器工場・大阪造兵廠跡
の闇の中で残骸を掘り出す鉄泥棒アパッチ族と
警官隊の果てしない攻防がつづく。
そしてアパッチ族は北朝鮮へ、大村収容所へ…。
戦後50年を総括する書き下ろし長編。
内容(「MARC」データベースより)

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また「アジアンテイスト」か・・

いい加減もうウンザリと
読む前から気が萎えていたんですが。

梁 石日さん。申し訳ありませんでした。

ハズかしながら、社会・歴史は少々得意と
自負していた自分が恥ずかしくなりました。

「アパッチ族」とは、戦後、大阪にいた
一部の在日をそう呼称していたらしい。
アパッチ野球軍なるアニメがあったけど
たぶんその語源だとおもうが。

さらには「大村強制収容所」のことや
在日への根強い差別。
その差別は、云われなきが半分
云われても仕方ないところも半分。
そうでもしないと生きてゆけなかったということも
あるし、時代に翻弄されたというか
とにかくやるせない。

日本語をこれだけ操ることの出来る作者、梁 石日氏。
ご本人からすれば、冗談じゃないといわれるかもしれないが
パソコンはおろか携帯でしか情報発信できない
若い日本人よりよほど日本人だといえる。
ま、日本人だから何だってんだ、だが。

物語前半は、戦後ドサクサ時代に繰り広げた
在日朝鮮人の良くも悪くもパワフルな生活を。
後半は一転してラブストーリーになります。

殺人以外はほぼひととおりやってしまった主人公が
朝鮮人をゴミ扱いする日本人刑事によって
ブタ箱に放り込まれた挙句
釈放と同時にこんどは「大村収容所」に
収容されます。

在日の人にとって恐れられていた「大村収容所」。
悪名くらいは聞いていたけど。
「大村収容所」とは長崎の大村にありまして
正式には「大村入国者収容所」というらしい。
日本で不法在留と認定された在日朝鮮人が
次々と収容されたところ。
ここに送られるのも、送られた後ドコに連れて
行かれるのかも、すべては当時の役所
(入国管理庁や警察など)の考えひとつ。
彼らも「戦後のドサクサ時代」なわけで
「人権?ああん?ナニそれ?」な意識。

そんな所にぶち込まれた主人公。
同じ収容者からの壮絶なイジメ(っつーかリンチ)
刑務官は見てみぬフリだし、その刑務官も
時には取調べという名の拷問を行う。

収容所自体、もともといい加減な法解釈で
設立運用されている組織なんで
収容者もいつ釈放されるのか明確でなく
役人の気分によっては北朝鮮に強制的に
送り返されてしまう可能性もあり・・。
(→そうなったら待つのは死)

そこで、前半は顔見せ程度だったヒロイン「初子」が
自分の気持ち(主人公Love)に気付き、
主人公を追って大村へ。
収容所に駆けつけることの出来る長崎の夜の街で
働きつつ、人権派弁護士や
家族が同じ境遇にあっている在日朝鮮人と協力して
慣れない釈放運動(デモ行進など)を展開する。
最後に初子が見たものは・・って話。




デモ活動にもノウハウがあるんですな。

一回目は警備員にボコボコされた挙句
自然消滅だったので、
二回目は強力な応援を呼ぶ。
なんと九州炭鉱で働く労働者の皆さん。
炭鉱で鍛えた屈強な男たちが
スクラム組んでジグザグデモ行進。
共産系組織が人員の融通をしてくれたものだが
小説でこれほど頼もしく思えた「左翼運動家」も
珍しいと思った。

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オチ
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2011年12月02日

「一九五二年 日航機「撃墜」事件」松本清張

「一九五二年 日航機「撃墜」事件」
松本清張 著 角川文庫

「もく星」号とか「天おう星」号とか
飛行機(というより運行便)に
名前がついていた時代。「JAL○○便」とかでは
なくって、とても「時代」を感じる。
改めて考えるに、鉄道では未だ?列車に愛称が
ついている(はやぶさ、のぞみ、みずほ・・)んで
乗り物に愛称がつくのは別におかしな話ではない。

天おう星はたぶん天王星。英語で言う
「ネプチューン」なわけで・・そのまま「天のう号」
としてしまうと、さるお方と混同されるので
無理を承知で「天おう星」としたんでしょうね。

ま、それはともかく。当時の私には非常に
衝撃的だった「御巣鷹山」
JAL123便日航機墜落事故の本

墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便
飯塚訓 著(講談社プラスアルファ文庫)と

墜落の夏―日航123便事故全記録
吉岡 忍 著(新潮文庫)

を読み、そこからオカルトマニアには
おなじみ「日航機撃墜説」へ派生
更にはこの小説の存在に行き着いたという次第。

あらすぢっつーか内容
内容(「BOOK」データベースより)
昭和27年、日航機「もく星」号は伊豆大島の
三原山に激突、全37名の命が奪われた。
その時、米人パイロットと米軍管制官の間に
どんな交信がなされたのか。全員救助の報が
絶望に変わる一夜の間に、米占領軍で何が
画策されたのか。犠牲者のひとり、ダイヤ
密売の美女は何者なのか。世を震撼させた
事件の謎にせまり、「40年目の真実」を
明らかにした、巨匠最後の渾身作。

************************

1952年4月9日に日航機「もく星」号が伊豆大島は
三原山に墜落したのは事実
もく星号墜落事故」なんだけど
これはあくまで小説。フィクション、虚構なので
氏がさも見てきたかのようなウソがつらつらと。

「もく星」号墜落事故にリアルタイムで
記憶しているニンゲンの方がよっぽど少数派な現在。
松本清張という名が一人歩きをはじめ、
なんか知らんが巨匠が書いた本なんだから
すべて実話なんだろ?
的雰囲気に
なりつつある気がする。

被害者のダイヤ密売の女性(宝石デザイナー
烏丸小路万里子)が果たして「美人」かってーと、
時代を差っぴいても・・それはさすがに
いいスギだろうよ、おい。とか
巨匠にむかって何たる言い草、俺。

岩手県雫石上空でも昭和46年、奇しくも
自分が生まれた年だが、自衛隊機が民間機と
空中衝突、乗客は全員死亡したが、パイロットは
脱出して無事という事件があった。
脱出したってことは、パイロットは生き残った
ワケで、その後、彼はどんな人生を送ったんだろうか。
なんかそっちのほうも気になるので
改めて調べてみようと思う。
調べるといっても、結局ネット。WIKIとか
その辺に落ち着いてしまうわけだが。

<追記>
その、ネットでちょこちょこ調べた所
全日空機雫石衝突事故」で
生き残った自衛隊のパイロット(教官と訓練生
教官は有罪、訓練生は無罪)にも、当然その後の
人生が有りまして。教官は自衛隊を退職して
20年位前に病死。訓練生も、やはり自衛隊には
いられず退職。しかしながら救命航空機の
パイロットとして別の組織で職務を全う
定年退職したとか。自衛隊と全日空のどちらに
非があったとしても、自らが関わったことで
大勢が死んだのは事実なわけですから
・・さぞかし辛かったでしょうね。

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2011年11月30日

「黒い手帖」矢野絢也

黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録
矢野 絢也 (著)

先輩から借りた本。さすがに自分では買わない。

あらすぢっつーか内容
創価学会・公明党が恐れる、陰謀の全記録!
公明党の元国会議員3人が著者の自宅から
無理矢理持ち出した手帳。実は、その重要部分の
いくつかはコピーされていた。日本支配を目論む
創価学会のどす黒い野望!

************************

まえがき 池田大作名誉会長による独裁国家の建設
序章   私はなぜ創価学会に反旗を翻したか
第1章  黒い手帖の極秘メモ
第2章  手帖強奪
第3章  創価学会の卑劣な違法行為
第4章  カルト化する「池田教」
第5章  創価学会に完全支配される公明党
第6章  宗教政党の罪
第7章  池田名誉会長の野望
第8章  日本占領計画

作者は、某組織と喧嘩することになったから
身を守るため、仕方なくこんなこと(内情暴露)
をせざるを得なかっただけ。

自分を世に出させてくれたセンセイには
今でも感謝しているし、出来れば戻りたいのだ
というキモチありあり。
自業自得だと思うけど。
内ゲバで叩き合うのは勝手だがね。

各章のおどろおどろしいというか、
組織に対する悪意100%の中題は
おそらく矢野氏本人ではなくって
講談社の担当がつけたんだろう。

組織の立ち上がりの頃は、確かにカリスマを備えた
立派なリーダーだったのかもしれないが。
彼に限らず、たいていの人はオノレの器以上の
「なにか」を作り上げてしまうと、保身にはしり
その分、下に対して余裕というか鷹揚さを失う。

さらに大きな組織に取り込まれた人たちは・・
A)組織に裏切り者として報復を受けるのが
  コワイのでカモフラージュで協力する人。
B)命令されなくても(上層部の意を
  汲んでいるつもりで)積極的に協力する
  お調子者や洗脳されている人。
C)自分が何をやっているのかすべて
  判っているが「欲」のために協力する人
D)善意(思考停止)から組織に協力する人
E)その組織で生まれ育ったため、そこでしか
  生きられない人
などに大別され、組織はなおも続く。
ああ、まったくもってどれも救われん。

この世は、自分のために無批判で動く人間を
たくさん抱えているヤツほど力を持つ。
上はホントに命令していないが、下っ端が
勝手に意を汲んで、上の不都合なことを
始末してくれる。命令していないんだから
バレても責任は取らない。
こんな力を持つ組織が、自己の存在意義を
反社会的な方向にむけはじめたら、どうなるか?

人間社会が「政教分離」を表明するようになったことは
人にしては珍しく有意義なことだと自分は信じている。



政治家にとって宗教票とはドーピング行為。
一時的には効果が高いが、やがて足腰が
ガタガタになる。その末路が今の野党。

「神は信じるが、宗教は信じない」と
ネット(2CH)で公言している人間が
いるけれども、むべなるかな。

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面白かったのは・・
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2011年11月24日

「帰国船」鄭 箕海

帰国船―北朝鮮 凍土への旅立ち (文春文庫)

鄭 箕海 (著) 鄭 益友 (翻訳)

あらすぢっつーか内容
内容(「BOOK」データベースより)
「教育も医療も無料の社会主義祖国」「地上の楽園」
―朝鮮総聯が鳴り物入りで展開した帰国事業に煽られ、
九万数千人の在日朝鮮人(日本人妻を含む)が北に帰った。
本書の著者もその一人。ところが、希望に胸をふくらませて
帰国した彼らが目にした祖国の姿は…。
渡北から決死の韓国亡命を果すまで三十四年間にわたる
悪夢の記録。

************************

あらすじにありますように、著者の壮絶な人生を
たった一行であらわすならば
「渡北から決死の韓国亡命を果すまで
 三十四年間にわたる悪夢の記録」
ということに落ち着いてしまうのですが。

著者は、朝鮮半島から出稼ぎに来た夫婦の間に
1940年ごろ、茨城は土浦に生まれた。
物心がつく頃まで日本で育ったため、シュミ嗜好とも
日本人とそう変わらない。
1960年になって盛り上がった北朝鮮への帰国運動
朝鮮総連と当時のマスコミによる、虚偽宣伝
「地上の楽園」「夢の社会主義祖国」を鵜呑みにした
父親に従い、イヤイヤながら家族の移住につきあった。

そのときの判断材料としたのが当時のマスコミ宣伝。
第三者と信じる、日本のメディアが(朝日を筆頭に
読売も毎日も日経に産経までもが)こぞって
北のことを「教育も医療も無料の社会主義祖国」
地上の楽園」と言い立てていたら・・まあ信じるよな。

当時の日本のマスコミ記者団を北朝鮮は平壌に案内して
いかに自分たちの革命成果が実を結びつつあるかを
アピール、記者達は鵜呑みにして記事にした。
それがこの結果。10万人の北朝鮮への帰国。
記者達も北の宣伝に見事にだまくらかされたのだ、
といえるのかもしれないけど、当時の記者達は
そこまでアホじゃなかったと思う。でなきゃ困る。

自らをなんとかダマシながらだった著者も
新潟から出航した際、北の移民船のあまりのボロさに
船の女性案内人のあまりの野暮ったさに
そして出てくる食事のまずさに
到着する前から絶望した。
「自分は何かとんでもない選択ミスをしたのではないか?」
当時17歳だった著者ですらそう感じたのだ。

当時の北朝鮮の実情、つまり社会主義革命が
うまくいっているのかいないのか、概要くらいは
いくら日本政府といえど知っていたでしょうし
ま、たとえば知らなかったとしても
一方で帰りたがっている人(在日の人)たちがいて
むこう(北朝鮮)も受け入れたがっているならば
人道的にも、反対する理由も無い、ってことで。

国内に居る在日半島人は、このまま日本に
居させないで、できるならどんどん国許へ
帰してしまおう・・そんな雰囲気が日本政府に
あったんじゃないかな〜って感じられました。
棄民といってもいいかも知れない。
マスコミも時の政府の意を汲んで
(あるいは裏で要請があって)
宣伝合戦に参加したと。

東電と福島原発の件でも嫌って程わかるけど
この辺の、国(役人)とマスコミの腐れぶりは
変わっていない。

そういう日本国政府と
国力増強策(マンパワーではなく金ヅルとして)として
在日朝鮮人の帰国を望んだ北朝鮮
そして純粋に信じてしまった哀れな人々
腹の中は様々なれど、三者のベクトルが
一致したからこその悲劇(帰国事業)だった。

いったい誰が悪いのか?
北朝鮮王国の金親子か?
東西冷戦の大国のエゴか?
半島の併合と半島分断のキッカケをつくる
戦争に負けてしまった日本か?
虚偽宣伝をしまくったマスコミか?
情報弱者の著者の父親か?

著者がコトあるごとにいじめられた
北の国の小役人にもいちいち腹が立つ。
彼らも上から見れば雑魚なので
いじめる対象があればトコトン、イジメる。
ヒトって悲しい。

本来であれば人民を救うべきはずの制度
「食料配給制度」と密告制度を組み合わせた
恐怖統治システム。

古代の専制君主や貴族社会は
オレは高貴な生まれなんだから何をやってもいい、という
リクツで「オレのために働け」と人々に強要したがため、
逆撃を食らって歴史から消えていった。

「オレのために」と言うから革命が起こるのだ。
「君たち(人民)のためなんだ!」と連呼しつつ
実は政府の一部と腰巾着だけが、おいしい思いを
するようにできている国。
こんなシステムを考え出したヤツは確かに頭がいいよ。

ま、ひとつだけ言える事は・・ダメだあの国。

朝鮮総連への特典や朝鮮学校への支援も
やっちゃダメだ。

「北朝鮮帰国事業の罪」
 ↓  ↓
http://mirror.jijisama.org/kikokuzigyou_notumi.htm



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2011年11月22日

「ダイバー漂流 極限の230キロ」小出康太郎

ダイバー漂流 極限の230キロ (新潮OH!文庫)
小出 康太郎 (著)

押入れ整理してたらあったんで、ずっと以前に
読んだんだと思う。まったくキオクがなかったので
二度楽しんだ・・つーか。

あらすぢっつーか内容
内容(「BOOK」データベースより)
救命ボート、食料があってすら、遭難者は漂流3日以内に
絶望し自殺するという。身一つで流されたダイバーが、
新島から銚子沖までの230キロを生き延びた。

************************

この主人公が、新島でダイビング(魚捕り)中に
仲間とはぐれて黒潮にのってしまい、銚子沖で
偶然、マグロ漁船に救出されたのは本当のこと
なんだろう。

でもこの本を漂流した本人が書いたわけではなく
小出 康太郎氏が取材して書籍化したものなので
イマイチ、リアリティというか臨場感に欠ける。
「ダイビング中迷子→漂流→救出された」
というプロセスの中には、本人でないと書けない
心の葛藤とか、ちょっとした出来事とかの
積み重ねの結果があるはずなんだけど、
そこは本人ではないので書くことが出来ない。
仕方ないから、話をふくらますため
今の素人が混ざるダイバー業界の危うい点とか
人種差別から遭難中の日本船を見捨てた
英国「ホメリック」号の話、実は漂流中、海水を
絶対飲んじゃダメってワケでもない話とか、
そういったエピソードを折々に交えた構成に
なっている。面白いけどね。そういう話も。

いろいろあって大洋に漂流することになった人は
100人いたら99人は普通、死亡するわけで、
一番いいのは「危ないことをしない!」という点に
尽きるし、奇跡的に救出された、彼のケースは
あまり参考にならない気もするのだが、そんなこと
書いてもはじまらない。



途中、クジラ(ツチクジラらしい)の群れが
漂流ダイバーを囲う。襲われるわけでもなく
ヒレで海中に叩き込まれるわけでもなく、
ただ囲われる。ダイバーが他力本願から、
クジラの背中に乗せてもらえないかな〜と、
一生懸命泳ぐううち、いつのまにかクジラの群れは
いなくなってしまいガッカリするのだが、
彼がしたことは、結果的に、自らを潮流からはずし
救いの神となるマグロ漁船の航路上に
進める事になるのだ。

クジラがそこまで見越して囲んだとは思えないけど
彼がツイていたのは確か。
そしてビックリするくらい楽天的だったのも。
その辺、参考にはなるかなあ。
オポチュニスト」。

そういや「オープンウォーター」って
ドキュメンタリーちっくなホラー?映画があったな。
今度借りてこようかな。

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2011年02月27日

「小惑星探査機 はやぶさ物語」的川泰宣

小惑星探査機 はやぶさ物語 的川 泰宣

小惑星探査機 はやぶさ物語 (生活人新書 330)
[新書] 的川 泰宣 (著)

自分にとって「はやぶさ」といえば
ブルートレインの方が心の7割を占めておりまして
新青森へ向う新幹線(2割)でも、
ましてやこの探査機(1割)でもありませんでした。
それがこの本を手にしましてから、にわかに
「はやぶさ」お帰りなさい(涙)・・ですから
我ながら勝手なものです。

内容
「はやぶさのおじいちゃん」が語る
成功の理由と秘話

想定外のトラブルを乗り越えて奇跡的に地球に
帰還した「はやぶさ」。広報担当として現場を
見守りつづけた人物が語る、成功の理由と
知られざる秘話。
岡田武史氏(サッカー日本代表前監督)推薦!

内容(「BOOK」データベースより)
60億キロにおよぶ旅から地球への帰還を果たした
「はやぶさ」。危機を乗り越えるための独創的な
アイデアが生まれた秘密はどこにあったのか。
プロジェクト発足時から尽力し、広報担当
として現場を見守りつづけた著者が、7年間の軌跡
を振り返りつつ、成功の原動力となった技術的な
革新性から、メンバーたちの忍耐と執念、リーダー
の卓越した統率力と決断力までを臨場感ゆたかに語る。

************************

著者の的川泰宣さん。内容紹介では何故か
「はやぶさのおじいちゃん」なんて扱いを
受けておりますが・・東大出の「工学博士」で
航空宇宙工学の歴とした開発者のお一人。

「はやぶさ」プロジェクトには「広報係」として参加。
主にマスコミ対策や漁業関係者との調整をしつつ
後進を温かく見守るといった役割だったようです。
ちなみに「漁業関係者」との折衝というのは
ロケットを打ち上げるたんびに、部品が海に落下するんで
漁を休んでもらわないとならない、
漁師さんと懇意になるには宴会が一番、
それには酒の強い人を・・
そういった意味合いもあった様子。

航空宇宙工学の素人ではなく、また「はやぶさ」の
プロジェクトリーダーも含め、全員が後輩なワケですから
ある意味最強の立ち位置。
回顧録を書くにはピッタリの人といえます。
・・たしかに「おじいちゃん」でいいのでしょう。

関係者が皆、何度も絶望しながら(一度なんか
総責任者(プロジェクトリーダー)が記者会見で
「はやぶさ」プロジェクトは失敗しました、と公言。
その後、状況が覆った例すらあります)
地球に戻り、カプセルを投下して
自らは燃え尽きた「はやぶさ」・・。

宇宙開発史上、いったん行方不明になってしまった
探査機というのが再発見された例はないんだとか。
「はやぶさ」は、宇宙開発史上「初」の事例を
数々、打ち立てましたけど、なかでもこの「再発見」

「行方不明→再発見→再稼動」の実現は、まさに奇跡。

はやぶさの行方不明中、文科省のお偉方が的川さんをつかまえ
「一度行方不明になった探査機が戻ってきたためしはない
 と聞く。プロジェクト失敗ってことで予算縮小したい」
と通知してきたことも。
「嫌なことだけは知ってるな」
と思った的川氏でしたが、なんの展望もないけど
とにかくトボケまくってるうちに、はやぶさとの通信が復活
事なきを得たりとか、

「はやぶさ」を追跡するには、NASAの衛星探査網を
借りないといけない。同盟国アメリカといえど、油断ならない相手で、
当然タダでは貸してくれず、バーターするにしても、科学的に
無意味なデータを渡しても協力してくれない。
かといって有効過ぎるなデータを渡すと、NASAが
パクって自分とこでやってしまいかねない。

などなど、ウチに外に政治要素満載です。

他にも「はやぶさ」は人類初「イオンエンジン」搭載機。
イオンエンジンは正面に進む為のエンジンであり、
細かい動きは姿勢制御ロケットで
(まあ、ガンダムで言う所の「バーニヤ」ですな)
調整するハズでした・・が、その姿勢制御ロケットも
壊れ、ビミョウな姿勢制御を「イオンエンジン」で
やる羽目になったのです。本書内の例えで云うなら

「カミソリが全部ダメになったので
 ナタで代用したようなもの」だそうで。

実験的意味合いも持つ史上初の「エンジン」を
本来の用途外で酷使しようってんだから、
そりゃあ壊れるってモノです。
4つあるイオンエンジンが次々と壊れてしまう。
最後のイオンエンジンが壊れてしまい、
こりゃもうダメだ・・皆がそう思ったとき
壊れていない部品同士で動かしあって
つまり・・ニコいちで動かすことが
現場から提案されました。

当初の設計では、そんなこと出来ないんだけど
イオンエンジン設計者は、こんなこともあろうか
と?4つのエンジンを構成する部品を、
個別に動かせるよう設計しなおしておきました。
それが思わず役に立った、なんて話も。

はやぶさのおつかい.jpg
そんな満身創痍のはやぶさイラストにして
応援した好事家がいたらしく、JAXAの
人々の感動をよんだらしい。
的川さんは、頭からダイレクトに
アンテナが生えているのが、個人的には
なんかイヤだと、述べていましたが。

他にも日本人宇宙飛行士が長期滞在した
宇宙ステーションモジュール「きぼう」。
開発中の名称募集キャンペーンに的川さんは
「よじょうはん」
と応募して、選考委員長に激怒されたとか。
そんなエピソードが素敵でした。

いいじゃんねぇ「よじょうはん」。
松本零士氏のベースだよ。「大四畳半物語」。



現金なものです。
「はやぶさ2」の計画承認はあっさり
おりたらしいですよ。



新書: 208ページ
出版社: 日本放送出版協会 (2010/10/7)
ISBN-10: 4140883308
ISBN-13: 978-4140883303
発売日: 2010/10/7

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NEWTON 2011/2月号
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2011年02月20日

「下流大学が日本を滅ぼす!」三浦 展

「下流大学が日本を滅ぼす!」

下流大学が日本を滅ぼす! (ベスト新書) [新書]
三浦 展 (著)

あらすぢっつーか内容
内容(「BOOK」データベースより)
大学はみずからの保身のためにバカ学生を大量生産
して社会に送り出し、社会の活力を阻害している。
としたら、大学行政というのは、不要な高速道路を
大量に造って国民の借金を増やしてきた、あの
悪名高い道路行政と同じではないか?本書では、
ひよわで、甘えん坊で、自己愛の強い学生、新入社員の
実態を探り、さらに、そういう若者を生み出す
入試制度、教育制度にメスを入れ、まともな人間を
生み出すための処方箋を示す。プロイラーとして
育てられた若者は、流れてくる餌を横一列に並んで
ついばむだけである。それでは社会で通用してない。
その意味では現代の子ども、若者も社会の犠牲者なのだ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三浦 展
消費社会研究家、マーケティング・アナリスト、
カルチャースタディーズ研究所主宰。1958年生まれ。
82年、一橋大学社会学部卒。同年、パルコ入社。
『アクロス』編集室勤務。のち同誌編集長。
90年、三菱総合研究所入社。99年、カルチャー
スタディーズ研究所設立(本データはこの書籍が
刊行された当時に掲載されていたものです)

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面白かった。
当初は教育の崩壊をするどく指摘する社会派本かと思って
読み進めてみたら、そのうち口調がだんだんと
くだけて来て、なんなんだ?この本と思ったんだが、
いいたい事がいえなくなっている時代
誰かひとり位は、こういう誤解を恐れない
「最近の若いモンわ!」節を
吐く人がいてもいいと思う。

平たく言うと、今は大学に希望すれば入れてしまう時代。
昔なら環境が許さなかったり(貧乏だったり)、
資質が足りない(バカだったり)と、大学に入るに
不適切だった人間は、自ずとフィルタリングされてきた
のに、今は選抜がないからバカ学生が増殖するのだという話。

モンスターペアレント問題、
お客(学生)に媚びる大学、
そして当のバカ学生。

社会(企業)が甘やかせ過ぎて
権利意識ばかり持つ人間を大量に育ててしまったから
(アメリカから輸入した「顧客満足制度」
 お客様は神様です的発想が元凶だ)と書いていらっさる。
その点には文句ないんだけど、この人も、そんな日本人を
バカ化した仕掛け人の一人だったんじゃないのか?

社会的に一応の成功をおさめたオヤジさんの
ぼやきエッセーでした。



こういう本を導入部に、もう少し正確な資料に
裏打ちされた今の溶けかかった教育前線を
垣間見るのもありでしょう。
気楽に読めるし。イントロとしてオススメ。

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2011年01月19日

「封印されていた文書(ドシエ)」麻生 幾

「封印されていた文書(ドシエ) 麻生 幾」

封印されていた文書(ドシエ)
―昭和・平成裏面史の光芒〈Part1〉
(新潮文庫): 麻生 幾 著

 新聞、テレビで報じられた事実は、事件の
 真相の十パーセントにも及ばない、全ての記録は
 〈文書=ドシエ〉に封じ込められている。
 (あとがきより)

新聞、テレビで報じられた内容が
テキトーかつ無分別である、という意見には賛成。
この作者が連発する「ドシエ」って言葉。
よほどお気に入りであるらしい。

「おエライさんにいつも泣かされつづける
 ”現場”の残酷物語」
風の中のすばるぅ〜である。

あらすぢっつーか内容
ホテルニュージャパン火災と戦った消防隊の
秘められたオペレーション、あさま山荘事件で
封印されていた死闘の真実、そして三菱銀行
「梅川事件」の鬼気迫る犯行内容
―日本人を驚愕させたあの事件は、重大な事実が
伏せられていた!トップ・シークレットを追って、
衝撃的な文書や証言を引き出し、10大事件の
全貌と真相に迫った傑作ドラマ。

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たぶん「ドキュメンタリ」なんだろうけど
ちょっとドラマチックに書きすぎ。
この作者、根は小説家なんだな。

とにかく助かった人命には
すべて「尊い」という形容詞がついてしまう。

せっかく助けたんだから、少しでも
その功績を際立たせようと筆ががんばり・・
「こうして現場の死闘により**名という「尊い」人命が
 救われたのである」とかなんとか。

そりゃ命は尊いし、人命救助とは、記録に残らない
現場の人々の「知恵」と「勇気」と「自己犠牲」の
タマモノなんだろうけど・・。

・・なんか「ドシエ」なる言葉を見つけてしまったんで
無暗に使いたくって仕方なかったみたい。
ドシエ。

1.三菱銀行事件
  犯人「梅川昭美」VS大阪府警捜査第1課

 〜被害者たちは語る。
 「人を殺して一年半で出てくるような
  日本の法律を直ちに改めるべきです!」

 この畜生の起した事件は確かに衝撃的で
 普段、ニュースなどめったに見ない
 当時の子供PONでも、まだ解決しないのかぁ・・
 とニュースをながめていた記憶がある。

 真っ先に駆けつけて殉職された警察官(2名)
 には涙が出る。
 更に無意味に射殺された若い銀行員
(顔半分が破壊されても、まだ息があった!)
 同僚に生きたまま耳を切り取られた銀行員

 ビックリなのは、生き残った銀行員の方には
 おなじ銀行にそのまま勤務し、つい最近
(といっても10年ほど前)定年退職したらしい。

2.幻のオウムVS自衛隊治安出動
 「よろしくやってくれ!」と
 政治が何の判断もせず現場で押し付ける例1。

3.〈あさま山荘銃撃攻防〉未公開資料の全貌
 警察官の殉職にはただもう涙。
 あんなにまでして逮捕した「テロリスト」を
 人道的見地からの超法規的措置とかで解放した日本政府・・
 アホすぎる。

4.ホテルニュージャパン大火災 
  埋れたままの消防隊六百七十七名全記録

 火事の原因が、イギリスから来た営業マン
 (当時23歳)の寝タバコ?だったらしく。
 本人も焼死したようだけど。
 それと表題の
「消防隊六百七十七名全記録」は大げさ。
 そんなに書かれていないし読んでもいられない。

5.特捜部VS田中総理 知られざる密室の攻防
 特捜部の捜査のやり方がよーくわかった。
 (失礼の無い様に丁寧な応対ながら
  ねちねちと、なんども同じ事を聞きまくり
  矛盾点を突くという方法)

6.ペルー日本大使公邸事件 
  存在しなかった「国家の決断」

 「よろしくやってくれ!」と
 政治が何の判断もせず現場で押し付ける例2。

 橋本元首相はただ中継を見ているだけで
 何にもしなかった、フジモリ元大統領が
 独自に決断、解決。橋本元首相は運が良かっただけ。
 そもそもテロリストと交渉するなんて
 発想は日本にしかない。日本が異常なのだ。

 〜二十一世紀を迎えようと していた時でさえ、
  日本のナショナルクライシスに対応する
  システムは開発途上国並みだった

7.金丸逮捕劇の知られざる真実
 一番かわいがっていた小沢一郎が
 逮捕後に全然姿を見せないことに対して
  金丸「小沢は来ましたか?」
  検事「いいえ」
  金 「そうですか・・(ショボーン)」

8.下山事件50年目の解決
 吉展ちゃん事件とか三億円事件なんかで
 名刑事といわれる割には捜査を振り回した
 平塚刑事のような、いわゆる「職人肌刑事」が
 山ほどいた当時。そのビックリするくらい
 適当な捜査姿勢に驚き。
(科学的捜査という発想がまったくない!)

9.ベレンコ亡命で第3次世界大戦への悪夢
 「よろしくやってくれ!」と
 政治が何の判断もせず現場で押し付ける例3。

 〜防衛庁からの指示は〈必要な対処をせよ〉曖昧な
  たったひと言だけだった。 さらにトップからは
  こう命令された。
 〈武器使用の判断については現地部隊の判断に任せる〉
  すべての責任は、命懸けの戦いを控えた現地部隊に
  押しつけられた。

 当のベレンコさん。亡命先の米国で悠々自適な生活を
 送っているようで、作者だかドシエに載っている
 インタビューで偉そうに答えてる、結構
 嫌なヤツっぽいのだが・・その彼が事件直後に語った
 亡命理由がまた傑作。

 ベ「軍では全く昇格しなかったし、同期の連中が
   昇格してゆくのに、 自分がいかにホサれていたか」
 取「それだけか?」
 ベ「それに妻にも我慢ならなかった・・・

10.北朝鮮「侵入船」を迎え撃った緊迫の8時間
 「よろしくやってくれ!」と
 政治が何の判断もせず現場で押し付ける例4。

 政治屋もさあ、そろそろ現場が快く仕事できるよう
 環境を整えるために権力を使えよ。
 いつまでも現場がデキた人間ばかりじゃねーぞ?
 かつての関東軍のように「中央がアホ」であることを
 理由に、取り返しのつかない「現場の判断」を
 やりまくる輩が出てこないと、どうして言えるね?
 政治主導ってのはそういうことだと思うんだけど。



続編の「消されかけたファイル
    ―昭和・平成裏面史の光芒〈Part2〉」
も以前に読んだんだけど、Part1に、
興味深い事件をほとんど持っていかれた感が。
Part2では「ドシエ」は止めたんだね。

割と面白かった。
今だから・・と、時を経てようやく
明らかに出来ることも多いとは思うけど、
それにしても時の「マスコミ」ってのは、
かなりいい加減で、いつも真実を伝えていない。
それは確か。

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2011年01月16日

「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史

「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史
(新潮文庫)

あらすぢっつーか内容
人は所詮、金と色と権力欲。人間の本質を
抉りつづけて半世紀。ここに本当の現代史がある。

人は所詮、金と色と権力欲だ──。人間の奥底に
隠れた本質が噴き出すとき、世間はそれを
スキャンダルと呼ぶ。昭和三十一年の創刊以来、
喝采を浴びた美談にも、時の英雄の姿にも
惑わされず、常識の裏を追及しつづける
「週刊新潮」。政財界事件から皇室報道、
芸能ゴシップまで、半世紀に亘る膨大な
記事の中から選りすぐった傑作を収録。
戦後日本の「裏側」がここに集大成されている。

************************

知っている事件もあれば
へえ、そんな事があったのかあ。
関係者は今どうしているんだろ?などと
のんきに思ってしまう記事まで。

目次(取扱っている事件はここに↓)
http://lepassetemps.at.webry.info/200909/article_6.html

第一章 「美談」と「常識」の裏側
・「奇跡的に蘇生」と報道されていた心臓提供者
→コラム「渡辺淳一特別対談」が面白かった。

第二章 虚飾の英雄
・『朝日』のエース本多勝一記者のやっていること
→朝日新聞が昔から嫌いなんだね。新潮社は。

・「児玉誉士夫」が遺した「女」たちの「暗い勲章」
→戦後のドサクサを好き勝手に生きた人。
 無法地帯であれだけのし上った訳だから
 相当な豪腕だったこと位は理解できる。
 女性にも奔放。

第三章 わるいやつら
・警察も手が出ないのか、妻子にかけた
 三億円保険を要求する九州一の「ワル」

→今も昔もワルはいるね。そういえば自営のバーで
 毎日記者会見してマスゴミから金を徴収していた
 ヤツは今どうなった?

・大火災で噴き出たホテル・ニュージャパンの「暗部」
→ホテルの社長だった横井氏も、社会がゆるかった頃
 好き勝手にやって好き勝手に死んでいった人物。

第四章 菊のカーテンの隙間から
・「殿下、ズボンが太すぎます」とか
・「三笠宮寛仁殿下がデートしている「変な赤坂芸者」」

→全部スルー。だって面白くないから。
 皇室がどうのとか言うよりも、マスゴミの姿勢が嫌い。
 女性自身とか。

第五章 この国のおかしなかたち
・選挙替玉事件を報道する新聞の調子

→創価学会が昔から嫌いなんだね。新潮社は。

・「中曽根派黒いウワサの記事」
 取材から掲載までの真相

→不沈空母はあんただって。ナカソネさん。
 今80歳越えてるでしょ?

・「交通ゼネスト」に新聞が書かない、
 もう一つの「国民の声」

→今では信じられないけど、公共交通機関が
 労働者の権利を守る(っつーか賃上げ闘争)
 ストライキ、電車が走らない時代があったんです。
 「電車が走らず→通勤できず→企業戦士もお休み
  →子供ニコニコ」・・という労組バンザイ、
 単純思考の新聞記事に異議を唱えた記事。
 一方で、零細企業はただ仕事が回らず倒産や
 修学旅行が中止になってしまった学校もあるとか
 書いてある。国鉄がつぶれるわけだ。

・気をつけろ「佐川君」が歩いている
→読まなかったけど、まあ表題で内容は類推できる。
 あの男、同じく猟奇事件があるたんびに
 しれっとコメントしてたもんなあ。マスゴミも
 聞く相手を選べよ。だからチョウシに乗るのだ。

第六章 男と女の世の中
・手記 外務省機密文書漏洩事件 判決と離婚を期して
 私の告白 蓮見喜久子

→(S経)新聞記者に枕営業をかけられ、ついつい
 勤めている外務省の機密文書を持ち出してクビになった
 女性の回顧録。かなりセキララ。
 それはしゃーないな。

・もう一人「宇野首相との十年」を語る「愛人」の人柄
→史上最短、しかも女問題で首になった首相。
 「明鏡止水」の心境でございます・・とか
 辞任会見でいってたようだけど。彼のおかげで
 ドモンよりも先に「明鏡止水」の言葉を知った俺。
 昭和の男ってあんなモンだったんだな。
 ケチや貧乏人が愛人もつとロクなことがないよ。

第七章 われわれは見た
・金嬉老で恥をかいた人々
 日本を征服した五日間の言行録

→あの人、結局韓国でも似たようなことやって
 牢獄死したんじゃなかったかな。単なる犯罪者だった。

・「死」をもって完了させた三島美学
→三島は本人の行動が嫌い。

・再開三菱銀行『北畠支店』で「言ってはならぬ」こと
→大阪で再現された「ソドムの市」は筆舌に尽くせぬ
 壮絶なものだったようだ。
 アクシュミと言われてしまうかもしれないが、中継で立て篭もり
 現場を見たキオクがあり、自分にとって妙に気になる事件である。

・三越クーデター「論功行賞」の暗礁
→「何故だ!」と竹久みち。



まあ、いつの世も「人」はおバカで
「金」と「異性」と「プライド」のために
いろんなことをするのだなあってことで。

「週刊新潮」の文体が時代によって
変わっているのが面白い。
(今よりもずっとセンセーショナルに
 一部始終を、さも見てきたかのように
 また茶化すように対象(事件)を取り上げている。
 文庫化するにあたり関係者名は仮名になってるけど
 無論、個人情報なんかどこ吹く風だ)

それととってもスノッブな姿勢
「自分の事は棚に上げ
 他人の事はこきおろそう」
はあい変わらず。しかしながら「Aサヒ芸能」
とかと違うのは、少しは取材しているって
ところかな。

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2011年01月15日

「被差別部落の青春」角岡伸彦

「被差別部落の青春」 (講談社文庫) 角岡伸彦 著

部落問題ってのも根が深く、こんなところで
さもしったかの様に話すのもどうかと思うが
一方で同和問題をメシの種にして捕まっている
人間もいたり・・。

皆が自然に忘れてゆくしかないのかな。
でも、一見、貧富の差が見難くなってきている昨今
他者より優越感を感じたければ
馬鹿にする存在を作り出さないといけない。
つくづくショウもない心根だけど
そんなヤツが居る限り、差別対象は無くならない。

あらすぢ
「おもろい奴も、笑える話もあるで」
部落差別はまだまだ厳しいという悲観論があり、
一方で楽観論もある。その「間」はどうなって
いるのだろう。普段は気にしないが、ある場面で
差別にぶつかる。そんな人々の日常を書きたいと
思った――。丹念な取材を通して語る結婚、
ムラの暮らし、教育。しなやかな視線で
「差別と被差別の現在」に迫るルポ。

************************

同和問題はなるたけ避けて通ってきた
(自分自身、それほど詳しくないままでいた方が
 「差別」そのもの過去のモノになってゆくでしょ?)
が、この本で1950〜80年代の
部落と呼ばれるコミュニティの歴史や文化が
学べてとても興味深かった。

1960年代の部落の生活って、要は
漫画の「じゃりん子チエ」的な世界だった様子。
(別に大阪が全部そう、と書いている
 ワケでは有りません)

部落の中から高等教育を受けた人々が
先生になったり、それなりの役職についたりして
これではいけない、と学校の整備や
住宅の改善なんかを、次々と推し進めていった
歴史があったことには感心。
今ではバラック小屋も団地などに改築され
もと部落と知らずに引っ越してきて
数十年も暮らしている家もあるくらいで
言われなければ(知らなければ)
だれも気がつかなくなって来ている。

それにPONが住む関東地方なんて
西の人間から見れば全部田舎者なんだろうし
個人的には、全部、部落のようなもんだと
思っているからあ。
今更差別する対象なぞいらんよ。



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2010年12月09日

「これでもシラを切るのか北朝鮮」石高健次


これでもシラを切るのか北朝鮮 (幻冬舎文庫): 石高 健次

【ある日、突然消えた人々】

あらすぢというか内容
内容(「BOOK」データベースより)
横田めぐみ拉致疑惑を発掘し、被害者家族会の設立に
尽力した著者が、多くの証言と物証をつかんでテロ工作
の事実を裏付けた北朝鮮関連本の先駆け!スパイの背景、
被害者家族の壮絶な苦闘、亡命工作員への取材で得た
拉致の事実、よど号拉致ルート等、徹底的に真相を
解明。圧倒的な取材で北の闇を暴いた衝撃の一冊。

************************

「一般的に、日本人の一人や二人
 どうなろうとかまわない、というのが
 彼ら工作機関の考え方だ。
 日本のせいで国家が分断されたのだから
 統一のための革命行為(=工作活動)の前に
 犠牲は当然というわけだ・・」

1960年代、北朝鮮は「地上の楽園」と
盛んに宣伝され、10万人近くの在日朝鮮人と
(1800人の日本人妻を含む)
そのうち6割近くが「行方不明」だ。

しかも「行方不明」なのに本人を装った「手紙」が
日本に残る家族に届き、物資を無心してくる・・。

香港の映画監督が夫婦ともに拉致されたこともある。
その時の金正日の肉声が記録されているが

金日成という「神」の子、後継者として育てられた彼は
「誘拐拉致」なぞ罪の意識をまったく感じていない。
「欲しいから連れて来い」・・この「発想」の犠牲になった
者はいったいどれくらいの数になるのか・・。

レバノンからも5人の女性が拉致されたが
レバノン政府の毅然たる対応に全員戻って来た。
「もし返還要請を断るのならば
 政府としてあらゆる手段を講じて女性たちを取り戻す」
と詰め寄ったらしい。

このように日本以外の人間も結構拉致されているのだが
もっぱら北朝鮮内で、朝鮮人スパイに文化指導する
先生ぐらいにしか使えない。
彼らは皆、洗脳教育を施してスパイとして
外部へ出しても途端に裏切るから使えないと
あっちも判断したらしい。

残念ながら在日朝鮮人は違う。
本人にスパイをする意志がまったくなくとも
北の国と密接につながりすぎているため
「外部へ出しても途端に裏切る」という行動が
取れないことが多いのだ。
自分は良くとも、家族がどうなっても知らんよ?という
ヤクザ御用達の脅迫法。

シンガンス・・拉致工作員だが
こいつの釈放嘆願書に
署名したからね、我らが総理大臣は。

「この手紙を持った人に協力してください」
 北朝鮮帰国者の写真とサインのある手紙を見せられた。
 在日朝鮮人にとっては、それで十分だろう。
 スパイの言うとおりにしなければ
 帰国者はどんなひどい目に遭うかわからない
 ということを在日朝鮮人は知っていた。

アメリカにてこういうことが起こったら
「国際社会に根回し」
「支援停止」
「特殊部隊で奪還」

自国民を救えなくて
なにが「国家」だ、と思う。

朝鮮学校に通う生徒そのものには
罪はない。
あんな組織に血税をくれてやろうという
平気で決めてしまうあの党だ。

自民党も政権に返り咲きたかったら簡単だ。
朝鮮学校への学費無料補助は止めさせます。
拉致被害者を奪還します。
(あと尖閣諸島問題も断固とした行動を取ります)
と宣言すればいいんだって。
やりなよ。準備はできてるんだから。

読むほどになんかムショウに腹が立つ本でした。
いや、文庫のせいじゃなくって、かの国に対して。

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2010年04月14日

「真相はこれだ!」祝 康成

真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ
祝 康成 著 新潮文庫

ノンフィクションライターが、自分の足で
実名、匿名をまじえ、存命者に聞いて回った証言を元に
週刊新潮で連載。それをリライト、文庫化したもの。

・いまだから、話せる事がある。
・あの人も既に鬼籍に入ったから話してもいいかな・・。
・自分が死ぬ前にこの話だけは残しておきたかった。

事件の周囲にはとにかくいろんな人がいた。

権力者は下に押し付けて逃げ切り
事件で人生が狂い(なかには命さえ無くなった人も
いるわけで)抜け殻のように生きている人。
ただ言い訳に終始する人。
事件の責任をまったく気にすることなく
生き方も変えることなく意気軒昂な人。
祈りの中にだけ救いを求める者も。

事件後、残された人間にも生活があり
洗いざらい公にするわけにはいかない。
そこには「組織の面子」「権益」「個人の見栄」が
見え隠れし、日本社会的な不思議な力が働くことで
結局のところ、真実は隠蔽される。

ここに書かれたことがすべて真実とは最後まで
言い切れないけれども、かなり真実に近んだろーな
って読んでいて伝わってくる。

あらすぢ
内容(「BOOK」データベースより)
「本当のことを話しておきたい、せめて死ぬ前に」
時間の壁に阻まれた取材の中で辿り付いた人物が、
その重い口を初めて開く―。三億円事件、美智子皇后
失声症、和田心臓移植…、「昭和」に置き去りに
されていた怪事件の闇が、今ようやく明らかに。
息を呑む戦慄の新証言、埋もれていた新資料、
そして炙り出される新事実。日本人が翻弄された
「時代」の核心を穿つ、ハードノンフィクション。

1「美智子皇后「失声症」の真相」
2「府中「3億円」事件で誤認逮捕された男の悲劇」
3「丸山ワクチンはなぜ「認可」されなかったのか」
4「美空ひばりが「紅白」から消えた日」
5「発案者不明?!「成田空港」最大のミステリー」
6「疑惑の「和田心臓移植」33年後の新証言」
7「潜水艦「なだしお」東京湾衝突事件で
  隠されていた「無謀運転」」
8「世紀の対決「猪木・アリ戦」の裏ルール」

以上が、この本で扱っている「昭和」8大事件。
PON読みすすめた順にそれぞれコメントを。
なんかPON自身、己の嗜好がわかっておもろい。

7「潜水艦「なだしお」東京湾衝突事件で  
  隠されていた「無謀運転」」

・・この事故のとき、覚えていますよ。PONは17歳。
  夏休み、同級生と四国を旅行中に宿泊先のTVで知った。
  なだしおの元艦長、山下啓介氏はこのとき39歳。
  「潜水艦乗り」から初の海上幕僚長になるとしたら
  この人しかいない、なんて言われてたエリート軍人
  だったらしい。海江田士郎みたいなもんかな。
  あれはマンガだけど。
  元艦長は今、IT企業で営業部長をやっているそうで。
  しかもかなりのやり手らしい。軍人として
  有能なれば民間でもバリバリなんだろうて。
  妙なところに感心。  
  確か40人近く亡くなったハズ。

8「世紀の対決「猪木・アリ戦」の裏ルール」
・・まず意外に思ったのは「A猪木」って
  存外まともな判断力があったんだなってこと。
  彼のような山師が盛り上げ、テレビを面白くして
  いたんだなって思う。試合内容は、ビジュアル的に
  面白くなかったから世紀の凡戦とか言われたよう
  だけど「猪木VSアリ」戦そのものはガチバトル
  だった。ああせざるを得なかったというのが真相。
  「試合よりもその背景で起きていた事のほうが
   よほど面白かった」とは関係者の話。
  
6「疑惑の「和田心臓移植」33年後の新証言」
・・ざっくり説明しますと、「日本一」という称号を
  手に入れたい医者の野望のために、若者が2名
  殺された話。よく富士Qのおばけ屋敷のように
  「狂気と戦慄の病棟」とかモチーフになるけど
  まさにそれ。読んでて胸のあたりがざわつくこと
  請け合い。
  海で溺れはしたけれども、自発呼吸が可能だった!
  21歳の若者から「心臓」を奪いとり
  確かに心臓系の病気ではあるけれども、別の方法で
  生きて行く事が充分可能な19歳の患者へ移植。
  その患者も「万全を期した」とは程遠い体制で
 (担当医は当時最新の免疫抑制剤の
  購入方法すら知らなかった!)
  死亡。日本の医学を守るという名目で
  医者業界全体でこの殺人医師(和田寿郎)を守った。
  にしても1968年という、そう遠くない過去の話。
  倫理観の無い奴が医者と士系の仕事に就く事は禁止!
  あと、まむが”ブラックジャックによろしく”
  でもぜひ取り上げてください。

5「発案者不明?!「成田空港」最大のミステリー」
・・昭和の政治家は腹黒い。また多少の事では動じない
  フテブテしさがあった。古来、政治家は金か異性問題で
  失脚する事が多い。某小沢氏のような人間は
  好きになれそうも無いし、
  賞賛するつもりはもとよりないけど
  一方で国民を軽く欺けるぐらいの腹黒さ、
  気概を持つ政治家でないと、海千山千の諸外国と
  対等以上にやりあい、国益を保持することは
  不可能だと思うのである。  
  たとえば清廉をウリとする役人を対ヤクザ
  交渉の矢面に立たせるようなもん。
  この章の、鳩山一郎や河野一郎の無茶苦茶さや
  当時の官僚の強かさを読んで欲しい。
  暴論承知だけど基本的にこういった大きな話は、
  民意なんて反映できるはずもないのだ。
  一方に決定すれば必ずもう一方から反発を食らうもんだ。
  猛烈な批判承知で決定するしか道は無いんだよ。
  息子の鳩山何某が、今沖縄で基地問題でも
  やっぱりもめているがコレも何かの縁だろうな。

3「丸山ワクチンはなぜ「認可」されなかったのか」
・・腹立つよ?この「桜井欽夫(元癌研究会癌化学療法
  センター所長)」って野郎ならびに東大閥って奴。
  彼が丸山ワクチンの製造認可をしなかったんだけど。
  非主流で純粋な研究馬鹿が開発してしまい
  真っ正直すぎる小規模製薬会社が
  組んでしまったことに悲劇があった。

2「府中「3億円」事件で誤認逮捕された男の悲劇」
・・表題のとおり。「誤認逮捕された男の悲劇」です。
  ホント、マスゴミのヒステリーは怖いよ。
  何点か、マスゴミ(特に新聞)の裏側を描いた
  小説とか読んだことあるけど、スッパ抜きとか、
  スクープ合戦とかで記者や新聞の格を決めるの
  止めようよ。そんなの読者は求めていないから。

1「美智子皇后「失声症」の真相」
・・ほんとう、苦労するよね。平凡な家庭に
  嫁入りしても人間関係という苦労の種は
  尽きないというのに。あんな所に嫁入りとなれば。
  まあ、時代錯誤のアホな意識だけをもつ華族が
  どんどん亡くなっているのは救いだけど。
  いろんな政治的な観方は抜きにして
  自分は、美智子妃の旦那様や、皇太子のことを
  ストレートに尊敬してますよ。
  同じ家族を持つ男性として。

4「美空ひばりが「紅白」から消えた日」
・・ヤクザが興行と密着していた以上
  戦後の興行と一緒に成長していった
  美空ひばりおよびその家族がヤクザと
  密着せざるを得なかったのはやむを得ない
  ところなのだが。
  美空ひばり親子に不倶戴天の敵と認識されてしまった
  NHK側の交渉係(故人)さんが
  ひばり親子につい吐いてしまった言葉がある。
  「紅白歌合戦をそんな大仰に捉えないで欲しい
   所詮は歌番組なんだから(意訳)」
  今の自分にはよーくわかります・・が、当時の人間に
  それ言っても伝わらないよ。怒らせるだけだ。
  (実際に親子を怒らせてしまったし)



ひとつ言えるのは、テレビ・新聞といった
マスゴミから、もしわれら民草に伝わる事があるとすれば
それは「なんか事件が起きたらしい・・
ただそれだけ。世で起きた事件の「真相」なぞ
少なくともマスゴミを通しては伝わってくることは絶対にない。
(知ったところで愉快な話はあまりないし)
ってことだけはよーく判りますた。

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2007年06月04日

「たった一人の生還」佐野三治

題名は少し長いけれど
「たった一人の生還―
 「たか号」漂流二十七日間の闘い」

佐野三治著。新潮文庫。

・・まあつまり、内容は題名通りです。

<あらすぢ>
それは一瞬の出来事だった。巨大な崩れ波
「たか号」の転覆、そして艇長の死。
残された6名は救命ボートに乗り移り、
あてどない漂流が始まる。
 こうして栄えある国際外洋ヨットレースは
一転、直面する死との凄絶な闘いが
幕を開けた…。極限状況の27日間を
必死に生きぬき、ただ一人生きて
還った者として、あの海に今も眠る
仲間たちのために、すべてを
書き綴った海と死と生命の記録。


何気なく取ってしまった一冊。
事故のニュース自体は、当時
見た覚えがあるが
ニュースが決して報道し得ない真実
というのだけが持つ「重み」は
ひしひしと伝わってきます。

失礼ながら、作者はこれまで一介の
アマチュアヨットマンであり、会社員であり
当然、小説家ではなかったわけですが
そんな彼が書いたこの本が
その辺の2流小説家が
たとえば想像で書いてみた話なんかよりも
よっぽど心に響くのは
本当に「真実」だから。

それから作者が助かったあとの
マスコミ騒動の描写も
むべなるかな、という気がした。

「それで残された皆さんは
 何を食べてしのいできたのですか?」
新聞記者の質問が心に残る。

要するに記者たちは下世話な回答
「仲間たちの死体を食べることで
 生き抜いてきたのでは?」という
自分達の勝手な想像を彼(生存者)に押し付け、
当の彼からそんな言葉が出てくることを
待っているのである。
ホント「人」じゃない。



自然の脅威とはいえ、作者の目の前で
人が次々と死んでゆく、という
本来、厳粛でなければならない
特に今回のような事故に対する
このあたりのマスコミの度し難さ、浅はかさは
ある意味、「みもの」ですらあると思う。

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2007年05月25日

「ぼくは痴漢じゃない!」鈴木健夫

「ぼくは痴漢じゃない!
 〜冤罪事件643日の記録〜」
鈴木健夫 新潮文庫

結論から言えば・・

「駅で痴漢呼ばわりされても
 本当にやっていないのであれば
 駅事務所、もしくは警察に連行される
 のを従容として受け入れてはいけない!」
(連絡先は教えて立ち去るべき)

「警察の仕事は真実を解明することではなく
 怪しい人間はかたっぱしから
 捕まえるところに過ぎない」

「裁判とは、これまた真実の究明する
 場所ではなく、警察と検察が作り上げた
 作文=「調書」を裁判官に気に入って
 いただけるか否か?を単に
 やり取りする場である」

chikan.jpg

<あらすぢ>
ある朝、通勤電車の乗り換え駅で、若い女性に
腕を掴まれ、「触ったでしょ!」と糾弾された
一人の会社員。駅員に諭され事務室に行くと、
現れた警察官はすでに彼を痴漢扱い。
そのまま留置場に放り込まれ、ベルト
コンベア式に犯人に仕立てあげられて…。
2年の歳月をかけ、仕事と金を失いながらも、
逆転無罪判決を勝ち取った痴漢冤罪被害者の
渾身の手記。

前半は「冤罪体験者渾身の手記」
後半は彼の弁護活動を補佐した
弁護士の口述記。

当然のことながら、作者と弁護士が
一体化しているわけではなく
解決した現在に至るまで
「見解の相違」や、職業の違いからくる
「発想の違い」が垣間見えて
読み比べてみると
本当に面白い。

口述筆記しているのは女性の弁護士なのだが
その柔らかな口調とは裏腹に
かなり辛らつであるのは
(敵、味方、司法界、警察、すべてに対して)
職業柄なのか?それともそういう人間が
「法曹界」に流れてゆくのか?

いや、痴漢容疑で捕まったら
振り切って逃走しろ!では無くてね
後ろ暗くないなら、すぐ弁護士を呼んで
その前で調書をとるべきってこと。
間違っても「天地神明に誓って
やっていないのだから、堂々と
警察に行って証明してやる
」なんて
考えないように。
私人による現行犯逮捕ってことにより
 自動的に逮捕扱いになることも!)

本当に、「痴漢」で悩むかわいそうな
女性も居るのは事実だと思うし。
その反面「痴漢」容疑を押し付けて
金を巻き上げる脅迫グループや、
ネットで知り合う「集団痴漢団」ってのも
居るらしいし、どっちもどっちなんだけど。

どっちでもない自分は
ホント、乗車率150%のときは
バンザイしていますか。
対応策はそれくらいしか無いよ。
(そうすっと今度は
 「スリ」被害にあったり(笑))



それから「病院」にもスキルの上下があるように
「裁判所」そして「裁判官」によって
ラッキー(物分りが良い=話をきちんと聞いてくれる)
な所と、そうでないところがある、というのは
新たな驚きだった。
そりゃあそうだな。

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2006年12月13日

「人間臨終図巻」 山田風太郎 他

「人間臨終図巻」
「人間臨終図巻U」
「人間臨終図巻V」

徳間文庫 山田風太郎

<あらすぢ?>
荘厳・華麗・悲惨・無意味…あらゆる死が
ここにある!十五歳から五十五歳までの
様々な死に方。

いや、書名の通りです。
有名人の生涯を短い順番に並べた本。
どのページからも読むことが出来ます。
これが結構面白くって。

八百屋お七、大石主税、アンネフランク、
天草四郎時貞、藤村操、山口二矢
ジャンヌ・ダルク・・

自己満足な死、美しい死、自己犠牲な死、
無意味な死、おばかな死、単なる悲劇・・・。

自らの生前の功績では人の死に様は
かく在るべし!なんて表現した人物が
イザ自分が死ぬ番になったら
てんで意気地の無い行動に出たりとか。
最後の最後までどうしようもない人が
やっぱり死ぬまでどうしようもない人で
あったり。
また、そこまで「どうしようもない」
人生で徹底するなら
それはそれで「凄いこと」なのかも?
なんて思う死に様も。

作者の「山田風太郎」氏は
沢田研二と真田広之のキスシーンだけが
何かと話題になった角川映画「魔界転生」
の作者として一般的には有名。

その山田風太郎さん自身も
数年前に鬼籍に入りまして
ご自身も「臨終図巻」の一部に
身をもってなりましたが。
(無論、本の中には書いてありませんよ)

自分(PON)はどんな死に方を
望んでいるのか?改めて考える
よいキッカケを得ました。
おトイレに常備するとヨイかも(苦笑)

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「自殺者〜現代日本の118人」
若一光司 幻冬舎アウトロー文庫

<あらすぢ?>
時代とともに変化してゆく自殺の理由。
それはその時代が抱える病に他ならなかった。
終戦直後、出頭を命じられていた戦犯、
近衛文麿から、三島由紀夫、そしてまだ記憶に
新しい可愛かずみ、伊丹十三まで、政治家や
芸術家、芸能人、事件の関係者など
時代を象徴する有名無名の118の死の動機、
背景を克明に追った衝撃の現代自殺史。

ま、あらすじが書いているほど
「克明」かどうかはともかく、
戦後文化史を読み直すには適した本。
風太郎さんの「人間臨終図巻」と
多少、かぶりますけれど。

PONの身近にも
以前、そういう道を
選んでしまった人が居たけど
今、正にトンネルの中に居る
道に迷った人間には
トンネルには出口がある、
という当たり前のことや
そしてトンネルの外に広がる風景や
鳥のさえずりなんて
想像もできないんだよな。

長い人生、たまたま
さしかかったトンネルが
実は青函トンネルみたいなときも
あるんですが。
ええ、PONにも経験はあります。

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2006年12月11日

「死刑囚の最後の瞬間」大塚公子 

「死刑囚の最後の瞬間」
大塚公子 角川文庫

shikeisyuu.jpg

「ノンフィクション作家」の割には
 文が下手なのが文字通り致命的。

一般人にはよく解からない
死刑執行の流れの描写も
それなりに面白かったが
むしろ死刑囚がどんな背景から
「死刑」に値する事件を起こしていったのか?
その過程の記述の方が更に面白かった。

そんなあなたにはコレ
 ↓↓
無限回廊

・・まあいいや。

筆者は死刑廃止論者のようなので、
究極的にはそちら方面へ話を
持って行きたかったようだが
本編自体は、比較的淡々と事実だけが
書かれていて好感が持てた。

すべての「死刑囚」が最後は
聖人君子として立派に死んでいった・・
というような記録集を
書き望んでいたのかもしれないが、
大久保清の例に見られるように
それじゃウソだと気がついたんで
結局、公平に書かざるを得なかった
のかもしれない。
あくまで「推測」ですが。

個人的には「死刑制度」は
必要だと思う。
犯罪抑止力ではなく
遺族の気持ちを少しでも慰める意味で。

ただ、「死刑制度」がきちんと
運用されている間ならばともかく
その制度を権力者が、無理矢理
曲解して利用しはじめたり、
「死刑」を決定しえる人物が
悪意、もしくは判断ミスで
人をそういう状況に
陥れる様になったりしたら、
それは怖い。

先日、驚異的なスピードで
死刑決定、執行された
大阪の宅間守のような事例ばかりなら
解かり易くていいんだけど
世の中あんな例ばかりじゃないからな。

以前「世界のビックリ番組」だか
なんかのアメリカでの話。
無実なのに殺人犯として死刑が確定。
死刑執行ぎりぎりのところで
かろうじて人権派弁護士に救われた
(そのケースでは導入されたばかりの
 DNA鑑定法による再捜査が認められ
 犯人は別人と判明した)
なんて話があったけれど
実際に起こりうるワケだし

自分がもしや冤罪に
巻き込まれたりして
自分の死後に「無実」が判明、
ああ、殺してしまった彼には
非常申し訳ないことをしました
ごめんなさい・・なんて
関係者に謝られても
殺されたわが身には困ってしまう。

人のやることに「絶対」は無いから。

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